Adobe Acrobat Sign の OneDrive ファイルアップロード機能は、ビジネスレベルおよびエンタープライズレベルのサービスで利用できます。Acrobat Sign 管理者は、送信者に対しても、署名者に対しても、アカウントレベルまたはグループレベルでこのオプションを有効化または無効化することができます。
概要
OneDrive は Microsoft が提供するクラウドベースのファイル共有ソリューションであり、Acrobat Sign の契約書で使用する個人用の文書ファイルまたは共有の文書ファイルのソースとして適しています。
Acrobat Sign では、以下の 2 つの操作をおこなう際に OneDrive 上のファイルを添付できます。
- 送信プロセスにおいて文書を添付する際
- 署名プロセスにおいて署名者が画像をアップロードする際
使用方法
OneDrive 統合がアカウントレベルで公開され有効になると、この機能を使用するためのオプションがユーザーインターフェイスに自動的に挿入されます。アカウントに含まれる各ユーザーは、特別な操作をおこなわなくてもこの機能を利用できます。
この機能は次の 2 つの操作をおこなう際に利用できます。
- 送信ページで契約書を作成するとき
- 署名プロセスで署名者が画像ファイルをアップロードするとき
契約書送信時の OneDrive オプション
契約書を送信する際、ファイル選択メニューに OneDrive オプションが表示されます。
この機能を初めて使用する場合は、OneDrive ファイルにアクセスする前に Microsoft への認証を求められます。
- OneDrive アカウントへの認証をおこないます
- このアプリによる情報へのアクセスを許可するかどうかを尋ねられたら「はい」をクリックします
初回の認証とアクセス許可をおこなった後に再度認証を求められることはありません。
認証プロセスが完了すると、OneDrive のファイル構造が表示され、1 つまたは複数のファイルを添付できるようになります。
選択したファイルはすべて自動的に Acrobat Sign 契約書にアップロードされます。
署名時の OneDrive オプション
署名者が画像ファイルをアップロードする際、OneDrive からアップロードするオプションが表示されます。
署名者が画像フィールドをクリックすると、ソースファイルから画像を取得するために使用できるオプションが表示されます。
署名者は Microsoft アカウントへの認証をおこない、ファイルコンテンツへのアクセスを許可する必要があります。
認証が完了するとファイル構造が表示され、署名者は任意の画像ファイルを選択できるようになります。
画像は次の図に示すようにフォームに取り込まれます。
設定オプション
OneDrive を使用するためのオプションを有効または無効にします。OneDrive サービスへのアクセス以外に Acrobat Sign の設定オプションはありません。
有効/無効にする方法
ビジネスおよびエンタープライズのお客様は、サクセスマネージャーに連絡して、管理インターフェイスに OneDrive オプションを表示してもらうことができます。
このオプションが表示されていれば、Acrobat Sign アカウント管理者は OneDrive 機能をアカウントレベルで有効にすることができます。
グループレベルの設定も可能で、その場合は、アカウントレベルの値よりも優先されます。
このサービスを有効または無効にするには、アカウント/アカウント設定/送信設定の順に移動します。
送信者向けの設定は、ページ上部付近の「文書の添付」セクションにあります。
署名者向けのアップロードオプションは、ページ下部の「電子サインページのアップロードオプション」セクションにあります。
注意事項...
OneDrive は Acrobat Sign とは別のサービスであり、Microsoft が提供し、サポートをおこないます。
Acrobat Sign のライセンスに OneDrive のライセンスは含まれていません。