ブラシ

Substance 3D Modeler のツールセット全体で、ブラシがどのように動作するかを説明します。

Modeler のツールのほとんどはブラシを使用します。ブラシは、選択したツールの効果を適用する場所と方法を決定します。例えば、クレイツールのブラシは、クレイが追加されるシェイプと位置を示します。

ほとんどのツールはデフォルトで 3 次元ブラシに設定されていますが、一部のツールは、2 次元ブラシを使用するサーフェス配置モードの方が効果的に動作します。いずれの場合も、ブラシには、必要に応じてツールごとに調整できるパラメーターがあります。 

共通ブラシパラメーター

多くのブラシパラメーターは、ツール全体で同じように動作します。次のパラメーターは、一般的にツール全体で使用されます。

パラメーター

説明

シェイプ

ブラシシェイプごとに、異なるパラメーターを使用できます。例えば、立方体の幅、高さ、奥行きを調整したり、トーラスの半径と厚みを調整したりできます。

拡大・縮小

ブラシのサイズを増減します。ブラシサイズが大きいと、ストロークをドラッグしてから結果が表示されるまでに時間がかかる場合があります。

硬さ

「硬さ」は、一部のツールのフォールオフを制御します。ワープツールなどのツールでは、ブラシにツールの効果を均等に適用すると、目的の結果を得ることができません。「硬さ」はブラシの端付近のツール効果の強度を下げます。これにより、ストロークがクレイサーフェスと滑らかにブレンドされます。

圧力

圧力感度を使用すると、ストロークを描画するときにツールの強度を動的に調整できます。圧力感度をオンにした場合:

  • ツールハンドトリガーを使用して、VR の強度を変化させます。
  • デスクトップでは、筆圧感知ペンとタブレットを使用してストローク強度を変更します。

レイジーストローク

レイジーストロークが有効な場合、ストロークはカーソルの下ではなくカーソルの後ろにドラッグされます。これにより、滑らかなストロークとより明確な曲線を作成できます。

固定ストローク

固定ストロークでは、カーソルの動きを追うのに時間がかかります。レイジーストロークとは異なり、固定ストロークは最終的にカーソルに到達します。 

一部のツールには、「リセット」オプションもあります。シェイプパラメーターをデフォルトに戻すには、リセットを使用します。例えば、トーラスの半径と厚さはデフォルト値に戻りますが、サイズおよびその他のブラシパラメーターは変化しません。

ブラシのショートカット

共通のブラシ操作のショートカットは、デスクトップと VR で使用できます。 

デスクトップ

アクション

ショートカット

ブラシを拡大・縮小

Ctrl キーを押しながらクリックしてドラッグします。

ブラシを非対称に拡大・縮小

ギズモ配置モードでは、Ctrl キーを押したまま、縦横比を変更スケールハンドルの 1 つをクリックしてドラッグします。Ctrl キーを押したままにすると、追加のスケールハンドルが表示されます。

軸に沿ってブラシを反転

ギズモ配置モードでは、Ctrl キーを押しながら、該当するギズモ軸の平行移動ハンドルをクリックします。

VR

VR では、ブラシはツールハンドに接続しています。ブラシの相対的な位置をツールハンドに合わせることができます。ブラシの位置を調整するには、次の手順を実行します。

  1. サポートハンドコントローラーをブラシの中央に向けます。

  2. 青い球体が表示されたら、サポートハンドトリガーを持ってブラシをつかみます。

  3. ブラシをツールハンドに対して動かし、目的の位置に合わせたらサポートハンドトリガーを放します。

アクション

ショートカット

ブラシを拡大・縮小

サポートハンドジョイスティックを上下に動かします。

ブラシを非対称に拡大・縮小

ツールハンドの上部ボタンを押したまま、ツールハンドコントローラーを動かします。縦横比を変更する拡大・縮小を実行しながら、サポートハンドトリガーを保持して拡大・縮小を単一の軸に制限できます。


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