Adobe Document Cloud サービス搭載の Acrobat は、デスクトップ、web、およびモバイルデバイスで最も重要な文書を作業するための完全な PDF ソリューションです。 Acrobat デスクトップアプリとモバイルアプリをアップデートするか、Acrobat Web にログインして、新機能と改善をご体験ください。
Acrobat デスクトップアプリ
2020 年 11 月リリース
Adobe Flash は廃止され、Acrobat では使用されなくなりました。 Flash に依存していたフォームの集計ファイルの様々なオプション(アップデート、フィルター、書き出し(すべて/選択内容)、アーカイブ(すべて/選択内容)、追加、および削除)が使用できなくなりました。 これらのオプションは、集計をアップデート、追加、削除、書き出し、およびアーカイブするためのオプションを含む第 2 ツールバーに置き換えられました。
詳しくは、PDF フォームデータの収集と管理を参照してください。
「Flash を埋め込む」オプションと「メディアを挿入」オプションは、Microsoft Word および Microsoft PowerPoint の PDFMaker メニューから削除されました。
Microsoft はデフォルトで、Office ドキュメント内で Flash またはリッチメディアコンテンツを追加する機能を無効化しています。 Flash コンテンツがドキュメントに既に埋め込まれている場合、Acrobat では、変換した PDF ファイルに Flash またはリッチメディアを埋め込むことはできず、代わりに画像が追加されます。
Microsoft ドキュメントで Flash コンテンツを有効にしている場合は、変換後の PDF ファイルには空白のボックスが追加されます。
低解像度のモニターでは、ダイアログボックスが不適切なサイズで表示され、テキストまたは「OK」または「キャンセル」などの他のアクションボタンが全体的に表示されないなどのレイアウト上の問題が発生します。 このリリースでは、拡大縮小の問題が修正され、ダイアログボックスのオプションにアクセスするためのスクロールバーが自動的に表示されます。
スクロール可能なドキュメントプロパティと印刷詳細設定ダイアログボックス
モニターの解像度が 1024 x 640 で、拡大縮小が「文字を大きく」に設定されているモニターでは、ドキュメントプロパティダイアログボックスにスクロールバーが表示され、印刷詳細設定ダイアログボックスが表示されるようになりました。
macOS のコンパクトな一般環境設定ダイアログ
macOs で、Acrobat の環境設定/一般ダイアログの未使用の領域が削除されました。 ダイアログボックスがコンパクトで見やすく、高 DPI ディスプレイ上でボタンが簡単にアクセスできるようになりました。 低解像度のモニターでは、ダイアログボックスが画面に合わない場合はスクロールバーが表示されます。
Acrobat では、次のアクセシビリティ機能が強化されています。
一般的な改善(Acrobat のすべての表示)
- スクリーンリーダーで、Acrobat のすべての表示のチェックボックスの状態(オン/オフ)を読み上げられるようになりました。
Acrobat フォーム
- キーボードを使用して、フォームフィールドを手動で追加できます。
- キーボードを使用して、フォームフィールドのタブ順序を変更することができます。
- スクリーンリーダーで、フォームプロパティダイアログのフォームのハイライトカラーと、Windows の環境設定ダイアログを読み上げられるようになりました。
スキャナー設定
- macOS のスキャナー設定ダイアログボックスの「PDF を作成」で、グループラベル、チェックボックスラベル、ドロップダウンラベル、およびスライダーラベルをスクリーンリーダーで読み上げられるようになりました。
- Windows のスキャナー設定ダイアログボックスの「PDF を作成」で、グループラベル、チェックボックスラベル、およびドロップダウンラベルをスクリーンリーダーで読み上げられるようになりました。
- キーボードフォーカスが、ドロップダウンボックスの値として表示されます。
CEF Views
- 下にスクロールしてファイルをクリックすると、表示、レビュー、および署名などの VO フォーカスが CEF Views に表示されるようになりました。
Acrobat の起動時間の短縮
Acrobat のコアインフラストラクチャでは、複数の最適化がおこなわれています。 Acrobat を起動すると、許可リスト登録済みプロセスがバックグラウンドで実行されるため、起動時間が大幅に短縮されます。
非同期 I/O 操作を実装することによる処理効率の最適化
Acrobat では、Windows の非同期ファイル I/O 読み取り操作を使用するようになりました。 この実装により、低速のネットワークに接続してネットワーク上の任意の場所から大きな PDF を開いた場合に、ハングやフリーズの問題が発生することがなくなります。 Acrobat で大きな PDF を読み取るために通常より長い時間がかかる場合、次のメッセージが表示されます。
アドビは現在、Windows 版 Acrobat でこの新しいエクスペリエンスをテスト中です。 そのため、一部の Acrobat ユーザーはこのオプションを使用できない場合があります。
最新の Acrobat アップデートの取得 - ヘルプメニューで「アップデートの有無をチェック」をクリックして、画面の指示に従ってアップデートプロセスを完了します。
Acrobat Reader モバイルアプリ
2020 年 10 月リリース
iPhone および iPad
- Liquid Mode を使用すると、ピンチやズームをする必要がなく、iPhone や iPad で PDF を簡単に読むことができます。
- Liquid Mode でデフォルトのフォントサイズ、文字間隔、および行間を調整することで、読みやすさが最大限に向上します。
個人ユーザーおよび法人ユーザーは、アプリ内で OneDrive アカウントをリンクし、ファイルに簡単にアクセスして作業できるようになりました。
iPad で、実際の本のように PDF ドキュメントの 2 ページを見開き表示できるようになりました。 この機能は iPad でのみ使用できます。
強化されたリンク作成ワークフローにより、この機能のユーザビリティと安定性が向上します。
アプリケーションで AppCenter SDK を使用するようになりました。 アプリケーションに新しいユーザー設定と機能が追加され、初めて拡張クラッシュデータを収集できるようになりました。
新しいエンタープライズ構成では、アプリケーションのファイルシステム制限を簡単に管理できます。これにより、ファイルシステムのデータのアクセス元とアクセス先が制限されます。
iPhone と iPad で最新の Acrobat Reader を入手しましょう。
Android
- スキャンのテキスト認識により、テキストのコピー、電子メールの送信、電話番号への通話、および URL へのアクセスをすばやく実行できます。
- フォルダーを簡単に作成して、すべてのスキャンを整理できます。
コンポーネントおよびクライアント側のバグを修正し、Liquid Mode で PDF を読むエクスペリエンスが大幅に改善しました。
- エラーコード 429 を修正しました。
- Google Play ストアのユーザーから報告されたクラッシュを修正しました。
- 拡張子は付いていないが、PDF MIME の種類がある PDF ファイルのサポートが追加されました。
- ユーザーをアドビコミュニティにリダイレクトすることで、サポートとセルフヘルプエクスペリエンスを改善します。
企業所有デバイス上のエンタープライズ版ユーザーのアプリケーション構成の問題を修正しました。
Android デバイスで最新の Acrobat Reader を入手しましょう。
Acrobat web サービス
2020 年 10 月リリース
ナビゲーションバーの新しいカテゴリー別ポップアップメニューを使用すると、関連するすべてのツールを簡単に見つけて、タスクをすばやく完了できます。
PDF ファイルをオンラインで表示または閲覧しているときに、コメントを追加ツールを使用して、参照用に注釈を追加できます。 描画ツールを使用して、テキスト、付箋、下線テキスト、取り消し線テキスト、ハイライトテキスト、およびマークアップを追加できます。
詳しくは、PDF ファイルへのコメントの追加を参照してください。
大きな PDF をオンラインで簡単に圧縮できるようになりました。PDF の圧縮または最適化のファイルサイズの上限を 100 MB から 500 MB に増加しました。
詳しくは、ファイルサイズの上限およびオンラインでの PDF の圧縮方法を参照してください。
https://documentcloud.adobe.com/jp/ja/ で Acrobat Web にログインし、新機能と改善をご体験ください。