アプリケーションに必要なアドビバックグラウンドプロセス

バックグラウンドで動作する Adobe のサービスとプロセスは重要な役割を果たしています。この文書では、Adobe Content Synchronizer(旧称 CoreSync)、Creative Cloud Libraries Synchronizer(旧称 CCLibrary)など、一般的なバックグラウンドサービスについて説明します。

Adobe のバックグラウンドプロセスが必要な理由

Adobe のバックグラウンドプロセスはバックグラウンドで動作し、Adobe アプリケーションをシームレスに実行するために必要な重要なタスクを実行しています。ユーザーがこのようなプロセスの存在を意識することはあまりありませんが、バックグランドプロセスは非常に重要な処理を行っています。ユーザーが Adobe アプリを使用していない間でも処理を行っています。フォントやライブラリをクラウドに同期するプロセスと、アプリの自動アップデートをインストールするプロセスがあります。

Creative Cloud デスクトップアプリケーションは、デバイス上で動作している他のバックグラウンドプロセスとやり取りを行っています。Creative Cloud Core Service、Adobe Content Synchronizer、Creative Cloud Libraries Synchronizer などのサービスは、アプリのインストール、アップデート、アセットの同期などのタスクを実行しています。 

一般的な Adobe バックグラウンドプロセス

以下では、最も一般的な Adobe バックグラウンドプロセスについて説明します。

Creative Cloud UI Helper

Creative Cloud UI Helper は、Creative Cloud デスクトップアプリケーションの旧バージョンでは、Adobe CEF Helper と呼ばれています。

Creative Cloud デスクトップアプリケーションのユーザーインターフェイスは「アプリ」タブ、「ファイル」タブ、「もっと知る」タブなど、いくつかの個別のコンポーネントから構成されています。Creative Cloud UI Helper は、Creative Cloud デスクトップアプリケーションのコンポーネントをレンダリングするプロセスです。各プロセスがユーザーインターフェイスの個別の部分を監視するため、同じ名前の複数のバックグラウンドプロセスが同時に実行されます。特定のコンポーネントの問題を、他のコンポーネントに影響を与えることなく処理し、スムーズな操作を保証します Adobe Creative Cloud UI Helper は、Creative Cloud デスクトップアプリケーションのパフォーマンスに不可欠な要素です。

Adobe Crash Processor(または Adobe CRDaemon)

Adobe Crash Processor と AdobeCRDaemon は、同じ Adobe のプロセスを指すものとして、同じ意味で使用されています。デバイスで Creative Cloud デスクトップアプリケーションまたはそのバックグラウンドプロセスがクラッシュした場合にエラーを報告します。また、すべてのCreative Cloud アプリケーションのクラッシュもキャプチャします。

Creative Cloud Core Service

Creative Cloud Core Service は、Creative Cloud アプリの中核であり、その動作のために必須のものです。所有ライセンス、サブスクリプションで利用可能なアプリ、必要なアップデートなど、重要な情報を収集して処理します。

Creative Cloud Update Service

Creative Cloud Update Service は、アプリのアップデートのインストールやフォントの同期など、様々な処理に必要な権限を管理する Windows 固有のプロセスです。このプロセスにより、フォントの同期や、アプリケーションのインストール/アップデートを行うたびに、システムパスワードの入力を求めるメッセージが表示されなくなります。

Creative Cloud Interprocess Service

Creative Cloud Interprocess Service は、様々な Adobe アプリケーションとプロセス間の通信を処理します。Adobe アプリケーション間で接続が必要になったり、データや情報の交換が必要になる場合があります。Creative Cloud Interprocess Service は、このような通信を可能にします。

Adobe Notification Client(Windows 専用)

Adobe Notification Client は Windows 専用のプロセスで、Creative Cloud デスクトップアプリケーションでユーザーに表示されるすべての通知を処理します。また、アドビサーバーがデスクトップアプリケーションに送信する通知も管理します。この機能は、アセットの同期、共有、共同作業に不可欠な存在です。

Creative Cloud Content Manager

Creative Cloud Content Manager は、Adobe Creative Cloud アプリケーションをサポートするバックグラウンドプロセスです。チュートリアル、ストックテンプレート、フィルターなどの動的コンテンツを提供します。 詳細については、「CCXProcess OS スケジューラー」を参照してください。

Creative Cloud Libraries Synchronizer

Creative Cloud Libraries Synchronizer は、Creative Cloud デスクトップアプリケーション内で Creative Cloud ライブラリを管理します。

Adobe Content Synchronizer

Adobe Content Synchronizer は、お使いのコンピューターと Creative Cloud アカウントとのデータの同期を行います。また、他の Adobe アプリケーションのフォントと Creative Cloud ライブラリを管理し、同期します。Adobe Content Synchronizer は、Adobe XD、Adobe Photoshop、Adobe Illustrator などのアプリケーションで作成されたクラウドドキュメントも同期します。

Adobe Content Synchronizer Helper

Adobe Content Synchronizer Helper は macOS の FinderSync Extensionです。 Creative Cloud Files のフォルダーにバッジ、ラベル、コンテキストメニューを設定する際に使用します。

Creative Cloud

Creative Cloud は、Creative Cloud アプリのユーザーインターフェイスを処理します。これにより、Creative Cloud デスクトップアプリケーションは、Creative Cloud アプリまたは Adobe の Web ページによってトリガーされる事前定義されたアクションを実行できます。 例えば、Creative Cloud の Web サイトからアプリを更新すると、Creative Cloud デスクトップアプリケーションに戻り、操作を完了します。

node.JS

Creative Cloud Content Manager と Creative Cloud Libraries Synchronizer は、バックグラウンドプロセス node.js を使用します。ノードフレームワークを使用する Creative Cloud アプリで使用されます。

com.adobe.ARMDC.JobBlessHelper(macOSのみ)

macOS でのみ使用可能なこのプロセスは、Acrobat Refresh Manager(ARM)と呼ばれるコンポーネントに属し、Acrobat と Reader を最新バージョンにアップデートするために使用されます。 

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