Adobe® InDesign® CC Server をご利用いただき、ありがとうございます。このドキュメントには、InDesign Server のマニュアルに記載されていない最新の製品情報、アップデートおよびトラブルシューティング情報が含まれています。
必要システム構成の最新情報については、http://www.adobe.com/jp/products/indesignserver/tech-specs.htmlを参照してください。
InDesign CC Server に Mac でも Windows でも 3 GB を超える RAM をサポートする 64 ビット版が登場しました。64 ビットアーキテクチャのサポートにより、一般的な処理が高速化され、アプリケーションで利用できる RAM 容量を増やすことができます。
InDesign CS6 Server では、クライアントがサーバーに新しいセッションの開始を要求する場合、サーバーがスレッドプールにフリーのワーカースレッドを持たないと、セッションがブロックされます。クライアントは、セッションが開始されるまでブロックされたままになり、このワークフローに依存するクライアントで問題が発生する場合があります。アプリケーションでいくつかのモジュールによりスレッドがプールに返されると、新しいスレッドが収集されセッションが開始されます。
InDesign CC Server では、クライアントがブロックされるかされないかにかかわらず、ダイナミックにサーバーと通信できるようになりました。また、クライアントがブロックされるまでの制限時間を指定できるようになりました。
セッションのサポート構成では、サーバーの起動時に、次の 2 つのコマンドライン引数を指定できます(オプション)。
- "-noblockss" または "/noblockss":この引数を指定すると、BeginSession 要求はノンブロッキングになります。この引数を指定しない場合、サーバーはこれまでの CS6 を実装した状態で引き続き動作します。また、ノンブロッキングセッションのサポートでは、セッションが開始されない場合に、クライアントは適切なエラーメッセージを受領します。
- "-maxwaitss" または "/maxwaitss"(秒単位):クライアントがセッションを開始するまでの待機時間を指定します。デフォルトの待機時間は 3 秒です。サーバー側で待機時間の満了前にセッションが開始されると、そのコールがクライアントに返されます。この時間が、クライアントが待機する最長時間を示します。
CS6 またはそれ以前のバージョンでは、リソースファイルの名前に 31 文字の文字制限があり、この制限を超える文字は削除されました。InDesign CC Server では、この制限がなくなりました。
CS6 では、サーバーのコンポーネントやモジュールによっては、IPv6 に準拠しないものがありました。そうしたコンポーネントも、IPv6 に準拠するようになり、InDesign CC Server では、完全に IPv6 に準拠しています。
本製品をライセンス認証して使用するには、インターネット接続、Adobe ID、使用許諾契約への同意が必要です。本製品は、特定のアドビまたはサードパーティのオンラインサービスに連携またはアクセスできる場合があります。アドビのサービスは、13 歳以上のユーザーのみを対象としており、その使用には追加の利用条件およびアドビのプライバシーポリシー(http://www.adobe.com/jp/aboutadobe/legal.html)に同意していただく必要があります。アプリケーションとサービスは、国や言語によっては提供されていない場合や、ユーザー登録が必要な場合があり、予告なく変更または中止となることもあります。また、追加料金やサブスクリプション費用が適用される場合もあります。
InDesign CC Server では、デフォルトのシステムフォントディレクトリにフォントがインストールされます。これらのフォントの多くは、InDesign CS6 Server によってインストールされたフォントの新しいバージョンです。デフォルトのシステムフォントフォルダーでこれらのフォントの古いバージョンが検出された場合、インストーラーによって古いバージョンはアンインストールされ、新しいフォルダーに保存されます。
デフォルトのシステムフォントディレクトリは次のとおりです。
Mac:/ライブラリ/Fonts
Windows:¥Windows¥Fonts
以前のフォントは次の新しいディレクトリに保存されます。
Mac:/ライブラリ/Application Support/Adobe/SavedFonts/current
Windows:¥Program Files¥Common Files¥Adobe¥SavedFonts¥current
この新しいディレクトリには、「Read Me.html」という名前のファイルがあります。このファイルには、保存されたフォントと新旧のフォントファイルのバージョン番号の一覧があります。
以前のフォントを再インストールするには、デフォルトのシステムフォントディレクトリから新しいフォントファイルを削除し、以前のフォントファイルをそのディレクトリに戻します。
追加のフォントのインストールについては、インストールに関するページ(http://www.adobe.com/go/learn_fontinstall_jp)を参照してください。
InDesign CC Server はライセンス認証後に使用できるようになります。コンピューターがオンラインの場合、ライセンス認証はインストール時に自動的に行われます。インストール時に表示されるダイアログボックスで、Adobe ID とシリアル番号を入力する必要があります。ソフトウェアのライセンス認証を行わない限り、エラー「Adobe InDesign Server は適切にライセンスされていないため、終了します。」が表示されます。
コンピューターがインターネットに接続されていない場合は、Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition (APTEE) をダウンロードしてインストールします。APTEE を使用してソフトウェアのシリアル番号を登録し、ソフトウェアのライセンス認証を行うことができます。APTEE は Creative Suite のエンタープライズデプロイメントページからダウンロードできます。
注意:
ソフトウェアのライセンス認証はオフライン中のアンインストールでは解除されません。ライセンス認証を解除するには、オンライン中にアンインストールを行う必要があります。オフライン中にアンインストールを行うと、ライセンス認証回数を 1 回失うことになります。
体験版のライセンス認証を行うには、Adobe Provisioning Toolkit Enterprise Edition (APTEE) をダウンロードしてインストールします。体験版は 90 日間、使用できます。
StartTrial Successful
Return Code = 0
- ターミナルウィンドウまたはコンソールウィンドウで、次のコマンドを入力します。
- Windows : adobe_prtk - -tool=StartTrial - -leid=InDesignServer-CS7-Win-GM
- Mac OS : adobe_prtk - -tool=StartTrial - -leid=InDesignServer-CS7-Mac-GM
- 体験版のライセンス認証が正常に行われると、次のメッセージが表示されます。
この手順を実行するときは、コンピューターがオンラインになっている必要があります。
Return Code = 0
- ターミナルウィンドウまたはコンソールウィンドウで、次のコマンドを入力します。
- Windows : adobe_prtk --tool=Serialize --leid=InDesignServer-CS7-Win-GM --serial=<serialNumber> --adobeid=<email>
- Mac OS : adobe_prtk --tool=Serialize --leid=InDesignServer-CS7-Mac-GM --serial=<serialNumber> --adobeid=<email>
- シリアル番号の登録が正常に行われると、次のメッセージが表示されます。
コンピューターがオフラインになっている場合は、次の手順を使用して、ソフトウェアのシリアル番号を登録し、ソフトウェアのライセンス認証を行うことができます。インターネットに接続されたデバイスにアクセスできる必要があります。要求コードを生成して送信すると、応答コードを受信します。応答コードを入力すると、ソフトウェアのシリアル番号が登録されて、ソフトウェアのライセンス認証が行われます。
Return Code = 0
- ターミナルウィンドウまたはコンソールウィンドウに、次のコマンドを入力します。 adobe_prtk --tool=Type1Exception --generate --serial=<serialNumber>生成された要求コードを書き留めます。
- インターネットに接続されたデバイスで、www.adobe.com/go/getactivated_jp にアクセスし、「レスポンスコードを作成」をクリックします。
- あなたの Adobe ID でサインインします。
- 手順 1 で生成された要求コードを入力します。
- シリアル番号を入力します。
- 「レスポンスコードを作成」をクリックします。応答コードを書き留めます。
- コンピューターに戻り、ターミナルウィンドウまたはコンソールウィンドウで、次のコマンドを入力します。
- Windows:adobe_prtk --tool=Type1Exception --accept --serial=<serialNumber> --responsecode=<responseCode> --leid=InDesignServer-CS7-Win-GM
- Mac OS:adobe_prtk --tool=Type1Exception --accept --serial=<serialNumber> --responsecode=<responseCode> --leid=InDesignServer-CS7-Mac-GM
- シリアル番号登録とライセンス認証が正常に行われると、次のメッセージが表示されます。
すべての Creative Cloud アプリケーションの最新情報および既知の問題については、アドビのサポート Web サイト(http://www.adobe.com/go/customer_support_jp)を参照してください。
- InDesign Server の起動時に、Mac 10.6 でリークが表示される。(#3535491)
- Kill インスタンスの機能が IPv6 IP アドレスで機能しない。(#3139916)
- 外部リンクを更新しても、配置されているオブジェクトが自動的に更新されない。(#3142118)
- コンテンツ収集でページアイテムを読み込むと InDesign Server がクラッシュする。(#3492892)
- パスにローカライズされた文字が含まれる場合は、IOR フォルダーが使用されない。(#3494531)
- 水平方向に親を拡大または縮小した後リンクを更新すると、InDesign Server がクラッシュする(フレームの中に画像がある場合)。(#3490304)
- "-help" コマンドを使用すると、ヘルプメニューがコンソールで 2 回プリントされる。(#3576587)
カスタマーサービス
アドビカスタマーサービスでは、製品情報、販売、登録など、技術的でない問題についてサポートを提供しています。アドビカスタマーサービスへの連絡方法については、お住まいの国 / 地域の Adobe.com にアクセスし、「お問い合わせ」をクリックしてください。
サポートプランオプションとテクニカルリソース
無料および有料サポートプランやトラブルシューティングリソースに関する情報など、製品の技術的な問題についてサポートが必要な場合、詳しくは、http://www.adobe.com/go/support_jp を参照してください。アドビのカスタマーサポートについては、 http://www.adobe.com/go/intlsupport_jp を参照してください。
無料のトラブルシューティングリソースには、アドビサポートデータベース、アドビユーザーフォーラム、Adobe Support Advisor があります。アドビではその他にも、できる限り迅速に問題を解決するために柔軟に選択できるツールや情報をご用意し、常時オンラインでご利用になれる体制を整えています。