スキン

Adobe Captivate にはデフォルトのスキンが用意されています。カスタマイズしたスキンを作成するには、スキンエディターで様々なオプションを変更し、その変更をテーマとして保存します。Adobe Captivate のスキンには、再生コントロール、枠線、目次があります。

再生コントロール

再生コントロールは、再生バーと進行状況バーで構成されます。これらのバーを使用して、ユーザーは再生時にムービーを制御できます。再生バーには、ムービーの動作を制御するボタンが表示されます。進行状況バーは、ムービーの進行状況を追跡し、現在のスライドの位置を示します。

スキンエディター(プロジェクト/スキンエディター)を使用して、再生コントロールの外観を変更できます。再生コントロールの次のオプションをカスタマイズできます。

再生コントロールを表示

ムービーを再生するときに再生コントロールオプションをユーザーに対して表示するかどうかを指定できます。

クイズ内で再生バーを非表示にする

質問スライドの再生バーを非表示にできます。

注意:

プリテスト質問スライドでは、再生バーは常に非表示です。

再生バーのオーバーレイ

コンテンツ上に再生バーを配置できます。再生バーは、余分のスペースを必要としません。このオプションは、作成者の希望によりムービーのサイズを維持したい場合に便利です。

位置

ムービーに対する再生バーの位置です。ムービーの 4 辺のいずれかに再生バーを配置できます。

レイアウト

ムービーに対するツールバーの配置です。再生バーコントロールを、中央に配置したり、左端または右端に揃えたり、ムービーの幅いっぱいに広げたりできます。

再生/一時停止

ユーザーがプロジェクトの一時停止と再開を行うことができます。

最初に戻る

ムービーを最初のスライドから再生します。

進む

プレイヘッドを次のスライドに移動します。

クローズドキャプション

プロジェクトにクローズドキャプションを表示します。クローズドキャプション設定ダイアログボックスを使用して、クローズドキャプション内のテキストの外観を変更します。

戻る

前のスライドに戻ることができます。

閉じる

プロジェクトを終了できます。このボタンでは、ウィンドウをすばやく閉じることができるため、フルスクリーンプロジェクトで役立ちます。

ミュート

ユーザーが音声をオフにできます。

進行状況バー

プロジェクトの進行状況を確認できます。進行状況バーの再生ヘッドをドラッグすることで、プロジェクト内を前後に移動することもできます。

早送り

ムービーを通常の速度の 2 倍または 4 倍で再生します。

アルファ

再生バーの背景色の透明度を示します。

実行時にツールヒントを非表示にする

プレゼンテーションのスタイルに適していないと判断した場合、ツールヒントを無効にできます。

テーマ

デフォルトでは、「テーマ」セクションの設定値は、プロジェクトに現在適用されているテーマから継承されます。

再生バー

再生時にムービーを制御するボタンが配置されます。再生バーメニューには、Adobe Captivate で再生バーに使用できるスキンが表示されます。

再生バー 2 行

プログレスバーと再生コントロールを別の行に表示します。

再生カラー

再生バーの様々な部分に使用する色を示します。ボックスをクリックして色を変更します。

注意:

プロジェクトのテーマを保存する(テーマ/テーマを保存)場合は、スキンエディターのテーマ設定の変更も保存します。

プロジェクトの枠線

スキンエディターダイアログボックスを使用して、プロジェクトを囲む枠線のスタイル、サイズ、テクスチャおよび幅を指定できます。

枠線を表示

ムービーに枠線を有効または無効にできます。ボタンは、枠線を追加するプロジェクトウィンドウの辺を表します。任意に組み合わせた辺に枠線を指定できます。

スタイル

枠線の端のシェイプを決定します。枠線の角は、鋭角にすることも丸くすることもできます。

テクスチャ

枠線のテクスチャに使用するイメージを選択できます。テクスチャを選択すると、枠線の色の設定が上書きされます。枠線に対して特定の色を選択するには、「テクスチャ」リストから「なし」を選択します。

プロジェクトの枠線の太さを表示します。

プロジェクトの枠線の色を表示します。カラーパレットやスポイトを使用して、画面の色を選択してコピーすることもできます。

HTML 背景色

プロジェクトの周囲の背景領域の色を表示します。

カスタムの Flash 再生コントロール

プロジェクト用のカスタムの Flash 再生コントロールを作成できます。

カスタムの SWF 再生バーコントロールを作成する場合は、次のガイドラインに従います。

  • スキンのソース FLA ファイルを C:¥Program Files¥Adobe¥Adobe Captivate 6¥Templates¥PlaybackFLA に保存します.

  • コントロール名やシンボルは変更しないでください。

  • 再生バーは、pbcBar_mc というインスタンス名でステージ上に配置する必要があります。

  • ライブラリ内に再生バーの識別子 cpPlaybar が必要です。

  • ライブラリ内の cpPlaybar に対して「アクションスクリプト用に書き出し」オプションを選択する必要があります。

  • アクションレイヤーのアクションは変更しないでください。

  • すべてのボタンはライブラリルートに格納する必要があります。

  • 登録ポイントは変更しないでください。次のシンボルを除くすべてのシンボルの登録ポイントは、中央にあります(編集で重要)。

    • - icoProgress(左上)

    • - icoThumb(中央上)

    • - icoThumbBase(左上)

  • スキンのパブリッシュされた SWF ファイルを次の場所に保存します。

    <インストールディレクトリ>\Gallery\Widgets\Playbars、/Applications/Adobe Captivate 6/Gallery/Widgets/Playbars(Mac OS)。 スキンエディターは、ここからファイルを取得します。

Flash ボタンの名前付け規則

各 SWF ボタンには、ボタンレイヤー、アイコンレイヤー、およびアクションレイヤーの 3 つのレイヤーが含まれます。

SWF ファイル名には以下の要素が含まれています。

  • 再生コントロールの略語(「pbc」)

  • 再生エレメントの ID(ボタンの場合「Btn」、バーの場合「Bar」など)

  • ボタンの名前(「play」)

スキンのプレビュー

スキンエディターダイアログボックスから、プロジェクトスキンに加えた変更をプレビューできます。ボタンの色の設定、メニューの追加または削除、再生バーの位置の設定を行うたびに、その変更がプレビューに即座に反映されます。

スキンプレビューには、プロジェクトの最初のスライドが表示されます。背景画像(存在する場合)またはスライドの色が表示されます。最初のスライド上のオブジェクトは、スキンプレビューに表示されません。

注意:

大きな背景画像がある場合、スキンプレビューは遅くなります。この対策として、スキンダイアログの設定時に空白のスライドを挿入し、それを最初のスライドとして設定できます。次にスキンエディターダイアログボックスを開き、スキンの変更を設定します。これらの変更を行った後で、最初のスライドを非表示にすることができます。背景画像を持つ次のスライドが、最終的な確認のためにスキンプレビューに表示されます。

カスタマイズしたスキンの保存

スキンエディターでオプションをカスタマイズした後、カスタマイズしたオプションのセットをテーマとして保存できます。テーマは、スキンエディターのスキンメニューに追加されます。次回、カスタマイズされたスキンをプロジェクトに使用する場合は、メニューからスキンを選択します。

  1. プロジェクト/スキンエディターを選択します。

  2. 環境設定に従って、ダイアログボックスで設定をカスタマイズします。

  3. 保存アイコンをクリックし、名前を付けて保存ダイアログボックスでテーマの名前を入力します。「OK」をクリックします。

保存した新しいスキンが「スキン」リストに表示されます。

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