InCopy で、以下のいずれかの操作を行います。
- Windows XP では、ツール/フォルダ オプションを選択します。
- Windows Vista では、整理/フォルダと検索のオプションを選択します。
Extensions.txt ファイルと MMDocumentTypes.xml ファイルを編集して、Dreamweaver で新しいファイルタイプを認識させる方法について説明します。
Dreamweaver で以下の問題のトラブルシューティングを行う場合は、この記事をお読みください。
Dreamweaver には、出荷時に、多数の異なるファイルタイプを編集および表示できる機能が搭載されています。この記事では、Extensions.txt ファイルと MMDocumentTypes.xml ファイルを編集して、Dreamweaver で新しいファイルタイプが認識されるようにカスタマイズする方法を中心に説明します。ユーザーは、コードビューで開く設定を行って、設計ビューで新しいファイルタイプを確認することもできます。
この記事では、MMDocumentTypes.xml ファイルの編集の基本的側面についてのみ説明します。このファイルの編集の詳細については、「Dreamweaver 内から Dreamweaver を拡張する」を参照してください。ヘルプ/Dreamweaver の拡張をクリックし、MMDocumentTypes.xml を検索します。
Dreamweaver によって認識されないファイルを開くと、"Can't find a valid editor for this file extension." (このファイル拡張子に有効なエディタが見つかりません)というエラーメッセージが表示されます。Dreamweaver で認識される拡張機能のリストに新しい拡張機能を追加できます。新しい拡張子を追加するには、Extensions.txt ファイルを編集します。また、Extensions.txt ファイルのエントリは、ファイル/開くおよびファイル/保存ダイアログボックスにファイルがリストされる順序も制御します。例えば、.inc ファイルタイプを Dreamweaver に追加します。
メモ:この手順では、隠しファイル、隠しフォルダー、既知のファイルタイプの拡張子を見つける必要があります。デフォルトでは、Windows エクスプローラーは、隠しファイル、隠しフォルダー、システムが認識するファイル名拡張子は表示しません。
隠しファイル、隠しフォルダー、既知のファイルタイプの拡張子を表示する場合:
InCopy で、以下のいずれかの操作を行います。
フォルダ オプションダイアログボックスで「表示」タブをクリックします。
詳細設定で、「すべてのファイルとフォルダーを表示する」を選択します。
「登録されている拡張子は表示しない」の選択を解除します。
「OK」をクリックします。
Extensions.txt ファイルにファイルタイプを追加する場合:
Dreamweaver ユーザー設定フォルダで、Extensions.txt ファイルを見つけます。このフォルダの場所は、ご使用のオペレーティングシステムと、Dreamweaver のバージョンによって異なります。
メモ:このファイルに対する編集の内容は、現在のユーザーにのみ適用されます。ユーザープロファイル内で行われるファイルの変更内容は、他のユーザーには適用されません。マルチユーザー環境で Dreamweaver 設定ファイルを手動で編集する手順の詳細については、「マルチユーザ環境での Dreamweaver のカスタマイズ」を参照してください。
任意の外部エディタ(メモ帳や Text Editor など)で Extensions.txt を開きます。
Dreamweaver 内では Dreamweaver 設定ファイルを変更しないでください。
All Documents 行に拡張子を追加します。各拡張子には大文字を使用し、カンマで区切る必要があります。例: HTML、HTM、SHTM、SHTML、INC
拡張子を既存のドキュメントグループに追加するには、目的のグループの拡張子リストに拡張子を追加します。新しい文書グループを追加するには、新しい文書タイプと、対応する拡張子のリストを記述した新しい行を追加します。例: INC:Include Files
また、この行は、既にファイル内にある Server Side Include リストにも追加できます。
変更内容を見るには、Dreamweaver を開いて、新しく追加したファイル拡張子をもつファイルを開きます。ファイルは Dreamweaver のコードビューでのみ開きます。
ファイル/名前を付けて保存を選択して、「名前を付けて保存」ポップアップメニューをクリックします。Include Files のオプションで、認識されたファイル拡張子として *.inc オプションが表示されます。ファイル/開くの「ファイルタイプ」ポップアップメニューにも同じオプションが表示されます。
拡張子が一覧される順序は、ファイル/開くダイアログボックスとファイル/保存ダイアログボックスの表示順序と同じです。
設計ビュー、カラーコーディング、およびサーバービヘイビアー機能を使用するには、次のセクションで説明する要領で MMDocumentTypes.xml ファイルを編集します。
MMDocumentTypes.xml ファイルには、既知の文書タイプごとに、サーバーモデル、カラーコーディングスタイル、説明などに関する情報が記述されています。
Extension.txt ファイルへの拡張子の追加に加えて、新しい拡張子を対応する文書タイプのファイル拡張子リストに追加する必要もあります。上記を行わない場合、Dreamweaver はこのファイルタイプの表示方法を認識しません。すると、Dreamweaver は、デフォルトでは、コードビューでファイルを開きます。
この拡張子がいずれの定義済み文書タイプにも関連付けられていない場合は、新しい文書タイプが作成されます。新しい文書の作成については、Dreamweaver 内から「Dreamweaver の拡張」を参照してください(ヘルプ/Dreamweaver の拡張をクリックし、MMDocumentTypes.xml で検索します)。
メモ:この記事では、「文書タイプ定義」とは、Dreamweaver に認識される文書に関する情報が記載されるファイルを指します。文書タイプ定義は、XML 文書で言及される「DTD」と混同しないでください。
以下の手順を実行して、MMDocumentTypes.xml ファイルで文書タイプ定義に拡張子を追加します。
任意の外部エディタ(メモ帳や Text Editor など)で、 MMDocumentTypes.xml を開きます。
Dreamweaver を使用して Dreamweaver 設定ファイルを変更しないでください。
目的の文書タイプのタグセットを見つけます。
以下に、MMDocumentTypes.xml ファイルからの HTML 文書に関するデフォルトの文書タイプ定義を示します。
<documenttype id="HTML" internaltype="HTML" winfileextension="html,htm,shtml,shtm,stm,tpl,lasso,xhtml" macfileextension="html,htm,shtml,shtm,tpl,lasso,xhtml,ssi" writebyteordermark="false">
documenttype タグの winfileextension 属性と macfileextension 属性に拡張子を追加します。例えば、winfileextension="html,htm,shtml,shtm,stm,tpl,lasso,xhtml,inc"
上記のコードは、Dreamweaver が HTML ファイルとして処理するファイルのリストに INC ファイル拡張子を追加します。このファイルタイプについて、macOS 版リストと Windows 版リストに拡張機能を追加すると、Dreamweaver はデザインビューでこのファイルタイプを開きます。
変更内容を表示するには、Dreamweaver を開き、新しく追加したファイル拡張子を持つファイルを開きます。
これで、デザインビュー、コードカラリング、およびサーバービヘイビアー機能(該当する場合)が動作します。
拡張子を一覧する順序は重要です。拡張子リストにある最初の拡張子は、このファイルタイプに使用される既定の拡張子です。
MMDocumentTypes.xml のバックアップを作成し、それを Configuration/DocumentTypes フォルダーの下に残すと、Dreamweaver の起動時に複数の警告メッセージがポップアップします。
次のようなエラーメッセージが表示されます。'The Document Type "HTML" will not be added because it uses a file extension that is already associated with a prior Document Type.' (文書タイプ "HTML" は、前の文書タイプにすでに関連付けられているファイル拡張子を使用するので、追加されません)
また、MMDocumentTypes.xml に同じファイルタイプを複数回リストした場合も、このエラーメッセージが表示されます。
これらの警告メッセージの出現を止めるには、MMDocumentTypes.xml ファイルのバックアップコピーを Configuration/DocumentTypes フォルダーの外に出す必要があります。
最後の手順は、ファイルタイプまたはエディタの環境設定値(編集/環境設定)をチェックして、このファイル拡張子が「コードビューで開く」フィールドのリストに表示されていないことを確認します。デフォルトでは、INC ファイル拡張子はこのリストに表示されています。コードビューで開くリストから「.inc」を削除すると、この拡張子を持つファイルをデザインビューで表示できます。
MMDocumentTypes.xml ファイルを追加する手順を実行したら、以下の手順に進んで、カスタムファイルタイプでコードカラリングを有効にします。
Dreamweaver アプリケーションを終了します。
テキストエディターを使用して、以下の場所から brackets.json ファイルを開きます。
Windows:%appdata%\Adobe\Dreamweaver CC xxxx\en_US\Configuration\Brackets\brackets.json
macOS:~/Library/Application Support/Adobe/Dreamweaver CC XXXX/en_US/Configuration/Brackets/brackets.json
ここで、xxxx は Dreamweaver バージョンを指します。例: 2017。
.json ファイルで、最後のキー/値ペアの後に、次の区切り文字(カンマ)を入力し、このテキストを入力します。
"language.fileExtensions": { ".ext": "php" }
.ext をカンマ区切りファイル拡張子(コードカラリングを追加する対象)のリストで置き換えます。
php を目的の文書タイプで置き換えます。サポートされる文書タイプは以下のとおりです。
ファイルを保存し、Dreamweaver を再起動します。
Dreamweaver でファイルタイプを変更する詳細については、「Dreamweaver の拡張」を参照してください。