以下の Technical Communication Suite 3 製品向けサイレントインストール手順は、ボリュームライセンスメディアをお使いのお客様を対象とするものです。
注:アドビではサイレントデプロイにあたり、以下に記載の方法ではなく Adobe Application Manager Enterprise Edition のご使用をお勧めしています。 詳細については、Creative Suite Enterprise Deployment の Web ページ
(http://www.adobe.com/devnet/creativesuite/enterprisedeployment.html)をご参照ください。公式にサポートされている方法については、上記のデプロイメント情報および「手動デプロイ | Creative Suite 5、CS5.5 製品」に記載されています。
サイレントインストール / デプロイファイルの作成
Technical Communication Suite 3 製品では、インストール用にロケール固有の XML(AdobeFrameMaker10_de_DE.install.xml など)が必要です。 コンピューターまたはネットワーク上の任意の場所にデプロイフォルダーを保存します。 セットアップアプリケーションと共に、Technical Communication Suite 3 製品のインストールフォルダに保存するのが有効です。
注:スイートから一部のコンポーネントのみをインストールする場合は、ロケール固有のインストール XML ファイルから、不要なコンポーネントのペイロードエントリを削除します。 (例えば、Install_en_US.xml からペイロードエントリを削除します。)
1. インストールファイルを作成
必要なロケールのインストール XML ファイルを、インストールメディアのデプロイフォルダから、デプロイファイルの保存先にコピーします。
2. (オプション)application.xml.override ファイルを作成
application.xml.ov ファイルは、インストール時のシリアライズ、登録の抑制、エンドユーザー使用許諾契約(EULA)の抑制、およびアップデートの抑制に必要です。
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メモ帳を開きます。
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次のテキストをアプリケーションにコピーします。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <Configuration><Payload adobeCode="{Product_Code}"> <Data key="Serial" protected="0">12341234123412341234</Data> <Data key="Registration">Suppress</Data><Data key="Updates">Suppress</Data><Data key="EULADelay">-1</Data> </Payload> </Configuration> -
Product_Codeを製品コードに置き換えます。
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<Installation source folder>\payloads に進みます。
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メモ帳で setup.xml を開きます。
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<mediaSignature> タグを検索します。
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<mediaSignature> および </mediaSignature> の間の英数字の製品コードをコピーします。
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コピーしたコードを application.xml.override ファイルの {Product_Code} 値に貼り付けます。
例: <Configuration><Payload adobeCode="{DE60F0DE-469A-42DC-A678-978313210057}">
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123412341234123412341234 をシリアル番号に置き換えます。
重要:ハイフンは省略します。 <Data key="Registration">Suppress</Data> を削除し、登録プロンプトを表示させます。 <Data key="Updates">Suppress</Data> を削除すると、Adobe Application Manager が更新チェックを行います。 -
ファイルを application.xml.override という名前でデプロイフォルダーに保存します。
重要:application.xml.override に .txt など追加の拡張子がないことを確認してください。
Technical Communication Suite 3 製品のサイレントインストール
重要:コマンドプロンプトで、Set-up.exe ファイルが含まれているフォルダーに進みます。
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管理者権限でコマンドプロンプトを開く、またはデプロイテクノロジーの実行 / コマンドラインフィールドにコマンドを入力します。
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Set-up.exe —mode=silent —deploymentFile=<path to="" deployment.install.xml=""> —acton=install と入力し Enter キーを押します。
注:デプロイファイルを保存したロケーションに、デプロイファイルへのパスを移動させます。 このロケーションは、セットアップアプリケーションと同じ場所に設定することができます。 ロケーションが同じ場合は、ファイル名の前に「\」を使用します。
オプション設定
コマンドラインの最後に以下のオプションを追加することができます。
- —overrideFile="<deployment files="" source="" path="">\application.xml.override"
このオプションを用いると、プレシリアライズ、EULA の抑制、アップデートの抑制、登録の抑制を行うことができます。 - —installSourcePath="<installation source="" path="">"
このオプションを用いると、インストールソースファイルの保存先を指定することができます。 - —action=<value>
アクションオプションでは、インストールまたはアンインストールのどちらを実行するか指定できます。 オプションが指定されていない場合、インストーラーはインストールモードで実行されます。 <value> をインストールまたはアンインストールのうち、いずれかのオプションに置き換えてモードを指定します
Technical Communication Suite 3 製品のサイレントアンインストール
重要: コマンドプロンプトで、Set-up.exe ファイルが含まれているフォルダーに移動します。
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管理者権限でコマンドプロンプトを開く、またはデプロイテクノロジーの実行 / コマンドラインフィールドにコマンドを入力します。
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Set-up.exe --mode=silent --deploymentFile=<path to Deployment.install.xml> --acton=uninstall と入力し Enter キーを押します。
注:デプロイファイルを保存したロケーションに、デプロイファイルへのパスを移動させます。 このロケーションは、セットアップアプリケーションと同じ場所に設定することができます。 ロケーションが同じ場合は、ファイル名の前に「\」を使用します。
サイレントインストールの終了コード
Technical Communication Suite 3 のインストールが完了すると、以下の終了コードが表示されます。 エラーの解決については、 「Creative Suite 5 のインストールログを用いたインストールエラーのトラブルシューティング」をご参照ください。
エラーコード |
数値 |
エラーなし |
0 |
コマンドラインを解析できません |
1 |
不明な UI モードが指定されました |
2 |
ExtendScript を初期化できません |
3 |
UI ワークフローに失敗しました |
4 |
UI ワークフローを初期化できません |
5 |
エラーが発生しサイレントワークフローが完了しました |
6 |
サイレントワークフローを完了できません |
7 |
終了し再起動することが必要です |
8 |
サポートされていない OS バージョン |
9 |
サポートされていないファイルシステム |
10 |
別のインスタンスが実行中です |
11 |
CAPS の整合性エラー |
12 |
メディアの最適化に失敗しました |
13 |
権限が不足しています |
14 |
メディア DB の同期に失敗しました |
15 |
デプロイファイルの読み込みに失敗しました |
16 |
EULA の同意に失敗しました |
17 |
C3PO のブートストラップに失敗しました |
18 |
競合するプロセスが実行中です |
19 |
インストールソースパスが未指定または終了されません |
20 |
RIB のバージョンがペイロードのバージョンをサポートしていない場合 |
21 |
インストールディレクトリの確認に失敗しました |
22 |
必要システム構成チェックに失敗しました |
23 |
ユーザーがキャンセルしたワークフローの終了 |
24 |
オペレーティングシステムの MAX PATH 制限を超えるバイナリパス名 |
25 |
サイレントモードでのメディアスワップが必要です |
26 |
キーファイルがターゲットで検出されました |
27 |
基本製品がインストールされていません |
28 |
基本製品が移動されました |
29 |
ペイロードのインストールに必要なディスク容量が不足しています + エラーが発生し終了しました |
30 |
ペイロードのインストールに必要なディスク容量が不足しています + 失敗しました |
31 |
パッチは既に適用されています |
32 |
致命的なエラー |
9999 |