小中高校向け Adobe Firefly の生成 AI 機能

Adobe Firefly を利用した小中高校向け生成 AI 機能にアクセスして管理する方法をご確認ください。

Adobe Firefly の生成 AI 機能は、小中高校の教職員および生徒のお客様すべてが利用でき、デフォルトでオンになっています。これらの機能を学区レベルで確実に制御するため、小中高校向け製品で Firefly を起動したときに、管理者は Adobe Admin Console 内の Adobe Firefly 切替スイッチコントロールを使用して生成 AI 機能をオフにすることができます。

生成 AI とは

生成 AI は、普通の言葉や他の入力を素晴らしい結果に変えることができる人工知能の一種です。この技術に関する話題は AI 画像とアートの生成に集中していますが、生成 AI はテキスト プロンプトから静的な画像を生成する以上のことをおこなうことができます。いくつかの簡単な単語と適切な AI ジェネレーターがあれば、どなたでもビデオ、ドキュメント、デジタルエクスペリエンス、リッチな画像、アートを作成することができます。AI アート ジェネレーターは、コンテンツの基盤に追加したり、コンテンツの基盤を形成したりできるブラシ、ベクター、テクスチャなどの「クリエイティブな構築ブロック」を生成するのにも役立ちます。

Adobe Firefly とは

Adobe Firefly は、クリエイティブな生成 AI モデルの新しいファミリーであり、テキストから画像生成やテキスト効果など、Firefly を利用した機能を通じて利用できます。Adobe Stock 画像、オープン ライセンスのコンテンツ、および著作権が期限切れになったパブリック ドメインのコンテンツでトレーニングされており、商用目的で利用しても安全な画像を生成するように設計されています。

アドビはどのようにして安全な方法で小中高校の教室に AI を導入しますか?

教育の分野では、生徒、教職員、スタッフ、親、保護者を含む学習コミュニティのすべての人にとって、安全、透明性、責任が最も重要な事項です。Adobe Firefly モデル ファミリーの最初のバージョンは、主に Adobe Stock 画像、オープン ライセンスのコンテンツ、著作権が期限切れになったパブリック ドメインのコンテンツで構成されるデータセットでトレーニングされています。Firefly を利用した Adobe Express の生成 AI 機能には、AI プロンプトと生成された対応する画像に安全性を組み込むためのガードレールが用意されています。このことから、アドビでは、Adobe Firefly は幅広い方法で利用できる商業的に安全な画像を作成するように設計されていると考えています。このモデルは、あらゆるユーザー層を代表する高品質の画像を生成するように設計されており、教室での創造性と内在化された学習を強化します。

さらに、生成 AI 機能のオンとオフを切り替える管理権は常に管理者が持つことになります。最後の点として、コンテンツ認証イニシアチブ(CAI)により、アドビは責任ある生成 AI の業界標準を定めています。CAI は、公開されているオープン ソース ツールを無料で提供しており、非営利の Coalition for Content Provenance and Authenticity(C2PA)を通じて主要なテクノロジー組織と共同で、広く採用される技術的基準の策定に取り組んでいます。Firefly は、埋め込まれた Content Credentials にタグを自動的に追加することにより、AI によって生成されたアートやコンテンツを、生成 AI なしで作成された作品と簡単に区別できるようにします。

小中高校の教職員および生徒が利用できる Adobe Firefly の生成 AI 機能はどれですか?

Adobe Express や Adobe Photoshop など、Adobe Creative Cloud アプリからアクセスできるテキスト効果機能とテキストから画像生成機能は、小中高校のすべてのユーザーが利用でき、デフォルトでオンになっています。

  • テキスト効果:単一行のテキスト(最大 20 文字)を編集し、テキスト プロンプトでスタイル設定したり、魅力的なスタイルとインスピレーションのリストから選択したりすることができます。
  • テキストから画像生成:テキスト プロンプトを使用したり、魅力的なスタイルやインスピレーションのリストから選択したりして、美しい画像を作成できます。

将来的には、小中高校ユーザー向けにさらに多くのアドビ生成 AI 機能がリリースされる予定です。

小中高校の教職員や生徒が利用できる Adobe Firefly の生成 AI 機能を管理できるのは誰ですか?

IT 管理者は、Adobe Admin Console 内で、製品プロファイルのすべてのユーザーによる Adobe Firefly の生成 AI 機能へのアクセスを管理できます。

小中高校の教職員および生徒の場合、製品において Firefly の生成 AI 機能のデフォルトの状態はどうなりますか?

テキスト効果機能とテキストから画像生成機能は、組織に在籍する小中高校の教職員および生徒のお客様すべてがデフォルトで利用できるようになります。IT 管理者は、Adobe Admin Console 内でこれらの機能へのアクセスを管理できます。

小中高校の IT 管理者は、組織の Adobe Firefly 機能を管理できますか?

管理者は、Adobe Admin Console 内で組織における Adobe Firefly へのアクセスを管理できます。

学校の学生と教職員が Firefly の機能にアクセスできないのはなぜですか?

学生と教職員が共有デバイスライセンスを使用している場合、共有デバイスライセンスにはサービスが含まれておらず、デスクトップアプリのみが含まれているため、Firefly の機能にアクセスできません。Adobe Firefly 生成 AI 機能を学生と教職員に提供するには、ユーザー指定ライセンスを割り当てるか、Adobe Express ライセンスを割り当てる必要があります。

IT 管理者は、どうすれば小中高校における Firefly の生成 AI 機能をオフにできますか?

管理者は、製品プロファイルの作成または編集時、Adobe Firefly の使用権限を含む、その製品プロファイルのユーザーが利用できるサービスのリストを変更できます。

  1. Admin Console で「製品」タブに移動し、製品またはオファーを選択します。

  2. 製品プロファイル名の横にある詳細表示   アイコンを選択します。

  3. 詳細ドロワーが開き、製品プロファイルで利用可能なサービスをオンまたはオフにできます。

    注意:

    Firefly サービスを無効にすると、このプロファイルに割り当てられたすべてのユーザーで Firefly の生成 AI 機能がオフになります。ユーザーごとに複数のプロファイルを割り当てている場合、Adobe Firefly の生成 AI を使用するすべてのユーザーでプロファイル設定が同じになっていることを確認してください。

IT 管理者は、Firefly の生成 AI 機能をオフにした後、再びオンにすることができますか?

はい。管理者は、製品プロファイルの作成または編集時、Adobe Firefly の使用権限を含む、その製品プロファイルに割り当てられたユーザーが利用できるサービスのリストを変更できます。

  1. Admin Console で「製品」タブに移動し、製品またはオファーを選択します。

  2. 製品プロファイル名の横にある詳細表示   アイコンを選択します。

  3. 詳細ドロワーが開き、製品プロファイルで利用可能なサービスをオンまたはオフにできます。

IT 管理者がオフにできる小中高校向けの Firefly の生成 AI 機能は 1 つだけであり、その他の機能はオフにできないのでしょうか?

いいえ。Adobe Admin Console 内で、Adobe Firefly 切替スイッチを使って、小中高校で利用可能な Adobe Firefly の生成 AI 機能すべて(テキスト効果機能とテキストから画像生成機能)へのアクセスを制御できます。IT 管理者は、テキスト効果機能とテキストから画像生成機能にアクセスできるかどうかを製品プロファイルレベルで管理でき、両方をオンにすることも両方をオフにすることもできます。

教職員が学校で Adobe Firefly の生成 AI 機能をオンにするよう IT 管理者にリクエストするにはどうすればよいですか?

教職員がアクセスをリクエストするには、IT 管理者に直接連絡する必要があります。

教職員が小中高校向けの Firefly の生成 AI 機能について学ぶための資料はありますか?

今後数週間にわたって、小中高校の教職員向けに、Adobe Firefly の新しい生成 AI 機能についてトレーニングを受け、スキルを身に付けるための資料がリリースされ、Adobe Education Exchange で共有される予定です。それまでの間、関心をお持ちの教職員のお客様は、Adobe Firefly の詳細についてこちらをご覧ください。

管理者が特定のグループで Adobe Firefly の使用権限を制御し、別のグループでは使用権限を制御できなくする方法はありますか?

はい。Adobe Admin Console 内で、組織内の特定の学校でのみ機能をオフにし、他の学校ではオンにすることにより、Adobe Firefly 機能へのアクセスをプロファイルレベルで管理することができます。管理者は、Adobe Firefly へのアクセスのオン/オフを希望どおりに設定した別個の製品プロファイルをグループごとに割り当てることができます。

組織が Creative Cloud と Adobe Express へのアクセスを持っている場合、Adobe Firefly へのアクセスはどのように管理できますか?

Creative Cloud には Adobe Express が含まれているため、特定の製品プロファイルに Adobe Firefly の生成 AI を割り当て、他の製品プロファイルをオフにすることができます。これにより、その特定のプロファイルで Adobe Firefly の生成 AI 機能が利用できなくなります。ユーザーごとに複数のプロファイルを割り当てる場合、管理者は Adobe Firefly の生成 AI を使用するすべてのユーザーでプロファイル設定が同じになっていることを確認する必要があります。

名簿同期を使用している場合、Adobe Firefly へのアクセスはどのように制御できますか?

Clever または ClassLink 名簿同期を使用している場合、同期の構成時にデフォルトの名簿製品プロファイルが自動的に作成されます。製品画面でこのプロファイルを編集し、Adobe Firefly の生成 AI をオフにします。名簿プロファイルは 1 つしかないため、これはコンソール内のすべてのユーザーに適用されます。名簿同期を使用しており、Adobe Express と Creative Cloud を使用している場合、両方の製品プロファイルを編集する必要があります。

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