従来の一括送信での複数の契約書の送信

CSV ファイルを使用して受信者とおよびその詳細を読み込んで一括送信する

CSV ファイルを使用して受信者の電子メールアドレスを読み込み、各受信者の文書上にあるフィールドにカスタムデータを結合できます。各署名者に送信される電子メール内のメッセージをカスタマイズし、署名者に文書への署名を依頼することもできます。

CSV は Comma-Separated Value(カンマ区切り値)の略で、Excel ファイルは CSV 形式で保存できます。

注意:

このビデオでは、一括送信トランザクションで CSV ファイルを設定および使用する方法を説明します。また、一括送信トランザクションで送信されるすべての文書のステータスを追跡する方法も説明します。


CSV の設定

CSV を設定する前に、文書内のフィールドの名前を把握する必要があります。フィールド名を把握する方法は、フィールドを文書に追加した方法によって異なります。

  • タグ(テキストまたは PDF)を使用して文書が作成されている場合は、タグ内に定義されているフィールド名を使用します。例えば、 の場合、フィールド名は Address1 です。
  • ドラッグ&ドロップ環境を使用した場合は、文書を編集し、フィールドをダブルクリックします。プロパティウィンドウ上部にフィールド名が表示されます。

文書上にあるフィールドの名前を把握できたら、一括送信ページにあるサンプルを開くか、Excel ファイルを作成します。

注意:
  • CSV ファイルには、一意の電子メールアドレスが少なくとも 2 つ含まれている必要があります。
  • CSV に送信者の電子メールアドレスを含めることはできません。
  • 一括送信機能を使用して生成できるトランザクションの数は、サービスの階層に基づいて制限されます。
    • エンタープライズおよびビジネス階層のお客様は、最大 300 件のトランザクションを生成できます
    • チーム用の高度な電子サイン機能付きの Acrobat Pro および Adobe Acrobat Sign Professional のお客様は、最大 50 件のトランザクションを生成できます。
    • 高度な電子サイン機能を備えた Acrobat Pro では、最大 50 件のトランザクションを生成できます。
    • チーム用体験版では、最大 5 件のトランザクションを生成できます。
    • エンタープライズ用の体験版では、最大 3 件のトランザクションを生成できます。
  1. 最初の行は、フィールド名および情報タグです。独自に追加したカスタムフィールドがある場合は、そのフィールド名を列見出しに追加します。

    情報タグは以下のとおりです。

    _es_signer_email(必須)署名者の電子メールアドレス

    _es_signer_name(オプション)署名で使用される署名者名

    _es_signer_fullname(オプション)文書内に表示される署名者名

    _es_signer_company(オプション)署名者の会社名

    _es_signer_title(オプション)署名者の役職名

    _es_agreement_message(オプション)署名者に送信される電子メールのメッセージ

    使用される他の名前(電話と郵便番号)は、アドビが文書に追加したカスタムフィールドです。

    CSV の情報タグ

  2. 次の行には、署名者固有の情報が表示されます。この例では、電子メールアドレス、氏名、会社名、役職名、カスタムメッセージおよびそれ以外のカスタムフィールド情報が設定されています。

    記入された署名者情報

  3. 最後に、このファイルを CSV(コンマ区切り)(*.csv)としてローカルシステムに保存します。

    • 全角文字を利用するお客様の場合、CSV ファイルの拡張子を CSV UTF-8(コンマ区切り)(*.csv)に指定する必要があります。
    ローカルシステムへの CSV の保存


CSV を使用した送信

  1. CSV を作成したら、ホームページ上の「一括送信」をクリックします。

    ホームページから Mega サインを送信

  2. 一括送信ページで、「ファイルから受信者フィールドを読み込み結合する」リンクをクリックして、CSV を使用した送信を指定します。

    ファイルから受信者フィールドを読み込み結合する

  3. アップロード」をクリックします。

    アップロード

  4. 使用する CSV ファイルを見つけて添付します。

  5. 必要に応じて他のオプションを設定します。

    • ID 確認 - 2 要素認証を適用するように設定します。
    • 文書に署名 - あなた(送信者)が文書に副署名する場合は、このチェックボックスをオンにします。
    • 契約名 - 管理ページに表示される契約書の名前。
    • メッセージ - 「署名してください」電子メールに含まれるグローバルメッセージ(.csv によって他のメッセージが明示的に読み込まれていない場合)。
    • 言語 - 電子メールおよび画面上の手順で使用する必要がある言語。
    • この文書の有効期限を設定(オプション)- 自動的に期限切れになるまでの契約書を有効にしておく日数を定義します。
    • 署名された PDF を開くためのパスワードを設定(オプション) - 署名済み文書の保護のため、パスワードを適用する必要がある場合に設定します。
    • プレビュー、署名の位置指定、フォームフィールドの追加を行う - 送信者がテンプレートにフィールドを配置できます。

    終了したら、「次へ」をクリックします。

    オプションを選択して送信

    注意:

    事前入力またはドラフト状態の 一括送信契約書は作成時刻の 24 時間後に自動的に期限切れになります。

文書の自動有効期限切れの追加

文書の自動有効期限切れを、アカウントおよびグループレベルの設定で使用できます。有効期限はデフォルトの時間制限に対して定義できます。送信者がデフォルト値を編集できるようにするオプション設定があります。

文書の有効期限は、契約書の作成時から 1 日単位(24 時間ごと)で測定されます。  たとえば、有効期限を 3 日に設定した場合、契約書は、契約書が送信されてから 72 時間後に期限切れになります(完了していない場合)。

各受信者は、期限までに署名プロセスを完了する必要があります。期限までに完了していない個々の契約書は、自動的に期限切れになります。

有効期限の設定

注意:

アカウント管理者またはグループ管理者は、残りの受信者が内部(副署名者)である場合、期限を無視するように文書の有効期限を設定できます。

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