RoboHelp (2017 年リリース)では、RoboHelp (2015 年リリース)プロジェクトのヘッダー情報の欠落に関する問題が多くの既存ユーザーから報告されました。2015 年に作成したプロジェクトで RoboHelp 2017 からレスポンシブ HTML5 出力を生成すると、ヘッダー情報は保持されません。 次のスクリーンショットは、RoboHelp 2015 で作成したプロジェクトで RoboHelp 2017 から生成したレスポンシブ HTML5 出力を示します。

before
レイアウトをアップグレードせずに作成したレスポンシブ HTML5 出力

上記のスクリーンショットで、ヘッダーの以下の項目が欠落しているか、プロジェクトで定義されていないかのいずれかです。

A. プロジェクトのロゴ
B. タイトルの色とフォントファミリー
C. 背景色
D. ナビゲーション文字列(プロジェクトのレイアウトを開く)

この記事に記載されている修正を使用すると、レスポンシブ HTML5 出力のヘッダーに欠落している情報または誤った情報を修正できます。

  1. プロジェクトの usersettings.js ファイルをエディターで開きます。usersettings.js ファイルのデフォルトの場所は、以下のとおりです。

    <プロジェクトフォルダー>\!ScreenLayout!\<レイアウト名>

  2. このファイルの変数宣言セクションに、以下の 4 つの変数を追加します。
    var titleColor = "#ffffff";
    var backgroundColor = "#509de6";
    var logo = "logo.png";
    var fontFamily = "\"Trebuchet MS\", Arial, sans-serif";

    titleColorfontFamily はヘッダーで使用するタイトルのフォントの色とファミリーを定義します(上のスクリーンショットでは「B」と強調表示)。backgroundColor は、先頭ヘッダーの背景色の定義に使用します(スクリーンショットでは C)。logo は、プロジェクトのロゴの定義に使用します(スクリーンショットでは A)。

    注意:

    プロジェクトのテーマに応じて実際の値を指定するか、これらのデフォルト値を使用することもできます。 これらの変数のデフォルト値は、プロジェクトのパブリッシュ時の実際の値で上書きされます。

  3. usersettings.js ファイルで行った変更内容を保存し、このファイルを閉じます。

  4. プロジェクトの MasterThemeSchema.xml ファイルをエディターで開きます。MasterThemeSchema.xml ファイルのデフォルトの場所は、以下のとおりです。
    <プロジェクトフォルダー>\!ScreenLayout!\<レイアウト名>

  5. MasterThemeSchema.xml ファイルで、以下の変更を行います。

    a. 変数名 head_titlecolor を探し、sources エレメント定義に以下のコードを追加します。

    <source filename="usersettings.js" variable="titleColor"></source>

    b. 変数名 head_logo を探し、<allowedvalues/> エレメント定義の後に以下のコードを追加します。

    <sources>
           <source filename="usersettings.js" variable="logo"></source>
    </sources>

    c. 変数名 head_bgcolor を探し、sources エレメント定義に以下のコードを追加します。

    <source filename="usersettings.js" variable="backgroundColor"></source>

    d. 変数名 us_font を探し sources エレメント定義に以下のコードを追加します。

    <source filename="usersettings.js" variable="fontFamily"></source>

  6. MasterThemeSchema.xml ファイルで行った変更を保存し、このファイルを閉じます。

  7. プロジェクトの RoboHHRE.lng ファイルをエディターで開きます。RoboHHRE.lng ファイルのデフォルトの場所は以下のとおりです。
    <プロジェクトフォルダー>\!Language!\<ロケールフォルダー>

    注意:

    RoboHHRE.lng ファイルには、ナビゲーション文字列の定義が含まれています(上のスクリーンショットでは「D」と強調表示)。プロジェクト用に作成したすべてのロケールフォルダー内のナビゲーション文字列定義を更新する必要があります。

  8. ResponsiveHelp セクションを探し、</section> タグの前に以下のコードを追加します。

    <element name="ShowTopicInContext" value="Click here to see this page in full context"></element>

    注意:

    プロジェクトの要件に応じて、ShowTopicInContext エレメントのデフォルト値を変更できます。

  9. RoboHHRE.lng ファイルで行った変更を保存し、このファイルを閉じます。

  10. RoboHelp (2017 年リリース)で RoboHelp (2015 年リリース)プロジェクトファイルを開き、レスポンシブ HTML5 出力を再生成します。

    以下のスクリーンショットは、修正の適用後に生成した出力を示します。

    after
    レイアウトのアップグレード後に作成した レスポンシブ HTML5 出力

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