2020年8月13日発効
製品およびサービス | ライセンスメトリック |
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Adobe Experience Platformのインテリジェンス | パック単位 |
アドオン: | |
追加のアドホッククエリユーザー | パック単位 |
追加のバッチAPIアクティベーション | テラバイト単位 |
追加のデータレイクストレージ | テラバイト単位 |
Advanced Intelligence Pack | パック単位 |
Adobe Experience Platform Intelligenceの概要
Adobe Experience Platform Intelligenceは、オープンで拡張可能なプラットフォームであり、お客様がデータサイエンスによってデータを分析および強化し、高度なクエリを使用して洞察を引き出すのに役立ちます。Adobe Experience Platform Intelligenceは、Adobe Experience Platformに含まれる機能のサブセットを提供するパッケージです。
お客様によるAdobe Experience Platform Intelligenceの使用には、以下が適用されます。
スコープパラメーター
次のスコープパラメーターは、アドオンなしで、お客様のAdobe Experience Platform Intelligenceの実稼働目的に適用されます。
- データレイクストレージ。お客様は、Adobe Experience Platform Intelligenceに、合計許可データレイクストレージ(アドオンなしで最大5.5テラバイト)まで保存できます。
- Data Science Workspaceユーザー。Adobe Experience Platform Intelligenceは、以下に詳述するパフォーマンスガードレールおよび静的制限に従って、約5人のData Science Workspaceユーザーをサポートします。
- Query Serviceユーザー。Adobe Experience Platform Intelligenceは、以下に詳述するパフォーマンスガードレールおよび静的制限に従って、約5人の同時Query Serviceユーザーをサポートします。
- スキャンまたは書き込まれるデータ。お客様は、年間最大250テラバイトのデータをスキャン/書き込みできます。
- 第2世代データのアクティベーション:お客様が、Data Access API(またはAdobe Experience Platform Intelligence内のその他の手段)を介して、バッチによりアドビ以外のソリューションに(直接的または間接的に)書き出すことができる第2世代データは年間最大1テラバイトを上限とします。
パフォーマンスガードレール
次のパフォーマンスガードレールは、アドオンなしで、お客様のAdobe Experience Platform Intelligenceの実稼働目的に適用されます。
- 同時アドホッククエリ。Adobe Experience Platform Intelligenceは、すべてのユーザーに対して最大1つの同時アドホッククエリをサポートします。
- 同時ノートブック。 Adobe Experience Platform Intelligenceは、最大5つの同時ノートブックをサポートします。
- ノートブック。 Adobe Experience Platform Intelligenceは、ノートブックにアクセスするユーザーに最大で以下を提供します。
- すべてのノートブックの合計CPU容量として、32個のCPUコアと256ギガバイトRAM
- 個々のノートブックは、最大16個のCPUコアと112ギガバイトのRAMで構成できます(上に示す、すべてのノートブックの累積CPU容量および RAM 容量から差し引かれます)。
- サンドボックス: Adobe Experience Platform Intelligenceには、最大5つのサンドボックスが含まれています。
静的制限
- アドホッククエリ。アドホッククエリは、10分後にタイムアウトします。
- 年間取り込みデータ量:Adobe Experience Platform Intelligenceに取り込むデータの合計量は、合計許可データレイクストレージの3倍を上限とします。
- 第1世代データのアクティベーション:お客様が、Data Access API(またはAdobe Experience Platform Intelligence内のその他の手段)を介して、バッチによりアドビ以外のソリューションに(直接的または間接的に)書き出すことができる第1世代データは年間最大5テラバイトを上限とします。
- モデルの実行。モデルトレーニング実行とモデルスコアリング実行は、最大24時間実行できます。
- スケジュールされたバッチクエリ。スケジュールされたバッチクエリは、24時間後にタイムアウトになります。
- Query Service:お客様は、クエリサービスを次の目的でのみ使用できます。データ分析を目的としたSQLクエリを実行するため、SQLクエリを実行してロールアップメトリックを作成し、BIツールに直接表示するため、Adobe Experience PlatformIntelligenceでデータを迅速に検査するためです。
- ライセンスされていない機能:お客様は、別途ライセンスを受けていない限り、Adobe Experience Platformのコンポーネント内のプロファイルサービス、IDサービス、またはセグメンテーションサービスコンポーネントにアクセスしたり、これらを使用したりすることはできません。
定義
「追加のアドホッククエリユーザー」とは、Adobe Experience Platform Intelligenceへのアドオンであって、お客様の許可クエリサービスユーザー数を5人から10人に拡大します。お客様が複数の追加アドホッククエリユーザーパックのライセンスを取得した場合、上記で特定した容量の増加分がお客様の全体的な権利に再度追加されます(例:2つの追加アドホッククエリユーザーパックのライセンスを取得した場合、合計15のクエリーサービスユーザーの権利が得られます)。
「追加のバッチAPIアクティベーション」とは、お客様がバッチを使用して(直接または間接的に)アドビ以外のソリューションに書き出しできる累積的な第2世代データ量の追加を意味します。
「アドホッククエリ」とは、Query Serviceエディター、PSQLクライアント、お客様のBIツール、またはData Science Workspaceから適宜、生成されるアドホッククエリを意味します。
Advanced Intelligence Packとは、お客様のQuery Service機能とData Science Workspace機能(基本のAdobe Experience Platform製品に搭載されている機能を含む)を強化するAdobe Experience Platformのアドオンを意味します。強化される機能は次のとおりです。
- レシピ、モデル、およびサービスにアクセス可能なData Science WorkspaceユーザーおよびData Science Workspaceユーザーが、5人から 10人に増加
- 同時ノートブック数が5台から10台に増加
- すべてのノートブックの合計CPU容量が、32個のCPUコアと256ギガバイトのRAMから、128個のCPUコアと512ギガバイトのRAMに増強
- すべてのノートブックで、12個のCPUコア、224ギガバイトのRAM、2個のGPUコア、GPU容量の12ギガバイトのRAMを追加
- ノートブックごとの最大処理能力とストレージ容量を、16個のCPUコアと112GBのRAMから32個のCPUコア、1個のGPUコア、112 GBのRAMに増強(前述のように、すべてのノートブックのCPU、GPU、およびRAMの累積容量から差し引かれます)
- Spark以外のジョブをサポートするための合計CPU容量に128個のCPUコアと512 GBのRAMを追加
- Spark 以外のジョブをサポートするために、合計 GPU 容量に 12 個の CPU コアと 224 ギガバイトの RAM、2 個の GPU コアと 32 ギガバイトの RAM を追加
- Spark 以外の同時ジョブを最大 20 個追加
- Spark 以外のジョブをサポートするために、合計ヘッドノード容量に 32 個の CPU コアと 256 ギガバイトの RAM を追加
- Spark 以外のジョブをサポートするために、合計ワーカーノード容量に 96 個の CPU コアと 768 ギガバイトの RAM を追加
- 同時 Spark ジョブを最大 20 個追加
お客様が複数のAdvanced Intelligence Packのライセンスを取得した場合、上記で特定した容量の増加分は、お客様のすべての使用権限に追加されます(例えば、お客様がAdvanced Intelligence Packsのライセンスを3つ保有している場合、合計30人のData Science Workspaceユーザーの権利を有することになります。
「Data Science Workspaceユーザー」とは、Data Science Workspaceまたはノートブックにアクセスし、使用しているすべてのユーザーを意味します。
「第1世代データ」とは、お客様のデータストアまたはAdobe Experience CloudソリューションからAdobe Experience Platform Intelligenceに直接取り込まれた生データ(Adobe Experience Platform Intelligenceを介してインサイトや相関関係など強化されていないデータ)を意味します。
「モデルスコアリング実行」とは、トレーニングされたモデルを介してお客様データを処理し、予測を生成することを意味します。
「モデルトレーニングの実行」とは、機械学習モデルをトレーニングするためのお客様データの処理を意味します。
「非実稼働サンドボックス」とは、開発とテスト専用に使用できるサンドボックスを意味します。非実稼働サンドボックスは、合計データレイク非実稼働ストレージをサポートします(お客様の許可されたすべての非実稼働サンドボックスで累積的に測定)。
「ノートブック」とは、Jupyterノートブックまたは同様の機能を備えたノートブックを意味します。
「パフォーマンスガードレール」とは、お客様が提案するユースケースの範囲に関連する使用制限を意味します。お客様がパフォーマンスガードレールを超えると、パフォーマンスが低下する場合があります。アドビは、このようなパフォーマンスの低下について責任を負いません。常にパフォーマンスガードレールを超えるお客様は、パフォーマンスの低下を防ぐために追加容量のライセンス購入が考えられます。
「Query Serviceユーザー」とは、Query Serviceのユーザーインターフェイス、ノートブック、Experience Platform API、またはデータ分析やデータ探索用の外部システムを介して、Query ServiceにSQLクエリをおこなうユーザーを意味します。
「サンドボックス」とは、Adobe Experience Platform Intelligenceのお客様のインスタンス内で、データと操作を他の環境から隔離する論理的な分離を意味します。サンドボックスは、実稼働目的または非実稼働サンドボックスに使用できる環境です。実稼働目的で使用されるサンドボックスは、基本のAdobe Experience Platform Intelligence実稼働システムの許可された使用権限を共有します。非実稼働サンドボックスは、非実稼働ユースケースで指定された、許可された使用権限を共有します。
「スケジュールされたバッチクエリ」とは、クエリサービスエディター、PSQLクライアント、お客様のBIツール、またはデータサイエンスワークスペースから生成されたスケジュールされたクエリを意味します。これにより、ペタバイト単位のスケールが容易になり、結果を新しいデータセットとしてデータレイクに書き込むことができます。
「第2世代データ」とは、第1世代データ以外のすべてのデータを意味します。
「スキャン/書き込み」とは、Query ServiceまたはData Science Workspaceを(直接的または間接的に)使用して、Adobe Experience Platformのデータを読み込み、スキャンし、またはAdobe Experience Platform Intelligenceの他の部分に書き込むことを意味します。
「スコープパラメーター」とは、お客様が提案するユースケースの範囲に関連する使用制限を意味します。お客様がスコープパラメーターを超えた場合、アドビはお客様と協力して、過剰使用につながる問題を解決します。お客様が恒常的にスコープパラメーターを超える場合、お客様は追加容量のライセンス取得を求められる場合があります。
「静的制限」とは、Adobe Experience Platform Intelligenceの技術的限界に伴う使用制限を意味します。お客様は静的制限を変更することはできません。
「合計データレイク非実稼働ストレージ」とは、合計データレイク実稼働ストレージの10%を意味します。
「合計データレイク実稼働ストレージ」とは、5テラバイトに加えて、ライセンスされた追加のデータレイクストレージを意味します。
「合計許可データレイクストレージ」とは、合計実稼働ストレージと合計非実稼働ストレージを合算した値を意味します。