問題:Adobe Premiere Pro CC 2015 におけるモーフカットトランジションの問題を解決するにはどのようにすればよいですか?

解決策:次のヒントとテクニックを使用してモーフカットトランジションを改善する

モーフカットを実際に使用するに当たって予期される内容に関するベストプラクティスのヒントおよびアドバイスを以下にいくつか示します。

ユーザーは、モーフカットを使用するかどうかを状況に合わせて選択する必要があり、理想的な動作が期待できない場合(Photoshop Content-Aware の塗りつぶし機能を使用する場合と同様)を理解する必要があります。この機能は、次のような特徴を持つフッテージに最適です。

  • 被写体が 1 人である「語り手の顔」が映し出されたインタビュー映像
  • 固定された映像(一般的に、最小限のカメラの動きは許容される)
  • 静止背景(微妙な照明の変化の回避も含む)
モーフカット
これがモーフカットの理想的なフレーミングの良い例です。フレーム内の頭部は大きいですが、切り取られていないことに注意してください。照明が均等に当たり、手はフレームの外にあります。話が自然に停止している箇所を分かりやすく表すために波形が表示されています。さらに、話と話の間にうまく収まるようにトランジションが非対称になっていることにも注意してください。

以下の 3 つの条件のすべてが満たされていなくても、良い結果は得られます。ただし、背景物、手、または身体の動きが多すぎる場合などは結果的にしみだらけの印象になってしまう可能性があります。被写体がフレームぎりぎりに映し出されたり、横顔である場合なども、しみだらけになる可能性があります。これら 3 つの条件が満たされている場合でも、結果は異なります。顔検出は以下の条件に依存します。

  • 被写体のフレーミング方法および照明の当たり方
  • カットに含まれる頭やカメラの動作の頻度
  • 話の停止と唇との同期がどれぐらい自然か

条件が適切に満たされたときにモーフカットはうまく機能します。ただし、理想的とは言えないフッテージを処理する場合、モーフカットはジャンプカットの修復にはあまり効果的なソリューションとは言えません。インタビューフッテージを処理する機会の多いユーザーは、モーフカットに何が最適か見分けることができます。理想的には、こうしたユーザーがモーフカットで処理しやすくなるように映像および被写体を配置します。

その他のヒントとトリック:

  • そのカットの両端で、頭が無理なく似たような配置となるように、比較的短く論理的なギャップを見つけてください。周囲を切り取る基準として用いるために、波形を使用して自然な停止で領域を定めます。
  • 最初の適用後、必要に応じてモーフカットの長さと対称性を調整します。編集ポイント前後の最後と最初の言葉のピークに向かって開始および終了するとうまくいきます。持続時間を調整することで、唇を同期させる難しい問題を回避します。
  • 分析の終了後にレンダリングプレビューファイルを生成し、パフォーマンスが正しいか、フレームが欠落していないかを確認します。
  • モーフカットが補間する必要のある手や上体の動きの量を制限するために、被写体を隙間なくフレーミングすることを考慮してください。ただし、あまりにも隙間なくフレーミングを行ったため、顔や頭の詳細の大部分が切り取られてしまった場合、モーフカットの顔検出がそれを認識できない可能性があります。
  • モーフカットのトランジションとそれらに関連するクリップに対してエフェクトを適用するには、調整レイヤーの使用を検討してください。一般的には、クリップに直接エフェクトを適用します。ただし、モーフカットの適用後により多くの調整を行う必要がある場合は特に、潜在的な表示の問題を回避することができます。この技術は、Lumetri カラー効果などの効果の場合に使用します。
  • トランジションを適用するとすぐに自動的に分析がトリガされます。また、対称または非対称にトランジションをトリミングアウトまたはトリミングインするたびに、自動的にトリガされます。

モーフカットは、プロセッサを大量に消費するエフェクトです。大きなフォーマットのメディアでそれを使用すると分析に時間がかかります。特に搭載したメモリ容量が小さい場合(2 GB VRAM 未満)はそれが顕著になります。

モーフカットには固有の制限がいくつかあります。背景の動き、遠くの被写体、映像内の手、過度な頭の動きなどで問題が発生する可能性があります。ジャンプカットをカバーするためにディゾルブや切り取りに戻るのではなく、このモーフカットのテクニックを使いこなすには、通常、試行錯誤が必要です。

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詳細については、Premiere Pro チームのブログでこの記事を参照してください。

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