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概要

AEM でのリレーショナルデータベース永続性のサポートは、Document Microkernel を使用して実装されています。Document Microkernel は、MongoDB 永続性の実装にも使用されている基盤です。

このサポートは、Mongo Java API に基づいた Java API により構成されています。BlobStore API の実装も提供されています。デフォルトで、Blob はデータベース内に保存されます。

実装詳細について詳しくは、RDBDocumentStore および RDBBlobStore のドキュメントを参照してください。

注意:

PostgreSQL 9.4 もサポートされていますが、デモ目的に限られます。本番環境では使用できません。

サポートされているデータベース

次のデータベースは、AEM で完全にサポートされています。

  • DB2 10.5
  • Oracle 12c

AEM では、次のデータベースに対する試行的サポートも提供されています。

  • MySQL
  • MariaDB
  • Microsoft SQL Server

設定手順

リポジトリは、DocumentNodeStoreService OSGi サービスを設定することで作成されます。このサービスは、MongoDB に加えてリレーショナルデータベース永続性もサポートするように拡張されています。

このサービスが動作するためには、AEM でデータソースを設定する必要があります。この設定は、org.apache.sling.datasource.DataSourceFactory.config ファイルを使用しておこないます。ローカル設定内の OSGi バンドルとは別に、対応するデータベースの JDBC ドライバを指定する必要があります。

JDBC ドライバ用の OSGi バンドルの作成手順については、Apache Sling Web サイトのこちらのドキュメントを参照してください。

バンドルを配置したら、AEM に RDB 永続性を設定するための次の手順に従ってください。

  1. データベースのデーモンが起動しており、AEM で使用するためのアクティブなデータベースがあることを確認します。 

  2. AEM 6.3 jar をインストールディレクトリにコピーします。

  3. インストールディレクトリ内に crx-quickstart\install というフォルダーを作成します。

  4. ドキュメントノードストアを設定するために、この crx-quickstart\install ディレクトリ内に、次の名前の設定ファイルを作成します。

    • org.apache.jackrabbit.oak.plugins.document.DocumentNodeStoreService.config
  5. データソースと JDBC パラメーターを設定するために、この crx-quickstart\install フォルダー内に、また別の次の名前の設定ファイルを作成します。

    • org.apache.sling.datasource.DataSourceFactory-oak.config

    注意:

    サポートされているそれぞれのデータベースに関するデータソース設定について詳しくは、データソース設定オプションを参照してください。

  6. 次に、AEM で使用する JDBC OSGi バンドルを準備します。

    1. crx-quickstart/install フォルダーで、9 という名前のフォルダーを作成します。
    2. この新しいフォルダー内に JDBC jar を配置します。
  7. 最後に、crx3 および crx3rdb 実行モードで AEM を起動します。

    java -jar quickstart.jar -r crx3,crx3rdb

データソース設定オプション

AEM とデータベース永続性レイヤー間の通信のために必要になるパラメーターの設定には、org.apache.sling.datasource.DataSourceFactory-oak.config OSGi 設定を使用します。

以下の設定オプションを使用できます。

  • datasource.name:データソース名。デフォルトは oak です。
  • url:JDBC で使用する必要のあるデータベースの URL 文字列。データベースタイプごとに独自の URL 文字列の形式が設定されています。詳しくは、後述の URL 文字列の形式を参照してください。
  • driverClassName:JDBC ドライバのクラス名。使用するデータベースおよびそのデータベースへの接続に必要なドライバによって、クラス名は異なります。AEM でサポートされているすべてのデータベースのクラス名は以下のとおりです。
    • org.postgresql.Driver(PostgreSQL)
    • com.ibm.db2.jcc.DB2Driver(DB2)
    • oracle.jdbc.OracleDriver(Oracle)
    • com.mysql.jdbc.Driver(MySQL および MariaDB、試行用)
    • com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver(Microsoft SQL Server、試行用)
  • username:データベースを実行するユーザーのユーザー名。
  • password:データベースのパスワード。

URL 文字列の形式

データソース設定では、使用する必要のあるデータベースタイプに応じて、異なる URL 文字列の形式を使用します。以下に、AEM で現在サポートされているデータベース向けの形式を一覧で示します。

  • jdbc:postgresql:databasename(PostgreSQL)
  • jdbc:db2://localhost:port/databasename(DB2)
  • jdbc:oracle:thin:localhost:port:SID(Oracle)
  • jdbc:mysql://localhost:3306/databasename(MySQL および MariaDB、試行用)
  • jdbc:sqlserver://localhost:1453;databaseName=name(Microsoft SQL Server、試行用)

既知の制限事項

単一データベースに対する複数の AEM インスタンスの同時使用は RDBMS の永続性によってサポートされますが、同時インストールはサポートされません。

この制限を回避するには、まず 1 つのメンバーでインストールを実行し、最初のインストールが完了した後、他のメンバーを追加します。

 

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