Acrobat XI の展開 | Creative Cloud グループ版 Single App

この記事では、Adobe Creative Cloud グループ版 Single App をご利用の方に、Adobe Acrobat の展開方法を説明します。この説明は、Acrobat Pro および Acrobat Standard の両方に適用されます。

注意:

Creative Cloud コンプリートプランメンバーシップをお持ちの方は、Creative Cloud Packager を使用して Acrobat を展開してください。詳しい指示についてはこのページを参照してください。

展開の概要

注意:

現在のところ、Acrobat Creative Cloud グループ版 Single App(VIP により購入)は Citrix XenApp または XenDesktop のようなストリーミング仮想環境ではサポート/認定されていません。「Adobe バリューインセンティブプラン(VIP)を利用して購入した Adobe Acrobat を仮想化環境で展開する」を参照してください。

1. Acrobat 11.0.07 インストーラのダウンロード

Acrobat XI をダウンロードする前に、システムが要件を満たしていることを確認します。

 

Windows

Mac

Acrobat XI Pro

Acrobat XI Standard

n/a

注意:

インストーラ-は他言語対応なので、サポートされているすべての言語で Acrobat をインストールできます。詳細については、インストールの節を参照してください。

2. CCT トランスフォーム(Windows)/インストーラ(Mac OS)のダウンロード

この MST/DMG ファイルによって、Creative Cloud グループ版 Single App ユーザー向けに最適化されている最初の起動エクスペリエンスが実現します。ユーザーは単純に Adobe ID でログインして、Acrobat を使用できます。

 

Windows

Mac OS

Acrobat XI Pro

Acrobat XI Std

n/a

3.(オプション、Windows のみ)Adobe Customization ウィザード XI

Adobe Customization ウィザードを使用して、さらに Acrobat の展開をカスタマイズできます。詳細については、Adobe Customization ウィザードのマニュアル(Windows)を参照してください。

重要Acrobat Customization ウィザードを使用して AcrobatCCTWorkflow.mst を読み込み、この MST にのみカスタマイズを追加します。複数の MST に追加すると、問題が発生します。Acrobat XI の Customization ウィザードを起動し、以下の手順を実行します。

  • 「ファイル/パッケージを開く」の順に選択し、Acrobat 11.0 インストーラフォルダー – AcroPro.msi 内の Acrobat 11.0 MSI を選択します。
  • 「トランスフォーム/トランスフォームの読み込み」の順に選択し、「AcrobatCCTWorkflow.mst」を選択します。
注意:

Acrobat は Adobe サーバーに自動的に ping を実行し、新しいパッチ/更新があるかどうかを判断するように構成されています。この設定を展開時に変更する場合は、Customization ウィザードを使用できます。

4. 標準的な展開手順で、Windows / Mac OS に Acrobat 11.0.07 + MST をインストールします。

4.1 Windows 上での Acrobat のインストール

Windows 上で Acrobat をインストールするには、次の操作を行います。

  1. チェインインストーラーを使用して Acrobat 11.0.07 をインストールします。
  2. CCT トランスフォームの適用(Acrobat Professional では AcrobatCCTWorkflow.mst、Acrobat Standard では AcrobatStdCCTWorkflow.mst)。

4.1.1 コマンドラインモード

コマンドプロンプトで Acrobat XI フォルダーに移動し、以下のコマンドを実行します。

構文例:

Setup.exe /sl "[LangCode]" /sALL /msi TRANSFORMS=”[TransformPath]”

上記のコマンドについて:

  • [TransformPath] は、AcrobatCCTWorkflow.mst(または、Acrobat Standard の場合、AcrobatStdCCTWorkflow.mst)トランスフォームの絶対パスです。
  • [LangCode] は、以下のデータに基づく、数値による Acrobat Launch の言語コードです。

2052=中国語(簡体)

1028=中国語(繁体)

1029=チェコ語

1030=デンマーク語

1043=オランダ語(オランダ)

1033=英語(米国)

1035=フィンランド語

1036=フランス語(フランス)

1031=ドイツ語(ドイツ)

1038=ハンガリー語

1040=イタリア語(イタリア)

1041=日本語

1042=韓国語

1044=ノルウェー語(ブークモール)

1045=ポーランド語

1046=ポルトガル語(ブラジル)

1049=ロシア語

1051=スロバキア語

1060=スロベニア語

1034=スペイン語(トラディショナルソート)

1053=スウェーデン語

1055=トルコ語

1058=ウクライナ語

1025=英語(アラビア語のサポート付き)

1037=英語(ヘブライ語のサポート付き)

6156=フランス語(モロッコ)

例えば、[LangCode] に「1033」を渡すと、Acrobat が英語で起動します。

4.1.2 標準的な展開方法によるインストール

Acrobat は、Acrobat ETK に記載されているように、通常の展開方法でインストールすることもできます。

SCCM を利用した Acrobat の展開の例:

Acrobat XI Installer Binaries フォルダーに以下のファイルがコピーされていることを確認します。

  1. Acrobat CCT トランスフォーム – AcrobatCCTWorkflow.mst (または、Acrobat Standard の場合、AcrobatStdCCTWorkflow.mst

これで、同じ Acrobat XI Installer Binaries フォルダーに setup.ini が開きます。以下のエントリを [Product] カテゴリに追加します。

Cmdline=TRANSFORMS=”AcrobatCCTWorkflow.mst”

以下のイメージを参照してください。

Setup.ini ファイルのエントリ

SCCM で Acrobat を展開する場合に使用します。通常の手順に従い、SCCM Configuration Manager での展開に使用するパッケージを作成します。SCCM の「プログラムの作成ウィザード」で Setup.exe のパスを指定します。

SCCM のプログラムの作成ウィザード

4.1.3 Acrobat のアンインストール

一度展開した Acrobat は、msi パッケージをアンインストールする通常のプロセスでアンインストールできます。Adobe Acrobat 11.0 をアンインストールするときのコマンドライン構文を以下に示します。

構文例:

msiexec.exe /x <path to Acrobat msi file> /qn

4.2 Mac OS 上での Acrobat のインストール

Mac OS に Acrobat をインストールするには、次のように行います。

  1. Acrobat 11.0.07 チェーンインストーラーパッケージをインストールします。
  2. CCT ワークフローパッケージ - AcrobatCCTWorkflow.pkg のインストール。

Mac OS インストーラーは、実行する必要があるユーザーインターフェイスプロンプトを提供する .pkg タイプのインストーラーです。上の 3 つのインストーラーを 1 つのインストーラーにまとめることができます(順番も維持されます)。

Mac OS の標準展開プラクティス(ARD など)を使用し、チェーンパッケージを展開できます。詳細は、Acrobat ETK にあります。

Acrobat の更新プログラム

会社で利用されている標準的な展開手順で Acrobat の更新プログラムを展開できます。更新プログラムの詳細については、パッチリリースノートを参照してください。

Adobe バリューインセンティブプラン (VIP) を利用して購入した Adobe Acrobat を仮想環境で展開する

現在のところ、Adobe バリューインセンティブプラン (VIP) で購入した Adobe Acrobat は Citrix XenApp または XenDesktop などのストリーミング/セッション仮想環境ではサポート/認定されていません。VIP の Acrobat 購読については、ライセンス供与に対してシリアル番号が与えられません。ユーザーは Acrobat デスクトップに認証され、Adobe ID で Acrobat の「ライセンス認証」を行います。そのような環境で Acrobat を展開する場合、ユーザーにシリアル番号を提供する Acrobat プランを購入してください。

ただし、VIP を利用して購入した Adobe Acrobat を専用仮想デスクトップ(VM とも呼ばれています)に展開できます。ローカルマシンでの展開に似ており、ユーザーは自分の Adobe ID でログインし、Acrobat にアクセスできます。

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Adobe Acrobat 2020 (永続版)のサポートは 2025年6月1日に終了します

セキュリティリスクを避け、安心してお使いいただくため、サブスクリプション版へのアップデートを推奨します。

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