ゲラビューまたはストーリービューのプリント
InCopy でゲラビューまたはストーリービューをプリントする場合、レイアウトおよびフォーマットされていないテキストが、連続した列でプリントされます。ゲラビューまたはストーリービューでプリントすると、従来の出版物のゲラに似たハードコピーが得られます。ゲラフォーマットを使用すると、ストーリーの本文に集中することができ、自分や他の寄稿者による変更を簡単に参照することができます。
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ファイル/プリントを選択します。
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プリントダイアログボックスの表示ポップアップメニューから「ゲラとストーリー」を選択します。
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プリントダイアログボックスで、次のオプションを指定します。
プリントする部数を入力します。
リストから用紙サイズを選択します。
用紙方向を選択します。
「すべて」、「現在のストーリー」、または「展開中の全ストーリー」を選択します。
注意:「展開中の全ストーリー」オプションは、リンクされた InCopy ファイルで作業している場合のみ使用できます。
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「オプション」セクションで、「現在のゲラ設定を使用」または「ゲラ設定を指定」を指定します。「ゲラ設定を指定」を選択する場合は、プリントしたい情報を選択します。
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プリントするページにドキュメント名、ページ数、およびプリント日時をプリントするには、「ページ情報をプリント」を選択します。
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ストーリーに関する情報の概要をプリントするには、「ストーリー情報をプリント」を選択します。コンテンツファイル情報ダイアログボックスに含まれる情報がプリントされます。
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「プリント」ボタンをクリックします。
ドキュメントが正しくプリントされない場合は、正しいプリンタードライバーがインストールされていることを確認してください。
レイアウトビューのプリント
InCopy でレイアウトビューをプリントする場合、フレームやその他すべてのページ要素がそのままの状態で、画面上の表示と同じようにドキュメントがプリントされます。
InCopy はプリントプロダクション用に設計されていないので、トラップ、トンボ、色分解、および特定のグラフィック関連のプリント機能は搭載されていません。InCopy では、コンポジットプリントだけが処理されます。
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ファイル/プリントを選択します。
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プリントダイアログボックスの表示ポップアップメニューから「レイアウト」を選択します。
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次のオプションを指定します。
プリントする部数を入力します。
リストから用紙サイズを選択します。
用紙方向を選択します。
「すべて」を選択するか、現在のストーリーの中でプリントするページ範囲を指定します。
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ドキュメントを拡大 / 縮小するかどうかを選択します。
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ドキュメントに含まれる画像をプリントするには、「画像をプリント」を選択します。
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同じシートにある見開きページをプリントするには、「スプレッドをプリント」を選択します。
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プリントするページにドキュメント名、ページ数、およびプリント日時をプリントするには、「ページ情報をプリント」を選択します。
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「プリント」ボタンをクリックします。
ドキュメントが正しくプリントされない場合は、正しいプリンタードライバーがインストールされていることを確認してください。
標準 PostScript ファイルの作成
ドキュメントをプリンターでプリントする代わりに、ドキュメントの Adobe PostScript® 言語記述ファイルとして保存して、リモートプリンターでプリントすることができます。標準の PostScript(.ps)ファイルには、リンクファイルの情報や、現在選択されている出力機器用に調整された指示など、ドキュメント内のすべての記述が含まれます。
PostScript ファイルは、通常、元の InCopy ドキュメントよりサイズが大きくなります。PostScript ファイルを作成した後は、ハードディスクやリムーバブルメディアにコピーしたり、別のコンピューターに転送してプリントしたりすることができます。
PostScript ファイルは、ネットワークドライブまたはリムーバブルメディアに転送する前にハードドライブに保存しておく必要があります。ハードドライブと他のドライブとの間のアクセス時間が遅い場合、ファイルの破損、データの損失、ドキュメントの破損が発生する場合があります。
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ファイル/プリントを選択します。
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「設定」をクリックします。
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オペレーティングシステムに対応した次のいずれかの操作を行います。
Windows では、「ファイルへ出力」を選択し、「プリント」ボタンをクリックします。
Mac OS では、PDF メニューの「PostScript として保存」を選択します。保存ダイアログボックスが表示されたら、ファイルの名前と保存先を入力し、「保存」をクリックします。
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必要に応じて、InCopy のプリントダイアログボックスで既存の設定を変更します。PostScript ファイルを作成するとき、InCopy では現在のページ範囲が使用されます。
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「プリント」ボタンをクリックします。
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ファイルの名前と保存先を入力し、「保存」をクリックします(Windows)。
デフォルトプリント設定の変更
プリント設定をアプリケーションで保存して、新規の InCopy ドキュメントで同じプリント設定を使用することができます。Mac OS では、このプリント設定がプリンターのデフォルトになります。プリント設定は個別に変更できます。
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ファイル/プリントを選択し、必要に応じて、デフォルトのプリント設定を調整します。
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「設定を保存」をクリックします。
設定を保存した後に変更した設定は、プリントジョブの終了後に破棄されます。
ドキュメントの拡大 / 縮小
レイアウトビューからプリントするとき、拡大 / 縮小を使用して、ドキュメントページを、選択した用紙サイズに合わせることができます。Windows でプリント可能な最大用紙サイズは 3276.6 × 3276.6 ミリです。用紙サイズより大きいドキュメントを用紙サイズに合わせてプリントするには、ドキュメントの幅と高さを縮小します。現在の用紙サイズのプリント可能範囲にページを自動的に合わせることもできます。ここでの拡大 / 縮小の設定は、作成したドキュメント自体のページサイズには影響しません。
手動によるドキュメントの拡大 / 縮小
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レイアウトビューで、ファイル/プリントを選択します。
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現在のドキュメントの幅と高さの比率を維持するには、「縦横の比率を固定」を選択します。ドキュメントの縦横比を保たずに拡大 / 縮小するには、このオプションは選択しないでおきます。
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「幅」と「高さ」テキストボックスに、1 ~ 1000%の範囲で値を入力します。「縦横の比率を固定」を選択している場合は、片方の値を入力すれば、もう一方の値も自動的に更新されます。
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「プリント」ボタンをクリックします。
ドキュメントの自動的な拡大 / 縮小
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レイアウトビューで、ファイル/プリントを選択します。
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「幅に合わせる」を選択します。「幅に合わせる」オプションの横に、選択した PPD で定義されているプリント可能領域によって自動的に計算される拡大 / 縮小率が表示されます。
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「プリント」ボタンをクリックします。