Photoshop と Catalina | macOS 10.15

macOS Catalina と互換性のある Photoshop のバージョン

Photoshop 21.0 および Photoshop 20.0.7 は macOS 10.15(Catalina)で動作しますが、互換性に関する問題が確認されています。これらの問題が解決するまで、現在ご使用の macOS を引き続き利用できます。

お客様において、本番環境以外のパーティションでテストを行い、新しい OS が現在のハードウェアとドライバー(印刷など)で動作することを確認していただくことを強くおすすめします。 

ここに記載されていない問題が発生した場合は、弊社のフィードバックサイトでお知らせください。

古いバージョンまたは永続ライセンス版の Photoshop と macOS Catalina の互換性

古いバージョンと永続ライセンス版の Photoshop は macOS 10.15(Catalina)用に設計されたものではなく、動作確認も行っていません。これらのバージョンは macOS Catalina に対応していません。

古いバージョンの Photoshop を利用している場合は、macOS Catalina にアップグレードしないことをおすすめします。

互換性のないバージョン(バージョン 19.x 以前)は、Creative Cloud デスクトップアプリケーションで「古いバージョン」リストに表示されません。

古いバージョンのライセンス認証コンポーネントとインストーラーは 32 ビットです。このため、macOS Catalina にアップグレードすると、古いバージョンのインストールとアクティベーションはできなくなります。古いバージョンがインストールされているコンピューターを macOS Catalina にアップグレードした場合、一部の機能は使用できる可能性もありますが、macOS のアップグレード後にアプリケーションの再インストールとアクティベーションはできなくなります。

アップグレード後はアンインストーラーが機能しなくなります。アンインストーラーで削除する場合は、macOS Catalina にアップグレードする前に行ってください。macOS Catalina にアップグレードした後に古いバージョンをアンインストールする場合は、Creative Cloud Cleaner Tool を使用してください。

macOS Catalina での GPU の問題

問題

回避策

MacOS 10.15.7 で Photoshop を使用しているときに、GPU の問題が発生する場合がある

macOS をバージョン 11.3(Big Sur)にアップグレードします。
macOS をバージョン 11.3 にアップデートできない場合は、Photoshop と Catalina の互換性に記載されている回避策に従ってください。

タブまたは他のパネルを切り替えると、何も表示されず、ドキュメントのコンテンツが更新されない

問題

回避策

macOS 10.15 Catalina で、タブ、ドキュメントウィンドウまたはパネルを切り替えると、何も表示されないか、黒い画面になり、ドキュメントウィンドウに正しい画像コンテンツが表示されない

macOS 10.15.4 にアップデートします。

Adobe Web 用に保存エラー

macOS 10.15.x で Photoshop を開始し、ファイル/書き出し/Web 用に保存の順に選択すると、「Adobe Web 用に保存エラー:この操作を完了できませんでした。不明なエラーが発生しました。」のエラーが表示されます。

回避策

開いているファイルの名前、「Web 用に保存」で書き出すファイルの名前、保存先のフォルダーの名前が英数字(数字と文字のみ)で、#% などの特殊文字が含まれていないことを確認します。

解決策

Photoshop を最新バージョンに更新し、macOS を最新バージョンにアップデートします。

Adobe Web 用に保存エラー(この操作を完了できませんでした。不明なエラーが発生しました。)
Adobe Web 用に保存エラー(この操作を完了できませんでした。不明なエラーが発生しました。)

ビデオのレンダリングは開始するが、完了しない

ファイル/書き出し/ビデオをレンダリング...を選択してレンダリングを開始すると、処理が完了しません。

解決策

Photoshop 21.x にアップデートします。

バージョン 20.0.7 以前の回避策

Finder でシステム環境設定を開き、セキュリティとプライバシー/「プライバシー」タブ/フルディスクアクセスの順に選択します。左下にあるカギのアイコンをクリックして、管理者のユーザー名とパスワードを入力します。+ アイコンをクリックして Photoshop を追加し、ハードディスクへのアクセスを許可します。

セキュリティとプライバシー

別名で保存ダイアログでファイル名が正しく設定されない

Photoshop 20.0.6 で、ファイルの形式を変更しても「名前」フィールドの拡張子が変わりません。

解決策

Photoshop 21.x にアップデートします。Photoshop 20.0.7 にアップデートします。ファイルの拡張子はデフォルトで非表示になっていますが、形式ポップアップで選択された形式に合わせて自動的に選択されます。

注意:

ファイル形式と拡張子が対応していないと、Photoshop でファイルを開くことはできないため、次のようなエラーが発生します。

ファイルに間違った拡張子が付いている場合は、正しい拡張子に変更すれば Photoshop で開くことができます。

正しいファイルタイプがわからない場合は、ドキュメントのファイルタイプを特定するを参照してください。

 

ドロップレットが機能しない

ドロップレットが起動しますが、実行されません。

解決策

Photoshop 21.x または Photoshop 20.0.7 にアップデートして、ドロップレットを再作成します。

Apple カラーピッカーがクラッシュする

環境設定/一般...を選択してカラーピッカーを Apple に選択し、次にカラーピッカーを開くと Photoshop がクラッシュします。

解決策

Photoshop 21.x または Photoshop 20.0.7 にアップデートします。

 

その他の解決された問題

詳細については、2019 年 10 月リリース(バージョン 20.0.7)で解決された問題を参照してください。

互換性に関する既知の問題

アドビでは、macOS 10.15(Catalina)と Photoshop 20.0.7 以降の互換性について以下の問題を確認しています。

Photoshop が起動時にクラッシュする、または使用中にランダムにクラッシュする

macOS 10.15.7 上の Photoshop が、起動時にクラッシュしたり、使用中にランダムにクラッシュしたりします。

解決策

macOS をバージョン 11.3 にアップグレードします。

回避策

macOS を 11.3 にアップデートできない場合は、次の操作を行います。

  1. Photoshop を起動します。
  2. 環境設定/パフォーマンス/詳細設定に移動し、「OpenCL を使用」チェックボックスをオフにします。
  3. Photoshop を再起動します。

上記の手順 2 を完了するために Photoshop を起動できない場合は、コンピューターを再起動してから、やり直してください。

追加情報

macOS 10.15.7 上の OpenCL データが破損し、機能を強化するために OpenCL に依存しているアプリケーションでエラーが発生する場合があります。この問題は macOS 11.3 で修正されました。

「複製を保存」を選択しても、ファイル名に「のコピー」が追加されない

ファイル/保存ダイアログで「複製を保存」をチェックしても、ファイル名の最後に「のコピー」が追加されません。

解決策

Photoshop 22.4 以降にアップデートし、新しい「コピーを保存」コマンドを使用します。

詳しくは、Photoshop でファイルを保存を参照してください。

回避策

名前を手動で編集して「のコピー」を追加するか、違う名前に変更します。

同じファイル名で保存するときに既存のファイルを上書きできない

Photoshop は、同じ名前でファイルを上書きせず、コピーを保存します。

解決策

Photoshop 22.4 以降にアップデートし、新しい「コピーを保存」コマンドを使用します。

詳しくは、Photoshop でファイルを保存を参照してください。

回避策

必要に応じて次のいずれかの操作を実行します。

  • 保存したファイルの名前を手動で変更し、ファイル名から「コピー」を削除します。
  • ファイルを別の場所に保存します。

exFAT でフォーマットされたドライブに保存されない

exFAT でフォーマットされた外部ドライブにファイルを保存すると、ファイルが保存される前にフリーズすることがあります。

回避策

  • exFAT 以外のファイルシステムでフォーマットされた外部ドライブにファイルを保存します。
  • ファイルをローカルドライブに保存します。Finder で、ファイルをドラッグして exFAT フォーマットのドライブにドロップします。
注意:

現在、Apple 社と共同でこの問題の解決に取り組んでいます。

プラグインが見つからないか、確認されない

mac 10.15(Catalina)では、プラグインが隔離されると、Photoshop が「ファイルが見つかりません」というエラーを返します。あるいは、「整合性が確認できないため、プラグインを開くことができません」という OS エラーが発生します。

プラグインのエラーダイアログ

Web からダウンロードされたプラグインや、ドラッグ&ドロップなどの方法でインストールされたプラグインが公証されていないと、この問題が発生します。

解決策

サードパーティのデベロッパーから、macOS 10.15 に公証された最新のプラグインを取得します。Photoshop は Apple から公証されたプラグインを読み込みます。

 

追加情報

このようなプラグインがインストールされた後で macOS 10.15 にアップデートした場合、この問題は発生しません。

macOS 10.15 にアップグレードした後にプラグインをインストールすると、このエラーが発生する場合があります。

注意:

ヘルプ/システム情報で確認すると、プラグインは正常に読み込まれています。起動時はプラグインの基本情報(名前など)しか収集されないため、この状況が発生しています。隔離チェックは、サードパーティフィルター形式のプラグインを使用するか、オプション/サードパーティのファイル形式プラグインでファイルを保存するまで実行されません。

macOS 10.15 用に作成されていない古いプラグインの回避策

管理者権限があれば、公証されていない古いプラグインから隔離フラグを削除できます。プラグインが Photoshop アプリケーションのプラグインフォルダーにインストールされている場合は、次のコマンドを実行します。

sudo xattr -r -d com.apple.quarantine /Applications/Adobe\ Photoshop\ 2019/Plug-ins/<plug-in-name>

プラグインが共有の Creative Cloud プラグインフォルダーにインストールされている場合は、次のコマンドを実行します。

sudo xattr -r -d com.apple.quarantine /Library/Application\ Support/Adobe/Plug-Ins/CC/<plug-in-name>

Lens Profile Creator が実行されない

Lens Profile Creator は 32 ビットです。現在、64 ビットユーティリティへのアップデートを検討しています。

補正ブラシで消しゴムツールが機能しない

補正ブラシで消しゴムオプションを有効にして操作すると、消去されずに補正が追加されます。

解決策

エンジニアリングチームがこの問題を調査しています。

調整ブラシを使用しているときに「新規」を選択すると、前に選択したブラシで追加される

調整ブラシを使用しているときに「新規」を選択すると、新しいブラシではなく、以前に選択した調整ブラシでブラシストロークが継続します。  

回避策

別のツールをクリックしてから調整ブラシをクリックすると、新しいブラシを追加できます。 

解決策

エンジニアリングチームがこの問題を調査しています。

グラデーション補正でブラシを使用できない

グラデーション補正を作成した後、ブラシを選択してグラデーションに追加できません。

解決策

エンジニアリングチームがこの問題を調査しています。

円形補正で内側を選択できない

円形補正を使用するときに「内側」オプションを選択できません。「外側」オプションを選択して円形補正を作成しているときに、補正を「内側」オプションに切り替えることができません。

解決策

エンジニアリングチームがこの問題を調査しています。

ExtendScript Toolkit が実行されない

ExtendScript Toolkit は 32 ビットアプリケーションです。macOS 10.15 では動作しません。

解決策

ExtendScript Toolkit は ExtendScript Debugger 1.1.0 に代わりました。

ダークメニューバーと Dock ターミナルコマンドのみでクラッシュする

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