箇条書きリストまたは自動番号リストの作成
箇条書きリストでは、各段落は箇条書き記号で始まります。自動番号リストでは、各段落は番号や文字およびピリオドや括弧などの分離記号を含む表現で始まります。リストの段落を追加、削除すると、自動番号リストの番号は自動的に更新されます。箇条書きまたは自動番号のスタイル、分離記号、フォント属性、文字スタイル、インデントの位置と揃えは変更することができます。
箇条書きまたは自動番号を選択するのに、文字ツールは使用できません。その代わりに、箇条書きダイアログボックス、段落パネル、または段落スタイルダイアログボックスの「箇条書き」セクションを使用して、フォーマットやインデントの位置を編集します。
箇条書きリストまたは自動番号リストを簡単に作成するには、リストを選択して、コントロールパネルの「箇条書き記号」ボタンまたは「自動番号」ボタンをクリックします。これらのボタンを使用すると、リストのオン / オフを切り替えたり、箇条書きと自動番号を切り替えたりすることができます。箇条書き記号と自動番号を段落スタイルの要素にして、スタイルを段落に割り当てることによってリストを構築することもできます。
自動生成された箇条書き記号と自動番号は、実際にはテキストに挿入されません。したがって、テキストに変換しない限り、テキスト検索で検索することや、文字ツールを使用して選択することはできません。さらに、箇条書きと自動番号はストーリーエディターウィンドウには表示されません(段落スタイル列を除く)。
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箇条書きまたは自動番号を作成する段落を選択するか、箇条書きまたは自動番号を開始する位置にテキスト挿入点を置きます。
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次のいずれかの操作を行います。
コントロールパネル(段落モード)の箇条書き記号ボタン または自動番号ボタン をクリックします。Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押したままボタンをクリックすると、箇条書きダイアログボックスが表示されます。
段落パネルまたはコマンドパネルから「箇条書き」を選択します。「リストタイプ」で「記号」または「自動番号」を選択します。必要に応じて設定して、「OK」をクリックします。
箇条書きまたは自動番号が含まれる段落スタイルを適用します。
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次の段落にリストを続ける場合は、テキスト挿入点をリストの最後に移動し、Enter キーまたは Return キーを押します。
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リストを終了するには(またはストーリー内の後の方でリストを続けるが、リストセグメントを終了する場合は)、コントロールパネルの箇条書き記号ボタンまたは自動番号ボタンをもう一度クリックするか、段落パネルメニューから「箇条書き」を選択します。
箇条書きリストまたは自動番号リストの書式
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文字ツール を使用して、書式を変更する箇条書きまたは自動番号のある段落を選択します。
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次のいずれかの操作を行って、箇条書きダイアログボックスを開きます。
コントロールパネルメニュー(段落モード)または段落パネルメニューから「箇条書き」を選択します。
Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押しながら箇条書き記号ボタン または自動番号ボタン をクリックします。
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箇条書きダイアログボックスで、次のいずれかの操作を行います。
箇条書き記号を変更します。
自動番号リストオプションを変更します。
「文字スタイル」リストから自動番号または箇条書きのスタイルを選択します。
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箇条書き記号または自動番号の位置を変更するには、次の項目を指定します。
揃え
自動番号用の水平方向スペース内で箇条書き記号または自動番号を左、中央、または右に揃えます(このスペースが狭い場合は、3 つのオプションの違いはほとんどありません)。
左インデント
先頭行の後の行がインデントされる距離を指定します。
先頭行のインデント
箇条書きまたは自動番号の位置を制御します。
長いリストの句読点の位置を揃えるには、「先頭行のインデント」の値を大きくします。例えば、「9.」と「10.」のピリオドの位置を揃えるには、「揃え」を「右」に変更し、数字が整列されるまで先頭行のインデントを徐々に大きくします(プレビューをオンにしておきます)。
ぶら下がりインデントの効果を作成するには、「左 / 上インデント」に正の値(2p0 など)を入力し、「先頭行のインデント」に負の値(-2p0 など)を入力します。
注意:「左インデント」、「先頭行のインデント」、および箇条書きダイアログボックスのタブの位置設定は段落属性です。そのため、段落パネルのこれらの設定を変更すると、箇条書きリストと自動番号リストの書式も変更されます。
タブの位置
タブの位置をアクティブにして、箇条書きまたは自動番号間のスペースおよびリストアイテムの始点を作成します。
デフォルトでは、箇条書きおよび自動番号は、関連付けられた段落の先頭文字のテキスト書式の一部を継承します。段落の先頭文字の書式が、別の段落の先頭文字の書式と異なる場合は、箇条書き記号または自動番号の表示が他のリストアイテムと異なる場合があります。このような場合には、自動番号または箇条書き記号用の文字スタイルを作成し、箇条書きダイアログボックスを使用してリストに適用します。
箇条書き記号の変更
既存の箇条書き記号を使用しない場合は、別の箇条書き文字を「記号スタイル」グリッドに追加できます。あるフォントで使用できる箇条書き文字が、別のフォントで必ず使用できるとは限りません。追加した箇条書き用の文字と共にフォントを記憶するかどうかを指定することができます。
特殊なフォントの箇条書き記号(Dingbats のポインティングハンドなど)を使用する場合は、そのフォントを箇条書き記号に保存しておくことが必要です。基本の箇条書き記号を使用している場合は、ほとんどのフォントには箇条書き記号の独自のバージョンがあるので、フォントを保存しないようにします。「記号のフォントを保存」オプションの設定の有無によって、追加する箇条書き記号で Unicode 値と特定のフォントとスタイルを使用するか、Unicode 値だけを使用するかが決まります。
(フォントを保存せず)Unicode 値のみを使用する箇条書き記号は、赤い「u」の印が付いて表示されます。
A. フォントを保存していない箇条書き記号 B. フォントを保存している箇条書き記号
箇条書き文字の変更
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コントロールパネルメニューまたは段落パネルメニューの「箇条書き」を選択します。
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箇条書きダイアログボックスの「リストタイプ」で「記号」を選択します。
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別の箇条書き記号を選択して、「OK」をクリックします。
箇条書き文字の追加
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箇条書きダイアログボックスの「リストタイプ」で「記号」を選択し、「追加」をクリックします。
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箇条書き記号として使用する字形を選択します(フォントファミリーおよびフォントスタイルごとに異なる字形があります)。
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現在選択しているフォントとスタイルを新しい箇条書き記号に保存する場合は、「記号のフォントを保存」を選択します。
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「追加」をクリックします。
箇条書きリストは、段落スタイルや文字スタイルと同様に、ドキュメントに保存されます。別のドキュメントから段落スタイルをペーストするか読み込んだ場合、そのスタイルで使用されている箇条書き記号は、現在のドキュメントで定義されている他の箇条書き記号と共に、箇条書きダイアログボックスに表示されます。
箇条書き文字の削除
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箇条書きダイアログボックスの「リストタイプ」で「記号」を選択します。
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削除する箇条書き記号を選択して、「削除」をクリックします(初期値として登録されている箇条書き記号は削除できません)。
自動番号リストオプションの変更
自動番号リストでは、リストの段落を追加、削除すると、番号は自動的に更新されます。同じリストの段落は自動的に番号が割り当てられます。これらの段落は、段落のリストを定義していれば、相互に連続する必要はありません。
リストアイテムをアウトラインフォームで番号付けし、異なる分量でインデントするマルチレベルリストも作成できます。
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箇条書きダイアログボックスを開きます。
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「自動番号スタイル」の形式メニューから、使用する自動番号の種類を選択します。
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「自動番号」ボックスで、デフォルト表現のピリオド(.)や タブスペース(^t)を使用するか、独自の番号表現を作成します。番号表現を入力するには、番号のメタ文字(^#)の後のピリオドを削除して、次のいずれかの操作を行います。
- ピリオドの代わりに、1 文字(閉じ括弧など)や複数の文字を入力します。
注意:半角のピリオドの代わりに全角文字を分離記号として入力することもでき、これは特に縦組みテキストの場合に役立ちます。
特殊文字を挿入メニューからアイテム(EM ダッシュや楕円形など)を選択します。
自動番号メタ文字の前に文字または単語を入力します。例えば、「問」という単語を入力して、質問リストの番号にすることができます。
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番号表現の文字スタイルを選択します(選択したスタイルは、番号のみではなく番号表現全体に適用されます)。
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「モード」で、次のいずれかを選択します。
前の番号から継続
リストに自動的に番号が割り当てられます。
開始番号
テキストボックスに入力する番号またはその他の値で番号付けを開始します。「形式」で番号付けに文字(カタカナ)またはローマ数字を使用している場合にも、このボックスには文字ではなく番号を入力します。
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他のオプションを指定して、「OK」をクリックします。
リストの定義
定義されたリストを使用すると、リストの途中に他の段落や他のリストを割り込ませたり、同じブック内の別のストーリーおよび別のドキュメントまでリストを続けたりすることができます。例えば、マルチレベルのアウトラインを作成する場合や、ドキュメント内で通し番号の付いた表名のランニングリストを作成する場合に、定義されたリストを使用します。また、自動番号または箇条書き記号が別個に付けられるリストを複数混在させる場合も、リストをそのように定義できます。例えば、質問と回答のリストでは、質問を番号付けするリストと、回答を番号付けする別のリストを定義します。
定義されたリストは、番号付けする段落を追跡する目的でよく使用されます。番号付けのための段落スタイルを作成する場合、定義済みのリストを段落スタイルに割り当てることができます。また、段落は定義されたリストに表示される場所に従って、そのスタイルで番号付けされます。例えば、表示される最初の段落は 1(「表 1」)と指定され、次の段落は 2(「表 2」)と指定されます。これは後で数ページ表示される場合にも同様です。両方の段落が同じ定義されたリストに属しているため、これらの段落がドキュメントやブック内でどんなに遠く離れていても、連続して番号付けされます。
番号付けするアイテムの種類(手順、表、図など)ごとに新しいリストを定義します。複数のリストを定義することによって、リストの中に別のリストを割り込ませてもリストごとに番号付けの順序を維持できます。
リスト内のアイテムが同じページ内の連結されていないフレームに含まれている場合、テキストフレームがページに追加された順に番号付けされます。アイテムの順序を変更するには、リストに表示したい順序でテキストフレームを 1 つずつカット&ペーストします。
リストの定義
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書式/箇条書きリスト/リストを定義を選択します。
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リストを定義ダイアログボックスで、「新規」をクリックします。
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リストの名前を入力し、複数のストーリーをまたいで番号を継続するか、ブック内の前のドキュメントから番号を継続するかを選択します。
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「OK」を 2 回クリックします。
リストを定義した後で、そのリストを表、図、番号付きリストのスタイルなど、段落スタイルで使用したり、コントロールパネルや段落パネルを使用して適用することができます。
一部のリストは自動的に定義されます。例えば、Microsoft Word ドキュメントから自動番号リストを読み取る場合、InDesign ではドキュメントに対して自動的にリストを定義します。
定義済みリストの編集
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書式/箇条書きリスト/リストを定義を選択します。
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リストを選択し、「編集」をクリックします。
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リストの新しい名前を入力するか、番号を継続オプションの選択肢を変更します。
リストに割り当てられている段落スタイルは、新しい名前のリストに再度割り当てられます。
定義済みリストの削除
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書式/箇条書きリスト/リストを定義を選択します。
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リストを選択します。
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「削除」をクリックし、削除したリストの代わりに使用する別のリストまたは [デフォルト] リストを選択します。
ランニングリスト用の段落スタイルの作成
他の段落に割り込まれるリストや、複数のストーリーまたは複数のドキュメントにまたがるリストを、ランニングリストと言います。ランニングリストを作成するには、段落スタイルを作成し、リストの役割を持つ段落にそのスタイルを適用します。例えば、ドキュメント内の表のランニングリストを作成するには、表という段落スタイルを作成し、定義されたリストをそのスタイルに設定し、表リストにする各段落に表の段落スタイルを適用します。
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段落スタイルパネルメニューの「新規段落スタイル」を選択します。
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スタイル名を入力します。
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新規段落スタイルダイアログボックスの左側の「箇条書き」をクリックします。
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「リストタイプ」で「記号」または「自動番号」を選択します。
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自動番号リストのスタイルを作成する場合、リストメニューから定義されたリストを選択するか、または「新規リスト」を選択してリストを定義します。
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箇条書き記号または自動番号の特性を指定します。
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新規段落スタイルダイアログボックスの「記号または自動番号の位置」セクションを使用して、インデント間隔を変更します。例えば、ぶら下がりインデントを作成する場合は、「左 / 上インデント」に「25 mm」と入力し、「先頭行のインデント」に「-25 mm」と入力します。
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他の段落スタイル属性を指定し、「OK」をクリックします。
マルチレベルリストの作成
マルチレベルリストは、リストの段落間の階層関係を表すリストです。これらのリストは、アウトラインに似ているため、アウトラインリストとも呼ばれます。インデントと同様にリストの番号付け方法は、アイテム間の従属関係と共にランクを示します。その前後の段落に関連させて、リストに適合する各段落の位置を示すことができます。1 つのマルチレベルリストに最大 9 レベルの階層を含めることができます。
マルチレベルリストを作成するには、リストを定義してから、希望の各レベルの段落スタイルを作成します。例えば、4 レベルが含まれるリストには(同じ定義済みリストが割り当てられた)4 つの段落スタイルが必要です。各スタイルを作成したら、自動番号の書式と段落の書式を指定します。
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段落スタイルパネルメニューの「新規段落スタイル」を選択します。
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スタイル名を入力します。
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既にマルチレベルリストのスタイルを作成している場合は、基準セットメニューからこの上のレベルに割り当てるスタイルを選択します。または、「段落スタイルなし」か「基本段落」を選択します。
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新規段落スタイルダイアログボックスの左側の「箇条書き」をクリックします。
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リストタイプメニューから「自動番号」を選択します。
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リストメニューから定義しているリストを選択します。リストを定義していない場合は、リストメニューから「新規リスト」を選択して、ここで定義します。
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レベルボックスで、スタイルを作成しているマルチレベルリストのレベルを表す番号を入力します。
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形式メニューから、使用する番号付けの種類を選択します。
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「自動番号」ボックスで、このレベルのリストアイテムに希望する番号書式を表すために、メタ文字を入力するか、メニューからメタ文字を選択します。
上のレベルの番号を前に付けるには、テキストを入力するか、「自動番号」ボックスの先頭をクリックして「番号プレースホルダーを挿入」を選択してから「レベル」オプション(「レベル 1」など)を選択するか、または「^」を入力してからリストレベルを入力します(「^1」など)。最初のレベルが 1、2、3 と番号付けされ、2 番目のレベルが a、b、c と番号付けされているリストの場合、2 番目のレベルに最初のレベルの番号を含めると、2 番目のレベルの番号付けは 1a、1b、1c、2a、2b、2c、3a、3b、3c のようになります。
数式などを作成するには、句読点を入力して、メタ文字を入力するか、「特殊文字を挿入」リストのオプションを選択します。
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このレベルの段落がより高いレベルの段落の後に表示される場合に 1 から振り直すには、「指定レベル以降で番号をふり直し」を選択します。また、リスト階層に表示される段落の位置を無視してリスト全体に連続してこのレベルで番号付けする場合は、このオプションの選択を解除します。
あるレベルまたはレベル範囲以降の番号を先頭から始める場合、「指定レベル以降で番号をふり直し」にレベル値(2-4 など)を入力します。
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「記号または自動番号の位置」セクションで、より高いレベルのリストアイテムよりさらに高いレベルでリストアイテムをインデントするには、「インデント」または「タブ位置」オプションを選択します。インデントにより、リスト内の従属アイテムを目立たせることができます。
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「OK」をクリックします。
番号付きの手順などでは、同一ストーリー内で番号を 1 から振り直したい場合があります。自動番号リストの番号を手動で 1 から振り直さなくても済むように、レベル 1 のスタイルと同じスタイルを別に作成します。ただし、1 つ例外があります。「モード」として「開始番号」を選択し、1 を指定します。このスタイルに「レベル 1 番号の振り直し」などの名前を付けます。
図表の連続キャプションの作成
連続キャプションは、図、表、その他のアイテムにドキュメント内で連続した番号を付けます。例えば、最初の図キャプションが「図 1」で始まる場合、2 番目は「図 2」というようになります。図や表などのアイテムに対し連続する番号を確実に付けるには、そのアイテム用のリストを定義し、そのリスト定義を含む段落スタイルを作成します。この段落スタイルの番号付け設定に「図」、「表」などの語を追加することもできます。
リストアイテムはページに追加された順序で番号付けされます。アイテムの順序を変更するには、リストに表示する順序で 1 つずつカット&ペーストします。
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新しい段落スタイルを作成して、段落スタイルオプションダイアログボックスの「段落」セクションで、リストタイプメニューから「自動番号」を選択します。
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リストメニューから定義されたリストを選択します(または「新規リスト」を選択してリストを定義します)。
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「自動番号スタイル」の形式メニューから、使用する自動番号の種類を選択します。
例えば、「A, B, C, D...」オプションを選択すると、「図 A」、「図 B」と続くリストが作成されます。
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「自動番号」ボックスに、自動番号メタ文字と共に、必要に応じて説明語や空白文字、記号を入力します。
例えば、「図 A」のように表示させたい場合は、番号のメタ文字の前に「図」という単語とスペースを入力します(図 ^#.^t). こうすると、単語「図」に続いて、連番(^#)、ピリオド、タブ(^t)が表示されます。
注意:連続キャプションに章番号を含めるには、自動番号リストから番号プレースホルダーを挿入/章番号を選択するか、番号付け方法として章番号を表示したい位置に「^H」を入力します。
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スタイルの作成が終わったら「OK」をクリックします。
作成したスタイルを、テキストの図キャプションまたは表タイトルに適用します。
表や図のリストを生成するには、目次機能を使用することができます。
リストの番号を振り直すか連番を振る
InDesign では、リストの番号を振り直したり、連番を振るためのコマンドが用意されています。
自動番号リストを振り直す
段落の先頭文字の前に挿入点を置き、コンテキストメニューから「振り直し自動番号」を選択するか、書式/箇条書きリスト/振り直し自動番号を選択します。通常のリストでは、このコマンドは段落に番号 1(または文字 A)を割り当て、この段落をリストの最初の段落にします。マルチレベルリストでは、このコマンドはネストされた段落に最初の低レベルの番号を割り当てます。
リストに連番を振る
コンテキストメニューから「続行自動番号」を選択するか、書式/箇条書きリスト/続行自動番号を選択します。このコマンドは、コメント、グラフィック、ネストされたリストアイテムによって中断されたリストの番号付けを再開します。InDesign では、あるストーリーやブックで開始し、次のストーリーやブックにまたがるリストに番号を振るためのコマンドも用意しています。
前のストーリーまたは現在のストーリーからリストに番号を振る
前のストーリーからリストの番号付けを再開するか、現在のストーリーで新規に番号付けを開始するかどうかは、リストの定義方法により異なります。
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書式/箇条書きリスト/リストを定義を選択します。
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リストを選択して、「編集」ボタンをクリックします。
ストーリーを通して実行できない場合は、デフォルトのリストを選択しないでください。
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前のストーリーからリストの番号付けを再開するには、「ストーリーを通して番号を継続」を選択し、現在のストーリーのリストを 1(または A)で開始するには、このオプションの選択を解除します。
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「OK」を 2 回クリックします。
ブック内の前のドキュメントまたは現在のドキュメントからリストに番号を振る
ブック内の前のドキュメントからリストに番号付けを再開するか、現在のドキュメントで新規に番号付けを開始するかどうかは、リストの定義方法により異なります。
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書式/箇条書きリスト/リストを定義を選択します。
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リストを選択して、「編集」ボタンをクリックします。
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前のドキュメントからリストの番号付けを再開するには、「ブック内の前のドキュメントから番号を継続」を選択し(このオプションを有効にするには「ストーリーを通して番号を継続」を選択している必要があります)、現在のドキュメントのリストを 1(または A)で開始するには、このオプションの選択を解除します。
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「OK」を 2 回クリックします。
ブック内で番号付けを正しく更新するには、ブックパネルメニューで自動番号を更新/すべての番号を更新を選択します。
箇条書き記号または自動番号のテキストへの変換
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箇条書きリストまたは自動番号リストを含む段落を選択します。
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次のいずれかの操作を行います。
段落パネルメニューから「番号付けをテキストに変換」または「記号をテキストに変換」を選択します。
選択範囲を右クリックするか(Windows)、Command キーを押しながらクリックして(Mac OS)、「番号付けをテキストに変換」または「記号をテキストに変換」を選択します。
注意:自動番号または箇条書き記号を削除するには、自動番号ボタンまたは箇条書き記号ボタンをクリックして、選択したテキストからリスト書式の適用を解除します。