キャプチャとデジタイズについて
ファイルまたはファイルセットの形になっていないフッテージを Premiere Pro プロジェクトに読み込むために、ソース素材の種類に応じてキャプチャまたはデジタイズできます。
キャプチャ
デジタルビデオを実際のカメラまたはテープからキャプチャします。つまり、デジタルビデオをソースからハードディスクに書き出します。ほとんどのデジタルビデオカメラおよびビデオデッキではビデオがテープに録画されます。この場合は、ビデオをプロジェクトで使用する前に、テープからハードディスクにビデオをキャプチャします。Premiere Pro は、コンピューターに装備されている FireWire や SDI ポートなどのデジタルポートを通じてビデオをキャプチャします。そして、Premiere Pro はキャプチャしたフッテージをファイルとしてハードディスクに保存し、ファイルをクリップとしてプロジェクトに読み込みます。Adobe After Effects から Premiere Pro を起動してキャプチャプロセスを開始することもできます。また、Adobe OnLocation を使用してビデオをキャプチャすることも可能です。
デジタル化
実際のアナログカメラやアナログテープデバイスからキャプチャしたアナログビデオをデジタル化します。アナログビデオをデジタル化(デジタル形式に変換)して、コンピューターに保存して編集作業を行えるようにします。コンピューターにデジタルカードまたはデジタルデバイスが搭載されている場合、キャプチャコマンドを使用してビデオをデジタル化することができます。そして、Premiere Pro はデジタル化したフッテージをファイルとしてハードディスクに保存し、ファイルをクリップとしてプロジェクトに読み込みます。
フッテージをキャプチャしているときに、オーディオマスターメーターパネルでオーディオレベルをモニターすることができます。
キャプチャのシステム要件
デジタルビデオフッテージをキャプチャするには、編集システムに次のコンポーネントが必要です。
SDI またはコンポーネント出力付きのデバイスで再生可能な HD または SD フッテージの場合は、SDI またはコンポーネント入力付きのサポートされている HD または SD キャプチャカード。
ファイルベースのビデオカメラでメディアに格納された HD または SD フッテージの場合は、それぞれのメディアを読み取り可能なデバイス。
オーディオをアナログソースから録音する場合は、サポートされているアナログオーディオ入力付きのオーディオカード。
キャプチャするフッテージ形式をサポートするコーデック(codec)。それ以外の形式では、プラグインソフトウェアコーデックを利用できます。一部のキャプチャカードには、専用のハードウェアコーデックが組み込まれています。
キャプチャするフッテージ形式のデータレートに対応したハードディスク。
キャプチャしたフッテージを保存するための十分なディスク容量。
キャプチャ可能なクリップの長さには、オペレーティングシステムまたはハードディスクのフォーマットの制限が適用される場合があります。
- 新規プロジェクトダイアログボックスのプリセットを使用して作成されたプロジェクト。キャプチャ対象のフッテージとすべての設定が一致している必要があります。
キャプチャ形式の設定、環境設定およびトラック
キャプチャパネル(ファイル/キャプチャを選択すると開きます)を使用して、デジタルまたはアナログのビデオやオーディオをキャプチャします。このパネルには、キャプチャ中のビデオを表示するプレビュー、デバイスコントロールを使用した(または使用しない)録画に使用する各種コントロールがあります。また、キャプチャ設定を編集するための「設定」ペイン、バッチキャプチャ用のクリップをログするための「ログ」ペインもあります。キャプチャパネルで選択できるオプションの一部はキャプチャパネルメニューからも選択できます。
ビデオカメラやデッキなどの特定のソースデバイスを、キャプチャパネルから直接制御できます。ただし、Premiere Pro と互換性がある IEEE1394、RS‑232 または RS‑422 コントローラがコンピューターに備わっている必要があります。ソースデバイスがこれらのインターフェイスを備えていない場合でもキャプチャパネルを使用できますがソースデバイスのコントロールを使用してテープを再生位置に送ったり、テープを開始または停止する必要があります。
Adobe Premiere Pro でキャプチャ操作を行わない場合は、キャプチャパネルを閉じてください。キャプチャパネルが開いていると、キャプチャパネルの操作が優先されます。このため、ビデオの編集時やプレビュー時にキャプチャパネルを開いたままにしておくと、ソースデバイスへの出力が無効になり、パフォーマンスが低下します。
A. ステータスエリア B. プレビュー C. タブ D. トランスポートコントロール
キャプチャ設定の指定
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プロジェクトが開いた状態で、ファイル/キャプチャを選択し、「設定」タブを選択します。
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キャプチャ設定ペインで、「編集」をクリックします。
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キャプチャ設定ダイアログボックスで、キャプチャ形式メニューのオプションを選択します。
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「OK」をクリックします。
キャプチャの環境設定
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編集/環境設定/キャプチャ(Windows)または Premiere Pro/環境設定/キャプチャ(Mac OS)を選択します。
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ドロップフレームでキャプチャをキャンセルするか、ドロップフレームの発生を報告するか、バッチログファイルを生成するかどうかを指定します。
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デバイスコントロールタイムコードを使用するかどうかを指定します。デバイスコントローラがインストールされている場合、Premiere Pro は、ソーステープに記録されているタイムコードではなく、コントローラから提供されるタイムコードを記録することができます。
キャプチャするトラックの選択
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キャプチャパネルを開くには、ファイル/ キャプチャを選択します。
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キャプチャパネル内のパネルメニューをクリックします。
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目的に応じて、「録画」、「録音」、「録画と録音」を選択します。
ステレオソースからモノラルトラックへのキャプチャ
ステレオまたは 5.1 オーディオチャンネルを含むソースをキャプチャして、各オーディオチャンネルをモノラルオーディオトラックにマッピングすることができます。この動作は、初期設定のトラック形式として「モノラル」を指定しているときに、マルチチャンネルソースからキャプチャしたフッテージおよび読み込んだマルチチャンネルファイルに対して有効になります。オーディオチャンネルのマッピングについて詳しくは、ソースオーディオチャンネルと出力オーディオチャンネルのマッピングを参照してください。
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編集/環境設定/オーディオ(Windows)または Premiere Pro/環境設定/オーディオ(Mac OS)を選択します。
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環境設定ダイアログボックスの「ソースチャンネルマッピング」ペインで、初期設定のトラック形式メニューから「モノラル」を選択します。
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「OK」をクリックします。
ファイルサイズの制限
Premiere Pro には、ファイルサイズの制限はありません。ただし、使用しているキャプチャカード、オペレーティングシステム、ハードディスクなどによって制限されることがあります。大容量ファイルのサポートについては、キャプチャカードとハードディスクのドキュメントを参照してください。
大容量のファイルを処理する能力は、ハードディスクのフォーマットによって大きく左右されます。NTFS と exFAT では、ファイルサイズに制限はありません。Windows では、このような制限があるので、ビデオをキャプチャする際のスクラッチディスクや、ビデオファイルを書き出す保存先ハードドライブには、NTFS フォーマットのディスクをお勧めします。macOS では、HFS+ や APFS などのファイルシステムを使用することをお勧めします。ただし、ビデオ編集システムのほかのコンポーネントによってファイルサイズが制限されることがあります。
デバイスコントロールの設定
デバイスコントロールを使用することで、ビデオのキャプチャを管理および自動化することができます。また、テープにシーケンスを書き出すこともできます。デバイスコントロールを使用すると、デバイスを正確に制御でき、ソースビデオを Adobe Premiere Pro で直接表示することができます。Adobe Premiere Pro とデバイスを同時に操作する必要はありません。また、キャプチャウインドウでログしたすべてのクリップは、自動的に録画することができます。
Premiere Pro は、IEEE 1394(FireWire、i.LINK)と、サードパーティ製の RS-232 および RS-422 コントローラをサポートしており、これらを通じてデバイスを制御します。デバイスの種類にかかわらず、デバイスが自動的に認識されない場合は、手動で設定することができます。デバイスコントロールを設定する前に、外部デバイスコントロールをサポートしているテープデッキまたはビデオカメラを準備し、デッキをコントローラやコンピューターに接続するケーブルを用意する必要があります。
デバイスコントロールを行うためのプロジェクトの設定
デバイスコントロール設定は、編集/環境設定/デバイスコントロール(Windows)または Premiere Pro/環境設定/デバイスコントロール(Mac OS)を選択して調整できるものと、キャプチャパネルの「設定」ペインの一番下にある「デバイスコントロール」セクションで調整できるものがあります。デバイスコントロール設定は、プロジェクト全体に適用されます。
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編集/環境設定/キャプチャ(Windows)または Premiere Pro/環境設定/キャプチャ(Mac OS)を選択します。
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1 つまたは複数のキャプチャオプションを選択します。独自のタイムコードを生成するデバイスを使用している場合は、「デバイスコントロールタイムコードを使用」を選択します。「デバイスコントロールタイムコードを使用」を選択すると、テープに記録されていても読み取ることができないタイムコードは、コントローラのタイムコードに置き換えられます。「OK」をクリックします。
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キャプチャしたクリップをプロジェクト内の特定のビンに保存するには、まずプロジェクトを開きます。キャプチャする前に、そのビンがプロジェクトパネルに存在していることを確認してください。
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ファイル/キャプチャを選択します。
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設定パネルで「編集」をクリックし、キャプチャ設定ダイアログボックスで指定したキャプチャ形式がデバイスに適していることを確認し、「OK」をクリックします。注意:
一部の形式には、キャプチャ設定のオプションがありません。例えば、HDV 形式にはオプションがありません。
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設定パネルの「キャプチャファイルの保存先」セクションで、キャプチャするビデオとオーディオを保存するディスクドライブに十分な容量があることを確認します。保存場所を変更する場合は、対応する「参照」ボタンをクリックし、保存場所を指定して「OK」をクリックします。
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デバイスコントロールが設定されていない場合は、「デバイスコントロール」セクションのデバイスメニューからデバイスを選択し、「オプション」をクリックして設定します。デバイスによって選択できるオプションが異なるため、デバイスドライバーのマニュアルも参照してください。
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キャプチャパネルのデバイスコントロールボタンが機能することをテストします。ビデオプレビューをサポートしている形式の場合は、プレビューにビデオが表示されることを確認します。
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「ログ」タブをクリックします。「設定」エリアで、キャプチャメニューからキャプチャする対象に応じて「オーディオ」、「ビデオ」または「オーディオとビデオ」を選択します。必要に応じて、「ログファイルの保存先」リストからビンを選択します。初期設定では、「ログファイルの保存先」フィールドでプロジェクトパネルが選択されます。
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必要に応じて、「クリップデータ」エリアに情報を入力します。この情報は、クリップのメタデータに保存されます。注意:
混乱を避けるために、「テープ名」には固有の名前を指定してください。一部のデバイスコントロールソフトウェアでは、新しいテープを挿入するたびにテープ名の指定が要求されます。その他の「ログデータ」オプションの指定は必須ではありません。
デバイスコントロールのためのデバイスの設定
Premiere Pro では、ビデオカメラや VTR などのデバイスのコントロールをサポートしています。Premiere Pro では、IEEE 1394(FireWire、i.LINK)接続経由で DV および HDV デバイスを制御します。Premiere Pro では、シリアル制御デバイスは、コンピューターに搭載されているサードパーティ製の RS-232 または RS-422 コントローラ経由で制御します。
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デバイスコントロールの環境設定ダイアログボックスを開くには、編集/環境設定/デバイスコントロール(Windows)、または Premiere Pro/環境設定/デバイスコントロール(Mac OS)を選択します。
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デバイスメニューから制御するデバイスの種類を選択します。
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「オプション」ボタンをクリックします。
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(オプション)DV または HDV デバイスに接続する場合は、テレビ方式、メーカー、デバイスおよびタイムコード形式メニューから適切な項目を選択します。デバイスメニューで、使用するモデルが表示されない場合は、次のいずれかの操作を行います。
同じ系列のモデルを選択する(分かる場合)。
「標準」のままにする。
「Web ページでデバイス情報を見る」をクリックする。
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シリアルデバイスを接続する場合は、プロトコル、ポート、タイムソースおよびタイムベースメニューから適切な項目を選択します。選択したプロトコルで表示されるチェックボックスのいずれかまたは両方をオンにします。
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(DV/HDV デバイスコントロールのみ)「接続確認」をクリックします。Premiere Pro は次のいずれかのステータスを表示します。
オフライン
Premiere Pro でデバイスが認識されていません。すべての接続と設定を確認する必要があります。
検出
デバイスは認識されていますが、テープを制御できない状態です(テープがセットされていない可能性があります)。
オンライン
Premiere Pro でデバイスが検出されていて、テープを制御できる状態です。
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「OK」をクリックします。
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「設定」ペインの「デバイスコントロール」セクションで、必要に応じて次のオプションを指定します。
プリロール時間
キャプチャの前にインポイントまでテープを再生する時間を指定します。この値は、使用しているデバイスに応じて異なります。
タイムコードオフセット
キャプチャしたビデオに記録されているタイムコードの調整値をフレーム単位で指定します。タイムコードが、ソーステープの同じフレームのタイムコード値と一致するように、オフセットを設定します。
デバイスコントロールでのデバイスの選択
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キャプチャパネルで、「設定」タブを選択します。
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デバイスメニューから、制御するデバイスの種類を選択します。
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「オプション」ボタンをクリックします。
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(オプション)DV または HDV デバイスに接続する場合は、テレビ方式、メーカー、デバイスおよびタイムコード形式メニューから適切な項目を選択します。デバイスメニューで、使用するモデルが表示されない場合は、次のいずれかの操作を行います。
同じ系列のモデルを選択する(分かる場合)。
「標準」のままにする。
「Web ページでデバイス情報を見る」をクリックする。
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シリアルデバイスを接続する場合は、プロトコル、ポート、タイムソースおよびタイムベースメニューから適切な項目を選択します。選択したプロトコルで表示されるチェックボックスのいずれかまたは両方をオンにします。
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(DV/HDV デバイスコントロールのみ)「接続確認」をクリックします。Premiere Pro は次のいずれかのステータスを表示します。
オフライン
Premiere Pro でデバイスが認識されていません。すべての接続と設定を確認する必要があります。
検出
デバイスは認識されていますが、テープを制御できない状態です(テープがセットされていない可能性があります)。
オンライン
Premiere Pro でデバイスが検出されていて、テープを制御できる状態です。
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「OK」をクリックします。
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「設定」タブの「デバイスコントロール」セクションで、必要に応じて次のオプションを指定します。
プリロール時間
キャプチャの前にインポイントまでテープを再生する時間を指定します。この値は、使用しているデバイスに応じて異なります。
タイムコードオフセット
キャプチャしたビデオに記録されているタイムコードの調整値をフレーム単位で指定します。タイムコードが、ソーステープの同じフレームのタイムコード値と一致するように、オフセットを設定します。
RS-422 または RS-232 デバイスの調整(サードパーティ製のみ)
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ファイル/書き出し/テープへ書き出しを選択します。
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「オプション」ボタンをクリックします。
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「ムービー開始オフセット」、「手動編集タイミング」および「プリロール」の各ボックスに、デバイスに適したオフセットフレーム値を入力します。
RS-422 または RS-232 デバイスの制御(サードパーティ製のみ)
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編集/環境設定/デバイスコントロールを選択します。
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デバイスメニューから「シリアルデバイスコントロール」を選択します。
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「オプション」ボタンをクリックします。
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「VTR とポートコントロール」セクションで、デバイスのプロトコルとポートを選択します。
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「タイムコントロール」セクションで、デバイスのタイムソースとタイムベースを選択します。
キャプチャパネルのデバイスコントロール
キャプチャウインドウのコントロールを利用してクリップのログを作成することができます。ジョグコントロール を使用すると、前後のフレームに簡単に移動することができます。また、シャトルコントロール を使用して、テープの再生、早送り、巻き戻しの各速度を変更することができます。録画ボタン を押すと、キャプチャを手動で開始することができます。
テープが停止しているときに巻き戻しボタン を押すと、テープが最高速度で巻き戻されます。テープの再生中または一時停止中に巻き戻しボタンを押すと、ビデオをプレビュー表示しながらテープが巻き戻されます。
テープが停止しているときに早送りボタン を押すと、テープが最高速度で早送りされます。テープの再生中または一時停止中に早送りボタンを押すと、ビデオをプレビュー表示しながらテープが早送りされます。
前のシーンボタンを押すと、テープが 1 つ前の録画の開始点まで早送りされ、一時停止します。次のシーンボタン を押すと、1 つ先の録画の開始点まで早送りされて一時停止します。
次のシーンボタンと前のシーンボタンは Windows の DV でのみサポートされ、HDV では Windows でも Mac OS でもサポートされません。
また、J、K、L キーを押して、デバイスを制御することもできます。J キーを押すとテープが巻き戻され、L キーを押すと早送り、K キーを押すと一時停止します。J キーまたは L キーを繰り返し押すと、早送りまたは巻き戻しの速度が速くなります。 1 フレームずつ巻き戻しまたは早送りするには、K キーを押しながら J キーまたは L キーを 1 回押します。巻き戻しまたは早送りの速度を遅くするには、K+J キーまたは K+L キーを押したままにします。
キーボードを使用してキャプチャパネルのコントロールを操作するには、キャプチャパネルのツールヒントを参照してください。編集/キーボードショートカットを選択して、ショートカットを変更することができます。特定のフレームまでテープをすばやく送るには、キャプチャパネルの左下にある、現在のタイムコードを示すフィールドにタイムコードを入力します。Enter キー(Windows)または Return キー(Mac OS)を押します。
デバイスコントロールを無効
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次のいずれかの方法で、デバイスコントロールの環境設定ダイアログボックスを開くことができます。
編集/環境設定/デバイスコントロール(Windows)または Premiere Pro/環境設定/デバイスコントロール(Mac OS)を選択します。
キャプチャパネルで、「設定」をクリックします。
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デバイスメニューから「なし」を選択します。
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「OK」をクリックします。
デバイスコントロールが無効になっている場合、デバイスでの再生を手動で開始します。
デバイスコントロールを使用しないキャプチャ
Premiere Pro で制御できないデバイスを使用する場合は、手動でビデオを操作してキャプチャします。キャプチャする際は、デッキ側の再生操作と、Premiere Pro のキャプチャパネルでのキャプチャ操作の両方を手動で行います。
HDV フッテージのプレビューには、外部テレビモニターを使用してください。ソースがビデオカメラの場合、Mac OS でシャトル、ログおよびキャプチャを行っている最中は、ビデオカメラのビューファインダーを使用してください。キャプチャパネルのプレビュー画面には、「カメラでプレビュー中」と表示されます。
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ビデオデッキやビデオカメラがコンピューターに正しく接続されていることを確認します。
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ファイル/キャプチャを選択します。
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(Mac OS)QuickTime キャプチャ設定ダイアログボックスが開いた場合は、プロジェクトに対応したビデオおよびオーディオ設定を選択します。
これらの設定は該当するプロジェクトでは保持されますが、新しいプロジェクトでは再び設定することができます。
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「ログ」ペインの「設定」エリアで、キャプチャメニューからメディアタイプを選択します。
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ビデオデッキやビデオカメラのコントロールを使用して、キャプチャを開始するフレームから数秒前の位置までビデオテープを巻き戻しまたは早送りします。
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ビデオデッキやビデオカメラの再生ボタンを押してから、キャプチャパネルの赤い録画ボタンをクリックします。
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必要なフッテージの終了位置から数秒間余分に録画します。Esc キーを押して録画を停止します。
キャプチャしたファイルの保存ダイアログボックスが表示されたら、ログデータを入力して「OK」をクリックします。新しいファイルがプロジェクトパネルにリストされ、キャプチャパネルの「設定」ペインで指定した保存先に保存されます。
デバイスコントロールを使用したキャプチャ
デバイスとプロジェクトを正しく設定したら、デバイスコントロールを使用してキャプチャを開始することができます。テープ全体をキャプチャすることも、インポイントとアウトポイントを指定してクリップをキャプチャすることもできます。また、任意の数のクリップのインポイントとアウトポイントをログして、必要な数だけバッチキャプチャすることもできます。Premiere Pro では FireWire デバイスの制御がサポートされていますが、シリアルデバイスの制御はサードパーティ製のドライバーでのみサポートされます。
Mac OS では、HDV フッテージのプレビューに、外部テレビモニターを使用する必要があります。ソースがビデオカメラの場合、シャトル、ログおよびキャプチャを行っている最中は、ビデオカメラのビューファインダーを使用する必要があります。キャプチャパネルのプレビュー画面には、「カメラでプレビュー中」と表示されます。
インポイントとアウトポイントを使用してキャプチャする場合、インポイントは 2 秒以降にしか設定できません。それよりも前にインポイントを指定すると、自動的に 2 秒から開始するように調整されます。
Premiere Pro で AJA デバイスからテープをキャプチャして設定する方法について詳しくは、Walter Biscardi によるこのビデオを参照してください。
テープ全体のキャプチャまたはテープの一部のキャプチャ
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ファイル/キャプチャを選択します。
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(Mac OS)QuickTime キャプチャ設定ダイアログボックスが開いた場合は、プロジェクトに対応したビデオおよびオーディオ設定を選択します。
これらの設定は該当するプロジェクトでは保持されますが、新しいプロジェクトでは再び設定します。
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キャプチャパネルのプレビューの上に表示されるステータスで、デバイスがオンラインになっていることを確認します。
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デバイスにテープを挿入します。テープ名を指定するように求められます。テープ名には、必ず固有の名前を指定してください。注意:
名前に固有の番号を付けると、同じ名前を重複して使用してしまうことがなくなります。
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「ログ」ペインの「設定」エリアで、キャプチャメニューからメディアタイプを選択します。
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テープを先頭まで巻き戻します。またはキャプチャする部分の先頭まで巻き戻します。
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テープの新しいシーンごとに個別のファイル(Windows)またはサブクリップ(Mac OS)を作成する場合は、「キャプチャ」エリアで「シーン検出」をオンにします。
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各クリップのインポイントの前とアウトポイントの後ろのフレームを含めてキャプチャするには、「キャプチャ」エリアの「予備」ボックスにフレーム数を入力します。
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「テープ」をクリックします。
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目的の部分の最後でキャプチャを停止するには、停止ボタンをクリックします。クリックしなかった場合は、テープの最後でキャプチャが停止します。
クリップの選択およびキャプチャ
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ファイル/キャプチャを選択します。
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(Mac OS)QuickTime キャプチャ設定ダイアログボックスが開いた場合は、プロジェクトに対応したビデオおよびオーディオ設定を選択します。
これらの設定は該当するプロジェクトでは保持されますが、新しいプロジェクトでは再び設定しなければならない場合があります。
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キャプチャパネルのプレビューの上に表示されるステータスで、デバイスがオンラインになっていることを確認します。
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デバイスにテープを挿入します。テープ名を指定するように求められます。テープ名には、必ず固有の名前を指定してください。
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「ログ」ペインの「設定」エリアで、キャプチャメニューからメディアタイプを選択します。
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キャプチャパネルのコントロールを使用して、キャプチャする先頭のフレームに移動し、「インを設定」をクリックします。次に、キャプチャする最後のフレームに移動し、「アウトを設定」をクリックします。注意:
HDV フッテージを Mac OS でキャプチャしている場合、ログを行っている最中はプレビューに外部テレビモニターまたはビデオカメラのビューファインダーを使用する必要があります。キャプチャパネルのプレビュー画面には、「カメラでプレビュー中」と表示されます。
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各クリップのインポイントの前とアウトポイントの後ろのフレームを含めてキャプチャするには、キャプチャパネルの「予備」エリアにフレーム数を入力します。
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「ログ」ペインの「キャプチャ」エリアで「インからアウト」をクリックして、クリップをキャプチャします。
デバイスがオンライン状態であるかどうかの確認
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ファイル/ キャプチャを選択します。
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(Mac OS)QuickTime キャプチャ設定ダイアログボックスが開いた場合は、プロジェクトに対応したビデオおよびオーディオ設定を選択します。
これらの設定は該当するプロジェクトでは保持されますが、新しいプロジェクトでは再び設定しなければならない場合があります。
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キャプチャパネルで「設定」タブを選択します。
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「設定」タブの「デバイスコントロール」エリアで「オプション」をクリックします。
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DV/HDV デバイスコントロール設定ダイアログボックスで、「接続確認」をクリックします。
自動シーン検出を使用したクリップのログ
シーン検出を使用することで、すばやくクリップをログすることができます。ビデオをキャプチャしているときに、シーン検出は、テープの時間/日付スタンプの切れ目を検出するたびにクリップをログします。シーン検出を使用すると、Premiere Pro はシーンの切れ目を検出するたびに、自動的に別々のファイルとしてキャプチャするか(Windows)、サブクリップ付きのマスタークリップを作成します(Mac OS)。Mac OS では、新しいビンにサブクリップが配置されます。シーン検出は、テープ全体をキャプチャする場合とインポイントとアウトポイントの間の特定の部分だけをキャプチャする場合の両方で使用できます。シーン検出は、定義されているインポイントとアウトポイントの間であっても、シーンの切れ目を検出するたびにクリップを作成します。
シーン検出を有効にすると、テープの進行を妨げずにバッチキャプチャ用のシーンをログすることができます。また、タイムコードブレーク間で発生するシーンもログすることができます。
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キャプチャパネルで、次のいずれかの操作をおこないます。
プレビューの下にあるシーン検出ボタン をクリックします。
「ログ」タブ内の「キャプチャ」領域にある「シーン検出」を選択します。
注意:シーン検出は、DV、HDV 1080i、HDV 720p フッテージで機能します。
キャプチャに関する一般的な問題
デジタルフッテージをキャプチャしているときに問題が発生した場合は、Premiere Pro ヘルプを参照するか、カメラ、ビデオデッキまたはキャプチャカードの取扱説明書を参照してください。詳しくは、デジタルビデオのキャプチャおよび再生のトラブルシューティングを参照してください。ここでは、デジタルビデオをキャプチャする際に発生する可能性のある問題とその解決策について説明します。
デバイス(カメラまたはデッキ)がスリープモードになった場合は、キャプチャパネルを一度閉じてから開き直します。または、キャプチャパネルを閉じ、デバイスの電源を一旦切って入れ直してから、キャプチャパネルをもう一度開きます。多くのカメラでは、AC 電源に接続してテープを取り出しておくと、スリープモードが無効になります。
キャプチャパネルまたはモニターパネルでビデオの粒子が粗く見える場合は、キャプチャ画質を維持するために表示画質が下げられている可能性があります。キャプチャされたビデオはキャプチャ時に設定している画質で保存されています。NTSC/PAL 方式のいずれかのモニター上で正確にその画質を再現します。処理能力の低いシステムでは、CPU リソースを十分に確保して最高品質でキャプチャをするために、キャプチャプレビューの画質が自動的に下げられる場合があります。
キャプチャパネルにビデオ画像が表示されない場合は、デバイスコントロールとキャプチャの設定を確認してください。次に、デバイスの電源を入れたまま Premiere Pro を再起動します。
キャプチャしたオーディオとビデオが同期していない場合は、録画と録画の間でギャップ(未録画部分)が発生していないことを確認します。ブランクテープにはタイムコードが書き込まれていないので、カメラのタイムコードに影響を与える場合があります。ブランク部分をキャプチャすると、カメラからは有効なフレームは送信されませんが、タイムコードは停止せずに記録されます。
オーディオの録音を一旦止めて、コンピューターのサウンド入力とスピーカーシステムを使用して再生時に音が聞こえるかどうかを確かめます。音が聞こえない場合は、オーディオソースが正しく接続されていないか、オーディオパラメーターが正しく設定されていない可能性があります。ハードウェアの接続、Windows のコントロールパネルの「サウンドとオーディオデバイス」の設定およびミキサー設定を確認し、サウンドカードに付属するマニュアルを参照してください。Premiere Pro で編集/環境設定(Windows)または Premiere Pro/環境設定(Mac OS)を選択し、オーディオ、オーディオハードウェア、オーディオ出力マッピングの各設定を確認します。
HDV フッテージのシャトル、ログおよびキャプチャを Mac OS で行っている場合、キャプチャパネルのプレビュー画面はブランクのままです。フッテージのプレビューは、外部テレビモニターか、ソースデバイスがビデオカメラの場合はそのビューファインダーで見る必要があります。