作成したムービーをプレビューして思いどおりの動作であることを確認できたら、プロジェクトを DVD に書き込みます。使用するレコーダーとプレーヤーの両方が、選択したディスクをサポートしていることを確認してください。また、圧縮されたファイルとほかの必要なテンポラリファイルを作成できるだけの空き容量がハードディスクにあることも確認してください(書き込みダイアログボックスを開くと、必要な容量を確認することができます)。

注意:

使用する DVD レコーダーが Adobe Premiere Elements でサポートされていない場合でも、プロジェクトを DVD フォルダーに書き込んでから、レコーダーに付属のソフトウェアを使用してフォルダーを DVD に書き込むことができます。

ディスクへの書き込み

ディスクのオーディオとビデオのエンコーディング(圧縮)は、プロジェクトの複雑さと長さ、使用するコンピューターの処理速度によっては数時間もかかってしまう場合があります。同じ内容と品質で複数枚のディスクに書き込む場合は、続けて書き込むと圧縮処理が一度で済むため、ディスクの作成にかかる時間を短縮できます。

注意:

Premiere Elements は、すべてのオーディオを DVD で必要とされる 16 bit/48 kHz のサンプルレートに変換します。最適な結果を得るためにも、これらの設定を使用してオーディオを録音してください。

DVD フォルダーへの書き込み

使用する DVD レコーダーが Premiere Elements でサポートされていない場合でも、プロジェクトをフォルダーに書き込むことができます。この場合、DVD 互換ファイルが作成されます。このファイルを、Adobe Encore などのオーサリングソフトを使用してディスクに書き込むことができます。

注意:

フォルダーには DVD プロジェクトのみを書き込めます。

  1. ディスクビューが表示されていない場合は、「書き出し・配信」をクリックして書き出し・配信パネルを表示し、「ディスク」をクリックします。

  2. 書き込み先メニューで、プロジェクトの書き込み先として「フォルダー」オプションを選択します。単層 4.7 GB よりも大きいムービープロジェクトの場合は、二層ディスクに対応可能な「フォルダー(8.5 GB)」を選択します。

  3. フォルダー名を入力します。

  4. 「参照」ボタンをクリックして、フォルダーの書き込み先の場所を指定します。

  5. 「書き込み」をクリックして、フォルダーの作成を開始します。

    注意:

    ディスク出力用のオーディオおよびビデオのエンコーディングには時間がかかります。

ディスクへの書き込みのガイドラインと互換性

互換性のあるレコーダーがコンピューターに接続されている場合は、Premiere Elements から直接 DVD を作成することができます。作成したディスクは、テレビやコンピューターのディスクプレーヤーで再生することができます。Premiere Elements は、ビデオディスクを作成します(データディスクやオーディオディスクは作成することができません)。デスクトップ DVD レコーダーは、レコーダブル DVD-5 ディスク(DVD+/-R)を使用します。このディスクの容量は 4.7 GBで、約 2 時間の高品質な標準精細度のビデオを保存することができます。

Premiere Elements では、DVD+R、DVD+RW、DVD‑R および DVD‑RW の単層 4.7 GB ディスクをサポートしています。また、二層 8.5 GB DVD+R ディスクもサポートしています。書き込み用 DVD レコーダーと再生用 DVD プレーヤーがともにサポートしているメディアを選択してください。DVD レコーダーや DVD プレーヤーは、あらゆる種類の DVD をサポートしているわけではありません。例えば、数多くの TV 用の DVD プレーヤーが DVD+R ディスクを認識しますが、認識することができない機種も中にはあります。

DVD-R

この形式は、ライトワンスレコーダブル(一度だけ書き込み可能な追記型)ディスクを使用し、市販 DVD プレーヤーおよび DVD-ROM ドライブの両方と互換性があります。DVD-R ディスクには、DVD-R for General(一般向け)と DVD-R for Authoring(業務用)の 2 種類があります。ほとんどの市販 DVD-R レコーダーが General ディスクを使用し、一部の業務用レコーダーが Authoring ディスクを使用します。使用するレコーダーに適した種類のメディアを選択する必要があります。ただし、書き込み後のディスクは、どちらの種類の DVD プレーヤーまたはドライブでも読み取ることができます(DVD-R for General(一般向け)DVD-R は、暗号化された市販 DVD をバックアップできないように開発されています)。

DVD+R

DVD+R は書き換え不可能な形式で、ほとんどの DVD プレーヤーおよび DVD-ROM ドライブと互換性があります。第 1 世代の +RW レコーダーは、DVD+R への書き込みに対応しておらず、それに対応させてアップグレードすることもできませんでした。ただし、DVD+RW レコーダーの現在のモデルは、DVD+R への書き込みをサポートしています。市販 DVD プレーヤーでの DVD+R ディスクの互換性は、DVD-R の場合と同じです。

DVD-RW/DVD+RW

DVD レコーダーおよびプレーヤーでのこれらの形式の機能および互換性は類似しています。DVD-RW と DVD+RW は、理論上 1000 回以上書き換え可能なディスクを使用します。ほとんどの市販 DVD プレーヤーが DVD-RW および DVD+RW ディスクに記録されているビデオを再生できますが、DVD-R や DVD+R ほど互換性は高くありません。現在の DVD-RW レコーダーは、DVD-R への書き込みにも対応しています。

注意:

使用する DVD レコーダーが Premiere Elements でサポートされていない場合でも、プロジェクトをフォルダーに書き込み、レコーダーに付属の DVD 書き込みソフトウェアを使用すれば、最終的な DVD を書き込むことができます。

DVD の互換性の問題

メディアおよびハードウェアを選ぶ際は、次の互換性の問題を考慮してください。

  • 市販プレーヤーでの互換性は、DVD+RW や DVD-RW 形式よりも DVD+R や DVD-R 形式のほうが高い。

  • 市販 DVD プレーヤーよりも、DVD-ROM ドライブのほうが互換性が高い。これは、コンピューターの場合、ファームウェアとドライバーを簡単に更新できるためです。

  • 古い DVD プレーヤーほど、サポートしている DVD 形式が少ない。

書き込み先のメディアの空き容量と配信先の環境に適した、特定の形式のプリセットを選択します。

DVD ISO イメージへの書き込み

使用する DVD レコーダーが Premiere Elements でサポートされていない場合でも、プロジェクトを ISO に書き込むことができます。この操作により、DVD 準拠の ISO ファイルが作成されます。ISO をディスクに書き込むための任意のソフトウェアを使用して、このファイルをディスクに書き込むことができます。

  1. ディスクビューが表示されていない場合は、「書き出し・配信」をクリックして書き出し・配信パネルを表示し、「ディスク」をクリックします。

  2. ディスクに DVD メニューを追加する場合は、「はい」をクリックします。メニューを追加しないで書き込む場合は、「いいえ」をクリックします。

  3. DVD メニューのメニューテーマを選択できます。テーマをクリックして選択します。

    その他のテーマを表示するには、ドロップダウンリストをクリックしてメニューを展開すると表示されます。「続行」をクリックします。

    MenuSelectTheme
    テーマを選択

    「メニューマーカーを自動的に追加」を選択すると、メニューマーカーがメニューテーマに追加されます。「設定」をクリックして設定セクションを展開し、以下の項目を設定します。

    • すべてのシーン:各シーンにメニューマーカーを追加する場合は、このオプションを選択します。
    • マーカー総数指定:追加するメニューマーカーの数を指定する場合は、このオプションを選択して数を入力します。
    • すべてのメニューマーカーを消去:既存のすべてのメニューマーカーを削除する場合は、このオプションを選択します。
    MenuSettings
    メニューマーカー - 設定

  4. DVD を選択します。

  5. 書き込み先メニューで、プロジェクトの書き込み先として「ISO」オプションを選択します。単層 4.7 GB よりも大きい DVD ムービープロジェクトの場合は、二層ディスクに対応可能な「ISO(8.5 GB)」を選択します。

     

  6. ISO ファイルの名前を入力します。

  7. 「参照」ボタンをクリックして、ISO ファイルの書き込み先の場所を指定します。

  8. 「書き込み」をクリックして、ISO イメージの作成を開始します。

DVD のビデオエンコード

DVD の作成時には、ビデオが MPEG‑2 形式または H.264 形式にエンコーディングされます。圧縮により、ビデオおよびオーディオファイルのサイズが小さくなります。例えば、Premiere Elements の 60 分ビデオを保存するには、約 13 GB 必要です。ところが、単層の DVD の容量は 4.7 GB です(二層の DVD でも 8.5 GB しかありません)。Premiere Elements は、最高の画質を維持するため、ムービーをディスクに収めるのに必要最小限の圧縮率を自動的に計算します。ムービーが短いほど、圧縮率を低く抑えて、ディスクに記録されるビデオの画質を高品質にすることができます。

ディスクで使用するビデオおよびオーディオの圧縮は、高性能の専用システムを使用しても時間がかかります。圧縮にかかる時間は、使用するコンピューターの CPU のクロックスピード、使用可能なメモリ容量、およびプロジェクトの複雑さと長さによって異なります。標準的な 60 分のビデオの場合、書き込みに 4 ~ 6 時間かかります。このため、DVD ディスクへの書き込みは、作業のない夜間の時間帯などに行うことをお勧めします。

テレビ方式の異なる地域向けのディスクの作成

作成した DVD ディスクの視聴者が海外に居住している場合、ディスクを別のテレビ方式で書き込む必要がある場合があります。通常、ビデオ機器(ビデオカメラから DVD ディスクプレーヤーまで)は、NTSC(日本および北米地域)または PAL (ヨーロッパと中近東の大多数の地域)という規格に準拠しています。

Premiere Elements では、NTSC 方式と PAL 方式の両方のムービーを作成できるため、現在の地域または別の地域で再生可能なムービーを作成することができます。ただし、キャプチャするビデオと書き出すテレビ方式を一致させたほうが、最適な結果を得ることができます。

NTSC

北米、南米の一部、日本、フィリピン、台湾、韓国、グアム、ミャンマーなど

 

PAL

ヨーロッパ、中近東および上記以外のアジア諸国、アフリカ、南米大陸の一部

 

 

ディスクに正しく書き込むためのガイドライン

ムービーの編集とナビゲーションの設定が完了すれば、後は書き込み処理を行うだけで、これは比較的簡単です。ただし、デバイスとメディアが互換性がなかったり、予想以上に時間がかかったりして、品質や日程に影響が出ることがあります。問題なく作業を終了するためにも、ディスクに書き込む際には、次のガイドラインを考慮してください。

注意:

エンコーディングエラーが発生した場合は、ヘルプの「トラブルシューティング」を参照してください。

  • 時間に余裕を持って作業を行ってください。ディスクのオーディオおよびビデオのエンコードには数時間かかります。夜間など、コンピューターを使用しないときにディスクを書き込むことをお勧めします。複数枚の DVD ディスクに書き込む場合は、書き込みダイアログボックスのコピー数オプションを使用して、同じセッションで書き込んでください。これにより、プロジェクトのエンコード処理が 1 回で済みます。

  • ドライバーとファームウェアを更新してください。レコーダー用の最新のドライバーとファームウェア(読み取り専用デバイス(ROM)に書き込まれ、周辺機器の動作を制御するための命令が記述されているソフトウェア)がインストールされていることを確認してください。アップデートはインターネットからダウンロードすることができます。

  • 互換性のあるレコーダーを使用してください。Premiere Elements で DVD ディスクを作成するには、互換性のあるレコーダーが必要です。まず、システムに搭載されているドライブが CD-ROM、CD-R、DVD-ROM ドライブではなく、レコーダーであることを確認します。次に、そのドライブが Premiere Elements と互換性があるかどうかを確認します。書き出し・配信パネルから「ディスク」を選択して、「レコーダーの場所」にドライブが表示されている場合は互換性があります。

  • DVD への書き込みには、高品質な DVD レコーダブルメディアを使用し、互換性のある DVD メディア形式を選択してください。DVD レコーダーや DVD プレーヤーは、あらゆる種類の DVD をサポートしているわけではありません。DVD レコーダーがディスクの形式に対応していない場合、DVD に書き込むことはできません。例えば、+R または +RW ディスクにだけ対応しているレコーダーでは、-R または -RW ディスクに書き込むことはできません。このことは、DVD プレーヤーにもあてはまります。古い DVD プレーヤーは、新しい DVD レコーダーで作成したリライタブル(書き換え可能)ディスクを認識できないことがあります。

  • ハードディスクに断片化されていない十分な空き容量があることを確認してください。圧縮されたファイルとほかの必要なテンポラリファイルを作成できるだけの空き容量がハードディスクにあることも確認してください。プロジェクトに必要な容量は、書き込みダイアログボックスの「必要な容量」に表示されます。

  • 不要なプレビューをしないでください。クイックビュータイムラインまたはエキスパートビュータイムラインのプレビューは、完成したムービーがどのように表示および再生されるかを確認するのに便利ですが、作成には時間がかかり、書き込み処理では使用されません。

  • ディスクをテストしてください。レコーダブルディスクに書き込んだ後に間違いに気づいた場合、そのディスクは無駄になります。それに対して、リライタブルディスク(再書き込み可能ディスク)の場合は同じディスクを再利用できます。このため、DVD-RW または BD-RE(リライタブル)ディスクを使用してテストディスクを作成し、その後、DVD-R for General(一般向け)ディスクまたは BD-R ディスクを使用して最終コピーまたは追加コピーを作成するようにしてください。DVD-R for General(一般向け)は、ライトワンスレコーダブル形式で、市販 DVD プレーヤーと DVD-ROM ドライブの両方と高い互換性があります。

  • 書き出し中は、不要な処理を実行しないでください。スクリーンセーバーと省電力機能をオフにしてください。ウイルスのスキャン、アップデートのダウンロード、Web の検索、コンピューターゲームなどを実行しないでください。

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