Lightroom Classic の 2019 年 5 月(バージョン 8.3)リリースの新機能および機能強化について説明します。
一般的な光学的現象である陰影またはレンズキャストを写真から除去します。
テクスチャスライダーによるディテールのスムージングまたは強化
新しいテクスチャスライダーで、肌、樹皮、頭髪などのディテールを強調したり滑らかにしたりできます。
サポートされているカメラとレンズプロファイルの詳細な一覧を参照できます。
このリリースでのその他の拡張機能に関する情報を提供します。
フラットフィールド補正
フラットフィールド補正機能を使用して、デジタル写真の陰影またはレンズキャストを低減できるようになりました。陰影は様々なレンズで発生する可能性があり、特定のレンズ特性によって非対称の周辺減光およびカラーキャストの両方が発生する可能性があります。
フラットフィールド補正はライブラリモジュールで使用できます。補正を適用するには、すべての写真をインターリーブされた自然な順序で選択し、Lightroom/ライブラリ/フラットフィールド補正を選択します。
詳しくは、「フラットフィールド補正」を参照してください。
新しいテクスチャスライダー
新しいテクスチャスライダーで、肌、樹皮、頭髪などのディテールを滑らかにしたり強調したりできるようになりました。テクスチャスライダーを負の値に調整すると、肌を滑らかにしながら微細な毛穴のディテールを保持して、自然な肌の外観にすることができます。テクスチャの量を増やすと、写真の焦点領域外などのディテールの少ない領域に影響を与えることなく、樹皮や頭髪などのディテールを強調できます。テクスチャスライダーを調整しても、写真のカラーまたは色調は変化しません。
全体補正として写真にテクスチャを適用することも、部分補正として写真の特定の部分に適用することもできます。テクスチャを適用するには、写真を選択し、現像モジュールに切り替えます。
詳しくは次の記事を参照してください。
新しいカメラとレンズのサポート
サポートされているカメラとレンズプロファイルの詳細な一覧については、次のリソースを参照してください。
その他の機能強化
「ファイル」セクションを使用したデバイスからの写真の読み込み
SD カードや CF カードなどのストレージデバイスから写真を読み込むときに、初期設定でそれらの写真が読み込みグリッドの「ファイル」セクションから選択されるようになりました。以前のバージョンでは「デバイス」セクションから選択されていました。
「ファイル」セクションからの読み込みのパフォーマンスが向上しました。「ファイル」セクションでは、カメラの画像の保存先である、ストレージデバイスの DCIM フォルダーが選択されます。必要に応じて別のフォルダーを選択することもできます。
一部のカメラでは画像とビデオが異なるフォルダーに保存されます。例えば、ソニー製のカメラではビデオが asset フォルダーに保存されます。読み込むフォルダーを適切に選択します。
「自動」設定のパフォーマンスの向上
「自動」設定を適用したときのパフォーマンスが向上しました。現像モジュールでは、「自動」オプションは基本パネルのトーンの横にあります。