Adobeセキュリティ情報

Adobe ColdFusion に関するセキュリティアップデート公開 | APSB26-90

情報 ID

公開日

優先度

APSB26-90

2026年8月11日

1

概要

アドビは、ColdFusion 2025 および 2023 向けのセキュリティアップデートをリリースしました。このアップデートでは、任意のコード実行、権限昇格、セキュリティ機能のバイパス、アプリケーションのサービス拒否(DoS)、およびメモリの漏洩につながる可能性のあるクリティカルおよび重要な脆弱性が修正されています。

 本アップデートによって修正される脆弱性が、広く悪用されているという事例は確認されていません。

対象のバージョン

製品名

アップデート番号

プラットフォーム

ColdFusion 2025

2025.0.11 とそれ以前のバージョン

すべて

ColdFusion 2023

2023.0.22 とそれ以前のバージョン

すべて

解決策

アドビは、これらのアップデートを次の優先度評価に分類しており、対象製品をご利用のお客様に最新バージョンへのアップグレードを推奨します。

製品名

アップデートバージョン

プラットフォーム

優先度評価

入手方法

ColdFusion 2025

2025.0.12

すべて

1

ColdFusion 2023

2023.0.23

すべて

1

メモ

セキュリティ上の理由により、最新のmysql java コネクターを使用することを強くお勧めします。 使用方法については、 https://helpx.adobe.com/jp/coldfusion/kb/coldfusion-configuring-mysql-jdbc.html を参照してください。

 安全ではない デシリアライゼーション攻撃からの保護方法については、更新されたシリアルフィルタードキュメントを参照してください:https://helpx.adobe.com/jp/coldfusion/kb/coldfusion-serialfilter-file.html

脆弱性に関する詳細

脆弱性のカテゴリー 脆弱性の影響 深刻度 CVSS 基本スコア CVSS ベクター CVE 番号

OS コマンド(「OSコマンドインジェクション」)で使用される特殊要素の不適切な無害化(CWE-78

任意のコード実行

重要

10.0

CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H

CVE-2026-48362

動的に評価されるコードのディレクティブの不適切な無効化(「Eval インジェクション」)(CWE-95

任意のコード実行

重要

9.9

CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H

CVE-2026-48273

不正な承認(CWE-863

アプリケーションのサービス拒否 

重要

9.6

CVSS:3.1/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H

CVE-2026-71384

クロスサイトスクリプティング(XSS)(CWE-79

任意のコード実行

重要

8.8

CVSS:3.1/AV:A/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:H/I:H/A:H

CVE-2026-71386

不適切な入力検証(CWE-20

権限昇格

重要

8.7

CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:H/I:H/A:N

CVE-2026-21273

不正な承認(CWE-863

任意のコード実行

重要

8.8

CVSS:3.1/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2026-71387

不正な承認(CWE-863

セキュリティ機能のバイパス

重要

8.4

CVSS:3.1/AV:A/AC:L/PR:H/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H

CVE-2026-71385

ハードコードされた暗号化キーの使用(CWE-321

セキュリティ機能のバイパス

重要

8.2

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:N

CVE-2026-34635

ヒープベースのバッファオーバーフロー(CWE-122

任意のコード実行

重要

8.1

CVSS:3.1/AV:N/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2026-48440

不適切な入力検証(CWE-20

セキュリティ機能のバイパス

重要

8.1

CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:L/A:N

CVE-2026-21279

不正な承認(CWE-863

権限昇格

重要

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2026-25652

脆弱または危険な暗号化アルゴリズムの使用(CWE-327

メモリの漏洩 

重要

7.5

CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N

CVE-2026-48386

不正な承認(CWE-863

セキュリティ機能のバイパス

重要

7.3

CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:L/A:L

CVE-2026-71383

不正な承認(CWE-863

アプリケーションのサービス拒否 

重要

6.5

CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H

CVE-2026-48375

出力の不適切なエンコードまたはエスケープ(CWE-116

セキュリティ機能のバイパス

重要

5.4

CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:N/I:L/A:L

CVE-2026-48376

不適切な入力検証(CWE-20

セキュリティ機能のバイパス

重要

4.9

CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H

CVE-2026-48384

メモ
2026 年 8 月 11 日より、リリースにシステム全体に及ぶ修正が含まれる場合、アドビは、同じ重大度評価および CWE カテゴリに該当する社内で発見された脆弱性に対して、単一の CVE 識別子を割り当てることがあります。

謝辞:

AnirudhAnand (a0xnirudh) -- CVE-2026-71386

Matan Sandori (matans1) — CVE-2026-71384

Brennan D St. John (brennanstjohn) — CVE-2026-71387

メモ

セキュリティ保護のために、ColdFusion JDK/JRE LTS バージョンを最新リリースにアップデートすることをお勧めします。 ColdFusion のダウンロードページは、定期的に更新されます。インストール環境でサポートされている JDK バージョンの最新の Java インストーラーは、このページに公開されます(以下の表を参照)。 

外部 JDK ビューの使用方法については、ColdFusion JVM の変更を参照してください。 

また、ColdFusion セキュリティドキュメントに記載したセキュリティ構成設定を適用するとともに、該当するロックダウンガイドを確認することを推奨します。    

ColdFusion JDK 要件

COLDFUSION 2025(バージョン 2023.0.0.331385)以降
アプリケーションサーバーの場合

JEE のインストール環境で、使用しているアプリケーションサーバーのタイプに応じて、各起動ファイル内の JVM フラグ「-Djdk.serialFilter= !org.mozilla.**;!com.sun.syndication.**;!org.apache.commons.beanutils.**;!org.jgroups.**;!com.sun.rowset.**; !com.mysql.cj.jdbc.interceptors.**;!org.apache.commons.collections.**;」を設定します。

例:
Apache Tomcat アプリケーションサーバー:「Catalina.bat/sh」ファイルで JAVA_OPTS を編集します。
WebLogic アプリケーションサーバー:「startWeblogic.cmd」ファイルで JAVA_OPTIONS を編集します。
WildFly/EAP アプリケーションサーバー:「standalone.conf」ファイルで JAVA_OPTS を編集します。
スタンドアロンのインストール環境ではなく、ColdFusion の JEE インストール環境で、JVM フラグを設定します。

 

COLDFUSION 2023(バージョン 2023.0.0.330468)以降
アプリケーションサーバーの場合

JEE のインストール環境で、使用しているアプリケーションサーバーのタイプに応じて、各起動ファイル内の JVM フラグ「-Djdk.serialFilter= !org.mozilla.**;!com.sun.syndication.**;!org.apache.commons.beanutils.**;!org.jgroups.**;!com.sun.rowset.**; !com.mysql.cj.jdbc.interceptors.**;!org.apache.commons.collections.**;」を設定します。

例:
Apache Tomcat アプリケーションサーバー:「Catalina.bat/sh」ファイルで JAVA_OPTS を編集します。
WebLogic アプリケーションサーバー:「startWeblogic.cmd」ファイルで JAVA_OPTIONS を編集します。
WildFly/EAP アプリケーションサーバー:「standalone.conf」ファイルで JAVA_OPTS を編集します。
スタンドアロンのインストール環境ではなく、ColdFusion の JEE インストール環境で、JVM フラグを設定します。

 

COLDFUSION 2021(バージョン2021.0.0.323925)以降

アプリケーションサーバーの場合   

JEE のインストール環境で、使用しているアプリケーションサーバーのタイプに応じて、各起動ファイル内の「-Djdk.serialFilter= !org.mozilla.**;!com.sun.syndication.**;!org.apache.commons.beanutils.**;!org.jgroups.**;!com.sun.rowset.**; !com.mysql.cj.jdbc.interceptors.**;!org.apache.commons.collections.**;

という JVM フラグを設定します。

以下に例を示します。   

Apache Tomcat アプリケーションサーバー:「Catalina.bat/sh」ファイルで JAVA_OPTS を編集します   

WebLogic アプリケーションサーバー:「startWeblogic.cmd」ファイルで JAVA_OPTIONS を編集します   

WildFly/EAP アプリケーションサーバー:「standalone.conf」ファイルで JAVA_OPTS を編集します   

スタンドアロンインストールではなく、ColdFusion の JEE インストールで、JVM フラグを設定します.   


詳しくは、https://helpx.adobe.com/jp/security.htmlを参照するか、PSIRT@adobe.com 宛てに電子メールでお問い合わせください。

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