欧文スペルチェック

ドキュメント内または開かれているすべてのストーリーでスペルチェックを行うことができます。ミススペルの単語、不明な単語、反復語(「the the」など)、小文字で始まる単語、小文字で始まる文はハイライト表示されます。スペルチェックを実行すると、すべての XML コンテンツと展開されている注釈内のテキストもスペルチェックが行われます。

InCopy では、テキストのスペルをチェックするときに、ドキュメントのテキストに対して指定されている言語の辞書が使用されます。InCopy では、テキストのスペルチェックおよびハイフネーションを行う際には、ドキュメントのテキストに指定されている言語に最も近い言語の辞書(Proximity 言語辞書)が使用されます。各辞書には、標準のハイフネーションが設定された何十万もの単語が含まれています。

独自型のストーリー(InDesign レイアウトにリンクされていないストーリー)の場合は、専門用語などが正確に識別および処理されるように、言語辞書をカスタマイズすることもできます。例えば、スペルチェックを実行するときに(編集/欧文スペルチェック/欧文スペルチェックを選択)、「追加」をクリックして希望の設定を入力することができます。

スペルチェックの環境設定

  1. 編集/環境設定/欧文スペルチェック(Windows)または InCopy/環境設定/欧文スペルチェック(Macintosh)を選択します。
  2. 次のいずれかの操作を行います。
    • 「ミススペル単語」を選択すると、言語辞書にない単語が検索されます。

    • 「反復語」を選択すると、「the the」などのような重複した単語が検索されます。

    • 「小文字の単語」を選択すると、言語辞書に大文字で登録されている単語(例えば「Germany」)が、小文字だけの場合(「germany」)も検索されます。

    • 「小文字の文」を選択すると、ピリオド(.)、感嘆符(!)および疑問符(?)の後に続いてる、小文字で始まる単語を検索します。

  3. 「ダイナミックスペルチェックを有効にする」を選択すると、入力と同時に、ミススペルの可能性がある単語に下線が引かれます。
  4. ミススペル単語(ユーザー辞書にない単語)、反復後(「the the」など)、小文字で始まっている単語(「Germany」ではなく「germany」など)、小文字で始まっている文(大文字で始まっていない文)の下線のカラーを指定します。

注意:

注釈のスペルチェックを行うには、注釈の環境設定で「注釈の内容をスペルチェックの対象として含める」が選択されていることを確認します。 削除したテキストのスペルチェックを行うには、「変更をトラック」の環境設定で「削除したテキストをスペルチェックの対象として含める」が選択されていることを確認します。

欧文スペルチェック

  1. ドキュメントに外国語のテキストが含まれている場合は、そのテキストを選択し、文字パネルの言語ポップアップメニューからそのテキストの言語を指定します。
  2. 編集/欧文スペルチェック/欧文スペルチェックを選択します。

    スペルチェックが開始されます。

    注意:

    「欧文スペルチェック」コマンドは、複数のストーリーで構成されるファイル内の折りたたまれているストーリーではスペルチェックを行いません。しかし、「すべてを置換」または「すべて無視」は、折りたたまれているストーリーおよび表に作用します。

  3. スペルチェックの範囲を変更するには、次のいずれかの操作を行って、「開始」をクリックします。
    • ドキュメント全体でスペルチェックを行うには、「ドキュメント」を選択します。開かれているすべてのドキュメントでスペルチェックを行うには、「すべてのドキュメント」を選択します。

    • 現在選択されているフレーム内のすべてのテキストでスペルチェックを行うには(他の連結テキストフレーム内のテキストとオーバーセットテキストを含む)、「ストーリー」を選択します。選択されているすべてのフレーム内で使用されている複数のストーリーでスペルチェックを行う場合にも、「ストーリー」を選択します。

    • テキスト挿入点以降のテキストでスペルチェックを行うには、「ストーリーの最後へ」を選択します。

    • 選択されているテキストのみでスペルチェックを行うには、「選択範囲」を選択します。このオプションは、テキストが選択されている場合にのみ使用できます。

  4. 未知の単語、ミススペルの単語またはエラーが表示された場合は、次のオプションを選択します。
    • ドキュメント上でハイライト表示されている単語を変更せずにスペルチェックを続行する場合は、「スキップ」をクリックします。ハイライト表示されている単語をすべて無視する場合は、「すべて無視」をクリックします(この単語は InCopy を再起動するまで無視されます)。

    • 単語のミススペルだけを変更するには、「候補」リストから単語を選択するか、「置換文字列」テキストボックスに正しい単語を入力し、「置換」をクリックします。ドキュメントのすべてのミススペル単語を訂正するには、「すべてを置換」をクリックします。

    • 単語を辞書に追加するには、追加ポップアップメニューから辞書を選択して、「追加」をクリックします。

    • 「欧文辞書」をクリックして欧文辞書ダイアログボックスを表示して、追加先の辞書と言語を指定したり、追加する単語のハイフネーションを指定します。単語をすべての言語に追加する場合、言語ポップアップメニューから「すべての言語」を選択します。「追加」ボタンをクリックします。

入力と同時のスペルエラー修正

「自動修正」を有効にすることで、入力と同時に小文字の誤用やその他の一般的な入力ミスを修正することができます。「自動修正」を有効にする前に、よくミススペルする単語のミススペルと正しいスペルのリストを作成する必要があります。

  1. 編集/環境設定/自動修正(Windows)または InCopy/環境設定/自動修正(Macintosh)を選択します。
  2. 「自動修正を有効にする」を選択します。編集/欧文スペルチェック/自動修正を選択してこの機能をすばやく有効または無効にすることもできます。
  3. 言語ポップアップメニューから自動修正を適用する言語を選択します。
  4. 小文字の誤用(「Germany」ではなく「germany」と入力するなど)を修正するには、「キャピタリゼーションエラーの自動修正」を選択します。大文字で開始される単語を自動修正用のリストに追加する必要はありません。
  5. よくミススペルする単語を追加するには、「追加」をクリックしてミススペル(「teh」など)と正しいスペル(「the」など)を入力し、「OK」をクリックします。
  6. 必要に応じて、よくミススペルする単語を続けて追加し、「OK」をクリックします。

リストに追加したミススペルを入力すると、それはリストに追加した正しいスペルに自動的に置換されます。

追加した自動修正単語を削除するには、リストから対象の単語を選択して「削除」を選択します。自動修正単語を編集するには、対象の単語を選択して「編集」をクリックし、修正を入力し直してから「OK」をクリックします。

ダイナミックスペルチェックの使用

ダイナミックスペルチェックが有効であれば、コンテキストメニューを使用してスペルエラーを修正することができます。ミススペルの可能性がある単語には下線が引かれます(テキストの言語に関連付けられた辞書に基づいて実行します)。他の言語のテキストを入力する場合は、そのテキストを選択し、正しい言語を割り当ててください。

  1. ダイナミックスペルチェックを有効にするには、編集/欧文スペルチェック/ダイナミックスペルチェックを選択します。

    ミススペルの可能性がある単語には下線が引かれます。

  2. 下線が引かれた単語を右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(Macintosh)し、次のいずれかの操作を行います。
    • 修正候補から単語を選択します。同じ単語が 2 つ続いている場合には、「反復語 [単語] を削除」を選択して、2 つ目の単語を削除します。単語を大文字で開始する必要がある場合には「[単語] を大文字にする」を選択します。

    • [単語] をユーザー辞書に追加」を選択します。欧文辞書ダイアログボックスを開くことなく、単語を現在の辞書に自動的に追加します。この単語はテキスト内では変更されません。

    • 「欧文辞書」を選択して 欧文辞書ダイアログボックスを開き、「辞書名」の選択およびハイフネーションの変更を行ってから、言語を指定します。単語をすべての言語に追加するには、言語ポップアップメニューから「すべての言語」を選択して「追加」をクリックします。単語が選択した辞書に追加されますが、この単語はテキスト内では変更されません。

    • 「すべて無視」を選択して、この単語をすべてのドキュメントでスペルチェックの対象外にします。InCopy を再起動すると、この単語は再びミススペルとしてスペルチェックの対象となります。

注意:

「すべて無視」を選択してからその単語を再びスペルチェックの対象にするには、欧文辞書ダイアログボックスの辞書リストポップアップメニューから「無視する単語」を選択し、リストからその単語を削除します。

ハイフネーションおよびスペルチェック辞書

InCopy では、ほとんどの言語のスペルチェックとハイフネーションの検証に Proximity 辞書を使用します。各辞書は、単語を追加してカスタマイズすることができます。テキストには異なる言語を指定することができます。InCopy は、適切な辞書を使用してスペルチェックとハイフネーションを処理します。さらに、ユーザー辞書を作成することもできます。プレーンテキストで保存されている単語リストを読み込んだり書き出したりすることができます。

辞書内の単語をカスタマイズすると、追加した単語(辞書になかった単語)および削除した単語(辞書にあった単語で、ミススペルとして検索される対象にした単語)のリストが作成されます。欧文辞書ダイアログボックスで、追加した単語、削除した単語、無視した単語(「すべて無視」を適用したため現在のセッションで無視される単語)を表示および編集することができます。すべての言語に適用する単語を追加できます。これは、姓、住所、言語に特有の他の項目の場合に特に便利です。

注意:

旧バージョンの InDesign または InCopy の言語辞書を使用する場合は、システムの「検索」コマンドを使用してユーザー辞書ファイル(.idc)を検索し、環境設定ダイアログボックスの「欧文辞書」セクションの辞書リストに追加します。

辞書の保存場所

ハイフネーションおよびスペルチェックの例外単語リストは、デフォルトでは InCopy がインストールされているコンピューター上にあるユーザー辞書ファイルにあります。辞書ファイル名の拡張子は .clam および .not です。ユーザー辞書ファイルは、InCopy ドキュメントとは独立したファイルですが、例外単語リストを InCopy ドキュメント内に保存することも可能です。さらに、単語リストを外部ユーザー辞書、ドキュメントまたはその両方に保存することができます。既存の辞書の保存場所は、辞書の環境設定に表示されます。

ハイフネーションおよびスペルチェックの例外単語リストをドキュメント内に保存すると、ドキュメントを他のコンピューターに移動した場合でも、テキスト処理の統一が容易になります。これを行うには、環境設定ダイアログボックスの「欧文辞書」セクションで「ドキュメントにユーザー辞書を自動埋め込み」を選択します。パッケージダイアログボックスから例外単語リストの場所を制御することもできます。逆に、例外単語リストを InDesign ドキュメントとは別に独立したファイルとして保存すると、複数のドキュメントで同じ例外単語リストを使用することができ、複数のドキュメント間でのテキスト処理の統一が容易になります。

注意:

ユーザー辞書が例外単語リストに結合されている場合は、単語が使用されていなくてもユーザー辞書全体がドキュメントに追加されるため、ドキュメントのファイルサイズは大きくなります。

テキストへの言語の適用

文字パネルの言語ポップアップメニューを使用して、選択したテキストに言語を適用することができます。ドキュメント全体またはすべての新規ドキュメントにデフォルトの言語を指定することもできます。InCopy には、言語ロック機能があります。これにより、アジア言語テキストが選択されているテキストの一部で、言語ポップアップメニューからアジア言語以外が選択されている場合に、アジア言語テキストの言語設定が変更されるのを防止することができます(テキストの言語の指定を参照してください)。

コントロールパネルまたは文字パネルの言語ポップアップメニューを使用して、選択したテキストに言語を適用することができます。ドキュメント全体またはすべての新規ドキュメントにデフォルトの言語を指定することもできます(テキストの言語の指定を参照してください)。

例外単語リスト

検索される単語を追加することもできます。例えば、会社名表記や、特定のドキュメントでは別の綴り方が必要な「bicycle」という一般的な単語の代替の綴りを使用したい場合には、この単語がスペルチェック時に検索されるように例外単語リストに追加します。InCopy では、追加および削除した単語のリストを、インストールされている言語ごとに個別に管理することができます。

ユーザー辞書の作成または追加

新規ユーザー辞書を作成したり、InDesign または InCopy の旧バージョン、他の制作者から送信されたファイルまたはワークグループのユーザー辞書が格納されているサーバーからユーザー辞書を追加することができます。追加する辞書は、すべての InCopy ドキュメントで使用されます。

  1. 編集/環境設定/欧文辞書(Windows)または InCopy/環境設定/欧文辞書(Mac OS)を選択します。
  2. 言語ポップアップメニューから辞書に関連付ける言語を選択します。
  3. 次のいずれかの操作を行います。
    • 新規辞書を作成するには、言語ポップアップメニューの下にある新規ユーザー辞書ボタン  をクリックします。ユーザー辞書の名前(拡張子 .udc を含む)と保存場所を指定して、「保存」をクリックします。

    • 既存の辞書を追加するには、ユーザー辞書を追加ボタン をクリックし、ユーザー辞書ファイル(拡張子は .udc または .not)を選択して、「開く」をクリックします。

注意:

辞書ファイルが見つからなければ、システムの「検索」コマンドを使用して辞書ファイルを検索し(「*.udc」で検索)、場所を確認してからファイルを開きます。

辞書が言語ポップアップメニューの下にあるリストに追加されます。スペルチェックをするときに、欧文辞書ダイアログボックスを使用して辞書に単語を追加することができます。

現在のドキュメントのデフォルト言語辞書の設定

ドキュメントまたは作成したすべての新しいドキュメントに対し、デフォルトの言語辞書を変更できます。既存のドキュメントのデフォルトの辞書を変更しても、既に作成済みのテキストまたは既存のテキストフレームに入力したテキストには影響しません。

注意:

文字スタイルパネルまたは段落スタイルパネルを使用して、特定のスタイルの特定の辞書を設定します。言語メニューが「詳細文字形式」セクションに表示されます。

  1. ドキュメントを開きます。
  2. ツールパネルから選択ツールを選択して、ドキュメントでアイテムが選択されていないことを確認します。
  3. 書式/文字を選択します。
  4. 必要な辞書を文字パネルの言語メニューから選択します。文字パネルで言語オプションが表示されない場合は、「オプションを表示」を選択して、リストから言語を選択します。

新しいドキュメントすべてのデフォルト言語辞書の設定

  1. InCopy を起動します。ドキュメントは開きません。
  2. 書式/文字を選択します。
  3. 必要な辞書を文字パネルの言語ポップアップメニューから選択します。文字パネルで言語オプションが表示されない場合は、「オプションを表示」を選択して、リストから言語を選択します。
  1. 編集/環境設定/欧文辞書(Windows)または InCopy/環境設定/欧文辞書(Mac OS)を選択します。
  2. 言語ポップアップメニューから辞書が属する言語を選択します。
  3. 次のいずれかの操作を行います。
    • リストから辞書を削除するには、削除する辞書を選択して、ユーザー辞書を削除アイコン  をクリックします。言語につき少なくとも 1 つの辞書を割り当てる必要があります。

    • 言語辞書の横に疑問符がある場合は、その辞書を選択して、ユーザー辞書を再リンクアイコン をクリックし、ユーザー辞書を検索して開きます。

    • ユーザー辞書の順序を変更するには、ユーザー辞書をドラッグ&ドロップします。リスト内の辞書の順序に従って、辞書が使用されます。

辞書への単語の追加

スペルチェック中に欧文スペルチェックダイアログボックスに未知の単語が表示されたら、追加ポップアップメニューから辞書を選択して、「追加」をクリックします。また、欧文辞書ダイアログボックスを使用すると、対象の辞書と言語を指定して単語を例外単語リストに追加する方法を指定することができます。

独立型ストーリー(InDesign レイアウトにリンクされていないストーリー)では、言語辞書に単語を追加することができます。専門用語などが正確に識別および処理されるように、言語辞書をカスタマイズすることもできます。

  1. 編集/欧文スペルチェック/ユーザー辞書を選択します。
  2. 言語ポップアップメニューから言語を選択します。各言語には少なくとも 1 つの辞書が割り当てられています。すべての言語に単語を追加する場合は、「すべての言語」を選択します。
  3. 辞書名ポップアップメニューから例外単語を保存する辞書を選択します。辞書名ポップアップメニューでは、外部ユーザー辞書または開かれているドキュメントを選択することができます。
  4. 辞書リストポップアップメニューから「追加する単語」を選択します。
  5. 「単語」テキストボックスで、単語リストに追加する単語を入力するか編集します。
  6. 「ハイフネーション」をクリックして、単語のデフォルトのハイフネーションを確認します。チルド記号(~)はハイフンで区切られる位置を示しています。
  7. 既存のハイフネーションが適切でなければ、次のガイドラインに従って、「単語」に入力されている単語にハイフネーションを設定します。
    • 単語の最適なハイフン位置、または許容できるハイフン位置として指定する位置に、チルド記号(~)を1つ入力します。

    • ハイフン位置の次の候補となる位置を指定するには、チルド記号を 2 つ(~~)入力します。

    • 適切ではないが許容できるハイフン位置を指定するには、チルド記号を 3 つ(~~~)入力します。

    • 単語がハイフン処理されないようにするには、単語の先頭文字の前にチルド記号を入力します。

    注意:

    単語内に実際の文字としてチルド記号を含めたい場合には、チルド記号(¥~)の前にバックスラッシュを入力します。

  8. 「追加」をクリックし、次に「終了」をクリックします。選択した辞書リストに単語が追加されます。

注意:

ハイフン位置は、ドキュメントのハイフン設定と関連していることに注意してください。このため、単語のハイフン位置が適切ではない場合があります。段落パネルメニューから「ハイフネーション設定」を選択して、設定を調整してください(詳しくは、テキストのハイフネーションを参照してください)。

辞書の単語の削除または編集

  1. 編集/欧文スペルチェック/ユーザー辞書を選択します。
  2. 言語ポップアップメニューから言語を選択します。
  3. 辞書名ポップアップメニューから、例外単語を削除する辞書を選択します。辞書名ポップアップメニューでは、外部ユーザー辞書または開かれているドキュメントを選択することができます。
  4. 辞書リストポップアップメニューで、次のいずれかの操作を行います。
    • 「辞書名」で選択した辞書の例外単語リストに単語を追加するには、「追加する単語」を選択します。

    • ミススペルとして登録されている単語のリストを変更するには、「削除する単語」を選択します。

    • 現在の InCopy セッションで無視した単語のリストを変更するには、「無視する単語」を選択します。このリストには、スペルチェック機能で「すべて無視」を指定した単語のすべてが含まれます。

  5. 単語リストで、単語を編集するか、単語を選択して「削除」をクリックします。
  6. 「完了」をクリックします。

単語リストの書き出し

単語リストはテキストファイル(.txt)に書き出して InCopy のユーザー辞書に読み込むことができます。テキストファイルに含まれる単語は、スペース、タブまたは改行で区切られていなければなりません。追加した単語や削除した単語は書き出すことができますが、無視した単語は、現在のセッションでのみ使用されているため、書き出すことができません。

  1. 編集/欧文スペルチェック/ユーザー辞書を選択します。
  2. 言語ポップアップメニューから言語を選択し、辞書名ポップアップメニューから書き出す単語リストを含む辞書を選択します。
  3. 「書き出し」をクリックし、ファイルの名前と保存場所を指定して、「保存」をクリックします。

単語リストがテキストファイルに保存されます。この単語リストは、任意のテキストエディターで編集してから読み込むことができます。また、他の制作者がこの単語リストを独自のユーザー辞書に読み込める場合は、他の制作者に送信することもできます。

単語リストの読み込み

  1. 編集/欧文スペルチェック/ユーザー辞書を選択します。
  2. 言語ポップアップメニューから言語を選択し、辞書名ポップアップメニューから辞書を選択します。
  3. 「読み込み」をクリックし、スペルチェックの例外単語リストを含むテキストファイルを選択して、「開く」をクリックします。

辞書の環境設定の変更

辞書の環境設定を使用して、InCopy でのハイフネーションとスペルチェック辞書の処理方法を指定します。InCopy では、ほとんどの言語のスペルチェックとハイフネーションの検証に Proximity 辞書を使用します。他社のハイフネーションまたはスペルチェックのコンポーネントをインストールしている場合は、インストールされている各言語に対して異なる辞書を選択することもできます。

注意:

辞書の環境設定ダイアログボックスでは、スペルチェックやテキストのハイフネーションで使用する言語辞書を指定することはできません。このダイアログボックスでは、「言語」フィールドで指定した言語に対し、InCopy で使用するハイフネーションとスペルチェックプラグインを指定します。デフォルトのハイフネーションおよびスペルチェックプラグインのみを使用する場合は、辞書の環境設定ダイアログで設定を変更する必要はありません。サードパーティディベロッパーにより提供されるスペルチェックおよびハイフネーションプラグインをインストールする場合は、このダイアログボックスにハイフネーション辞書のメーカーおよびスペル辞書のメーカーメニューにオプションとして表示されます。このオプションでは、複数の言語に対し 1 メーカーのハイフネーションおよびスペルチェックエンジンを選択したり、その他の言語に対しては別のメーカーのものを選択することができます。

  1. 編集/環境設定/欧文辞書(Windows)または InCopy/環境設定/欧文辞書(Mac OS)を選択します。
  2. 言語ポップアップメニューから、他社のハイフネーションまたはスペルチェックのコンポーネントを適用する言語を選択します。
  3. ユーザー辞書を作成、追加または削除します(詳しくは、ユーザー辞書の作成または追加を参照してください)。
  4. 他社のハイフンネーションのコンポーネントをインストールしている場合は、「ハイフネーション辞書のメーカー」からそれを選択します。
  5. 他社のスペル辞書コンポーネントをインストールしている場合は、「スペル辞書のメーカー」からそれを選択します。
  6. 「ハイフネーションの例外単語を参照する辞書」で、次のいずれかの操作を行います。
    • 外部ユーザー辞書に保存されているハイフネーションの例外単語リストを使用してテキストを作成するには、「ユーザー辞書」を選択します。

    • ドキュメント内に保存されているハイフネーションの例外単語リストを使用してテキストを作成するには、「ドキュメント」を選択します。

    • 両方のリストを使用してテキストを作成するには、「ユーザー辞書とドキュメント」を選択します。この設定がデフォルトです。

  7. 外部ユーザー辞書として保存している例外単語リストを、ドキュメントデータに格納するには「ドキュメントにユーザー辞書を自動埋め込み」を選択しておきます。なお、両方の例外単語リストを使用してテキスト作成を行うには、手順 6 で「ユーザー辞書とドキュメント」を選択します。

    注意:

    多数のパートナーまたはクライアントと共同で作業を進める場合は、「ドキュメントにユーザー辞書を自動埋め込み」オプションの選択を解除することをお勧めします。例えば、通常、印刷・出力会社はユーザー辞書をすべての顧客のファイルと結合しません。

  8. 設定を変更したときにすべてのストーリーを再構成するには、「ユーザー辞書編集後、すべてのストーリーに自動適用」を選択します。このオプションを選択すると、「ハイフネーションの例外単語を参照する辞書」の設定を変更したとき(手順 6 を参照)、または編集/欧文辞書コマンドで単語を追加または削除したときに、ストーリーが再構成されます。ただし、ドキュメントのテキスト量によっては、ストーリーの再構成に時間を要することがあります。
  9. 「OK」をクリックします。

ワークグループでの辞書の使用

1 つのドキュメントですべての制作者が同じスペルチェックおよびハイフネーションルールを使用するためには、ワークグループのすべてのステーションに同一のカスタマイズされたユーザー辞書がインストールおよび追加されていなければなりません。ワークグループのすべてのコンピューターに同じ辞書を追加する方法の他に、ネットワークサーバー経由でユーザー辞書を共有する方法もあります。

ロックアイコン は、辞書がロックされていて、編集できないことを示します(使用は可能)。ユーザー辞書がサーバーに保存されている場合は、辞書を最初に読み込んだユーザーがファイルをロックします(辞書は、それ以降に辞書を使用する他のユーザーに対してロックされます)。ファイルが読み取り専用で作成されている場合は、オペレーティングシステムでファイルをロックすることもできます。ユーザー辞書をネットワークサーバー経由で共有する場合は、ファイルをロックすることをお勧めします。これにより、ファイルはすべてのユーザーに対して読み取り専用となり、管理者のみが単語を追加することができます。

ワークグループのすべてのメンバーが、ドキュメントに対して設定されている辞書ではなく、ワークステーションにインストールされているカスタマイズされたユーザー辞書を使用する必要があります。ただし、ドキュメントを印刷・出力会社に送る前には、ユーザー辞書をドキュメントに結合することをお勧めします。

カスタマイズしたユーザー辞書を共通ネットワークワークステーションで共有しない場合は、ユーザー辞書ファイルを見つけ、別のワークステーションにコピーします。辞書の保存場所は、辞書の環境設定に表示されます。

注意:

共有ワークステーションでユーザー辞書を更新した後、個々のワークステーションでユーザーが InCopy を再起動するか、Ctrl+Alt+/ キー(Windows)または Command+Option+/ キー(Mac OS)を押してすべてのテキストを再構成するまで変更は反映されません。

Duden 辞書

Duden は InCopy にネイティブに統合されています。Duden を使用すると、ドイツ語のハイフネーションとスペルチェックの精度が向上します。

  1. InCopy で Duden 辞書を使用してドイツ語を操作するには、以下に移動します。

    • Windows の場合:編集/環境設定/欧文辞書
    • macOS の場合:InCopy/環境設定/欧文辞書
  2. 言語ドロップダウンから、次のいずれかの言語を選択します。

    • ドイツ語 : 1996 年改訂
    • ドイツ語 : 2006 年改訂
    • ドイツ語 : オーストリア 2006 年改訂
    • ドイツ語 : スイス
    • ドイツ語 : スイス 2006 年改訂

    注意:

    新しい言語「ドイツ語 : オーストリア 2006 年改訂」が導入されました。

    辞書の言語
  3. (デフォルトで選択されていない場合)Hyphenation(ハイフネーション)と Spelling(スペルチェック)ドロップダウンから「Duden」を選択します。

    Duden ハイフネーション

ハイフネーション

Duden ハイフネーションを使用するには、環境設定欧文辞書に移動し、「ハイフネーションオプションを表示」を選択します。

ハイフネーションオプションを表示

Duden ハイフネーションオプションを使用できる場所は、以下のとおりです。

  • 新規段落スタイルを作成する際のハイフネーションの設定
新規段落スタイルのハイフネーション
  • 段落パネルメニュー/ハイフネーション設定
ハイフネーションの設定

Duden ハイフネーションスタイル

Duden には、ドイツ語用の 4 種類のハイフネーションスタイルが用意されています。

すべて:

これにより、理論的に正しい、スペル規則に沿ったハイフネーションが実現されます。例えば、Ur-ins-tinktUr-in-s-tinkt はいずれも正解です。この設定はデフォルトです。

美的でないハイフン以外すべて:

すべて(単語の意味が歪められる可能性のある美的でないハイフネーション以外)のハイフネーションが認められます。例えば、Ur-ins-tinkt は使用できますが、Ur-in-s-tinkt は使用できません。

推奨される美的:

美的ハイフネーションが定義された単語のほか、美的ハイフネーションが定義されない長い単語(最短 6 文字)もハイフンで区切られます。例えば、Napoleon には美的ハイフネーションが定義されませんが、Na-po-leon のようにハイフン処理されます。

美的:

美的と定義されたハイフネーションのみが適用されます。例えば、Au-tobahn ではなく、Auto-bahn となります。

その他の Duden ハイフネーションスタイルの例

ハイフネーションスタイル 例 1 例 2 例 3 例 4 例 5
すべて Ur-in-s-tinkt Erd-beer-mar-me-la-de Na-po-le-on kri-tisch be-in-hal-ten
美的でないハイフン以外すべて Ur-ins-tinkt Erd-beer-mar-me-la-de Na-po-leon kri-tisch be-inhal-ten
推奨される美的 Ur-instinkt Erd-beer-marmelade Na-po-leon kri-tisch be-inhalten
美的 Ur-instinkt Erd-beer-marmelade Napoleon kritisch be-inhalten

スペルチェック

ドイツ語では、多くの単語のスペルに複数のバリエーションがあります(DelphinDelfin または GraphikGrafik など)。

4 種類のスペルチェックスタイルが用意されています。一貫した文体のため、いずれかの有効なスペルバリエーションのみ(例えば、Delphin または Delfin)が許可される場合、「Duden」、「保守的」、または「通信社」を選択します。ただし、無効なスペルを単にエラーとしてマークする場合は、「寛容」を選択します。

デフォルトでは「Duden」が選択されます。他のオプションを選択するには、環境設定欧文辞書欧文スペルチェックに移動します。

Duden スペルチェックスタイル

Duden:

Duden が推奨する正しいバリエーションのみが許可されます。他のバリエーションは、エラーとしてマークされます。

保守的:

旧式のスペルのみが採用されます。例えば、Delphin は許可されますが、Delfin は許可されません(f ではなく ph)。同様に、Graphik は許可されますが、Grafik は許可されません。

通信社:

「Duden」と同じですが、複数の通信社や出版社によって定められた様々な規則が加わります。

寛容:

有効なスペルが許可されます。例えば、GraphikGrafik はいずれも正確です。同様に、DelphinDelfin もいずれも使用できます。

欧文スペルチェック

その他のスペルチェックの例

スペルチェックスタイル 例 1 例 2 例 3 例 4 例 5
Duden Geograf が正しく、Geograph は間違い Joghurt が正しく、Jogurt は間違い Fotosynthese が正しく、Photosynthese は間違い Motocross が正しく、Moto-Cross は間違い Fundraising が正しく、Fund-Raising は間違い
保守的 Geograph が正しく、Geograf は間違い Joghurt が正しく、Jogurt は間違い Photosynthese が正しく、Fotosynthese は間違い Moto-Cross が正しく、Motocross は間違い Fund-Raising が正しく、Fundraising は間違い
通信社 Geograf が正しく、Geograph は間違い Joghurt が正しく、Jogurt は間違い Photosynthese が正しく、Fotosynthese は間違い Moto-Cross が正しく、Motocross は間違い Fundraising が正しく、Fund-Raising は間違い
寛容 どちらも正しい どちらも正しい どちらも正しい どちらも正しい どちらも正しい

スクリプティング

スクリプティングを使用して Duden スペル辞書のメーカーを設定するには、スペルチェックスタイルに次の名前を使用します。

  • Duden
  • Duden : 保守的
  • Duden : 通信社
  • Duden : 寛容

選択されているテキストへの言語辞書の割り当て

独立型ストーリー(InDesign レイアウトにリンクされていないストーリー)で複数の言語を使用する場合、それぞれの言語のスペルチェックおよびハイフネーションに使用する言語辞書を指定することができます。ドキュメントの特定の部分に(1 文字にまで)異なる言語辞書を割り当てることができます。

wt_15
Different hyphenation breaks depending on the language dictionary

A. Glockenspiel in English B. Glockenspiel in Traditional German C. Glockenspiel in Reformed German 
  1. 辞書を割り当てるテキストを選択します。
  2. 書式/文字を選択して、文字パネルを開きます。
  3. 文字パネルの下部にある言語メニューから辞書を選択します。文字パネルに言語ポップアップメニューが表示されていなければ、文字パネルメニューから「カスタマイズ」を選択し、「言語」を選択して、「OK」をクリックします。

注意:

ハイフネーションリストが埋め込まれている InDesign レイアウトに InCopy ストーリーがリンクされている場合は、このリストがスペルチェックとハイフネーションに使用されます。

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