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アドビでは、Transport Layer Security(TLS)1.2 プロトコルに準拠していないユーザーシステムとクライアントシステムのサポートを終了しました。古いバージョンの TLS を引き続き使用すると、アドビの製品やサービスにアクセスできなくなる可能性があります。
このページが表示される理由
アクセスを試みているアドビのアプリ、Web ページまたはサービスには、Web ブラウザー、オペレーティングシステム、またはアプリとの安全なネットワーク接続が必要です。ユーザーシステムとアドビのアプリ、Web サービスとの間で安全なネットワーク通信とデータ交換を行うには、TLS 1.2 を使用する必要があります。
アドビでは、古いバージョンの TLS (TLS 1.0、1.1 を含む)のサポートを終了しました。TLS 1.2 プロトコルの技術的な詳細については、よくある質問を参照してください。
サービスの再開ついて
最新の Web ブラウザーは TLS 1.2 をサポートしています。ご使用のブラウザーをアップグレードすると、これらのアプリやサービスにアクセスできるようになります。以下の一般的なブラウザーの 1 つをダウンロードしてインストールできます。
上記以外のブラウザーを使用している場合は、TLS 1.2 がサポートされていることをご確認ください。
オペレーティングシステムとアプリケーションフレームワークも TLS 1.2 をサポートする必要があります。ブラウザーをアップグレードしても問題が解決しない場合は、ご使用のコンピューターが次のシステム要件を満たすことをご確認ください。
オペレーティングシステムまたはアプリケーションを TLS 1.2 をサポートするバージョンにアップグレードしてください。アップグレードを行わないと、このサービスにアクセスできなくなります。
オペレーティングシステム
|
Windows デスクトップ |
Mac OS X |
---|---|---|
Windows Server 2008 R2 以降 |
Windows 8 以降* |
Mac OS X 10.8 以降 |
* Microsoft は、Windows 7 で TLS 1.2 を有効にする Windows アップデートを提供しています。
アプリケーションフレームワーク
Java |
.NET |
OpenSSL |
---|---|---|
Java 8 以降 |
.NET 4.6 以降 |
OpenSSL 1.01 以降 |
Java 7、アプリケーションから TLS 1.2 に対応 |
.NET 4.5、アプリケーションから TLS 1.2 に対応 |
|
TLS(Transport Layer Security)は、通信する 2 つのアプリケーション間でプライバシーとデータの整合性を提供するセキュリティプロトコルです。ネットワーク上でのデータの安全なやりとりに必要な Web ブラウザーなどのアプリケーションに広く使用されています。
プロトコル仕様によると、TLS には、TLS レコードプロトコルと TLS ハンドシェイクプロトコルという 2 つのレイヤーがあります。レコードプロトコルは接続セキュリティを提供します。ハンドシェイクプロトコルは、サーバーとクライアントとが互いに認証し、データ交換の前に暗号化アルゴリズムと暗号鍵のネゴシエーションを可能にします。
アドビのセキュリティコンプライアンス標準では、2018 年 5 月までに古いプロトコルの廃止を要求しており、TLS 1.2 を最新のバージョンで使用することが義務付けられています。システムが TLS 1.2 準拠でない場合は、一部のアドビのアプリとサービスへのアクセスが制限されます。
アドビの一部のアプリやサービスは、安全なネットワーク接続を通じてのみ利用できます。TLS を利用することで、ブラウザーとこれらのアプリ、Web サービスとの接続は安全で、信頼できるものになります。
新しいブラウザーとオペレーティングシステムがリリースされると、より高度なレベルのプライバシーとデータの整合性を確保するためにセキュリティ基準がアップグレードされます。ただし、これらのブラウザーまたは OS の旧バージョンは、アップデートされても最新の標準は組み込まれません。
使用可能なセキュリティレベルが高まるにつれて、これらのセキュリティに劣る旧ブラウザーバージョンとアプリケーションは置き去りにされてしまいます。
安全なサイトへの接続を可能にするため、OS とブラウザーのバージョンをアップデートしてください。
古い暗号化方式を使用した TLS 1.0 に対する攻撃が文書化されており、従前のバージョンは TLS 1.2 よりも脆弱性が高いです。詳細については、「TLS/SSL に対する攻撃」を参照してください。
アドビのセキュリティコンプライアンス標準では、旧プロトコルのサポートの廃止が要求されます。そのような標準の 1 つでは、Payment Card Industry (PCI)の準拠が保証されます。PCI アダプテーションサーバーは、セキュアな環境を維持するためにクレジットカード情報の受け入れ、処理、保管、送信を組織に求める一連のセキュリティ基準です。
2018 年 5 月の時点で、PCI では TLS 1.1 以上の使用が義務付けられます。
アドビのアプリと Web サービスに対する要求は TLS 1.2 準拠のユーザーシステムからのものが大半で、TLS 1.1 システムからのトラフィックは多くありません。
アドビでは、TLS 1.2 への移行を完了しました。アドビのアプリや Web サービスに、より安全にアクセスできるようになっています。
アドビでは、セキュリティ上の脆弱性への対応として、旧バージョンを今すぐ破棄することをお勧めします。詳細については、アドビカスタマーケアまたは担当のカスタマーサクセスマネジャーにお問い合わせください。
ご使用のブラウザーにより異なります。アドビのアプリとサービスのシステム要件リストに記載されたすべてのブラウザーは TLS 1.2 を使用する構成です。一覧に記載のないブラウザーまたはバージョンをご使用の場合は、ブラウザーをアップデートしてください。
アドビのアプリとサービスでサポートされているブラウザーの一覧については、必要システム構成を参照してください。
アドビは、SSL 通信レイヤーによって生成されるエラーメッセージを管理しません。ブラウザーは、アドビのアプリとサービスに接続する前に、これらのメッセージを生成します。発生する可能性があるエラーの例を以下に示します。
Windows 7 版の Internet Explorer 8
Windows 7 版の Internet Explorer 11
Internet Explorer 11 では、TLS 1.2 がデフォルトで有効になっていますが、TLS 1.2 が無効になっている場合は、有効にすることができます。この場合は、他のオプションを使用するのではなく、詳細設定ダイアログから TLS 1.2 を有効にしてください。以下のような他のエラーも発生する可能性があります。
- サービスに接続できない
- サービスが利用できない
- 接続エラーが発生した