すべてのアカウントとプロジェクトを機能させるのに必要なユーザー ID(Adobe ID、Enterprise ID、または Federated ID)は 1 つだけです。同一のユーザー ID に様々なアカウントやプロジェクトの様々なロールを割り当てることができます。異なるライセンシーのプロジェクトで作業する場合も例外ではありません。
ライセンスには 1 つ以上のアカウントが含まれます。例えば、ライセンスには、ヨーロッパ、北米、アジアの個別のアカウントを含めることができます。それぞれのアカウントには、各マスターアカウントのユーザー ID に関連付けられたマスター管理者が含まれます。最初のマスター管理者は、最初のマスター管理者と同じ機能を持つ追加のアカウント管理ロールを割り当てることができます。マスター管理者は、そのアカウントのプロジェクトやロールの作成を担当します。各プロジェクトについて、マスター管理者はユーザー ID に基づいてユーザーを追加し、それらのユーザーにロールまたは権限を割り当てることができます。これらをユーザーアカウントと呼びます。
注意:
各アカウントのマスター管理者の数は制限することをお勧めします。代わりに、マスター管理者がユーザーをプロジェクトに割り当てて、各ユーザーにそれぞれのプロジェクトで必要な権限のみを付与してください。

アカウントは会社または発行者を表します。マスター管理者はプロジェクトを作成します。プロジェクトはアプリの情報を定義します。マスター管理者は、ユーザーをプロジェクトに割り当てるときに、各ユーザーのロールおよび権限を指定します。各ロールには、有効にできる権限設定が含まれています。
例えば、ACME Corporation は世界規模で事業を展開し、各地域が独自のアプリケーションを管理しています。各地域はマスターアカウントを保有し、そのアカウントにはマスター管理者が割り当てられています。アカウントごとに、マスター管理者はプロジェクトを作成し、それらのプロジェクトにユーザーを割り当てます。様々なプロジェクトの異なる権限を同じユーザーに付与することができます。
ACME ユーザーは次のように設定することができます。
Adobe ID | アカウント | プロジェクト | 権限 |
jay@acme.com | ACME North America | Widgets Weekly Gadgets Galore ACME Annual Reports |
マスター管理者 |
jay@acme.com | ACME Europe | ACME Bambinos ACME Estilos ACME Annual Reports |
通知 コンテンツプロデューサー コンテンツの作成 |
jay@acme.com | ACME Asia | Widgets Weekly Asia | コンテンツプロデューサー |
この例では、このユーザーは同一のユーザー ID を 3 種類のアカウントとそれらのアカウント内の 7 種類のプロジェクトに使用しています。ログイン後に利用可能なオプションは、各プロジェクトでユーザーが割り当てられている権限によって異なります。
ユーザー ID を使用してログインするとき、複数のアカウントの使用権を持っている場合は、どのアカウントを使用するかを選択します。次に、使用するアカウント内のプロジェクトを選択します。
- 別のプロジェクトに切り替える場合は、ポップアップメニューからプロジェクトを選択します。


マスター管理者のみがロールの作成と編集を行うことができます。ロールを作成するとき、権限が割り当てられている任意のユーザーの機能(または権限)を有効にします。例えば、アプリの作成権限を持つロールと、コンテンツの作成および公開権限を持つ別のロールを作成できます。ユーザーをプロジェクトに追加する際、マスター管理者(またはプロジェクトの管理権限を持つユーザー)は、これらのロールをユーザーごとに割り当てるか、カスタム権限を選択します。
様々なロールや権限を様々なユーザーに割り当て、アプリの作成やコンテンツの作成および公開などの様々なタスクの操作をユーザーに許可します。ユーザーまたはロールごとに個別のユーザー ID を作成する必要はありません。ユーザー ID をロールや権限の異なる様々なアカウントや各アカウント内の様々なプロジェクトに割り当てることができます。
このタスクを実行するには、マスター管理者アカウントまたは「プロジェクトとユーザーを管理」権限を持つユーザーアカウントを使用する必要があります。
「管理者」タブを使用して、アカウントに管理者を追加します。ユーザー ID にマスター管理者ロールを割り当てる場合、ユーザーに完全なアカウントアクセス権限を付与するか、サポート情報への会社レベルのアクセス権限のみを付与するかを選択できます。
- マスター管理者アカウントを使用してポータルにログインします。
- ポータルで、左のナビゲーションバーにある「マスター設定」をクリックし、さらに「管理者」をクリックします。
- 「管理者」をクリックし、追加するユーザーのユーザー ID を指定します。
- 会社レベルの権限ダイアログボックスで、ユーザーにすべてのマスター管理者権限を付与する場合は「すべての権限」を選択します。ユーザーにサポート情報や解析などの会社レベルの権限へのアクセスのみを許可する場合は「アクセスサポート」を選択します。「OK」をクリックします。