Adobe セキュリティ速報

Adobe Flash Player に関するセキュリティ速報 | APSB19-26

情報 ID

公開日

優先度

APSB19-26

2019 年 5 月 14 日

2

要約

Windows 版、macOS 版、Linux 版、および Chrome OS 版の Adobe Flash Player を対象としたセキュリティアップデートが公開されました。これらのアップデートは、Adobe Flash Player のクリティカルな脆弱性に対処します。この脆弱性が悪用されると、現在のユーザーのコンテキストで任意のコード実行の原因になりかねません。 

対象の製品バージョン

製品名

バージョン

プラットフォーム

Adobe Flash Player デスクトップランタイム

32.0.0.171 とそれ以前のバージョン 

Windows、macOS および Linux

Google Chrome 用の Adobe Flash Player

32.0.0.171 とそれ以前のバージョン

Windows、macOS、Linux および Chrome OS 

Microsoft Edge および Internet Explorer 11 用の Adobe Flash Player

32.0.0.171 とそれ以前のバージョン

Windows 10 および 8.1

ご利用中のシステムにインストールされている Adobe Flash Player のバージョンを確認するには、Flash Player についてのページにアクセスするか、Flash Player で実行中のコンテンツを右クリックし、メニューから「Adobe (または Macromedia) Flash Player について」を選択します。複数のブラウザーを利用している場合は、システムにインストールされているブラウザーごとに、この確認作業を行うようにしてください。

解決策

アドビは、これらのアップデート版の優先度評価を次のように評価し、対象製品をご利用のお客様に最新バージョンへのアップグレードを推奨します。

製品名

バージョン

プラットフォーム

優先度

入手方法

Adobe Flash Player デスクトップランタイム

32.0.0.192

Windows、macOS

2

Google Chrome 用の Adobe Flash Player

32.0.0.192

Windows、macOS、Linux、および Chrome OS 

2

Microsoft Edge および Internet Explorer 11 用の Adobe Flash Player

32.0.0.192

Windows 10 および 8.1

2

Adobe Flash Player デスクトップランタイム

32.0.0.192

Linux

3

注意:
  • Windows、macOS および Linux 用の Adobe Flash Player Desktop Runtime をご利用のお客様は、製品内のアップデートメカニズムを使用して [1]、または Adobe Flash Player ダウンロードセンターから Adobe Flash Player 32.0.0.192 にアップデートすることをお勧めします。
  • Google Chrome と併せてインストールされた Adobe Flash Player は、 Google Chrome 最新バージョンに自動的にアップデートされます。これには、Windows、macOS、Linux および Chrome OS 用の Adobe Flash Player 32.0.0.192 が含まれます。
  • Windows 10 および 8.1 用の Microsoft Edge および Internet Explorer 11 とともにインストールされた Adobe Flash Player は、Adobe Flash Player 32.0.0.192 を含む最新バージョンに自動的にアップデートされます。
  • Flash Player のインストール方法については、Flash Player ヘルプページを参照してください。

[1] 「アップデートがある場合に自動的にインストールする」オプションが選択されている場合、アップデートは自動的に受信されます。「アップデートがある場合に自動的にインストールする」のオプションが選択されていない場合は、製品内蔵のアップデート機能から指示があった際に、この仕組みを利用してアップデートを適用できます。

脆弱性に関する詳細

脆弱性のカテゴリー

脆弱性の影響

深刻度

CVE 番号

解放済みメモリ使用

任意のコード実行

クリティカル

CVE-2019-7837

謝辞

この問題を指摘し、ユーザーの保護にご協力いただいた以下の個人および組織の皆様に対し、アドビより厚く御礼を申し上げます。

  • Trend Micro の Zero Day Initiative 経由で報告をお寄せいただいた匿名の協力者様(CVE-2019-7837)

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