Adobe Camera Raw でカラーとトーンを調整する方法について説明します。
Adobe Camera Raw の 2023年10月リリース(バージョン 16.0)以降では、新しいポイントカラーツールで、写真内の特定のカラーに細かく調整を加えることができます。
ヒストグラムは、画像内の各輝度のピクセル数を表します。ヒストグラムのどの輝度値も 0 ではない場合は、トーンスケール全体を利用している画像であることを示します。ヒストグラムで色調範囲全体を利用していない場合は、コントラストに欠けるぼんやりした画像であることを示します。左側にスパイクのあるヒストグラムはシャドウクリッピングを示し、右側にスパイクのあるヒストグラムはハイライトクリッピングを示します。
- プレビュー画像でどちらのピクセルがクリップされているかを確認するには、「シャドウ」または「ハイライト」を選択します。詳細については、ハイライトおよびシャドウクリッピングのプレビューを参照してください。
- Camera Raw のバージョン 13.3 以降、ヒストグラムには、Lightroom の場合と同様のリボンスタイルが表示されます。
一般的な画像調整作業の 1 つに、ヒストグラムの一方に偏っているピクセル値を、ヒストグラムの左から右まで均等に分散させる作業があります。
ヒストグラムは、レッド、グリーンおよびブルーの各カラーチャンネルに対応する 3 つのカラーリボンで構成されます。ホワイトは、3 つのチャンネルすべてが重なったときに表示されます。イエロー、マゼンタ、シアンは RGB チャンネルの 2 つが重なったときに表示されます(イエローはレッド + グリーン、マゼンタはレッド + ブルー、シアンはグリーン + ブルー)。
ヒストグラムは、Camera Raw ダイアログボックスの設定を調整すると自動的に変更されます。
ヒストグラムの下には、プレビュー画像でポインターがある位置のピクセルの RGB 値が表示されます。
右側のパネルの下部にあるサンプラーオーバーレイの切り替えツールを使用すると、プレビュー画像に最大 9 個のカラーサンプラーを配置できます。この RGB 値はプレビュー画像の上に表示されます。カラーサンプラーを取り除くには、カラーサンプラーを Alt キー(Windows)または Option キー(macOS)を押しながらクリックします。
画像内に、その画像で表現できるピクセルの最大値よりも大きい、または最小値よりも小さいカラー値を持ったピクセルがあると、そのピクセルでクリッピングが発生します。明るすぎる値はクリッピングされて白の出力となり、暗すぎる値はクリッピングされて黒の出力となります。その結果、画像のディテールが失われます。
ハイライトとシャドウのクリッピングインジケーターは、ヒストグラムの上隅に表示されます。これは、編集を行う際に、写真内の明るすぎる領域または暗すぎる領域をチェックするためのものです。
- 左上のクリッピングインジケーターが点灯している(クリッピングインジケーターが白い)場合は、写真内でシャドウがクリップされていることを意味します。点灯しているインジケーターをクリックして、写真のシャドウを表示します。シャドウはブルーのオーバーレイマスクとして表示されます。
- 右上のクリッピングインジケーターが点灯している(クリッピングインジケーターが白い)場合は、写真内でハイライトがクリップされていることを意味します。 照明インジケーターをクリックして、写真のハイライトを表示します。 ハイライトはレッドのオーバーレイマスクとして表示されます。
ホワイトバランスを調整するには、画像内で中間色(ホワイトまたはグレー)にするものを判断し、それらが中間色に見えるように画像内の色を調整します。実際にはホワイトまたはグレーに見えるものも、環境光またはフラッシュによって色かぶりすることがあります。「編集」の基本パネルの下にあるホワイトバランスツール を使用してホワイトまたはグレーのものを指定すると、その写真が撮影されたときの光の色が自動的に判断され、色が調整されます。
撮影時の光の測定には色温度(ケルビン単位)が使用されます。自然光源と白熱光源から放たれる光の分布は色温度によって予測可能です。
デジタルカメラでは、露光時のホワイトバランスがメタデータエントリとして記録されます。この値が Camera Raw プラグインによって読み取られ、Camera Raw ダイアログボックスでファイルを開くときの初期設定になります。通常、この設定で正しい色温度、またはそれに近い色温度になります。ホワイトバランスが適切ではない場合は調整することもできます。
すべての色かぶりが不適切なホワイトバランスによって生じるわけではありません。ホワイトバランスを調整した後に残る色かぶりは、DNG プロファイルエディターを使用して補正します。Camera Raw でのカメラに合わせたカラーレンダリングの調整を参照してください。
基本パネルのホワイトバランスドロップダウンメニューには、以下に示す通り、色かぶりを補正するための主要コントロール機能が 3 つあります。
ホワイトバランス
このホワイトバランス設定が適用され、ホワイトバランス設定に応じて「基本補正」タブの色温度プロパティおよび色かぶり補正プロパティが変更されます。これらのコントロールを使用してカラーバランスを微調整します。
撮影時の設定
カメラのホワイトバランス設定を使用します(使用可能な場合)。
自動
画像データに基づいてホワイトバランスを計算します。
また、Camera Raw ファイルと DNG ファイルには、晴天、曇天、白熱灯、蛍光灯およびフラッシュの各ホワイトバランス設定があります。
カメラのホワイトバランス設定が認識されない場合は、「撮影時の設定」を選択することは「自動」を選択することと同じになります。
色温度
ホワイトバランスをカスタム色温度に設定します。色温度を下げると、低い色温度の照明の下で撮影された写真を補正できます。画像の色の青みが強くなり、環境光の色温度の低さ(黄色みの強さ)が補正されます。逆に色温度を上げると、高い色温度の照明の下で撮影された写真を補正できます。画像の色が暖色系寄りになり(黄色みが強くなり)、環境光の色温度の高さ(青みの強さ)が補正されます。
TIFF 画像や JPEG 画像を調整するときは、色温度コントロールおよび色かぶり補正コントロールの範囲と単位が異なります。例えば、Camera Raw には、2,000 ~ 50,000 ケルビンの範囲で使用できる RAW ファイル用の色温度調整スライダーがあります。JPEG ファイルまたは TIFF ファイルに対しては、異なる色温度やホワイトバランスを近似的に適用することを試みます。既に元の値を使用してファイルのピクセルデータが変更されているため、Camera Raw で本来のケルビン温度スケールを求めることはできません。この場合、温度スケールではなく、-100 ~ 100 の範囲の近似スケールが使用されます。
色かぶり補正
ホワイトバランスを設定して、グリーンまたはマゼンタの色合いを補正します。色かぶり補正の値を上げると画像のグリーンが強まり、色かぶり補正の値を下げるとマゼンタが強まります。
ホワイトバランスの調整を素早く行うには、ホワイトバランスツール を選択してから、グレーまたはホワイトの中間色にするプレビュー画像の領域をクリックします。選択した色が正確な中間色になるように、色温度プロパティおよび色かぶり補正プロパティが調整されます(可能な場合)。ホワイトをクリックする場合は、反射光のハイライトではなく、大量のホワイトディテールを含むハイライト領域を選択します。ホワイトバランスツールをダブルクリックすると、ホワイトバランスが「撮影時の設定」にリセットされます。
編集パネルの上部にある「自動」をクリックすると、Camera Raw が画像を分析し、トーンコントロールを自動的に調整します。
各トーンコントロールに自動設定を個別に適用することもできます。基本パネルで、露光量、コントラストなどの各スライダーに自動調整を適用するには、Shift キーを押しながらスライダーをダブルクリックします。各トーンコントロールを元の値に戻すには、スライダーをダブルクリックします。
トーンを自動調整すると、他のタブで行った調整(「トーンカーブ」タブでのトーンの微調整など)は無視されます。このため、自動トーン調整を使用する場合は最初に適用し、最適に近い画像設定にしておきます。意図的に露出を変えて撮影した場合などは、自動トーン調整を適用すると、本来意図した効果が打ち消されることがあります。行った調整が好ましくなかった場合は、いつでも「自動」をクリックして調整を取り消してみることができます。
Adobe Bridge のプレビューには初期設定の画像設定が使用されます。初期設定の画像設定に自動トーン調整を含める場合は、Camera Raw 環境設定の「初期設定の画像用の設定」セクションで「自動トーン調整を適用する」を選択します。
Adobe Bridge のプレビューを使用して画像を比較したい場合は、初期設定どおり、「自動トーン調整を適用する」の選択を解除しておきます。または、既に調整済みの画像を比較します。
調整中は、ヒストグラムの終点に注意します。または、シャドウおよびハイライトクリッピングプレビューを使用します。
Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押したままトーンコントロールスライダーを動かすと、ハイライトまたはシャドウがクリップされたプレビューが表示されます。クリッピングが始まるまでスライダーを動かしてから、わずかにスライダーを戻してください(詳細については、ハイライトおよびシャドウクリッピングのプレビューを参照してください)。
- トーンコントロールを手動で調整するには、スライダーをドラッグするか、ボックスに数字を入力するか、ボックス内の値を選択して上向きまたは下向き矢印キーを押します。
- 値を初期設定にリセットするには、スライダーコントロールをダブルクリックします。
以下の括弧内に示す PV は、プロセスバージョンです。詳細については、プロセスバージョンを参照してください。
露光量(すべての PV)
全体的な画像の明るさを調整します。写真が適切に表示され、画像が目的の明るさになるまで、スライダーを調整します。露光量値の目盛は、カメラの F 値(F-Stop)の目盛に等しくなっています。+1.00 調整すると、F 値を 1 広げた場合と同様の結果になります。同様に、‑1.00 調整すると、F 値を 1 絞った場合と同様の結果になります。
コントラスト(すべての PV)
画像のコントラストを増減します。主に中間調の部分に影響します。コントラストを上げると、明るさが中間より暗い部分はより暗くなり、明るさが中間より明るい部分はより明るくなります。コントラストを下げると、画像のトーンは逆の影響を受けます。
ハイライト(PV2012)
画像の明るい領域を調整します。左にドラッグするとハイライトが暗くなり、「白とびした」ハイライト部のディテールが再現されます。右にドラッグすると、ハイライトが明るくなるとともにクリッピング量が最小限になります。
シャドウ(PV2012)
画像の暗い領域を調整します。左にドラッグすると、シャドウが暗くなるとともにクリッピング量が最小限になります。右にドラッグするとシャドウが明るくなり、シャドウ部のディテールが再現されます。
白レベル(PV2012)
白レベルを調整します。左にドラッグすると、ハイライトのクリッピング量が減少します。右にドラッグすると、ハイライトのクリッピング量が増加します(大きなクリッピング量は、金属表面などのスペキュラハイライトに適しています)。
黒レベル(PV2012)
黒レベルを調整します。左にドラッグすると、ブラックのクリッピング量が増加します(より多くのシャドウを純粋のブラックに割り当てます)。右にドラッグすると、シャドウのクリッピング量が減少します。
黒レベル(PV2010 および PV2003)
画像内のどの値をブラックとして出力するかを指定します。スライダーを右に移動するほどブラックの領域が広がり、場合によっては、画像のコントラストを上げるのと同じ効果が得られます。最も影響が大きいのはシャドウの部分で、中間調やハイライトの部分の変化はわずかです。
白とび軽減(PV2010 および PV2003)
ハイライトからディテールの復元を試みます。1 つまたは 2 つのカラーチャンネルがクリップされて白とびした領域に、ある程度のディテールを復元できます。
補助光効果(PV2010 および PV2003)
ブラック部分を明るくせずに、シャドウからディテールの復元を試みます。1 つまたは 2 つのカラーチャンネルがクリップされて黒くつぶれた領域に、ある程度のディテールを復元できます。補助光効果を使用すると、Photoshop のシャドウ/ハイライトフィルターや After Effects のシャドウ/ハイライトエフェクトの、シャドウ部分を使用する場合と似た効果が得られます。
明るさ(PV2010 および PV2003)
露光量プロパティと同様に、画像の明るさまたは暗さを調整します。ただし、ハイライトまたはシャドウで画像がクリップされるのではなく、スライダーを右に移動するとハイライトが圧縮されシャドウが拡大されます。最初に露光量、白とび軽減および黒レベルを設定して全体的なトーンスケールを設定し、次に明るさを設定するのが、一般にこのコントロールの最適な使用方法です。明るさを大幅に調整するとシャドウまたはハイライトクリッピングに影響するため、明るさを調整した後に露光量、白とび軽減または黒レベルプロパティの再調整が必要になる場合があります。
詳細については、ビデオチュートリアル Camera Raw の新機能(制作:Matt Kloskowski)および Why You Should Set Photoshop to Open Your JPGs in Adobe Camera RAW(制作:Terry White)をご覧ください。
基本パネルでトーンを調整した後、編集パネルのカーブドロップダウンのコントロールを使用して、画像を微調整します。カーブは、画像のトーンスケールに加えられた変更を表しています。横軸は元のトーン値(入力値)を表します。左端がブラックを表し、右に行くほど明るい値になります。縦軸は変更されたトーン値(出力値)を表します。一番下がブラックを表し、上にいくほどホワイトに近づきます。
曲線上の 1 点を上に移動すると、出力がより明るいトーンになります。下に移動すると、出力がより暗いトーンになります。45 度の直線は、トーン応答曲線に変化がなく、元の入力値と出力値がまったく同じであることを示します。
パラメトリックカーブは、画像内の特定の色調範囲の値を調整するのに役立ちます。領域プロパティ(ハイライト、ライト、ダークまたはシャドウ)によって曲線のどの領域が影響を受けるかは、グラフの下にある分割コントロールをどこに設定するかに依存します。中間領域プロパティ(ダークおよびライト)は、主に曲線の中央付近に影響します。ハイライトおよびシャドウプロパティは、主に色調範囲の両端付近に影響します。
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- パラメトリックカーブのハイライトスライダー、ライトスライダー、ダークスライダーまたはシャドウスライダーをドラッグします。スライダーによって影響を受ける曲線領域を拡大または縮小するには、グラフの横軸に沿って領域境界線コントロールをドラッグします。
- ポイントカーブでカーブ上の 1 点をドラッグします。点をドラッグすると、トーンカーブの下に入力値および出力値が表示されます。彩度を調整スライダーを使用して、彩度を調整することもできます。
- パラメトリックカーブターゲット調整ツールを選択し、画像内にドラッグします。パラメトリックカーブターゲット調整ツールでは、画像内を選択した場所の値に基づいて、ハイライト、ライト、ダーク、シャドウの曲線領域を調整できます。
基本パネルの明瞭度、自然な彩度および彩度の各コントロールを使用することにより、すべてのカラーの彩度を変更できます(特定範囲のカラーの彩度を調整するには、カラーミキサーパネルのコントロールを使用します)。
明瞭度
ローカルコントラストを上げることにより画像の深度を増加させます。中間調に大きな影響を与えます。この設定は、広範囲のアンシャープマスクに似ています。この設定を使用する場合は、倍率を 100 %以上に設定することをおすすめします。効果を最大に引き出すには、画像のエッジのディテール付近にハローが現れるまで設定を上げ、その後で設定を少し下げます。
自然な彩度
すべてのカラーの彩度が最大値に近づくにつれてクリッピングが最小化されるように、彩度を調整します。この設定は、彩度が高いカラーへの影響を抑えながら、彩度が低いすべてのカラーの彩度を変更します。自然な彩度を使用すると、肌の色の彩度が過度に上がるのを抑えることもできます。
彩度
すべての画像カラーの彩度を、-100(モノクロ)~+100(彩度 2 倍)の範囲で均等に調整します。
「編集」の下にあるカラーミキサーパネルのコントロールを使用すると、個別のカラー範囲を調整できます。例えば、赤い物が不自然に鮮やかに見える場合は、「彩度」セクションのレッド値を減らします。
次のセクションには、特定のカラー範囲のカラーコンポーネントを調整するコントロールがあります。
Alt キーまたは Option キーを押しながら HSL TAT ツールまたはカラーミキサースライダーで調整を行うと、アクティブな色相がカラー、他のすべての色相がグレースケールで表示され、さらに視覚化できます。
色相
カラーを変更します。例えば、青い空(とその他のすべてのブルーの被写体)をシアンからパープルに変更できます。
彩度
カラーの鮮やかさや純度を変更します。例えば、空をグレーから彩度の高い青に変更できます。
輝度
そのカラー範囲の明るさを変更します。
「グレースケール」を選択した場合、グレースケールミキサーのみが表示されます。
ポイントカラーコントロールを使用して、写真のカラー調整を精密、正確、および詳細に実現できます。色相、彩度、および輝度すべてにおいて、写真内の個別のカラーを選択および調整できるようになりました。 ポイントカラー ~と併用することもできる マスク画像全体の自然な彩度を変えることなく、特定のカラーをより詳細に制御できます。
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カラーミキサー/「ポイントカラー」タブをクリックします。
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ピッカーを使用して、写真内の特定のカラーを選択します。 選択したカラーのスウォッチがピッカーの横に作成されます。 一度に最大 8 個のスウォッチを作成および保存できます。
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また、色相シフト、彩度シフト、および輝度シフトスライダーを使用して、特定のカラーに調整を加えることもできます。画像のシフト前とシフト後を、カラーフィールドの下のカラーバーに反映しながら表示できます。バーの前半には元のカラーが表示され、後半にはシフトしたカラーが表示されます。
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範囲スライダーを使用して、影響を受けるカラーの範囲をコントロールします。色相範囲、彩度範囲、および輝度範囲に特定の調整を加えることができます。
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「範囲を視覚化」を選択して、現在のカラー選択の影響を受ける領域のみを表示できます。
ターゲット調整ツールを使用すると、写真上を直接ドラッグすることで、トーンと色を補正できます。例えば、ターゲット調整ツールで青空を下にドラッグすることで彩度を下げたり、赤いジャケットを上にドラッグすることで色相を強めたりできます。
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「編集」の下のカーブパネルを開き、ターゲット調整ツールを選択します。
プレビュー画像で、ツールを上または右にドラッグすると値が大きくなります。下または左にドラッグすると、値が小さくなります。ターゲット調整ツールのドラッグによる調整では、複数の色に対応するスライダーが変化することがあります。
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ターゲット調整ツールを使用してトーンカーブを調整するには、パラメトリックカーブを選択します。次に、プレビュー画像内でツールをドラッグします。
パラメトリックカーブターゲット調整ツールでは、画像内をクリックした場所の値に基づいて、ハイライト、ライト、ダーク、シャドウの曲線領域を調整できます。
注意:ショートカットキーの T を押すと、最近使用したターゲット調整ツールに切り替えることができます。
カラーグレーディングパネルのコントロールを使用すると、グレースケール画像に着色できます。色調範囲全体に 1 つのカラーを追加したり、シャドウ、中間調、ハイライトに異なるカラーを適用して明暗別色補正効果を生み出したりすることができます。極端なシャドウとハイライトはブラックおよびホワイトのままです。
カラー画像に特殊処理を適用し、例えばクロスプロセスを行ったような画像にすることもできます。
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グレースケール(白黒)画像を選択します。
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右側のパネルで「編集」をクリックし、カラーグレーディングドロップダウンを開きます。「シャドウ」、「中間調」、「ハイライト」のカラーホイールを使用して、画像のカラーを調整します。
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ブレンドスライダーとバランススライダーを調整して、シャドウ、中間調、ハイライトの間の影響をブレンドし、バランスを調整します。正の値を入力するとハイライトコントロールの影響が増し、負の値を入力するとシャドウコントロールの影響が増します。