InDesign CC 2017 年 10 月リリース(バージョン 13.0)
Adobe_InDesign_CC_mnemonic_RGB_128px

InDesign CC の 2017 年 10 月リリースでは、よく使用される機能とワークフローの制御能力を向上して、ユーザー体験を改良することに重点が置かれています。これらの新機能の簡単な紹介と詳細を記載したリソースのリンクを参照してください。

InDesign CC の以前のリリースで導入された機能の概要については、機能の概要 | 以前のリリースを参照してください。


段落の囲み罫

段落の囲み罫を使用すると、1 つ以上の段落を囲む枠線を作成できます。角のデザインをカスタマイズし、段落に美しい効果を加えることができます。

詳しくは、段落の書式設定を参照してください。

オブジェクトの高さと幅のスタイル

「オブジェクトスタイル」でドキュメント内の全ページのオブジェクトのサイズと位置を設定および変更します。「オブジェクトスタイル」を使用して、幅と高さを簡単に変更したり、ドキュメント全体で複数のオブジェクトの位置を変更したりできます。

オブジェクトスタイルダイアログボックスで、位置(X 座標と Y 座標)の値と、オブジェクトのサイズ(高さと幅)を選択および設定できるようになりました。

このオプションは、オブジェクトスタイルオプションダイアログの「サイズと位置のオプション」として使用できます。

サイズと位置のオプション

サイズ

サイズでは、次の 3 つのオプションを使用できます。

  • 幅のみ
  • 高さのみ
  • 高さと幅

これらのオプションに行われる選択に基づいて幅と高さを変更することができます。

例えば、「幅のみ」を選択した場合、幅のみを変更できます。高さを変更するオプションは使用できません。

位置

位置でも、次の 3 つのオプションを使用できます。

  • X のみ
  • Y のみ
  • X および Y

これらのオプションに行われる選択に基づいて X と Y を変更することができます。

例えば、「X のみ」を選択した場合、X のみを変更できます。Y を変更するオプションは使用できません。

スポイトツールにより、特定のオブジェクトのサイズや位置を他のオブジェクトに適用することもできます。スポイトツールをダブルクリックし、「変形ツールオプション」(デフォルトでは無効)を選択します。これで、オブジェクトをクリックすると、スポイトツールでオブジェクトのサイズと位置が取得され、任意の他のオブジェクトに適用できるようになります。

スポイトツールオプション
変形ツールオプション

Duden 統合(ドイツ語のみ)

信頼性の高いドイツ語辞書である Duden が InDesign にネイティブに統合されました。Duden を使用すると、ドイツ語のハイフネーションとスペルチェックの精度が向上します。

詳しくは、Duden 辞書を参照してください。

Creative Cloud ライブラリを使用したテキストアセットの追加と共有

InDesign ドキュメントから Creative Cloud ライブラリへテキストオブジェクトを追加し、他のユーザーやアプリケーション間で共有できるようになりました。ライブラリ内のテキストアセットでは、元々適用されていた文字スタイル、段落スタイル、その他の属性が保持されます。InDesign または Illustrator のドキュメント間でライブラリ内のテキストアセットを再利用できます。ただし、テキストオブジェクトに効果と外観が適用されている場合は、それらを保持するためにライブラリにグラフィックアセットとして追加する必要があります。

詳しくは、InDesign の Creative Cloud ライブラリを参照してください。

フォント関連の機能

フォントを検索する際、分類(セリフ、サンセリフ、手書き風など)によってフォントをフィルタリングして、検索結果を絞り込むことができます。

また、視覚的類似性に基づいてフォントを検索することもできます。探しているフォントに最も見た目の近いフォントが検索結果の最上位に表示されます。フォントメニューのステータスパネルには、適用されたフィルターに関する情報が表示されます。

詳しくは、フォントの整理とフィルタリングを参照してください。

PDF のアクセシビリティを強化

InDesign CC のこのリリースでは、書き出しの PDF アクセシビリティでいくつかの機能強化が行われています。以下のタグ付けのサポートが、PDF 書き出しで導入されました。

代替テキスト:

以前は、InDesign ネイティブオブジェクトとグラフィックを図としてタグ付けすることはできませんでした。グラフィックに追加されている代替テキストがタグ付き PDF に書き出され、グラフィックに対応する代替テキストがスクリーンリーダーによって読み取られます。

グループレベルタギング

InDesign で、代替テキストがグループに指定されている場合にグループレベルタグがサポートされるようになりました。InDesign でグループ化されたエンティティに代替テキストを追加することができるようになり、このテキストは書き出した PDF 内で図としてタグ付けされます。

脚注のサポート:

タグ付き PDF で、脚注の適切なタグ付けがサポートされるようになりました。

アンカー付きテキストフレームとアンカー付きグループのタグ付け:

以前は使用できなかった、アンカー付きオブジェクトのタグ付けサポートが追加されました。書き出した PDF で、アンカー付きテキストフレームとアンカー付きグループのタグを取得できるようになりました。

マスターページのタグ付け:

マスターページ上のページオブジェクトは書き出した PDF でタグ付けできず、Acrobat のコンテンツパネルで Artifact タグが必要です。マスターページのアイテムをオーバーライドすると、書き出した PDF にページアイテムのタグが表示されます。

索引のタグ付け:

以前は、索引を作成できましたが、索引のタグは PDF に書き出されませんでした。これが可能になり、以前は段落にロールマッピングされていた索引のタグ付けが、索引のみにマッピングされるようになりました。

リストタグの言語:

以前は、書き出した PDF でリストタグの言語はデフォルトでは英語に設定されていました。ユーザーが設定した内容に従って、適切なリストの言語がタグ付き PDF に書き出されるようになりました。

リストのタグ付け:

以前は、ネストされたリストのタグ構造がプライマリリストの LBody に含まれ、正しく読み込まれませんでしたが、ネストされたリストが正しい構造でタグ付けされるようになりました。

キャプションのタグ付け:

InDesign でライブキャプションのタグ付けがサポートされるようになりました。ライブキャプション機能を使用して図にキャプションを付けると、キャプションタグが Figure タグの子として配置されます。

目次

以前は段落のタグ付けにマッピングされていた目次のタグ付け構造がサポートされるようになりました。また、ハイパーリンクを含む目次にはタグが必須となっています。

HTML 書き出し機能の強化

HTML にクラスを含まないように InDesign に命令を出すオプションが HTML 書き出しダイアログに用意されました。これにより、HTML 書き出し中にタグ内に存在するクラス属性と ID 属性が削除されます。HTML に重複する div タグがある場合、HTML をすっきりときれいに保ち、コンテンツの不要なグループ化を避けるために、これらのタグも削除されます。

詳しくは、HTML へのコンテンツの書き出しを参照してください。

MENA バージョンの新規ドキュメントダイアログ

InDesign の MENA バージョン(中東版および北アフリカ版)でのドキュメント作成を、空白のドキュメントからではなく、(以前は Roman 機能セットでのみ利用可能であった)多種多様なテンプレートの選択から始めることができるようになりました。これには、アラビア語ヘブライ語フランス語(モロッコ)のロケールが含まれます。

この新しいダイアログを使用するには、次のいずれかの操作を行います。

  • ファイル/新規を選択します。
  • 次のキーボードショートカットを使用します。
    • (Mac OS)Command + N
    • (Windows)Ctrl + N

その他の機能強化

  • 本ビルドの InDesign には、カラーグループにグラデーションスウォッチを追加または移動する機能が備わっています。カラーグループ内でグラデーションスウォッチを作成することや、既存のスウォッチをカラーグループにドラッグすることができます。

  • 目次の生成時に強制改行を削除するオプションが利用できるようになりました。

    強制改行を削除
    強制改行を削除

本作品は Creative Commons Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported License によってライセンス許可を受けています。  Twitter™ および Facebook の投稿には、Creative Commons の規約内容は適用されません。

法律上の注意   |   プライバシーポリシー