Adobe Dimension CC は、複数のメソッドを使用して 3D グラフィックを表示する 3D アプリケーションです。3D アプリケーションのハードウェア要件は、2D アプリケーションよりも高いです。この記事では、推奨の必要システム構成を満たしていないマシンで Dimension CC エクスペリエンスを最適化するガイドラインをご紹介します。

必要システム構成の確認

まず、必要システム構成を確認して互換性のあるハードウェアが設定されていることを確認します。Dimension のパフォーマンスに対するハードウェアの貢献は最大です。 ベストプラクティスとしては、推奨の必要システム構成を満たすハードウェアを使用することです。最小要件を満たす低電力ハードウェアで Dimension を実行すると、機能はしますがパフォーマンスは制限されます。

プロセッサー(CPU)の速度は Dimension のパフォーマンスにどのように影響しますか?

一般に、3D アセットは 2D アセットよりも大きいです。Dimension はマルチスレッドを使用するため、コンピューターで使用可能なコンピューティングパワーをすべて消費できます。このため、最近のマルチコアハードウェアではさらに高速に動作します。最小ハードウェア仕様と推奨のハードウェア仕様をご確認ください。

ご使用のコンピューターがクアッドコアでなく、最小のインテル i5 (または同等の)プロセッサーを搭載していない場合、Dimension の実行は多少遅くなります。シーンの読み込み、3D モデルへの複雑な素材の読み込みなどの操作には、かなりの時間がかかります。

RAM の可用性は Dimension のパフォーマンスにどのように影響しますか?

3D シーンは、シーン内の素材数と 3D モデルに比例して RAM を使用します。読み込む素材が多ければそれだけ多くの RAM を消費します。ご使用のコンピューターに 4 GB の RAM が搭載されている場合は、使用可能なすべての RAM が消費されないうちにシーンに 4 〜 5 の複雑な素材を読み込むことができます。したがって、少なくとも 8 GB の RAM を搭載したシステムで Dimension を実行することをお勧めします

使用可能な RAM が不足すると、Dimension とコンピューターの動作が著しく遅くなることがあります。Dimension を閉じると、使用していた RAM が解放されるため、コンピューターの実行動作は再び速くなります。この挙動は Dimension に固有のものではありません。どの 3D グラフィックアプリケーションでも同様です。

グラフィックカード(GPU)は Dimension のパフォーマンスにどのような影響を与えますか?

3D シーンでは、シーン内のオブジェクトの数に比例してビデオ RAM (VRAM)が使用されます。コンピューターに大容量の VRAM (1 GB 以上を推奨)がない場合は、シーンが複雑になるにつれて、使用可能な VRAM が消費されることになります。使用可能な VRAM が不足すると、Dimension とコンピューターの速度がかなり低下することがあります。

Dimension を閉じると、使用していた VRAM が解放されるため、コンピューターの実行動作は再び速くなります。この挙動は Dimension に固有のものではありません。どの 3D グラフィックアプリケーションでも同様です。

ハードドライブの速度は Dimension のパフォーマンスにどのように影響しますか?

Dimension シーンは、特に多数の素材を使用すると大きくなります。サイズ 1 GB のシーンファイルも珍しくありません。ご使用のコンピューターのハードディスクが遅い場合、シーンは当然ゆっくりと読み込まれることになります。

SSD ドライブは Dimension において最高のパフォーマンスを発揮するため、一般的に常に望ましいと言えます。

「ビューポートのアンチエイリアスを有効にする」設定をオフにする

Dimension はアンチエイリアスメソッドを使用して、ハードエッジをスムースラインとしてレンダリングしますが、パフォーマンスは低下します。このオプションを無効にすると、パフォーマンスは向上しますが、プレビューウィンドウにおいてハードエッジがぎざぎざな状態で表示されます。最終的なレンダー出力は影響を受けません。

アンチエイリアス設定を無効にするには、次のようにします。

  1. Dimension CC で、メニューバーから Dimension (Mac)/ファイル(Win)/環境設定を選択します。
  2. 環境設定ダイアログで、「ビューポートのアンチエイリアスを有効にする」オプションの選択を解除します。
  3. 完了」をクリックします。

(Mac)「自動グラフィック切り替え」オプションを無効にする

一般に Mac マシンには、汎用の統合カードと、グラフィック処理専用のディスクリートグラフィックカードという 2 つのグラフィックスカードが搭載されています。システム環境設定では、初期設定で「自動グラフィックス切り替え」オプションが有効になっており、2 枚のカードが自動的に切り替えられます。このオプションを無効にすると、コンピューターがより強力なディスクリートカードが使用されます。次の操作を行います。

  1. ご使用の Mac マシンにおいて、「システム環境設定」を開きます。
  2. 省エネルギー」セクションを選択します。
  3. 省エネルギー」セクションで、「自動グラフィック切り替え」オプションの選択を解除します。

注意:

自動グラフィック切り替え」オプションは、新しいバージョンの macOS でのみ使用可能です。以前のマシンの場合、OS X は、マシンが電源に接続されているかどうかに基づいて、使用するグラフィックカードを判別します。「省エネルギー」オプションでこの設定が表示されない場合は、電源に接続してディスクリートカードを使用していることを確認します。詳細については、https://support.apple.com/ja-jp/HT202043 Apple 文書を参照してください。

(Windows)デュアルビデオカードを使用している場合は、プライマリビデオカードを設定します

注意:

Windows マシンにおいて、最新のドライバーをインストールした NVIDIA ビデオカードが必要です。

Dimension で NVIDIA カードをプライマリビデオカードと設定するには:

  1. Dimension アプリケーションアイコンを右クリックします。
  2. コンテキストメニューで、「デフォルトのグラフィックプロセッサーの変更」をクリックします。
  3. NVIDIA カードを Dimension.exe のデフォルトの GPU として設定します。

プレビューを表示ウィンドウを閉じます。

Dimension はプレビューレンダーを使用して、作業と平行してリアルタイムで更新を行います。プレビューウィンドウは、特に VRAM や RAM が小容量で、コピー/ペースト、読み込みなどの操作を行えない場合、一部のマシンにおいて表示が多少遅くなります。

プレビューを表示ウィンドウを閉じるには、キャンバスの上にあるビューバーの「プレビューを表示の表示/非表示」ボタン(下の図を参照)をクリックします。

Dimension CC におけるプレビューの表示切り替え
Dimension CC におけるプレビューの表示切り替え

余分なアプリケーションを閉じてリソースを解放する

Dimension が一度に操作できるモデルと素材の数は、使用可能なリソースによって異なります。ご使用のコンピューターで多くのアプリケーションが実行されている場合は、Dimension で使用できる CPU パワー、RAM、および VRAM が少なくなります。そのため、モデルまたは素材の数が一定数を超えると速度が低下することがあります。

アプリケーションを閉じるには、Activity Monitor (Mac)/Task Manager (Win)を使用します。CPU またはメモリの使用量でアプリケーションをソートし、リソース使用率の高い余分なアプリケーションを閉じることができます。

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