Adobe セキュリティ速報

Adobe Photoshop に関するセキュリティアップデート公開 | APSB21-113

情報 ID

公開日

優先度

APSB21-113

2021 年  12 月 14 日      

3

要約

Windows 版および macOS 版の Photoshop に関するアップデートが公開されました。このアップデートは、クリティカル  および重要な脆弱性を解決します。  この脆弱性が悪用されると、現在のユーザーのコンテキストで任意のコード実行、メモリリークにつながる恐れがあります。   
                   

対象のバージョン

製品名

対象のバージョン

プラットフォーム

Photoshop 2021

22.5.3 以前のバージョン     

Windows および macOS

Photoshop 2022

23.0.2 以前のバージョン

Windows および macOS

解決策

アドビは、これらのアップデートを次の優先度評価に分類しており、Creative Cloud デスクトップアプリケーションの更新メカニズムを使用してインストールを最新バージョンにアップデートすることを推奨します。詳細については、こちらのヘルプページを参照してください。

製品名

アップデートバージョン

プラットフォーム

優先度

Photoshop 2021

22.5.4

Windows および macOS

3

Photoshop 2022

23.1

Windows および macOS

3

注意:

マネージド環境の場合、IT 管理者はアドミンコンソールを使用してエンドユーザーに Creative Cloud アプリケーションをデプロイできます。詳細については、こちらのヘルプページを参照してください。

脆弱性に関する詳細

脆弱性のカテゴリー

脆弱性の影響

深刻度

CVSS 基本スコア 

CVE 番号

領域外メモリーへの書き出し(CWE-787)

任意のコード実行

クリティカル

7.8

  CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
 

CVE-2021-43018

バッファ終了後のメモリの場所へのアクセス(CWE-788

メモリリーク(Memory Leak)

重要

5.5

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:N/A:N

CVE-2021-43020

バッファオーバーフロー(CWE-120

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2021-44184

謝辞

この問題を報告し、ユーザーの保護にご協力いただいた以下の研究者の皆様に対し、アドビより厚く御礼を申し上げます。

  • Trend Micro の Zero Day Initiative の Mat Powell 氏(CVE-2021-43018)

  • Fortinet の FortiGuard Labs の Kushal Arvind Shah 氏(CVE-2021-43020 and CVE-2021-44184)


詳しくは、https://helpx.adobe.com/jp/security.html を参照するか、PSIRT@adobe.com 宛てに電子メールでお問い合わせください。

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