FrameMaker の CMS としての Adobe CQ について

この FrameMaker CQ コネクターを使用すると、Adobe CQ に接続して Adobe CQ を Web コンテンツ管理システムとして使用し、そのデジタルアセット管理(DAM)機能を使用することができます。
CQ DAM では、デジタルアセットの検出、共有、コメント付け、改訂、パブリッシュが容易です。CQ DAM は、通常、デジタルメディアアセットに対する許可ベースの共有アクセスに、グローバルアクセス可能なリポジトリを使用します。アイデアのワークフローベースの共有には、Web ベースの共有ワークスペースを使用します。

メタデータ XMP

FrameMaker では DAM FrameMaker アセットの CQ メタデータの編集と更新のサポートを提供し、それによってファイルとバージョンの管理が簡素化します。XMP メタデータはプラットフォームに依存しないので、ご使用の CMS のニーズに合わせてカスタマイズできます。XMP メタデータの詳細については、「Adobe の XMP Web サイト」を参照してください。
FrameMaker と CQ は両方とも XMP をサポートしています。DAM を使用して FrameMaker バイナリファイル(.fm、.mif、.book) を CQ にアップロードすると、ファイルのファイル情報(「ファイル/ファイル情報」)がファイルの CQ メタデータに追加されます。
ファイル情報を FrameMaker バイナリファイルに追加し、バイナリファイルを CQ DAM にアップロードしたら、アセットを右クリックしてメタデータに含まれているファイル情報を表示できます。

FrameMaker 11 を CQ 用に設定する 

以下の手順に従って、FrameMaker を CQ 用に設定します。

  1. maker.ini ファイルで、次のようにクライアントを作成します。
    [APIClients]
    Adobe CQ=Standard, Adobe CQ, FMCQ-Client.dll, allConnect to the content management system

  2. CQ DLL をダウンロードして展開し、framemaker.exe が格納されているフォルダーにコピーします。framemaker.exe ファイルは、通常、次の場所にありまう。

    ..\\Program Files\Adobe\AdobeFrameMaker11

  3. FrameMaker で、「CMS/接続マネージャー」を選択します。

  4. Adobe CQ として接続タイプを選択します。

    接続マネージャダイアログボックス
  5. 接続の詳細(CMS に接続するためのサーバー名、ユーザー名、パスワードなど)を指定します。その接続用の一意の名前も指定します。

    注意:

    「名前」フィールドの値で、各接続が一意に識別されます。接続はすべて、お気に入りリストに追加されます。リストには、最大 8 つのお気に入りを保存できます。9 番目の接続を保存しようとすると、その接続をリストに入れるため、最初の接続が削除されます。接続リストは、先入れ先出し方式で機能します。

  6. この接続で FrameMaker が接続する CQ ワークスペースの名前を指定します。

  7. 「接続」をクリックします。
    リポジトリマネージャが選択されたサーバーのコンテンツを一覧します。

    リポジトリマネージャのウィンドウ

    CQ フォルダー構造は、DAM フォルダーを含みます(「コンテンツ/DAM」)。CQ の DAM (Digital Asset Management)機能を使用するには、このフォルダーにアセットをアップロードします。DAM 以外のフォルダーでもコンテンツを管理できますが、DAM 以外のフォルダーでは、DAM 機能およびワークフローの依存ファイルをサポートしません。
    Adobe CQ は、ブック/チャプター関係、相互参照、conref などの FrameMaker ファイル依存関係を理解します。ファイルのチェックアウト時には、FrameMaker から依存ファイルをチェックアウトするオプションが提供されます。

     

    ブックファイル(*.book)の依存ファイルは、以下のとおりです。

    • ブック内のチャプターファイル
    • ブック内の生成されたファイル(目次や索引など)
    • 相互参照やテキストインセットによって、ブック内のファイルのどれかに接続するファイル
    • チャプターファイルの依存ファイルとは、相互参照、テキストインセット、グラフィックインセット、ポスター、JavaScript スニペットによってチャプターファイルに接続されたファイルです。

     

    Adobe CQ でファイルをチェックアウトする際には、ダイアログですべての依存ファイルをチェックアウトできます。

    処理・操作 依存ファイルにも同じ処理・操作を行うかどうか
    チェックイン
    いいえ
    チェックアウト
    はい
    チェックアウトと編集
    はい
    チェックアウトのキャンセル
    いいえ
    削除
    はい
    ファイルのアップロード
    ブックをアップロードする場合は、ブックの依存ファイルもすべてアップロードされます。(非オプション)。
    読み取り専用として開く いいえ

CQ 環境設定を管理する

FMHome (例えば、InstallDir\Program Files \Adobe\AdobeFrameMaker11) にある CQPreference.xml ファイルを使用して、以下の CQ 環境設定を変更できます。

  • ShowOnlyDam: リポジトリマネージャで DAM 関連アセットのみを表示するかどうか
  • SuppressAlert: CQ アラートをアラートメッセージとして表示するか、FM コンソールウィンドウで表示するか
  • FileNameRestrictions: ファイル名に、すべての文字の使用を許可するか、英数字と特定の特別文字のみを使用するか

CQ 環境設定を設定するには、以下の手順に従います。

  1. CQPreference.xml ファイル(FMHOME にある)を開きます。

  2. ファイル内で以下のセクションを見つけます。

     

    <ShowOnlyDam value="true" folders ="/content/dam"/>
    <SetUserArea folders=""/>
    <SuppressAlert value="false"/>
    <FileNameRestrictions anyChar="false">
    	<AlphaNumeric/>
    	<SpecialChars values="-_"/>
    </FileNameRestrictions>
  3. 以下の値を編集します。

    環境設定 デフォルト値
    ShowOnlyDam true に設定すると、リポジトリマネージャでの読み取り許可がある DAM 関連フォルダー/アセットのみが表示されます。
    false に設定すると、リポジトリマネージャですべてのフォルダーが表示されます。
    例えば、このフィールドを true に設定し、フォルダーを "content,apps"&nbsp; に設定した場合、FrameMaker はコンテンツリポジトリで 2 つのフォルダー(content と apps)のみを表示します。このフィールドを true に設定し、フォルダーを “content/dam” に設定した場合は、コンテンツリポジトリでは、トップレベルのフォルダーとして content、サブフォルダーとして dam が表示されます。
    true
    SetUserArea folders すべての FrameMaker ファイルが CQ からローカルディスクにダウンロードされる CQ アプリケーションフォルダーを指定します。 デフォルトでは、このフィールドは空白です。このフィールドを編集せず、空白のままにした場合のデフォルトフォルダーは:
    %APPDATA%\Adobe\FrameMaker\CQ です。
    SuppressAlert true に設定すると、ファイルのアップロード/チェックイン/チェックアウト時にはアラートメッセージ(依存ファイルが見つからないアラートなど)が抑止され、FM コンソールウィンドウにメッセージの内容が表示されます。
    false に設定すると、アラートメッセージは抑止されません。
    false
    FileNameRestrictions anychar

    true では、リポジトリないのファイル名としてすべての文字と特殊文字の使用が許可されます。
    false では、値として AlphaNumeric と OtherCharsSpecialChars を使用することで、リポジトリのファイル名に使用できる文字を指定できます。

    デフォルトでは、ファイル名では Unicode はサポートされません。新しいフォルダーとファイル名に Unicode 文字を使用可能にするには、この制約をオフにします。(FileNameRestrictions anychar = true と設定)。

    false
    AlphaNumeric この環境設定は、AllowedCharInFileName anychar が false に設定されている場合にのみ関係があります。
    true に設定すると、ファイル名に英数字を使用できます。
    true
    SpecialChars values この環境設定は、AllowedCharInFileName anychar が false に設定されている場合にのみ関係があります。
    使用を許可する他の文字を一覧します。例えば、リポジトリファイル名に “-” と “:” を使用できるようにするには、このフィールドの値を: “-:” に設定します。
    なし
    ShowProgressBar valueq true では、処理・操作(チェックイン、チェックアウト、ダウンロードなど)の進行状況を表示するバーが表示されます。
    false では、進行状況バーは表示されません。
    false
  4. FrameMaker を再起動するか、CQ セッションを再開します。

    新しい設定が有効になりました。

DAM アセットでの詳細検索

DAM アセットを検索するには、以下の手順に従います。

  1. DAM アセットを含むフォルダーを選択し、「詳細検索」をクリックします。
    詳細検索ダイアログが表示されます。

  2. 以下の検索基準を 1 つ以上入力します。

    • 全文: 検索対象ドキュメントのタイトルを入力します(ワイルドカード記号の使用可)。
    • パス: このフィールドには、DAM アセットの検索用に選択したフォルダーのパスが含まれています。別の DAM フォルダーを選択するには、パスを編集するか、「参照」をクリックして DAM フォルダーを選択します。
    • 変更の開始と終了: 期間中に変更されたアセットを検索するには、「開始」日と「終了」日を指定します。特定の日付以後に作成されたアセットを検索するには、「開始」日を指定します。特定の日付以前に作成されたアセットを検索するには、「終了」日を指定します。
    • ファイルの種類と省略記号ボタン: 検索対象のファイルタイプを指定するには、「ファイルの種類」を選択して 4 つのファイルタイプ(標準形式、画像、マルチメディア、文書)から選択します。選択したファイル種類の省略記号ボタンをクリックして、さらに細かくファイルの種類を選択します。デフォルトでは、選択したファイルの種類のサブタイプはすべて、「含める」リストに含まれます。アイテムを「含める」スクロールリストに移動します。アイテムをスクロールリスト間で移動するには、アイテムを選択して矢印をクリックするか、アイテムをダブルクリックします。すべてのアイテムをあるスクロールリストからもう一方のスクロールリストに移動するには、Shift キーを押しながら矢印をクリックします。
    • その他の種類: 「標準形式」、「画像」、「マルチメディア」、「文書」以外の種類のファイルを検索するには、ファイルの mime タイプを指定する必要があります。その場合、カンマで区切ると、複数のファイルの種類を指定できます。例えば、application\FrameMaker は FrameMaker 文書の mime タイプです。
    • タグと省略記号ボタン: メタデータタグを使用して検索するには、メタデータタグのカテゴリ(仕事、業界、ライフスタイルなど)を選択します。関連の省略記号ボタンをクリックして、メタデータタグを選択します。アイテムを「含める」スクロールリストに移動します。アイテムをスクロールリスト間で移動するには、アイテムを選択して矢印をクリックするか、アイテムをダブルクリックします。すべてのアイテムFをあるスクロールリストからもう一方のスクロールリストに移動するには、Shift キーを押しながら矢印をクリックします。
    • その他のタグ: 所定のカテゴリ以外のメタデータタグを使用して検索するには、メタデータタグを指定します(完全に修飾された名前/CQ TAG ID 使用)。複数のメタデータタグはカンマで区切ります。
  3. 「検索」をクリックします。
    検索結果ダイアログが表示され、一致する結果を示します。

フォルダー、ファイル、プロパティを管理

CQ フォルダー構造は DAM を含みます(「コンテンツ/DAM」)。CQ の DAM (Digital Asset Management)機能を使用するには、アセットをこのフォルダーにアップロードします。DAM 以外のフォルダーでもコンテンツを管理できますが、DAM 以外のフォルダーでは DAM の機能とワークフローはサポートされません。

フォルダーを追加

フォルダーを右クリックし、「新規フォルダー」を選択します。

ファイルをアップロード  

フォルダーを右クリックし、「文書をアップロード」を選択します。FrameMaker がファイルとそのすべての依存ファイルをアップロードします。 

フォルダーをアップロード

フォルダーを右クリックし、「フォルダーをアップロード」を選択します。ファイルごとに 1 バージョンのみが作成されます。依存関係のあるファイルは、複数回アップロードされますが、CQ コネクターが作成するバージョンは 1 つだけです。

ファイルまたはフォルダーを削除  

ファイルまたはフォルダーを右クリックし、「削除」を選択します。ファイルの削除時には、その依存ファイルの削除を選択できます。依存ファイルがロックされているファイルを削除しようとすると、その削除は失敗します。 

ファイルまたはフォルダーをカット/コピーして貼り付け

ファイルまたはフォルダーを選択し、右クリックして「カット」または「コピー」を選択します。次に、DAM で 目的の親フォルダーを選択し、右クリックして「貼り付け」を選択します。このファイル/フォルダーが子として挿入されます。DAM 内のどのアセットもコピーできます。ただし、カットできるのは、変更が許可されているアセットだけです。フォルダーにアセットを貼り付けるには、変更許可を持つ必要があります。

チェクアウトしたファイルをレビュー

フォルダーを右クリックし、「チェックアウトファイルを表示」を選択します。 

プロパティを表示  

フォルダーまたはファイルを右クリックし、「プロパティ」を選択します。FrameMaker が属性(プロパティ)パネルを表示します。

メタデータを表示  

ファイルを右クリックし、「メタデータを表示」を選択します。FrameMaker がメタデータパネルを表示します。

簡単検索

ノード名を簡単検索するには、リポジトリマネージャの検索フィールドで検索文字列を入力し、「検索」をクリックするか、Enter キーを押します。また、ファイル名の検索にアスタリスク(*)を使用することもできます。

再アップロード

DAM にすでに存在するアセット(ファイルまたはフォルダー)をアップロードすると、FrameMaker によってアセットのマイナーバージョンが作成されます。これが作成されるのは、DAM 内の現行アセットがユーザーによってロックされていない場合のみです。

既知の問題

  1. DAM 内で管理者がロックしたファイルをユーザーがコピーできません。ロックされたファイルは他のユーザーがコピーできるはずです。
  2. 「切り取り」、「コピー」、「貼り付け」のキーボードショートカット(Ctrl + X キー、Ctrl + C キー、Ctrl + V キー)が、CQ コネクターの UI で機能しません。
  3. NT(非 DAM)ファイルの場合、ファイルをチェックアウトして CMS セッションを再開(ログアウトしてログイン)すると、チェックアウトのキャンセルが機能しません。
  4. “Cancel Checkout Faled: Precondition Failed”(チェックアウトのキャンセルが失敗: 前提条件が満たされません)」というエラーが、以下のシナリオで発生します。
    1. 依存ファイルはチェックアウトせず、それらの依存ファイルを持つファイルをチェックアウトします。
    2. CQ セッションを再開します(ログアウトしてログインします)。
    3. チェックアウトしたファイルを編集します。
    4. ファイルのチェックアウトをキャンセルします。

 

     

     

     

     

     

     

     

     

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