概要
Adobe Sign で契約書レコードを削除するプロセスは、アカウントレベルの管理者が承認する必要があり、慎重に管理されています。
システムから契約書を削除しても、その契約は無効になりません(契約が正常に完了した場合)。また、関係者が義務から解放されることはありません。
法的契約の無効化とは、契約の作成と同様に両関係者間の法的交渉であり、契約書の完全な削除は、会社が契約が有効でなくなったと確信している場合に限ります。
ユーザレベルの契約書の削除 - 非表示にする
上記のことから、Adobe Sign では、管理者以外のユーザーがシステムから契約を完全に削除することは許可されていません。
ユーザーが可能な操作は、契約書を自分には非表示にすることです。
非表示の契約書は、検索やレポートでは表示されません。ユーザーの操作から完全に除外されます(必要に応じて非表示を解除にすることもできます)。
契約書のトランザクションを完全に削除する必要があるユーザーは、アカウントレベルの管理者に連絡してアクションを完了する必要があります。
データガバナンス:
一定時間経過後の契約書の削除
アカウントレベルの管理者は、アカウントレベルとグループレベルでデータ保持ポリシーを設定できます。
データガバナンスルールは、最終状態(完了、期限切れ、放棄)に到達した契約書に適用されます。
グループごとに 1 つのルールを設定できます。ルール自体は、契約書が最終状態になった後に Adobe Sign システムに保持する期間と、契約書 PDF と一緒に監査レポート/SIR を削除する必要があるかどうかを定義します。
グループレベルの管理者には、データガバナンスルールを定義する権限がありません。 グループレベルの設定を行うには、アカウントレベルの管理権限が必要です
GDPR ベースの削除
プライバシーレベルの管理者には、都度手動で契約書を完全に削除する権限があります。
プライバシー管理者は、追加の権限を持つアカウントレベルの管理者です。どのアカウント管理者もプライバシーレベルに昇格できます。
API による削除
API ベースの契約書の削除を有効にすることができます。この場合、顧客管理者は Adobe Sign API を使用して文書を個別に削除できます。
これはコード化されたソリューションです。
- 使用される API 呼び出しは、DELETE /agreements/{agreementId}/documents
です。
このオプションを有効にするには、サポートチームにお問い合わせください。