文字スタイルと段落スタイルについて

文字スタイルとは、1 回の操作でテキストに適用できる、文字書式の属性の集まりです。段落スタイルとは、文字書式と段落書式の両方の属性の集まりで、段落または段落範囲に適用することができます。段落スタイルと文字スタイルには、それぞれ専用のパネルがあります。段落スタイルと文字スタイルは、テキストスタイルとも呼ばれます。

スタイルに設定されている様々な属性を変更すると、そのスタイルが適用されているすべてのテキストが新しい属性に更新されます。

独立した Adobe InCopy ドキュメントまたは Adobe InDesign ドキュメントにリンクされた InCopy コンテンツで使用するスタイルを作成、編集および削除できます。InDesign でファイルのコンテンツが更新されると新しいスタイルが InDesign ドキュメントに追加されますが、InCopy でスタイルを修正した場合は InDesign のスタイルで上書きされます。 ファイルのコンテンツがリンクされている場合は通常、InDesign でスタイルを管理するとよいでしょう。

段落スタイルの作成に関するビデオチュートリアルについては、www.adobe.com/go/lrvid4277_id_jp を参照してください。テキストスタイルの使用に関するビデオチュートリアルについては、www.adobe.com/go/vid0076_jp を参照してください。

スタイルのサンプルについては、Thomas Silkjaer による Free InDesign Style Template(英語)を参照してください。

基本段落スタイル

新規ドキュメントには、デフォルトで、ユーザーが入力したテキストに適用する [基本段落] スタイルが含まれています。このスタイルを編集することはできますが、名前を変更したり、削除することはできません。自分で作成したスタイルの場合は、名前を変更したり、削除することができます。また、テキストに適用されるデフォルトスタイルを変更することもできます。

文字スタイルの属性

段落スタイルとは異なり、文字スタイルには選択したテキストのすべての書式設定属性が含まれるわけではありません。文字スタイルを作成すると、選択されているテキスト部分に適用されている段落スタイルとは異なる属性だけが文字スタイルに設定されます。つまり、テキストに適用するとフォントファミリやサイズなどの一部の属性だけを変更し、他のすべての文字属性は無視する文字スタイルを作成できます。他の属性をスタイルの一部にする場合は、スタイルを編集するときに追加します。

次のスタイル

テキストの入力時に、自動的にスタイルを適用できます。例えば、ドキュメントのデザインで「見出し 1」という見出しスタイルの次のスタイルが「本文」である場合、見出し 1 の「次のスタイル」には「本文」を設定します。「見出し 1」の段落スタイルの段落を入力した後、Enter キーまたは Return キーを押すと、「本文」というスタイルが適用された新しい段落が作成されます。

1 つのスタイルを複数の段落に適用する場合、コンテキストメニューを使用すると、親スタイルを最初の段落に適用して、「次のスタイル」を後続の段落に適用することができます(詳しくは、スタイルの適用を参照してください)。

複数の段落に「次のスタイル」を適用する機能を使用するには、スタイルの作成または編集時に、次のスタイルポップアップメニューからスタイルを選択します。

「次のスタイル」機能の使用に関するビデオチュートリアルについては、Jeff Witchel による Using the Next Style feature(英語)を参照してください。

スタイルパネルの概要

段落内のテキストに対する文字スタイルの作成、スタイル名の設定、適用には、文字スタイルパネルを使用します。段落全体に対する段落スタイルの作成、スタイル名の設定、適用には、段落スタイルパネルを使用します。スタイルはドキュメントと共に保存され、そのドキュメントを開くとパネルに表示されます。

折りたたまれたスタイルグループのスタイルでない限り、テキストを選択するか、またはテキスト挿入点を置くと、そのテキストに適用されているスタイルがいずれかのスタイルパネルでハイライト表示されます。ただし、複数のスタイルが適用されているテキスト範囲を選択した場合は、スタイルパネルでスタイルはハイライト表示されません。複数のスタイルが適用されているテキスト範囲を選択すると、スタイルパネルに「(混在)」と表示されます。

段落スタイルパネルの表示

  1. 書式/段落スタイルを選択するか、またはアプリケーションウィンドウの右側にデフォルトで表示されている「段落スタイル」タブをクリックします。

文字スタイルパネルの表示

  1. 書式/文字スタイルを選択するか、またはアプリケーションウィンドウの右側にデフォルトで表示されている「文字スタイル」タブをクリックします。

段落スタイルと文字スタイルの追加

必要なスタイルが、既に他の InDesign、InCopy またはワープロドキュメントにある場合は、そのスタイルを読み込んで現在のドキュメントで使用できます。独立したストーリーで作業している場合は、InCopy の文字スタイルと段落スタイルを定義することもできます。

段落スタイルと文字スタイルの定義

  1. 既存のテキストに設定されている属性を新しいスタイルとして定義するには、そのテキストを選択するか、そのテキストにテキスト挿入点を置きます。

    スタイルパネルでグループを選択すると、新しいスタイルがそのグループの一部になります。

  2. 段落スタイルパネルメニューの「新規段落スタイル」を選択するか、または文字スタイルパネルメニューの「新規文字スタイル」を選択します。
  3. 「スタイル名」に新しいスタイル名を入力します。
  4. 「基準」では、現在のスタイルの元となるスタイルを選択します。

    注意:

    「基準」を使用すると、スタイル間にリンクを作成できるため、1 つのスタイルが変更されると、そのスタイルに基づいた他のスタイルも変更されます。新しいスタイルは、デフォルトで [段落スタイルなし](段落スタイルの場合)、[なし](文字スタイルの場合)、または、現在選択されているテキストと同じスタイルになります。

  5. 「次のスタイル」(段落スタイルパネルのみ)には、Enter キーまたは Return キーを押して改行した段落に適用されるスタイルを指定します。
  6. ショートカットを追加するには、「ショートカット」ボックスにテキスト挿入点を置き、Num Lock キーがオンになっていることを確認します。次に、Shift、Alt、Ctrl(Windows)または Shift、Option、Command(Mac OS)のいずれかを組み合わせて押したまま、テンキーパッドの数字キーを押します。スタイルのショートカットとして、文字やテンキーパッド以外の数字を指定することはできません。キーボードに Num Lock キーがない場合、スタイルにキーボードショートカットを追加することはできません。
  7. 選択したテキストに新しいスタイルを適用する場合は、「選択範囲にスタイルを適用」を選択します。
  8. 書式属性を指定するには、左側のリストから種類(例えば「基本文字形式」など)をクリックし、スタイルに追加したい属性を設定します。

    注意:

    スタイルの編集ダイアログボックスで「文字カラー」を指定するときに、線と塗りボックスをダブルクリックすると新しいカラースウォッチを作成することができます。

  9. 文字スタイルの場合、指定しない属性は無視されます。スタイルを適用すると、指定しない属性については段落スタイルの書式設定が適用されます。文字スタイルから属性設定を削除するには、次のいずれかの操作を行います。
    • 設定のメニューから「(無視)」を選択します。

    • テキストボックスで、入力されている設定を削除します。

    • チェックボックスで、ボックスのみ(Windows の場合)またはハイフン(-)(Mac OS の場合)が表示されるまでクリックします。

    • 文字カラーの場合は、Ctrl キー(Windows)または Command キー(Mac OS)を押しながらカラースウォッチをクリックします。

  10. 書式設定の指定が完了したら、「OK」をクリックします。

作成したスタイルは、現在のドキュメントだけに表示されます。ドキュメントを開いていない場合は、作成したスタイルはすべての新規ドキュメントに表示されます。

ある段落スタイルまたは文字スタイルを別のスタイルのベースにする方法

多くのドキュメントデザインでは、特定の属性を共有するスタイルの階層が使用されます。例えば、見出しや小見出しでは同一フォントがよく使用されます。基本のスタイルつまり親スタイルを作成することによって、類似するスタイル間のリンクを簡単に作成できます。親スタイルを編集すると、子スタイルも変更されます。そのときは、子スタイルを編集して、親スタイルと区別されるようにすることができます。

注意:

基本となるスタイルとほぼ同じスタイルを作成し、親子関係は持たせないようにするには、「スタイルを複製」コマンドを使用した後、コピーを編集します。

  1. 新しいスタイルを作成します。
  2. 新規段落スタイルまたは新規文字スタイルダイアログボックスで、基準ポップアップメニューから親スタイルを選択します。新しいスタイルが子スタイルになります。

    デフォルトでは、新しいスタイルは、[段落スタイルなし] または [なし]、あるいは現在選択されているテキストのスタイルが基になります。

  3. 新しいスタイルで、親のスタイルの書式と異なる部分の書式を指定します。例えば、小見出しで使用するフォントを、見出しスタイル(親のスタイル)で使用されているフォントよりも若干小さくしたい場合などです。

注意:

子スタイルの書式設定の変更を元に戻したい場合は、「ベースにリセット」をクリックします。これによって、このスタイルは親スタイルと同じ書式設定に戻ります。このスタイルには、新たに書式設定できます。同様に、子スタイルの基準を変更すると、子スタイルの定義は新しいスタイルと一致するように更新されます。

他のドキュメントからのスタイルの読み込み

別の InDesign ドキュメント(バージョンの制限なし)の段落スタイルと文字スタイルをアクティブなドキュメントに読み込むことができます。読み込み時に、どのスタイルを読み込むか、また読み込んだスタイルが現在のドキュメントのスタイルと同じ名前だった場合、どのスタイルを読み込むかを決めることができます。また、InCopy ドキュメントからスタイルを読み込むこともできます。

InDesign または InCopy ドキュメントから単独 InCopy ドキュメントまたは InDesign にリンクされた InCopy のコンテンツに段落スタイルと文字スタイルを読み込むことができます。どのスタイルを読み込むか、また読み込んだスタイルが現在のドキュメントのスタイルと同じ名前だった場合にどのような操作が実行されるかを決めることができます。

注意:

コンテンツがリンクされているファイルにスタイルを読み込む場合は、コンテンツが更新されたときに新しいスタイルが InDesign ドキュメントに追加され、名前が競合するスタイルは InDesign のスタイルで上書きされます。

  1. 文字スタイルパネルまたは段落スタイルパネルで次のいずれかの操作を行います。
    • スタイルパネルメニューから「文字スタイルの読み込み」または「段落スタイルの読み込み」を選択します。

    • 段落スタイルと文字スタイルの両方を読み込むには、スタイルパネルメニューから「すべてのテキストスタイルの読み込み」を選択します。

  2. 読み込むスタイルを含む InDesign ドキュメントをダブルクリックします。
  3. スタイルを読み込みダイアログボックスで、読み込みたいスタイルの横にチェックマークが表示されていることを確認します。既存のスタイルと読み込まれたスタイルの名前が同じ場合、「既存スタイルとの競合」のいずれかのオプションを選択して「OK」をクリックします。

    新しい定義を使用

    既存のスタイルを読み込まれたスタイルで上書きし、その新しい属性を旧スタイルを使用していた現在のドキュメントのすべてのテキストに適用します。新しいスタイルと既存のスタイルの定義は、比較を表示できるようにスタイルを読み込みダイアログボックスの下部に表示されます。

    自動名前変更

    読み込みスタイルの名前を変更します。例えば、両方のドキュメントに Subheading というスタイルがある場合、現在のドキュメントに読み込まれるスタイルは「Subheading のコピー」という名前に変更されます。

スタイルを書き出しタグにマップ | CC、CS6、CS5.5

書き出しタグの紹介

「タグを書き出し」を使用すると、InDesign スタイルのテキストを HTML、EPUB またはタグ付き PDF 出力でマークアップする方法を定義できます。

また、書き出したコンテンツに追加する CSS クラス名も指定できます。EPUB/HTML 書き出しでは、CSS クラスを使用してスタイルの細かな違いを区別できます。クラス名を入力する必要はありません。スタイル名に基づいて InDesign が自動的に生成します。

「タグを書き出し」は InDesign レイアウトでプレビューできません。書き出された EPUB、HTML または PDF ファイルにのみ影響するためです。

「すべての書き出しタグを編集」を使用して、1 つのダイアログボックスでマッピングを表示して変更できます。

スタイルタグマッピングの定義

  1. マップするスタイルについて、段落、文字、またはオブジェクトのスタイルの編集ダイアログボックスを開きます。
  2. 左側のペインで「タグを書き出し」をクリックし、次のいずれかの操作を行います。
    • EPUB と HTML 出力にマップするタグを選択します。

    • EPUB と HTML 出力にマップするクラスを指定します。クラス名を使用して、デフォルトタグのスタイル定義を生成します。

    • このスタイルを CSS に含める場合、「CSS に含める」チェックボックスをオンにします。チェックボックスを選択しないと、このスタイルの CSS クラスは生成されません。同じクラスが割り当てられたスタイルが複数ある場合は、InDesign で書き出し時にエラーまたは警告メッセージが表示されます。このオプションは InDesign CC でのみ使用できます。

    • PDF 出力にマップするタグを選択します。このオプションは段落スタイルにのみ使用できます。

すべての書き出しタグを編集

「すべての書き出しタグを編集」を使用して、1 つのウィンドウですべての書き出しタグを一括で表示して変更できます。

  1. 段落、文字、またはオブジェクトのスタイルパネルメニューから「すべての書き出しタグを編集」を選択します。
  2. 「EPUB および HTML」または「PDF」をクリックします。
  3. スタイルに対応するタグをクリックします。変換によって生成されたリストから、新しい値を選択します。

Word のスタイルから InDesign スタイルへの変換

Microsoft Word ドキュメントを InDesign または InCopy に読み込む際には、Word で使用されている各スタイルを、対応する InDesign または InCopy スタイルにマップできます。読み込む前に、読み込まれたテキストの書式設定を行うスタイルを指定しておきます。読み込まれた Word の各スタイルの横に表示されるディスクアイコン は、InDesign または InCopy でスタイルを編集すると消えます。

  1. 次のいずれかの操作を行います。
    • Word ドキュメントを InDesign または InCopy の既存のテキストに追加するには、ファイル/配置を選択します。「読み込みオプションを表示」を選択して、Word ドキュメントをダブルクリックします。

    • 単独 InCopy ドキュメントとして Word ドキュメントを開くには、InCopy を起動し、ファイル/開くを選択した後、対象の Word ファイルをダブルクリックします。

  2. 「テキストと表のスタイルおよびフォーマットを保持」を選択します。
  3. 「スタイル読み込みをカスタマイズ」を選択して、「スタイルマッピング」をクリックします。
  4. スタイルマッピングダイアログボックスで、「Microsoft Word スタイル」を選択して、InCopy スタイルの各ポップアップメニューからオプションを選択します。次のオプションがあります。
    • スタイル名の競合がない場合は、「新規段落スタイル」、「新規文字スタイル」を選択するか、または既存の InCopy スタイルを選択します。

    • スタイル名の競合があった場合、「InCopy スタイルを再定義」を選択して、読み込まれたスタイルのテキストを Word のスタイルで書式設定します。または、既存の InCopy スタイルを選択して、読み込まれたテキストを InCopy のスタイルで書式設定します。Word スタイルの名前を変更するには、「自動名称変更」を選択します。

  5. 「OK」をクリックして、スタイルマッピングダイアログボックスを閉じます。その後、「OK」をクリックして、ドキュメントを読み込みます。

スタイルの適用

デフォルトでは、段落スタイルを適用しても、既存の文字の書式設定や段落の一部に適用された文字スタイルは削除されません。スタイルを適用するときに既存の書式設定を削除するかどうかを指定できます。選択したテキストに、ある文字スタイルまたは段落スタイルが使用されていて、さらにそのスタイルと関係をもたないスタイルも適用されている場合、パネルの現在の段落スタイルの横にプラス記号(+)が表示されます。このような書式設定を、オーバーライドまたは直接設定した書式と呼びます。

文字スタイルによって既存テキストの文字属性が削除またはリセットされるのは、それらの属性がスタイルによって定義されている場合です。

文字スタイルの適用

  1. スタイルを適用する文字を選択します。
  2. 次のいずれかの操作を行います。
    • 文字スタイルパネルで文字スタイル名をクリックします。

    • 文字形式コントロールパネルの「文字スタイル」ボタン横のポップアップメニューから文字スタイル名を選択します。

    • スタイルに割り当てたショートカットキーを押します(Num Lock キーがオンになっていることを確認してください)。

段落スタイルの適用

  1. 段落内をクリックするか、またはスタイルを適用したい段落のすべてあるいは一部分を選択します。
  2. 次のいずれかの操作を行います。
    • 段落スタイルパネルで段落スタイル名をクリックします。

    • 段落形式コントロールパネルの「段落スタイル」ボタン横にあるポップアップメニューから段落スタイル名を選択します。

    • スタイルに割り当てたショートカットキーを押します(Num Lock キーがオンになっていることを確認してください)。

  3. 不要な書式設定がテキストに残っている場合は、段落スタイルパネルメニューから「オーバーライドを消去」を選択します。

複数の段落に一連のスタイルを適用する方法

「次のスタイル」は、特定のスタイルを適用した後 Enter キーまたは Return キーを押したときに次の段落に自動的に適用されるスタイルを指定します。このオプションを使用すると、異なるスタイルを複数の段落に 1 回の操作で適用することもできます。

例えば、新聞のコラムの書式設定に 3 種類のスタイル、見出し、署名欄、本文を使用するとします。見出しの次のスタイルは署名欄、署名欄の次のスタイルは本文、本文の次のスタイルは [同一スタイル] です。見出し、署名欄と本文の記事全体を選択し、コンテキストメニューから特別な「次のスタイル」コマンドを選択して見出しスタイルを適用すると、最初の段落が見出しスタイルで書式設定され、2 番目の段落が署名欄スタイルで書式設定され、その他の段落が本文スタイルで書式設定されます。

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Before and after applying a style with Next Style.

  1. スタイルを適用する段落を選択します。
  2. 段落スタイルパネル上で、最初の段落に適用するスタイル名を右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(Mac OS)し、「[スタイル名] を適用して次のスタイルへ」を選択すると、クリックしたスタイルの「次のスタイル」が 2 番目の段落に適用されます。

また、テキストに書式設定のオーバーライドまたは文字スタイルが含まれている場合、コンテキストメニューを使用するとオーバーライドと文字スタイルまたはその両方を消去することもできます。

文字スタイルと段落スタイルの編集

スタイルを使用する利点の 1 つは、あるスタイルの定義を変更すると、そのスタイルを使用して書式設定されたテキストが新しいスタイル定義に合わせて変更されることです。

注意:

InDesign ドキュメントにリンクされた InCopy コンテンツのスタイルを編集する場合、修正内容はリンクされているコンテンツが更新されると上書きされます。

ダイアログボックスを使用したスタイルの編集

  1. 次のいずれかの操作を行います。
    • 選択されているテキストに編集するスタイルを適用したくない場合は、スタイルパネルのスタイル名を右クリック(Windows)または Control キーを押したままクリック(Mac OS)して「編集 [スタイル名]」を選択します。

    • スタイルパネルでスタイル名をダブルクリックします。または、パネルでスタイルを選択し、スタイルパネルメニューの「スタイルの編集」を選択します。ダブルクリック、または選択したスタイルは、現在選択されているテキストまたはテキストフレームすべてに適用されるか、テキストやテキストフレームが選択されていない場合、新しいフレームに入力したテキストのデフォルトスタイルとして設定されます。

  2. スタイルの編集ダイアログボックスを設定し、「OK」をクリックします。

選択したテキストに合わせたスタイルの再定義

スタイルを適用した後、その設定をオーバーライドできます。変更内容が適しているとわかったら、変更したテキストの書式設定に一致するようにそのスタイルを再定義できます。

注意:

InDesign ドキュメントにリンクされた InCopy コンテンツのスタイルを再定義する場合、修正内容はリンクされているコンテンツが更新されると上書きされます。

  1. 文字ツール を使用して、再定義したいスタイルで書式設定されたテキストを選択します。
  2. 段落または文字属性を変更します。
  3. スタイルパネルメニューから「スタイル再定義」を選択します。

文字スタイルまたは段落スタイルの削除

スタイルを削除するときは、代替のスタイルを選択したり、書式設定を維持するかどうかを選択したりできます。スタイルグループを削除すると、そのグループ内のすべてのスタイルが削除されます。グループ内のスタイルごとに、置換するかどうかが確認されます。

  1. スタイルパネルからスタイル名を選択します。
  2. 次のいずれかの操作を行います。
    • パネルメニューの「スタイルを削除」を選択するか、パネルの下部にある削除アイコン をクリックします。

    • スタイルを右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(Mac OS)して、「スタイルを削除」を選択します。この方法は、テキストにスタイルを適用することなく、スタイルを削除する場合に特に便利です。

  3. 段落スタイルを削除ダイアログボックスで、スタイルを選択して置き換えます。

    [段落スタイルなし] を選択して段落スタイルを置き換えるか、または [なし] を選択して文字スタイルを置き換える場合は、「フォーマットを保持」を選択すると、スタイルが適用されていたテキストの書式設定が保持されます。テキストはその書式を保持しますが、スタイルへの関連付けは解除されます。

  4. 「OK」をクリックします。

注意:

使用されていないスタイルをすべて削除するには、スタイルパネルメニューの「未使用をすべて選択」を選択して、削除アイコンをクリックします。未使用のスタイルを削除するときは、スタイルの置き換えを促す警告は表示されません。

文字スタイルと段落スタイルのオーバーライド

段落スタイルを適用したとき、テキストに文字スタイルや以前の書式設定が残っていることがあります。スタイルを適用した後、そのスタイルの一部ではない書式設定を適用することで、スタイルの設定をオーバーライドできます。スタイルの適用されたテキストに、そのスタイルの一部ではない書式設定が含まれている場合、これをオーバーライドまたは直接設定した書式と呼びます。オーバーライドのあるテキストを選択すると、スタイル名の右にプラス記号(+)が表示されます。文字スタイルでは、オーバーライドは、適用された属性がスタイルの一部である場合のみ表示されます。例えば、文字スタイルでテキストのカラーが変更されるのみであれば、そのテキストに別のフォントサイズを適用しても、オーバーライドとして表示されません。

段落スタイルを適用するときに、文字スタイルおよびオーバーライドした書式設定を削除することができます。また、スタイルが適用されている段落からオーバーライドを消去することもできます。

注意:

スタイルの名前の横にプラス記号(+)が表示されている場合、オーバーライド属性の説明を表示するには、スタイル名にマウスポインターを合わせます。

段落スタイル適用時のオーバーライドの保持または消去

  • 段落スタイルを適用しても文字スタイルを保持するが、段落スタイルのオーバーライドを消去するには、Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押したまま、段落スタイルパネルのスタイル名をクリックします。
  • 段落スタイルを適用して、文字スタイルと段落スタイルのオーバーライドの両方を消去するには、Alt+Shift キー(Windows)または Option+Shift キー(Mac OS)を押したまま、段落スタイルパネルのスタイル名をクリックします。

注意:

段落スタイルパネル上でスタイル名を右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(Mac OS)して、コンテキストメニューからオプションを選択すると、スタイルの適用時にオーバーライド、文字スタイル、またはその両方を消去できます。

文字スタイルと段落スタイルのオーバーライドをハイライト表示

ドキュメントに適用されたすべての段落スタイルと文字スタイルのオーバーライドを特定するには、次の操作を行います。

  1. 段落スタイルパネルまたは文字スタイルパネルを開きます。

  2. 次のいずれかの操作を行います。

    • スタイルのオーバーライドマーカーアイコン をクリックします。
    • パネルメニューにある「スタイルのオーバーライドマーカーの切り替え」を選択します。

スタイルオーバーライドハイライターを使用すると、ドキュメントに適用されたすべての段落スタイルまたは文字スタイルのオーバーライドがハイライト表示されます。

注意:

「スタイルのオーバーライドマーカーの切り替え」にキーボードショートカットを割り当てるとアクセスしやすくなります。詳しくは、キーボードショートカットセットの使用を参照してください。

段落スタイルのオーバーライドの消去

  1. オーバーライドを含むテキストを選択します。異なるスタイルが適用された複数の段落を選択することもできます。
  2. 段落スタイルパネルで次のいずれかの操作を行います。
    • 段落および文字スタイルのオーバーライドを消去するには、選択範囲のオーバーライドを消去アイコン をクリックするか、または段落スタイルパネルの「オーバーライドを消去」を選択します。

    • 文字スタイルのオーバーライドを消去し、段落スタイルのオーバーライドを保持する場合、Ctrl キー(Windows)または Command キー(Mac OS)を押しながら、選択範囲のオーバーライドを消去アイコンを押します。

    • 段落スタイルのオーバーライドを消去し、文字スタイルのオーバーライドを保持する場合、段落スタイルパネルで、Shift+Ctrl キー(Windows)または Shift+Command キー(Mac OS)を押しながら、選択範囲のオーバーライドを消去アイコンをクリックします。

    注意:

    オーバーライドを消去すると、段落の一部のみが選択されている場合でも、段落全体から段落レベルのオーバーライドが消去されます。文字レベルのオーバーライドは、選択部分のみから消去されます。

    オーバーライドを消去しても、文字スタイルの書式設定は削除されません。文字スタイルの書式設定を削除するには、その文字スタイルを含むテキストを選択して文字スタイルパネルで [なし] をクリックします。

テキストとスタイル間のリンクを解除すると、テキストは現在の書式設定を保持します。ただし、そのスタイルにさらに変更を加えても、そのスタイルとのリンクがなくなっているテキストにはその変更は反映されません。

  1. リンクを解除したいスタイルが適用されているテキストを選択します。
  2. スタイルパネルメニューの「スタイルとのリンクを切断」を選択します。

「スタイルとのリンクを切断」を選択したときにテキストが選択されていない場合、入力した新しいテキストでは選択されていたスタイルと同じ書式設定が使用されますが、そのテキストにはスタイルは割り当てられていない状態です。

箇条書きおよび自動番号スタイルのテキストへの変換

段落に箇条書きの記号または自動番号の書式を追加したスタイルを作成した場合、そのファイルを別のアプリケーションにコピーしたり書き出したりすると、これらの箇条書きの記号および自動番号の書式設定は失われる可能性があります。この問題を防ぐには、箇条書きの記号または自動番号のスタイルをテキストに変換します。

注意:

InDesign レイアウトにリンクされた InCopy ストーリーで箇条書きスタイルを変換すると、InDesign でコンテンツが更新されたときに変更が上書きされます。

  1. 段落スタイルパネルで、箇条書きの記号、または自動番号を含むスタイルを選択します。
  2. 段落スタイルパネルメニューで、「[スタイル名] の記号をテキストに変換」、または「[スタイル名] の番号付けをテキストに変換」を選択します。

他のスタイルの基になっているスタイル(親スタイル)で、箇条書きと自動番号をテキストに変換する場合、子スタイルの箇条書きと番号付けもテキストに変換されます。

自動番号をテキストに変換した後、テキストを編集するときに手動で番号を振る必要があります。

文字スタイルおよび段落スタイルの検索と置換

検索と置換ダイアログボックスを使用して、特定のスタイルが使用されている部分を検索し、別のスタイルに置換します。

  1. 編集/検索と置換を選択します。
  2. ドキュメント全体のスタイルを変更するには、「検索」で「ドキュメント」を選択します。
  3. 「検索文字列」と「置換文字列」オプションは空白のままにします。「検索形式」と「置換形式」ボックスがダイアログボックスの下部に表示されていない場合は、「詳細設定」をクリックしてください。
  4. 「検索形式」ボックスをクリックして、検索形式の設定ダイアログボックスを表示します。「スタイルの編集」で、検索する文字スタイルまたは段落スタイルを選択して、「OK」をクリックします。
  5. 「置換形式」ボックスをクリックして、置換形式の設定ダイアログボックスを表示します。「スタイルの編集」で、置換する文字スタイルまたは段落スタイルを選択して、「OK」をクリックします。
  6. 「検索」をクリックして、「置換」、「置換して検索」または「すべてを置換」を使用してスタイルを置換します。

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