Premiere Pro の必要システム構成について詳しくは、アドビの Web サイトを参照してください。

コンピューターシステムおよび·Premiere·Pro のパフォーマンスを最適化するためのヒントについては、このホワイトペーパーを参照してください。

DV または HDV システムの設定

DV/HDV システムの設定

A. コンピューターとコンピューターモニター B. 6 ピン FireWire ポートおよびコネクタ C. 4 ピン FireWire ポートおよびコネクタ D. DV/HDV ビデオカメラ E. RCA ジャックとプラグ(オーディオ左(白)、オーディオ右(赤)、コンポジットビデオ(黄色))、S ビデオ(y/c)用ジャックとプラグ F. HDMI ポートとコネクタ G. テレビモニター 

この構成では、オーディオおよびビデオを DV または HDV ソースからキャプチャし、信号をテレビモニターに表示しながら編集作業を行い、任意のシーケンスをビデオテープに書き出すことができます。

  1. FireWire ケーブルを使用して、DV ビデオカメラ、HDV ビデオカメラまたは VTR をコンピューターに接続します。
  2. S ビデオケーブル、または RCA ビデオケーブルと RCA オーディオケーブル、もしくは HDMI ケーブルを使用して、ビデオカメラまたは VTR をテレビモニターに接続します。
  3. ビデオカメラまたは VTR を VTR モードまたは再生モードにします。
  4. (HDV ビデオカメラまたは VTR のみ)。デバイスが DV プロジェクトに対応する DV 再生モードか、HDV プロジェクトに対応する HDV 再生モードになっていることを確認します。詳しくは、デバイスの取扱説明書を参照してください。

SD-SDI、HD-SDI またはコンポーネントシステムのセットアップ

ブレイクアウトボックスを使用した SDI/コンポーネントのセットアップ

A. コンピューターとコンピューターモニター B. (オプション)A/V ブレイクアウトボックス C. オーディオ(左右)用 XLR ジャックとプラグ D. RS232/422 ポートとコネクタ E. Y/Pb/Pr コンポーネントビデオ用 BNC ジャックとプラグ、SDI ビデオ用 BNC ジャックとプラグ F. HD/SD VTR G. Y/Pb/Pr コンポーネントビデオ用 BNC ジャックとプラグ、SDI ビデオ用 BNC ジャックとプラグ H. 左(白)右(赤)のオーディオ用 RCA ジャックとプラグ I. スピーカー J. テレビモニター 

この構成では、オーディオおよびビデオを SD-SDI、HD-SDI またはコンポーネントビデオデバイス(ビデオカメラまたは VTR)からキャプチャし、信号をテレビモニターに表示しながら編集作業を行い、任意のシーケンスをビデオカメラまたは VTR に書き出すことができます。

この構成では、SDI カードまたはコンポーネント PCI カードがコンピューターに搭載されていること、または拡張 SDI またはコンポーネントデバイスがコンピューターに FireWire 経由で接続されていることが必要です。内蔵カードまたは外部デバイスのどちらの場合も、SDI またはコンポーネントビデオの信号を受信できるポートとして、通常は BNC コネクタが用意されています。

一部の SDI カードやコンポーネント PCI カードには、SDI またはコンポーネント信号のポートを備えたブレイクアウトボックスが付属されています。また、一部のブレイクアウトボックスは、genlock ポートも装備しています。その他のカードでは、必要な出力がカード上に直接用意されています。

  1. SDI ケーブルまたはコンポーネントビデオケーブルを使用して、SD-SDI、HD-SDI またはコンポーネントデバイスをコンピューターまたはブレイクアウトボックスに接続します。BNC コネクタの付いた 1 本のケーブルは SDI ビデオを送信し、BNC コネクタの付いた 3 本のケーブルはコンポーネントビデオ信号を送信します。コンピューターまたはブレイクアウトボックスのビデオ出力とデバイスのビデオ入力をビデオケーブルで接続します。また、デバイスのビデオ出力とコンピューターまたはブレイクアウトボックスのビデオ入力もビデオケーブルで接続します。
  2. XLR オーディオケーブルを使用して、SD-SDI、HD-SDI またはコンポーネントデバイスをコンピューターまたはブレイクアウトボックスに接続します。コンピューターまたはブレイクアウトボックスのオーディオ出力とデバイスのオーディオ入力をオーディオケーブルで接続します。また、デバイスのオーディオ出力とコンピューターまたはブレイクアウトボックスもオーディオケーブルで接続します。
  3. 次のいずれかの操作を行います。
    • ビデオカメラまたは VTR のシリアルデバイスコントロールポート(RS-422 または RS-232)をコンピューターのシリアルポート(Windows)または USB ポート(Mac OS)に接続します。RS-232/422 制御のデバイスには、Pipeline Digital 社製の ProVTR ケーブルを使用してください。

    • シリアルデバイスコントロールポート(RS-422 または RS-232)のあるブレイクアウトボックスを使用している場合は、デバイスのシリアルデバイスコントロールポートをブレイクアウトボックスに接続します。デバイスのシリアルコントロールポートを、コンピューターのシリアルまたは USB ポートに接続しないでください。一部のブレイクアウトボックスでは、Pipeline Digital 社製の ProVTR ケーブルの代わりに、標準的なシリアル 9 ピン D-Sub ケーブルを使う必要があります。詳しくは、ブレイクアウトボックスのメーカーのマニュアルを参照してください。

    注意:

    ネイティブシリアルデバイスコントロールは、Windows の場合にだけ利用できます。

  4. コンポーネントビデオケーブルを使用してビデオカメラまたは VTR をテレビモニターに接続し、RCA オーディオケーブルを使用してアンプ内蔵スピーカーに接続します。
  5. ビデオカメラまたはビデオデッキを VTR モードまたは再生モードにします。
  6. Premiere Pro で、ファイル/新規/シーケンスを選択します。
  7. 新規シーケンスダイアログボックスの使用可能なプリセットエリアで、ソースフッテージの形式と一致する SDI またはコンポーネントのプリセットを選択します。これらのプリセットは、Premiere Pro には用意されていません。これらのプリセットは SDI およびコンポーネントのキャプチャカードおよびデバイスのメーカーにより提供されます。プリセットは、カードやデバイスとともにインストールしておく必要があります。
  8. 「シーケンス名」ボックスに名前を入力します。「OK」をクリックします。

ファイルベースシステムの設定

ファイルベースシステム

A. カードリーダー、ドライブ、または P2、XDCAM HD、XDCAM EX または AVCHD メディア用のビデオカメラ B. コンピューターとコンピューターモニター C. スピーカーまたはアンプとの接続用のオーディオケーブル D. スピーカー E. テレビモニター F. コンポーネント用 BNC コネクタまたはテレビモニターへの SDI ビデオケーブル(G を使用しない場合) G. テレビモニターへのオーディオ/ビデオケーブル用 HDMI コネクタ(F を使用しない場合) 

この構成では、カードリーダー、ドライブまたは次のデジタルビデオファイル形式で録画された非テープ方式のビデオカメラから、オーディオファイルとビデオファイルを読み込んだり転送したりすることができます。

  • Panasonic P2

  • XDCAM HD

  • XDCAM EX

  • AVCHD

  • AVC-I

また、コンピューターに次のカードが搭載されている場合は、HD(高精細)テレビモニターでビデオをプレビューすることもできます。
  • HD(高精細)キャプチャカード

  • コンポーネント、SDI または HDMI 出力を備えたディスプレイカード

  1. カードリーダー、ディスクドライブ、またはビデオカメラをコンピューターに接続します。通常、USB 2.0 ケーブルを使用して接続します。詳しくは、デバイスの取扱説明書を参照してください。
  2. コンピューターのサウンドカードの出力をコンピューターのスピーカーまたはオーディオアンプに接続します。
  3. コンポーネント、SDI または HDMI ケーブルを使用して、キャプチャカード、ブレイクアウトボックスまたはビデオカードのビデオ出力をテレビモニターに接続します。

S ビデオまたはコンポジットシステムのセットアップ

S ビデオ/コンポジットのセットアップ

A. コンピューターとコンピューターモニター B. FireWire/USB 2.0 のポートとコネクタ C. A/D コンバーター D. RCA コンポジットビデオ、S ビデオ(y/c)用ジャックとプラグ E. RS232/422 ポートとコネクタ F. 左(白)右(赤)オーディオ用 RCA ジャックとプラグ G. アナログビデオカメラ、アナログ VTR H. RCA ジャックとプラグ(オーディオ左(白)、オーディオ右(赤)、コンポジットビデオ(黄色))、S ビデオ(y/c)用ジャックとプラグ I. テレビモニター 

この構成では、オーディオおよびビデオをアナログのビデオカメラまたは VTR からキャプチャし、ビデオ信号をテレビモニターに表示しながら編集作業を行い、任意のシーケンスをビデオカメラまたは VTR に書き出すことができます。

アナログソース信号をコンピューターが読み取れるデジタルファイルに変換するには、アナログ/デジタル(A/D)コンバーター(デジタイザ)が必要です。次のデバイスを使用して、ビデオ信号をデジタル化することができます。

  • コンピューターに搭載されている内蔵デジタイザー

  • コンピューターに接続されている外部デジタイザー

  • アナログ入力信号をデジタル化できるデジタルビデオカメラまたは VTR

  1. S ビデオケーブルまたは RCA ビデオケーブルを使用して、アナログビデオカメラまたは VTR をデジタイザーに接続します。コンピューターまたはそのインターフェイスのビデオ出力とデバイスのビデオ入力をビデオケーブルで接続します。また、デバイスのビデオ出力とコンピューターまたはそのインターフェイスのビデオ入力もビデオケーブルで接続します。
  2. XLR オーディオケーブルまたは RCA オーディオケーブルを使用して、アナログビデオカメラまたは VTR をデジタイザーに接続します。デジタイザーのオーディオ出力とデバイスのオーディオ入力をオーディオケーブルで接続します。また、デバイスのオーディオ出力とデジタイザーのオーディオ入力をオーディオケーブルで接続します。
  3. (オプション)(RS-422 または RS-232 ポートがあるアナログビデオカメラまたは VTR の場合)(Windows のみ)Pipeline Digital 製の ProVTR ケーブルを使用して、ビデオカメラまたは VTR のシリアルデバイスコントロールポートをコンピューターまたはデジタイザのシリアルポートに接続します。

    注意:

    ネイティブシリアルデバイスコントロールは、Windows の場合にだけ利用できます。

  4. S ビデオケーブルまたは RCA ビデオケーブルと RCA オーディオケーブルまたは XLR オーディオケーブルを使用して、アナログビデオカメラ、VTR またはデジタイザーをテレビモニターに接続します。
  5. アナログビデオカメラまたはビデオデッキを VTR モードまたは再生モードにします。
  6. Premiere Pro で、ファイル/新規/シーケンスを選択します。
  7. 新規シーケンスダイアログボックスの使用可能なプリセットエリアで、A/D コンバーターの形式と一致するプリセットを選択します。ソースフッテージの形式と一致するプリセットは選択しないでください。例えば、DV ビデオカメラまたは A/DV コンバーターを使用してアナログ信号を変換する場合は、DV プリセットを選択します。
  8. 「シーケンス名」ボックスに名前を入力します。「OK」をクリックします。

初期設定のオーディオデバイスの指定

  1. 編集/環境設定/オーディオハードウェア(Windows)または Premiere Pro/環境設定/オーディオハードウェア(Mac OS)を選択して、次のオプションを設定します。
    • 初期設定のデバイスメニューから出力デバイスを選択します。

    • バッファーサイズメニューからバッファーサイズを選択します(Mac OS)。

  2. 「OK」をクリックします。

オーディオハードウェア設定(Windows のみ)

環境設定ダイアログボックスのオーディオハードウェアパネルで「ASIO 設定」をクリックすると、Premiere Pro によりオーディオハードウェア設定ダイアログボックスが開かれます。このダイアログボックスには、「入力」タブと「出力」タブがあります。

デバイスの有効化

Premiere Pro の入出力にルーティングするオーディオデバイスを指定します。デバイスが ASIO デバイスの場合は、デバイス用の ASIO ドライバーを選択します。サウンドカード用として製造元から提供された ASIO ドライバーがない場合には、「Premiere Pro WDM Sound」を選択してください。デバイスを有効にするには、必ずデバイス用の最新のドライバーをインストールしてください(Windows)。ステレオを 2 チャンネル以上入力する場合、または 5.1 サラウンドオーディオをモニターする場合は、使用するデバイスドライバーが ASIO(Audio Stream Input Output)規格に準拠している必要があります。準拠していない場合は、接続されているハードウェアの入出力数にかかわらず、使用可能な入出力はステレオのみになります。

バッファーサイズ

Premiere Pro がオーディオの録音に使用するバッファーのサイズを、キロバイト単位で指定します。

デバイス 32 bit 録音/再生

オーディオを 32 bit サンプルで録音する場合は、「入力」タブで「デバイス 32 bit 録音」をオンにします。32 bit 再生を有効にする場合は、「出力」タブで「デバイス 32 bit 再生」をオンにします。

注意:

音声に問題がある場合は、TechNote の「No sound during playback of video or audio clips」を参照してください。

USB マイクのセットアップ(Mac OS)

  1. ユーティリティの Audio Midi 設定アプリケーションのメニューで、オーディオ/機器セットエディターを開くを選択します。
  2. 次のデバイスを確認します。
    • USB マイク

    • 追加の入力デバイス(ライン入力)

    • 出力デバイス

  3. この新しい集音デバイスを、Premiere Pro のオーディオハードウェア環境設定パネルで選択します。

ASIO デバイス設定の指定(Windows のみ)

  1. 編集/環境設定/オーディオハードウェアを選択します。
  2. 「ASIO 設定」をクリックします。選択したデバイスの ASIO 設定を指定します。

    注意:

    ダイアログボックスに表示される設定は、使用するデバイスおよびドライバーによって指定されているものであり、Adobe Premiere Pro で行った設定ではありません。詳しくは、使用する ASIO デバイスおよびドライバーのマニュアルを参照してください。

  3. オーディオハードウェア設定ダイアログボックスで、「入力」タブを選択します。
  4. 有効にするデバイスの名前の横のチェックボックスをオンにします。
  5. 32 bit オーディオを録音する場合は「デバイス 32 bit 録音」をオンにします。
  6. サンプルスライダーをドラッグしてバッファーのサイズを設定します。
  7. 「OK」をクリックします。

ビデオのレンダリング時のオーディオのレンダリング指定

Premiere Pro の初期設定でオーディオプレビューをレンダリングするかどうかを指定できます。

シーケンス/インからアウトでエフェクトをレンダリング、またはシーケンス/インからアウトをレンダリングを選択します。これらのコマンドは、インポイントとアウトポイントを設定して、ワークエリアバーではなくオーディオプレビューをレンダリングするエリアをマークした場合に使用できます。

オーディオプレビューをレンダリングすると再生のパフォーマンスが向上しますが、これらのコマンドを選択すると処理時間が長くなります。

  1. 編集/環境設定/一般(Windows)または Premiere Pro/環境設定/一般(Mac OS)を選択します。
  2. 「ビデオのレンダリング時にオーディオをレンダリング」をオンまたはオフにします。
  3. 「OK」をクリックします。

プリロールおよびポストロールのデュレーションの指定

クリップとシーケンスのプレビューのプリロールとポストロールの長さは、環境設定ダイアログボックスの「一般」で設定できます。

注意:

「プリロール」および「ポストロール」フィールドは、環境設定ダイアログボックスの「デバイスコントロール」ペインの「プリロール」設定とは異なります。「デバイスコントロール」ペインの「プリロール」設定は、VTR やビデオカメラなどの外部デバイスのコントロールに影響します。

  1. 編集/環境設定/一般(Windows)または Premiere Pro/環境設定/一般(Mac OS)を選択します。
  2. 「プリロール」および「ポストロール」フィールドに、それぞれの秒数を入力します。
  3. 「OK」をクリックします。

スクラッチディスクの指定によるシステムパフォーマンスの改善

プロジェクトを編集すると、プロジェクトに必要な様々なファイルがディスクに保存されていきます。Premiere Pro は、キャプチャしたビデオおよびオーディオファイル、最適化したオーディオファイル、手動で作成したプレビューファイルを保存します。Premiere Pro では、最適化したオーディオファイルとプレビューファイルを使用してパフォーマンスを最適化しています。そのため、リアルタイム編集、32 bit 浮動小数点精度での効率的な処理と出力が実現されています。

すべてのスクラッチディスク環境設定は、各プロジェクトとともに保存されます。 プロジェクトごとに異なるスクラッチディスクの場所を選択できます。スクラッチディスクの場所が異なる別のプロジェクトを編集した後に、以前のプロジェクトを再度開こうとすると、以前のプロジェクトで選択したスクラッチディスクの場所でそのプロジェクトに属しているファイルが検索されます。

プロジェクトのプレビューファイルや最適化したオーディオファイルを削除した場合、プロジェクトを再度開いたときにそれらが自動的に再作成されます。

初期設定では、スクラッチディスクファイルはプロジェクトと同じ場所に格納されます。スクラッチディスクに必要な容量は、シーケンスが長くなったり、複雑になったりするほど大きくなります。最高のパフォーマンスを得ることができるように、メディアアセット専用のハードディスクを用意することをお勧めします。アセット用のディスクには、プロジェクトファイル、オペレーティングシステムファイルまたはアプリケーションファイルが保存されているディスク以外のディスクを使用してください。これにより、ほかのファイルにアクセスすることなく、メディアファイルにすばやくアクセスして再生することができます。プロジェクト/プロジェクト設定/スクラッチディスクコマンドを選択して、Premiere Pro のメディアファイル用のディスクを指定できます。新規プロジェクトの設定時には、スクラッチディスクを選択してください。

パフォーマンスの観点から言えば、各アセットタイプに別個のディスクを割り当てるのが最適ですが、同じディスク上のフォルダーを指定することもできます。スクラッチディスクの場所は、次の種類のファイルごとに個別に指定できます。

キャプチャしたビデオ

ファイル/キャプチャを選択すると作成されるビデオファイルです

注意:

ビデオファイルのプロジェクトを作成する前に、ビデオファイルをスクラッチディスクフォルダーに転送した場合は、キャプチャしたビデオのビデオファイルが含まれているフォルダーを指定します。

キャプチャしたオーディオ

ファイル/キャプャを選択したとき、またはオーディオミキサーを使用してナレーションを録音したときに作成されるオーディオファイルです。

ビデオプレビュー

シーケンス/インからアウトをレンダリングを選択したり、ムービーファイルを書き出したり、デバイスに書き出したりすると作成されるファイルです。プレビューエリアにエフェクトが含まれている場合、プレビューファイルではそのエフェクトが最終出力の画質でレンダリングされます。

オーディオプレビュー

オーディオプレビューファイルは、次の場合に作成されます。

  • シーケンス/インからアウトをレンダリング

  • ムービーファイルに書き出す

  • DV デバイスに書き出す

プレビューエリアにエフェクトが含まれている場合、プレビューファイルではそのエフェクトが最終出力の画質でレンダリングされます。

スクラッチディスクの指定

スクラッチディスクは、環境設定ダイアログボックスのスクラッチディスクペインで設定します。スクラッチディスクの設定を変更する前に、パスの右側のボックスに表示される値により、空きディスク容量を確認することができます。パスが長すぎて読めない場合は、ポインターをパス名の上に置くと、ツールヒントにフルパスが表示されます。

  1. プロジェクト/プロジェクト設定/スクラッチディスクを選択します。
  2. ダイアログボックスに表示されている各ファイルの種類ごとの場所を指定します。各ファイルの種類の名前(例えば、キャプチャしたビデオ)が付いたサブフォルダーが作成され、関連するファイルがそこに保存されます。メニューには、初期設定された 3 つの保存場所が表示されます。

    マイドキュメント(Windows)または書類(Mac OS)

    マイドキュメントフォルダー(Windows)または書類フォルダー(Mac OS)にスクラッチファイルを格納します。

    プロジェクトファイルと同じ

    プロジェクトファイルと同じフォルダーにスクラッチファイルを格納します。

    カスタム

    任意の場所を指定できます。「カスタム」を選択して「参照」をクリックし、利用可能なフォルダーを選択します。

スクラッチディスクのパフォーマンスの最適化

最適なパフォーマンスを確保するには、以下のガイドラインに従ってください。

  • コンピューターで使用可能なハードディスクが 1 台だけの場合は、すべてのスクラッチディスクオプションを初期設定のまま使用することをお勧めします。
  • スクラッチディスクを 1 台または複数台の別々のハードディスク上に設定します。Premiere Pro では、メディアの種類ごとに個別のスクラッチディスクを設定することができます。例えば、キャプチャしたビデオに 1 つのディスク、キャプチャしたオーディオにもう 1 のディスクを設定できます。
  • Windows では、NTFS ファイル形式にフォーマットされたパーティションのみをスクラッチディスクとして指定します。Mac OS では、Mac OS Extended 用にフォーマットされたパーティションを使用します。ビデオの格納に FAT32 パーティションを使用することはお勧めしません。 FAT32 パーティションは、大きなサイズのファイルをサポートしません。

注意:

NTFS ドライブを Mac OS で使用するためのサードパーティ製のツールがあります。Tuxera NTFS for Mac および Paragon NTFS for Mac を参照してください。

  • Mac OS では、最適なパフォーマンスを得られるようにジャーナリングを無効にします。

  • フッテージのキャプチャとスクラッチファイルの格納には、最も高速なハードディスクを指定します。オーディオプレビューファイルとプロジェクトファイルには、速度の遅いディスクを指定してもかまいません。

  • コンピューターに接続されているディスクだけを指定します。ネットワーク上のハードディスクは一般に速度が遅いため、推奨できません。また、スクラッチディスクのファイルは常時アクセスされるため、リムーバブルメディアも使用しないように注意してください。スクラッチディスクのファイルはプロジェクトごとに保持され、プロジェクトを閉じても失われません。これらのファイルは、関連付けられているプロジェクトを開き直した際に再利用されます。スクラッチディスクのファイルをリムーバブルメディアに格納した場合、そのメディアがドライブから取り出されると、スクラッチディスクを使用できなくなります。

  • 1 台のディスクをいくつかのパーティションに分割し、各パーティションをスクラッチディスクとして使用することができます。ただし、単一のドライブという仕組みがボトルネックになり、パフォーマンスは向上しません。最適なパフォーマンスを得るには、物理的に別のドライブにスクラッチディスク領域を設定します。

  • 選択したコーデックがサポートしていれば、オーディオおよびビデオを別々のドライブにキャプチャできます(Premiere Pro のネイティブ DV および HDV キャプチャでは、オーディオとビデオを別々のドライブにキャプチャすることはサポートされていません)。新しいファイルの保存先を設定するには、編集/環境設定/スクラッチディスク(Windows)または Premiere Pro/環境設定/スクラッチディスク(Mac OS)を選択します。初期設定を使用すると、Premiere Pro でキャプチャまたは作成されたすべてのファイルは、プロジェクトファイルと同じフォルダーに保存されます。

 

システムのパフォーマンスを向上させるためのオンラインリソース

ビデオ編集システム用のディスクの設定について、経験豊富なユーザーからのアドバイスがこのフォーラムのスレッドで公開されています。

Premiere Pro の作業の高速化に関するビデオと記事のコレクションについては、このブログ投稿を参照してください。

Adobe Premiere Pro と After Effects のパフォーマンスを最適化するためのハードディスク設定について詳しくは、このビデオを参照してください。

Windows でディスクを NTFS としてフォーマットする方法について詳しくは、Microsoft の Web サイトのこのページを参照してください。

Mac OS でディスクを HFS+ としてフォーマットする方法について詳しくは、kenstone.net の Web サイトのこのページを参照してください。このページの情報は、Mac OS X 10.4-10.7 に適用されます。

メディアキャッシュデータベースの移動またはクリーンアップ

Premiere Pro は、一部の形式のビデオとオーディオを読み込むときに、これらのアイテムのバージョンを処理およびキャッシュして、プレビューの生成時にすばやくアクセスできるようにします。読み込んだオーディオファイルはそれぞれ調整されて新しい .cfa ファイルになり、MPEG ファイルにはインデックスが追加されて新しい .mpgindex ファイルになります。メディアキャッシュによりビデオおよびオーディオアイテムをプレビューごとに再処理する必要がなくなるので、プレビューの処理速度は大いに改善されます。

注意:

ファイルを最初に読み込んだ場合、メディアが処理されキャッシュが実行される間、速度が遅く感じる場合があります。

データベースには、キャッシュされたメディアファイルへのリンクが保持されます。このメディアキャッシュデータベースは、Adobe Media Encoder、After Effects、Premiere Pro、および Audition で共有されるので、これらのどのアプリケーションも同じキャッシュファイルを読み書きすることができます。いずれかのアプリケーションでデータベースの場所を変更すると、他のアプリケーションでの場所情報も更新されます。どのアプリケーションにも固有のキャッシュフォルダーがありますが、それらを同一のデータベースが追跡します。

  1. 編集/環境設定/メディア(Windows)または Premiere Pro/環境設定/メディア(Mac OS)を選択し、次のいずれかの操作を行います。
    • メディアキャッシュまたはメディアキャッシュデータベースを移動するには、それぞれの参照ボタンをクリックします。

    • 最適化されたファイルとインデックスファイルをキャッシュから削除して、それらのエントリをデータベースから削除するには、「クリーンアップ」をクリックします。このコマンドでは、ソースファイルがないフッテージアイテムに関連するファイルだけが削除されます。

    注意:

    「クリーンアップ」ボタンをクリックする前に、現在使用しているソースメディアを含むストレージデバイスがコンピューターに接続されていることを確認してください。フッテージがあるストレージデバイスが接続されていなかったため、フッテージがないと見なされた場合、メディアキャッシュ内の関連するファイルが削除されます。その結果、後でこのフッテージを使用するときに、フッテージの再確認またはインデックスの再作成が必要になります。

注意:

「クリーンアップ」ボタンを使用してデータベースとキャッシュをクリーンにしても、ソースファイルがあるフッテージアイテムに関連するファイルは削除されません。最適化されたファイルとインデックスファイルを手動で削除するには、メディアキャッシュフォルダーに移動してファイルを削除します。

メモリの空き容量に合わせたレンダリングの最適化

初期設定では、Premiere Pro は最大 16 のプロセッサーを利用してビデオのレンダリングを行います。高解像度のソースビデオや静止画を含むシーケンスなどでは、複数フレームで同時にレンダリングを行う際に、大量のメモリが必要になることがあります。このようなシーケンスにより、Premiere Pro はレンダリングを中止し、メモリ不足の警告を通知することがあります。このような場合、環境設定で「レンダリングの最適化」を「パフォーマンス」から「メモリ」に変更することで、メモリの空き容量を最大化できます。レンダリング実行時にメモリの最適化が必要ではなくなったら、設定を「パフォーマンス」に戻します。

  1. 編集/環境設定を選択し、環境設定ダイアログボックスで「メモリ」を選択します。
  2. 「レンダリングの最適化」の横にあるポップアップメニューから「メモリ」を選択します。
  3. 「OK」をクリックし、Premiere Pro を終了してプロジェクトを再起動して、変更した環境設定を反映させます。

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