問題
Adobe InDesign または Adobe InCopy を Mac OS で起動すると、アプリケーションがクラッシュ、フリーズ、または終了し、次のいずれかのエラーメッセージが表示されます:
- 「アプリケーション Adobe InDesign は予期しない理由で終了しました。」
- 「アプリケーション Adobe InCopy は予期しない理由で終了しました。」
解決策
以下の解決策を 1 つ以上実行します。
解決策 1:すべての Adobefnt10.lst ファイルを削除します。
AdobeFnt10.lstファイルを検索し、ハードディスクで見つかったすべての AdobeFnt10.lst ファイルを削除します。
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Finder で、ファイル/検索(Command + F)を選択します。
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「Adobefnt10.lst」と入力し、システムドライブを選択して、「検索」アイコンをクリックします。
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検索結果内でクリックします。編集/すべてを選択を選択し、選択したファイルをゴミ箱にドラッグします。
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Finder/ゴミ箱を空にするを選択します。
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InDesign を再起動します。
解決策 2:一度にいくつかのフォントを無効にしてフォントをトラブルシューティングします。
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すべてのフォント管理ユーティリティ(例えば Adobe Type Manager や Extensis Suitcase)を無効にします。
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アプリケーションフォルダーから Font Book を起動します。
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コレクション列で、「コンピュータ」を選択します。
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「編集」 > 「コンピュータを無効にする」を選択します。確定することを指示されたら、「無効」をクリックします。
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アプリケーションインストーラーを実行します。次のいずれかの操作を実行します。
- 引き続き問題が発生する場合は、手順 4~5 を繰り返し、ユーザーおよびクラシックコレクションを無効にします。
- 問題が発生しなくなった場合は、無効にしたコレクションの中に問題のあるフォントがあったことになります。Font Book で、このコレクションの中にあるフォントを一度に 1 つずつ有効にしていき、問題が再現するかどうかを確かめながら問題のフォントを特定します。
注意: 問題のフォントを特定した場合は、www.adobe.com/misc/bugreport.html でバグレポートを完成することをお願いします。フォント名、フォント作成日、フォントタイプ(例えば、Adobe の OpenType フォント、TrueType、dfont、Type 1 など)を記入してください。
解決策 3:プラグインフォルダーからサードパーティ製のプラグインを削除します。
サードパーティ製プラグインを特定し、これらのプラグインのそれぞれのプラグインファイルを削除します。
CS4 およびそれ以前のサードパーティ製のプラグインを特定するには、ヘルプ/プラグインの構成(Windows)または InDesign/プラグインの構成(Mac OS)を選択します。
CS5 以降のサードパーティ製のプラグインまたは拡張機能を特定するには、ヘルプ/拡張機能の管理(Windows)または InDesign/拡張機能の管理(Mac OS)を選択します。
サードパーティ製のプラグインを削除するには: 各プラグイン用のプラグインファイルを Adobe InDesign [バージョン]/Plug-ins フォルダからバックアップフォルダに移動して、InDesign/InCopy を再起動します。
サードパーティ製のプラグインに関する問題を特定したら、www.adobe.com/misc/bugreport.html のアドビ web サイトでアクセス可能なバグリポートを完成させてください。プラグイン名、バージョン、製造会社を必ず記入してください。
解決策 4:Font Agent プラグインを無効にします。
システムに Extensis Suitcase をインストールしている場合は、アプリケーションの付属の FontAgent プラグインを無効にしてください。Suitcase のアップデートについては、Extensis の web サイト(www.extensis.com)を参照してください。
解決策 5:アプリケーションをセーフモードで起動し、Font Preview を無効にします。
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コンピューターを再起動し、起動音が聞こえたら、ただちに Shift キーを押して保持します。
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Apple ロゴが表示されたら、Shift キーを離します。Mac OS X 起動画面に「セーフブート」と表示されます。
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アプリケーションを起動します。
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InDesign/環境設定/タイプ(InDesign の場合)を選択するか、InCopy/環境設定/タイプ(InCopy の場合)を選択します。
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文字ツールオプションで、「フォントプレビューのサイズ」を無効にします。
追加情報
AdobeFnt10.lst ファイルが破損していると、これにより InDesign または InCopy が起動時にクラッシュ、フリーズ、または終了することがあります。AdobeFnt10.lst ファイル(例えば Adobefnt10.1ist)は、Adobe アプリケーションが使用可能フォントの情報を素早く収集し保存するために使用するフォントキャッシュファイルです。Adobefnt.1st ファイルを削除、またはその名前を変更すると、アプリケーションは次回の起動時にこのファイルを再作成します。