この文書では、Adobe Photoshop Lightroom CC/6 でプレビューを上手に活用する方法を説明します。

A. プレビューとは

私たちが普段 Photoshop Lightroom で閲覧したり現像したりしている写真は、実際の写真データではなく生成されたプレビューデータです。実際の写真データは解像度やファイルサイズが大きすぎて表示することができません。

写真を 1 枚表示や 100 % 表示にすると、「読み込み中」と表示されるのもこのプレビューデータを生成しているためです。このプレビューデータをあらかじめ作成しておくことで、1 枚表示や 100 % 表示にしたときに写真がスムーズに表示されるようになります。その反面、サイズの大きいプレビューデータを生成するとそれなりにハードディスクの容量を消費するため、Lightroom の動作自体が重くなる可能性があります。100% 表示などのサイズの大きいプレビューデータは不要になったら定期的に破棄したり、使用している PC のスペックやハードディスクの空き容量に合わせてプレビューデータを活用しましょう。

使用頻度の高いプレビューデータの種類は、以下の「最小」・「標準」・「1:1」の 3 つです。

a-1. 最小

プレビューの中でもっとも解像度が低く、プレビューを生成するのに時間がかかりません。最小プレビューは、ライブラリモジュールのグリッド表示やフィルムストリップのサムネイル画像に使用されます。

  • メリット
  1. プレビュー生成に時間がかからない
  2. 低解像度なのでハードディスクの容量を圧迫しない
  • デメリット
  1. ルーペ表示(1 枚表示)や等倍表示の際に時間がかかる

上記の理由から、ハードディスクの容量を最小限に抑えるには適しています。

a-2. 標準/1:1

標準プレビューはライブラリモジュールのルーペ表示やスライドショー、プリント、Web モジュールなどのサムネイル画像に使用されます。

1:1 プレビューは、写真を等倍表示、またはそれ以上に拡大する際に使用されます。つまり実際の大きさで写真を表示するため、プレビューを生成するには時間がかかり、ファイルサイズも大きくなります。

  • メリット
  1. 写真の表示(ルーペ表示や等倍表示など)に時間がかからない
  • デメリット
  1. プレビュー生成に時間がかかる
  2. ハードディスクの容量を圧迫する

上記の理由から、写真の表示を速くするハイスペックなPCを使用しているハードディスクの容量に余裕がある写真を大量に読み込む場合などには適しています。

B. プレビューの作成方法

b-1. 読み込み時に作成する

カメラや外付けハードディスクから写真を読み込む際にプレビューを作成するには、以下の操作を行います。

  1. 「読み込み」ボタンクリックします。

  2. 読み込みウィンドウの右側「プレビューを生成」のプルダウンリストから、作成するプレビューサイズを選択します。

    注意:

    プレビューとは の説明の通り、「1:1」で作成する場合ハードディスクの容量を圧迫してしまうため、等倍で表示する可能性が低い場合は「最小」または「標準」で作成することをおすすめします。

b-2. 読み込み後、必要に応じて作成する

カタログ内で必要に応じてプレビューを作成するには、以下の操作を行います。必要に応じて作成することで、ディスクの容量が圧迫されにくくなります。

  1. プレビューを作成する写真を選択します。

  2. ライブラリ/プレビュー から、作成するプレビューサイズを選択します。

  3. 確認ダイアログボックスが表示されたら、選択した写真のみ生成する場合は「1 つを生成」、カタログ内のすべての写真のプレビューを生成する場合は「すべてを生成」を選択します。

C. カタログ設定

プレビューデータを生成しても Lightroom の動作を快適に保ち、ハードディスクの容量を圧迫しないようにするには、カタログ設定で定期的にプレビューデータを破棄し、標準プレビューサイズや画質を低く設定しておくと良いでしょう。プレビューデータを破棄した場合は、必要に応じて再作成する必要があります。

  1. 「編集」(Windows)/「Lightroom」(Mac OS) メニューから「カタログ設定」を選択します。

  2. 「ファイル管理」タブを選択します。プレビューキャッシュセクションの設定を変更します。

  3. 「標準プレビューサイズ」の値を下げます。

    Lightroom CC/6 の初期設定では、「自動」が選択されており、使用しているモニターの解像度に応じた値が設定されています。「自動」で設定されているサイズより小さいサイズに変更します。サイズを小さくすることで標準プレビューを使用した写真の表示が速まる可能性があります。

  4. 「プレビュー画質」を「中」または「低」に設定します。標準プレビューサイズや画質を落としても元の写真データの画質に影響は出ません。

  5. 「1:1 プレビューを自動的に破棄」を「1 日後」または「1 週間後」に設定します。生成した 1:1 プレビューの保存期間を過ぎると自動的にデータが破棄されます。

    注意:

    ハードディスクの容量に余裕がある場合やスペックの高い PC を使用している場合、「30日後」や「常にオフ」に設定しても動作に特に問題ない場合があります。

    また「常にオフ」に設定した場合、一度生成したプレビューは自ら破棄しない限りずっと保存されるため、プレビュー再作成の必要がなく写真の表示に時間がかかることがなくなる、という利点もあります。

  6. 設定が完了したら、「OK」をクリックします。

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