複数のオーサリングツールを使用して、アプリ用のコンテンツを作成できます。InDesign はそのうちの 1 つです。InDesign で、レイアウトを作成し、必要に応じてインタラクティブオーバーレイを追加した後、書き出しダイアログボックスを使用して記事ファイルを書き出します。
InDesign を使用して作成した固定レイアウトの記事を、スマートフォンとタブレットのサポートされる任意のデバイスに、必要に応じてサイズ調整およびレターボックス処理を行って表示できます。
- 印刷パブリケーションに使用されるドキュメントを変換する場合は、デジタルパブリッシング用に新しいドキュメントを作成し、アセットをコピーすることをお勧めします。
- 「見開きページ」を解除します。
- 記事がスムーズスクロールとして書き出される場合を除き、ページツールではページサイズを変更しません。
- 記事ファイルが大きくなるのを防ぐため、ビデオには適切なサイズの MP4 ファイルを、画像シーケンスや画像のパン&ズームには適切なサイズの JPEG および PNG ファイルを使用してください。
- 非インタラクティブな画像やスライドショーの画像には、PSD、TIFF、AI、PDF、JPEG など、任意の画像形式を使用できます。記事またはレイアウトを作成するときに、各ページの非インタラクティブオブジェクトは圧縮され、PDF に変換されます。スライドショーとボタンの画像も同じように、圧縮された PNG ファイルになります。
- InDesign ドキュメントで PDF ファイルを配置する場合は、分割・統合していない PDF 1.4 以降を使用して、不要な白線が表示されないようにします。
- カラーを正確に再現するために、CMYK や LAB ではなく RGB カラーの画像を使用します。
InDesign には、AEM Mobile 記事用のソースファイルを簡単に作成できる複数の機能があります。
- 新規ドキュメントダイアログボックスでの「デジタルパブリッシング」の設定
- 代替レイアウト
- Overlays パネル
- オブジェクトステートやボタンとフォームなどのパネル
ソースファイルを作成するときは、見開きページは使用せず、必ず 1 ページが 1 スプレッドになるようにしてください。
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- 「ページサイズ」で、iPad など、対象となるデバイスを指定します。必要に応じて、幅と高さの値を変更します。
- 書き出した記事ファイルは、任意のタブレットまたはスマートフォンに表示できるように、必要に応じて拡大、縮小、レターボックス処理されます。
- iPad が対象の場合は、1024x768 ピクセルを使用することをお勧めします。iPhone が対象の場合は、1136x640 ピクセルを使用することをお勧めします(または、1024x768 の iPad ドキュメントに対して同じオブジェクトおよびテキストサイズを維持するには 568x320)。
- 記事でスムーズスクロールを有効にする場合は、カスタムのページサイズを指定します(例:1024x3000、768x2000)。記事を書き出すときは、スムーズスクロールオプションを必ず選択します。
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デジタルパブリッシングワークフローでは、InDesign のインタラクティブ機能は一部サポートされません。例えば、アニメーションパネルで作成されたアニメーションはサポートされません。
パノラマを除くすべてのオーバーレイがサポートされます。オーバーレイの作成について詳しくは、InDesign でのインタラクティブオーバーレイの作成を参照してください。
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ツールの最新バージョンを使用していることを確認するには、InDesign でヘルプ/アップデートを選択し、アップデーターを実行します。詳しくは、AEM Mobile のインストールとセットアップを参照してください。
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「ターゲットデバイス」の選択は、サイズを指定する簡単な方法です。サイズの指定は、スムーズスクロール記事の場合に特に重要です。例えば、ソースレイアウトが 768x3000 の場合、記事がスクロールできるよう iPad(768x1024)サイズを指定する必要があります。ソースレイアウトサイズ(768x3000)を指定する場合、記事全体が 1 ページに表示されます。ソースレイアウトに複数のページが含まれる場合、スムーズスクロールオプションを利用できません。
スムーズスクロールではない記事の場合は、ターゲットのサイズとレイアウトを同じ縦横比にすることをお勧めします。つまり、1136x640 レイアウトの場合は iPad を選択しないでください。
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オンデマンドポータル(https://aemmobile.adobe.com)の「コンテンツとレイアウト」セクションで、書き出した記事ファイルを適切な記事にアップロードします。AEM Mobile での記事の管理を参照してください。