レンズ補正について

カメラレンズは、レンズ焦点距離、F-Stop、焦点距離によって、それぞれ異なる問題が生じることがあります。明らかな変形や色収差を補正するには、Camera Raw ダイアログボックスの「レンズ補正」タブを使用します。

ビネットでは、画像の周辺部分、特に四隅が中心より暗くなります。ビネットを補正するには、「レンズ補正」タブの「周辺光量補正」セクションのコントロールを使用します。

樽型収差は、直線が外側に湾曲して見えます。

糸巻き型収差は、直線が内側に湾曲して見えます。

色収差は、色の違いによりレンズの焦点の位置がずれる現象です。色収差によって起こる問題の 1 つに、光の各色からの画像は焦点が合っても、各画像のサイズが少しずつ変わってしまうという現象があります。光が水や磨かれた金属に反射した場合などにも、色の副作用が反射光のハイライトのエッジに影響します。この状況では、反射光の各ハイライトの周囲にパープルのフリンジが現れます。

色収差を補正する前と後の画像
オリジナル(上)、色収差の補正後(下)

ビデオチュートリアル:写真補正に RAW カメラを使用する

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lynda.com

イメージの遠近とレンズの欠陥の自動補正

Camera Raw ダイアログボックスの「レンズ補正」タブ内にある「プロファイル」タブのオプションを使用して、一般的なカメラレンズのゆがみを補正します。プロファイルは写真を撮影したカメラとレンズを識別する Exif メタデータに基づき、補正もそれに応じておこなわれます。

  1. レンズ補正」タブ内にある「プロファイル」タブで、「レンズプロファイル補正を使用」を選択します。

    注意:

    Lightroom で倍率色収差を自動的に除去して色付きのフリンジを補正するには、「レンズ補正」タブ内にある「プロファイル」タブで「色収差を除去」オプションをオンにします。

    手動」タブにあるフリンジ軽減コントロールを使用して、パープルおよびグリーンのカラーフリンジを手動で補正することもできます。詳しくは、「イメージの遠近とレンズの欠陥の手動補正」を参照してください。

  2. Camera Raw で適切なプロファイルを自動的に見つけることができなかった場合は、「メーカー」、「モデル」、「プロファイル」を選択します。

    注意:

    カメラによってはレンズが 1 枚のみ、レンズによってはプロファイルが 1 つのみの場合があります。使用できるレンズは、RAW ファイルを調整しているか、非 RAW ファイルを調整しているかによって異なります。レンズプロファイルの操作およびサポートされているレンズについてのヒントは、サポートの記事レンズプロファイルのサポートを参照してください。カスタムプロファイルを作成するには、Adobe Lens Profile Creator を使用します。

  3. 必要に応じて、適用量スライダーを使用し、プロファイルによって適用された補正をカスタマイズできます。

    ゆがみ

    デフォルト値 100 は、プロファイルのゆがみ補正を 100% 適用します。100 を超える値にするとゆがみ補正量が多くなり、100 より小さい値にすると、ゆがみ補正量が少なくなります。

    周辺光量補正

    デフォルト値 100 は、プロファイルの周辺光量補正を 100% 適用します。100 を超える値にすると周辺光量補正量が多くなり、100 より小さい値にすると、周辺光量補正量が少なくなります。

  4. (オプション)デフォルトのプロファイルに変更を適用するには、設定/レンズプロファイルの新規初期設定を保存を選択します。

イメージの遠近とレンズの欠陥の手動補正

変形と周辺光量補正は、オリジナルとトリミング済みの写真に適用することができます。周辺光量補正では、露光量を調整して画像の暗い四隅を明るくします。

  1. Camera Raw ダイアログボックスの「レンズ補正」タブ内にある「手動」タブをクリックします。

  2. 「ゆがみ」で次の任意の項目を調整します。

    右にドラッグして、中心から外側に湾曲している樽型収差を直線にします。左にドラッグして、中心から内側に湾曲している糸巻き型収差を直線にします。

  3. フリンジ軽減」で次の任意の項目を調整します。

    スポイトツールによる写真全体のパープルおよびグリーンのフリンジの除去

    スポイトツールを使用してカラーフリンジを補正するには、次の操作をおこないます。

    1. (オプション)フリンジエリアにズームインすると、カラー選択を正確におこなえます。
    2. Command キー(Mac)または Ctrl キー(Win)を長押しして、画像内にスポイトツールを表示します。
    3. パープル/グリーンのフリンジカラーをクリックします。

    パープル/グリーンのフリンジ軽減スライダーがその色に合わせて自動的に調整されます。クリックしたエリアの色が中間色に近すぎてフリンジ軽減カラーを設定できない場合、エラーメッセージが表示されます。

    フリンジ軽減スライダーコントロールによる、写真全体のパープルおよびグリーンのフリンジの除去

    パープルとグリーンの適用量

    選択したパープルの色相またはグリーンの色相へのフリンジ軽減の適用量を指定します。値を大きくするほど、フリンジ軽減の適用量が増えます。

    パープルの色相/グリーンの色相

    選択した色相範囲にフリンジ軽減が適用されます。 影響を受ける色の範囲を広くするまたは狭くするには、いずれかのエンドポイントコントロールをドラッグします。色相範囲を移動するには、エンドポイントコントロールの間でドラッグします。エンドポイント間の最小間隔は、10 単位です。

    注意:

    非常に明るいまたは白い背景にある非常に暗いかまたは黒の詳細領域をズームインします。カラーフリンジを探します。カラーフリンジを明確に表示するには、Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押しながらスライダーを移動して、他の色のスライダーによって補正されたフリンジを隠します。

  4. 周辺光量補正」で次の項目を調整します。

    適用量スライダーを右(正の値)に移動し、写真の四隅を明るくします。適用量スライダーを左(負の値)に移動し、写真の四隅を暗くします。

    中間点

    中心点スライダーを左(低い値)にドラッグし、四隅から離れた広域に適用されるように調整します。中心点スライダーを右(高い値)にドラッグし、四隅に近い領域に適用範囲を制限します。

Camera Raw 7.1 での色収差の補正

Camera Raw 7.1 には、ブルー - イエローおよびレッド - グリーンのフリンジ(倍率色収差)を自動的に補正するチェックボックスが用意されています。パープル/マゼンタおよびグリーンの収差(軸上色収差)はスライダーコントロールで補正します。軸上色収差は、通常、大口径レンズで撮影された画像で発生します。

レッド - グリーンおよびブルー - イエローのカラーシフトの除去

  • レンズ補正パネルの「カラー」タブで「色収差を除去」チェックボックスを選択します。

写真全体のパープル/マゼンタおよびグリーンのフリンジの除去

レンズ補正パネルの「カラー」タブでパープルとグリーンの適用量スライダーを調整します。値を大きくするほど、フリンジ軽減の適用量が増えます。画像内のパープルまたはグリーンの被写体に影響を与えないように注意してください。

パープルの色相またはグリーンの色相スライダーを使用して、適用量スライダーの影響を受けた紫またはグリーンの色相範囲を調整することができます。影響を受ける色の範囲を広くするまたは狭くするには、いずれかのエンドポイントコントロールをドラッグします。色相範囲を移動するには、エンドポイントコントロールの間でドラッグします。エンドポイント間の最小間隔は、10 単位です。草花などのグリーン/イエローの画像カラーを保護できるように、グリーンのスライダーの初期設定の間隔は狭くなっています。

注意:

部分補正ブラシを使用して、パープルおよびグリーンの被写体のエッジを保護することもできます。

Alt/Option キーを押しながらスライダーをドラッグすると、調整結果が表示されます。ドラッグしてカラーを除去するにつれ、フリンジカラーが中間色になります。

部分的なカラーフリンジの除去

部分ブラシおよびグラデーション調整を使用して、すべての色のフリンジを除去できます。部分的なフリンジ軽減は、プロセスバージョン 2012 でのみ使用できます。

  • ブラシまたはグラデーションツールを選択して、画像内をドラッグします。
  • フリンジ軽減スライダーを調整します。正の値にするとカラーフリンジが除去されます。負の値にすると画像領域が保護され、全体に適用したフリンジ軽減が適用されなくなります。-100 にすると、フリンジ除去が一切適用されなくなります。例えば、パープルのフリンジ軽減量を大きくして写真全体に適用すると、画像内のパープルの被写体の彩度が下がったり、エッジが変わることがあります。その領域をフリンジ軽減量 -100 でペイントすると、それらが保護されて元の色に保たれます。

注意:

最良の結果を得るには、部分的なカラーフリンジ調整を適用する前に、変形レンズ補正を実行してください。

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