Adobe® InCopy® では、単独のドキュメントを作成することも、Adobe® InDesign® にリンクされたドキュメントを使用することもできます。リンクしているドキュメントを使用するとき、お客様が使用しているワークフローシステムによっては、1 つの InDesign ファイル内に複数の InCopy ストーリーを含めることができます。執筆者、編集者およびデザイナーが互いの作業内容を上書きすることなく、同時に同じ InDesign ドキュメントで作業することができます。

InCopy ワークフローについて

InCopy と InDesign の緊密な連携によって、執筆者、編集者およびデザイナーが互いの作業内容を上書きすることなく、同時に同じ InDesign ドキュメントで作業するためのワークフローが実現されました。このワークフローシステムでは、ファイルをチェックインおよびチェックアウトすることで、ファイルの整合性が保たれます。

InCopy ユーザーは、InDesign をインストールしていなくても、各自の担当部分をレイアウトに沿った形で確認することができます。執筆者と編集者は、InCopy を使用して、(通常は InDesign から読み込んだ)書式設定用スタイルの適用、割り付け、改行と改ページの調整、ハイフネーション設定、カーニングなどの組版機能を含め、テキストを完全にコントロールできます。InCopy ユーザーは、ストーリーの表現を豊かにするためにグラフィックを読み込み、それらのグラフィックに対して、拡大 / 縮小や切り抜きなど、特定の種類に限定された変形を加えることができます。コンテンツを InCopy に保存したら、そのドキュメントを InDesign で更新することができます。さらに、InDesign ユーザーがデザインの更新を InCopy ユーザーと共有することで、両者が最新のレイアウトを使用して作業することができます。

通常、システムインテグレータがグループに対するワークフローシステムの設定と定義を行うことで、InCopy と InDesign の間の連携をカスタマイズします。このワークフローシステムによって、ファイルの作成、マスターサーバーとの同期、表示が制御されます。InCopy と InDesign では、小規模なワークグループ向けの InCopy LiveEdit Workflow プラグインにより使用可能になる組み込みシステムを含め、複数の異なるワークフローシステムを扱うことができます。使用しているワークフローシステムについて詳しくは、システムインテグレータへ問い合わせてください。

リンクしている(管理されている)ドキュメントについて

リンクしている InCopy ドキュメントとは、開いている InDesign ドキュメントまたはアサインファイル内に配置されたコンテンツファイル(テキストまたはグラフィック)です。このコンテンツは、InDesign でのレイアウトにリンクされており、InDesign ドキュメントによって管理されています。リンクは InDesign で行います。InCopy からリンクを作成または管理することはできません。InDesign でのリンクは、InCopy ユーザーがテキストの執筆と編集を開始する前、執筆中、またはテキスト編集を完了した後のいずれでも行うことができます。コンテンツをリンクすると、InCopy ユーザーは、InDesign ドキュメントで表示されるとおりのページレイアウト、スタイルなどを確認できます(ただし変更はできません)。

リンクしているドキュメントは、他にも次のような特徴を持ちます。

  • リンクしている InCopy ファイルでは、そのファイルに含まれるテキストに対してほとんどの作業を行うことができます。例えば、テキストの書式設定オプションの指定、フォントの変更のほかに、InDesign レイアウトとワークフローシステムでのデザインと書式設定上の制限範囲内で編集とコピーフィットの機能を実行することができます。ただし、テキストフレームやグラフィックフレーム、段組レイアウト、連結順序、その他のデザイン的な要素を変更することはできません。これらは、InDesign で設定します。

  • リンクしているコンテンツは、ワークフローシステムによって管理され、アクセス制御のためにロックされます。ワークフローシステムによっては、リンクしているストーリーを開く際に、1 ユーザーのみがファイルを処理できるように個別の InCopy ファイルをチェックアウトする方法など、複数のオプションが用意されている場合があります。手順については、ご使用のワークフローシステムのマニュアルを参照するか、システム管理者に問い合わせてください。または、ワークフローで InCopy LiveEdit Workflow プラグインを使用している場合には、InCopy を使用してコンテンツをチェックアウトしてください。

複数のストーリーファイルの使用

リンクしているドキュメントを使用するとき、お客様が使用しているワークフローシステムによっては、1 つの InDesign ファイル内に複数の InCopy ストーリーを含めることができます。複数のストーリーを含むファイルは、InDesign で、アサインファイルとして、またはリンクしている InCopy コンテンツを含む InDesign ファイルとして作成する必要があります。InCopy を使用して複数のストーリーを含むドキュメントを作成することはできません。詳しくは、お客様が使用しているワークフローシステムのマニュアルを参照してください。

ゲラビューおよびストーリービューでは、複数ストーリーはストーリー分離バーによって区別されます。ストーリー分離バーを使用すると、InDesign ドキュメント内の各ストーリーに簡単にアクセスできます。

ストーリー分離バーには、ストーリーのタイトルと各ストーリーの表示 / 非表示を切り替えるための展開 / 折りたたみボタンが表示されます。ストーリーを折りたたんでいるとき、テキストは非表示になりますが、ストーリー分離バーは編集ウィンドウ内に表示されたままです。

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ストーリー分離バー

A. 展開 / 折りたたみボタン B. ストーリー名 C. ストーリー分離バー 

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