GPU パフォーマンス

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最終更新日 : 2023年5月24日

InDesign

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ビデオカードに搭載されている、または表示システムの一部であるグラフィックスプロセッシングユニット（GPU）は、画像を操作して表示するためのコマンドをすばやく実行できる特殊なプロセッサーです。

GPU により計算が加速されるため、デザイン、アニメーション、ビデオの様々なアプリケーションのパフォーマンスが高速化します。
これにより、InDesign はこれまで以上に高速かつスムーズに動作するようになりました。

必要システム構成

GPU パフォーマンスを使用するには、Mac に 1024 MB 以上の VRAM（2GB 以上推奨）があり、コンピューターで Metal または OpenGL のバージョン 4.0 以降がサポートされている必要があります。

Metal 対応の GPU 機能は、16.3 以降のすべてのユーザーが使用できます。

サポート対象のマシン

iMac 4K
iMac 5K
MacBook Pro Retina
Mac Pro（HiDPI モニター接続）
Mac mini（HiDPI モニター接続）

VRAM の値を確認するには：

Mac 10.9：Mac／この Mac について／詳細（グラフィック情報）を選択します。
Mac 10.10、10.11：Mac／この Mac について（グラフィック情報）を選択します。

コンピューターで必要な OpenGL バージョン（4.0 以降）がサポートされているかどうかを確認するには、この Apple サポートのドキュメントを参照してください。

InDesign で GPU を使用するメリット

HiDPI モニターが標準的となっています。高解像度モニターでは、レンダリングを CPU で処理することが難しくなってきています。

また、InDesign のデフォルトの表示画質は常に「一般表示」に設定されています。このため、ドキュメントに完全な精度で配置した画像は表示されません。これは、ズーム、スクロール、パンなどの操作を行うときに、最適なパフォーマンスを発揮できるようにしているためです。

そこで、GPU 機能が重要となります。高密度ディスプレイでのレンダリングは、GPU で処理するのが最適です。GPU アクセラレーションは、ズーム、スクロール、パン操作中にドキュメントを高速レンダリングするのに役立つ機能です。GPU の機能強化により、パフォーマンスを犠牲にすることなく、InDesign で完全な精度の画像を表示できるようになりました。

お使いのシステムに対応 GPU カードが搭載されている場合は、InDesign のデフォルトでは GPU を使用してドキュメントがレンダリングされ、表示画質が「高品質表示」に設定されます。

InDesign の GPU アクセラレーションにより、ズームアクションがスムーズにアニメーション表示される「アニメーションズーム」などの機能が利用できます。この機能の使用方法は次のとおりです。

ズームツール（Z）を選択して、次のいずれかの操作を行います。

中央に向かってズームインするには、マウスボタンを押したままにします（長押し）。ズームアウトするには、Option キーを押しながらマウスボタンを押したままにします（長押し）。
ポインターをクリックしたままの状態でに右にドラッグするとズームイン、左にドラッグするとズームアウトします。
ズーム選択モードに切り替えるには Shift キーを押します。

GPU パフォーマンスを有効にする

お使いのコンピューターが GPU パフォーマンスの必要システム構成を満たしている場合、環境設定の GPU オプションがデフォルトでオンになりますが、いつでも CPU モードに切り替え、GPU を無効にしてあらゆる手動プロセスを実行することができます。これには、以下の手順で機能を無効にしてください。