Premiere ProでAdobe Stockのグリーンスクリーンクリップにクロマキーを簡単に適用する方法を紹介します。
Premiere Proで検索する
Premiere ProのライブラリパネルでAdobe Stockを検索します。
ウィンドウメニューでライブラリパネルを開きます。
ライブラリの検索バーにキーワードを入力して、Adobe Stockの映像素材を検索します。
Adobe Stockビデオの検索結果で、画像の上にカーソルを合わせると、リアルタイムにプレビューが再生されます。
この例では、「baby elephant」(象の赤ちゃん)、「Savannah static camera view」(サバンナ 静止カメラビュー)、「binoculars green screen」(グリーンスクリーン 双眼鏡)で検索して、旅行ビデオに適したサファリの映像を見つけました。
使用するStockの素材を決めたら、クリップを右クリックして、Premiere Proから直接ライセンスを取得します。
注意:オンライン(stock.adobe.com/jp/video)でも、素材の検索からライセンス取得、ダウンロードまでできます。
シーケンスを構成する
新しいシーケンスを作成し、V2にグリーンスクリーン映像素材を配置します。
Ultraキーエフェクトを適用する
Ultraキーエフェクトを使用すれば、Stockのグリーンスクリーンを簡単にキーアウトできます。
タイムラインで、グリーンスクリーンクリップにUltraキーエフェクトをドロップします。
タイムラインでクリップを選択した状態で、ソースウィンドウでエフェクトコントロール パネルを選択します。
エフェクトコントロールのスポイトツールを選択し、プログラムモニターのAdobe Stockクリップで、グリーンのクロマキーカラーをクリックします。
プレートをV1にドロップする
ビデオ背景プレートをトラックV1に追加します。
この例では、Adobe Stockの映像素材です。最初にアフリカらしいサバンナの映像が表示され、そこに主人公が登場します。続いて象の赤ちゃんの映像、それを主人公が双眼鏡で見ている様子を示します。
見た目を微調整する
リアルな合成映像にするため、背景プレートに少しぼかしを入れます。ここでは、エフェクトパネルの「ぼかし(ガウス)」を最初のショットのサバンナクリップに適用し、効果を高めるため設定を5にしました。
このように2つの画像を合成するときは、常に被写界深度を考慮しましょう。
カラー補正
Lumetriカラーパネルを使用して、クリップのカラーを調整します。
「ウィンドウ/ワークスペース/カラー」を選択して、カラー補正ワークスペースに切り替えます。
高性能なLumetriカラーのコントロールを使用して、細かく色合わせしましょう。
この例では、被写体の肌の色調が背景のサバンナと一致するように補正しました。また、サバンナの草と象の赤ちゃんのショットの草の色も合わせました。
ビデオを再生する
スペースバーを押して、ビデオを再生します。ペースとグリーンスクリーンに不具合がないか確認しましょう。
書き出し
Premiere Proのソーシャルメディアやデスクトッププレゼンテーション用プリセットを使用して、ビデオを書き出します。
この例では1080p HD Vimeoプリセットを使用しています。ほとんどのソーシャルメディアサイトに簡単にアップロードできる出力形式です。
Adobe Stockの素材とPremiere Proのシンプルなグリーンスクリーンツールを使用して、スタジオを離れずに主人公をサファリに送りました。
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