Dr. Pooja Jaisingh
Adobe Captivate における目次
Adobe Captivate プロジェクトの目次は自動的に生成できます。プロジェクト内のスライドの階層は目次でも保持されます。グループ化されたスライドは、グループ名の下にサブエントリとして表示されます。スライドとグループの名前は、プロジェクト内と同様に自動的に追加されます。
編集段階では、メインスライドに対する目次の位置を指定できます。実行時に目次の様々な見出しをクリックすると、その見出しに対応するスライドがメインパネルに表示されます。
また様々なオプションを使用して、目次の表示方法を設定できます。設定した後は、再生コントロールや枠線などの他のスキン項目と共にその目次をテーマとして保存できます。
スライドからスライドへのムービーの実行が進む間、目次パネルでは、現在表示されているスライドに対応する目次エントリがハイライト表示されます。
ステータスパネルでチェックマークの付いたスライドは、ユーザーが表示を完了したスライドです。セルフペースの学習者用にプロジェクトを設定して、学習者が前回中断した場所からスライドの表示を再開できるようにすることもできます。
Adobe Captivate の目次の追加とカスタマイズ
目次の作成
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既に開いているオブジェクトで、プロジェクト/目次を選択します。
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プロジェクトの目次を表示するには、オプションを選択してから「目次を表示」を選択します。
スライドグループとスライドは、タイトル付きで、プロジェクトに表示される順序で表示されます。
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プロジェクトをプレビューすると、目次がプロジェクトに表示されます。任意のスライドにジャンプするには、目次のリンクをクリックします。
目次の設定の変更
目次は次のようにカスタマイズできます。
目次の表示方法をカスタマイズできます 。
ムービー再生用のメインパネルに対する目次の位置をカスタマイズできます。ムービー再生用のメインパネル上に目次を重ねて表示することも、実行時に別のパネルとして目次を表示することもできます。
プロジェクトを作成した会社や個人の詳細などのプロジェクト情報を目次パネルに表示できます。
スライドのステータスを実行時にユーザー向けに表示できます。「ステータス」オプションが有効になっている場合は、ユーザーによる表示が完了したスライドの横にチェックマークが表示されます。
ユーザーがプロジェクトを再実行するときに、前回中断したスライドからプロジェクトの表示を再開できるようにします。
目次の設定を変更するには:
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目次エディタの「設定」をクリックします。
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目次の設定ダイアログでは、設定に次のようなラベルが付けられています。
ラベル
説明
1
「オーバーレイ」を選択すると、学習者用の画面上に目次が自動で表示されなくなります。代わりに、画面の隅に表示されるアイコンをクリックして目次を開きます。
目次パネルをメインのムービーパネルから切り離して表示するには、「分割」を選択します。
2
「右」または「左」を選択して、メインのムービーパネルの右側または左側に目次を表示します。
3
目次を拡大:目次と 再生バー がある場合に、目次を単に一番下のスライドまで拡張するのではなく、 再生バー まで拡張するには、このオプションを選択します。
4
実行時オプション
- すべてを折りたたむ:目次の項目を自動的に展開する、または折りたたむには、このオプションを有効または無効にします。
- 検索を表示:目次に検索バーを表示するには、このオプションを選択します。
- 自分のペースで学習:プロジェクトでブックマークを有効にするには、このオプションを選択します。プロジェクトをパブリッシュしてから任意の Web ブラウザーで HTML ファイルを開くことで、ブックマークをテストすることができます。レッスンのスライドをいくつか移動してから、ブラウザーウィンドウを閉じます。HTML ファイルをもう一度開くと、単に最初から開始されるのではなく、「前回停止した位置から続行しますか?」というメッセージが表示されます。
- クイズを検索:目次の一番下に検索バーが表示され、単語または語句を入力することができます。このオプションを有効または無効にすることにより、検索にクイズの質問スライドを含めるかどうかを指定できます。
- トピック時間長の表示:各スライドの時間を目次に表示するオプションを有効にします。
- ステータスフラグ:ユーザーが既に参照した各スライドのステータス列にチェックマークが表示されます。
- クリアボタン:「ステータス」列のチェックマークを削除するボタンを目次の一番下に表示するには、このオプションを有効にします。
- ナビゲーションを有効にする:目次の各ポイントに移動するには、このオプションを有効にします。
- 閲覧したスライド間のみ移動:既に閲覧したスライドにのみナビゲーションできるようにするには、このオプションを有効にします。
- ムービー時間長の表示:ムービーの長さが表示されます。
5
- 展開アイコン:目次の展開モードに使用する画像を選択します。
- 折りたたむアイコン:目次を折りたたむモードに使用する画像を選択します。
詳細については、コミュニティブログを参照してください。
6
幅:目次の幅を変更します。幅はピクセル単位で指定します。
7
テーマ:背景色の選択、マルチレベルテキストのフォントの指定、タイトルおよび目次のアウトラインのデザインの変更などにより、目次をカスタマイズします。
8
自動プレビュー:目次を変更した場合に、その変更のプレビューを表示します。
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変更内容を保存するには、「OK」をクリックします。プロジェクトをプレビューまたはパブリッシュすると、目次にその変更が反映されます。
目次の編成
グループ化されたスライドは、プロジェクト内の階層に基づいて分類されます。グループ内のスライドは、目次のグループ名の下に同じ順序で表示されます。
目次のスライドの階層と分類は変更できます。再編成の影響を受けるのは目次のみであって、プロジェクト内のスライドの順序は影響を受けません。また、目次の特定のスライドエントリを非表示にすることもできます。非表示にしたエントリは、プロジェクトの再生時に目次に表示されません。
お好みに応じて、以下の手順で目次を再編成できます。
スライドを階層の次のサブレベルに移動するには、「目次エントリを右に移動」をクリックします。
スライドを階層の前のレベルに移動するには、「目次エントリを左に移動」をクリックします。
スライドエントリを上下に移動するには、「目次エントリを上に移動」または「目次エントリを下に移動」をクリックします。
目次エントリをドラッグして別の場所に移動することもできます。
- 目次内でグループを作成するには、「フォルダーを作成」をクリックします。目次内でトピックの名前を変更し、その下にスライドを配置します。目次メニューには最大 5 つのサブレベルを作成できます。
目次でスライドをグループ化しても、プロジェクトのスライドがグループ化されるわけではありません。
- 目次からエントリを削除するには、そのエントリを目次で選択し、目次エントリを削除 ()をクリックします。
目次のエントリを非表示にしても、スライドがプロジェクトから削除されるわけではありません。
- プロジェクトの再生時に目次のスライドエントリを非表示にするには、目の形のアイコンの下で、そのスライドのオプションを選択解除します。そのスライドがプロジェクトから削除されるわけではありません。
目次への変更を破棄してデフォルトエントリを表示するには、「目次のリセット」をクリックします。
目次を作成した後でプロジェクトを再編成しても、変更が自動的に反映されるわけではありません。変更を表示するには、目次をリセットします。目次の作成後に追加した新しいスライドは、目次をリセットすると、非表示エントリとして表示されます。目次のエントリを有効にするには、目の形のアイコンの下にあるチェックボックスを選択します。
オプションを変更したときに、スキンに加えた変更をプレビューしないようにするには、「設定」をクリックし、目次の設定ダイアログボックスで、「自動プレビュー」オプションを選択解除します。
目次のロックまたはロック解除
目次を一時的にロックすることができるため、重要なスライドではクリックを不可にして、その後ナビゲーションを再度有効にすることができます。
目次をロックするには、プロパティインスペクターのスライドの「入力時」または「終了時」で、変数 cpLockTOC を1 に設定します。
目次のナビゲーション機能を再度有効にする(目次をロック解除)には、cpLockTOC変数を 0 に設定します。スライド終了時に目次のロックを解除するには、スライドのプロパティを表示し、「終了時」フィールドを以下のように設定します。
または、スライドの「入力時」または「終了時」で、目次のロックおよびロック解除のアクションを直接指定することができます。
目次パネルにおけるプロジェクト情報の表示
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プロジェクト/目次を選択します。
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「情報」をクリックします。目次情報ダイアログボックスが表示されます。
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作成者または会社に関する詳細を対応するフィールドに入力します。
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環境設定ダイアログボックスのプロジェクト情報メニューで設定した情報を使用するには、「プロジェクト情報」をクリックします。環境設定ダイアログボックスの情報が、対応するフィールドに追加されます。
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フィールドに入力した情報を消去するには、「情報をクリア」をクリックします。
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ダイアログボックスで行った変更を即座にプレビューパネルに反映するには、「自動プレビュー」を選択します。
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「写真」セクションで、参照アイコンをクリックして、パネルに表示する画像を選択します。この画像には、組織のロゴや、プロジェクト内の重要なスライドのスナップショットなどを使用できます。
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プロジェクト情報フィールドの文字書式を変更するには、「フォント設定」をクリックして、プロジェクト情報のフォントスタイルを指定します。
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「フォント設定」リストからフィールドを選択します。
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「フォント」リストでフォントファミリーを選択し、スタイル(標準、イタリック、アンダーライン)をクリックします。
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文字のサイズと色を指定します。
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実行時のスライドの長さとステータスの表示
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プロジェクト/目次を選択します。
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「設定」をクリックします。目次の設定ダイアログボックスが表示されます。
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ムービーの再生時にスライドの長さを表示するには、「実行時」オプションの「長さを表示」を選択します。
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表示したスライドにチェックマークを付けるには、「ステータスフラグ」を選択します。
「ステータス」オプションが選択されている場合は、ユーザーによる表示が完了したスライドの横にチェックマークが表示されます。
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実行時にクリアボタンをユーザーに表示するには、「クリアボタン」を選択します。「クリアボタン」をクリックすると、ムービーからすべてのステータスフラグが削除されます。
目次における検索の有効化
Adobe Captivate では、スライドとラベルの両方でコンテンツが検索されます。質問スライドで検索が行われるのは、設定パネルのオプションを有効にした場合のみです。
プロジェクト/目次を選択します。
「設定」をクリックします。目次の設定ダイアログボックスが表示されます。
目次に検索フィールドを表示するには、「検索を表示」を選択します。
ユーザーが質問スライドのコンテンツを検索できるようにするには、「質問を検索」を選択します。
ナビゲーションの有効化 / 無効化
ナビゲーションを無効にすると、ユーザーは目次を通じてのナビゲーションができなくなります。
プロジェクト/目次を選択します。
目次パネルの「設定」をクリックします。
「ナビゲーションを有効にする」のオン / オフを切り替えます。
プレビューの有効化 / 無効化
目次の設定ダイアログボックスまたは目次情報ダイアログボックスで目次を変更するたびに、変更後の目次がプレビューパネルに表示されます。プレビューにより、様々なオプションを試して最もニーズに合った設定を行うことができます。既に目次の設定が終わっている場合は、対応するダイアログボックスでこのオプションを無効にすることができます。
プロジェクト/目次を選択します。
「設定」をクリックします。目次の設定ダイアログボックスが表示されます。
「自動プレビュー」の選択を解除します。
セッション再開の有効化
セルフペース学習環境では、ユーザーが前回中断した場所からプロジェクトの表示を再開できるようにするオプションを設定できます。ステータスフラグは、プロジェクトを閉じた後もリセットされません。次にユーザーがムービーを再生するときには、フラグ付けされていないスライドからプロジェクトの再生が再開されます。
プロジェクト/目次を選択します。
目次パネルの「設定」をクリックします。
「自分のペースで学習」を選択します。
テーマの一部としての目次設定の保存
目次設定に加えた変更は、再生コントロールや枠線などの他のスキン設定と共にテーマとして保存できます。保存したテーマは他のプロジェクトで再利用できます。
スキンダイアログボックスで目次パネルとその他のオプションに変更を加えたら、保存アイコンをクリックします。
テーマの固有の名前を入力し、「OK」をクリックします。
サンプルプロジェクトのダウンロード
Captivate で魅力的な学習コンテンツを作成する方法の詳細については、次のプロジェクトをダウンロードします。