ファイル/新しいソフトウェアシミュレーションを記録を選択します。 記録ウィンドウが表示されます。
前提条件
macOS 10.15 でビデオデモンストレーションを記録するには、以下の権限が必要になります。システム環境設定/セキュリティとプライバシーで、以下の権限を有効にします。
- アクセシビリティ
- 画面の録画
- カメラ
- マイク
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注意:
ソフトウェアシミュレーションを起動すると、デバイスのカメラやマイクへのアクセス許可を求めるダイアログボックスが表示される場合があります。その場合は「はい」をクリックします。次回にソフトウェアシミュレーションを起動すると、このダイアログボックスは表示されなくなります。
「いいえ」をクリックし、次回以降もこのダイアログボックスを表示する場合は、以下のコマンドを実行します。
- sudo tccutil reset ScreenCapture
- sudo tccutil reset Microphone
コマンドの実行後、Captivate を再起動します。
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画面領域またはアプリケーションをクリックします。
アプリケーション
プロジェクトの一環として記録するアプリケーションを指定する場合は、このオプションを選択します。アプリケーションを選択メニューで、アプリケーションのうち、記録するものを選択し、次のいずれかを選択します。
カスタムサイズ 記録されたプロジェクトの寸法を設定する場合は、このオプションを選択します。標準サイズの一覧から選択するか、またはカスタムサイズを定義できます。選択したアプリケーションは、記録領域の枠線内に合わせて自動的にサイズが変更されます。記録を開始する前に、プロジェクトの寸法について明確に意識しておくことをお勧めします。
アプリケーションウィンドウ アプリケーションウィンドウ全体を記録する場合は、このオプションを選択します。アプリケーションの寸法は、変更されません。記録矩形は、アプリケーションに合わせてサイズが変更されます。
アプリケーション領域 アプリケーションで定義された領域を記録する場合は、このオプションを選択します。例えば、3 つのフレームを持つウィンドウを記録している場合、個別のフレームの上にマウスを移動すると、記録ウィンドウがそれに合わせて吸着します。アプリケーションの寸法は、変更されません。記録矩形は、アプリケーションの定義された領域に合わせてサイズが変更されます。
画面領域
画面上の領域内で発生したすべてのイベントをキャプチャする場合に、このオプションを選択します。
カスタムサイズ 特定の寸法を使用してプロジェクトを記録する場合は、このオプションを選択します。標準サイズの一覧から選択するか、または独自のカスタムサイズウィンドウを作成できます。
フルスクリーン 記録ウィンドウのサイズをモニター画面のサイズに設定する場合は、このオプションを選択します。コンピューター画面全体が記録ウィンドウとして扱われます。デュアルモニターを使用している場合、記録に使用するモニターを選択できます。このモードでの記録では、モニターの解像度が高い場合に、プロジェクトおよび出力ファイルのサイズが大きくなる可能性があります。
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以下から適切な記録モードを選択します。
- デモ
- 評価
- トレーニング
- カスタム
デモ:手順または機能のデモを作成する場合は、「デモ」モードを選択します。ビデオを作成することもできますが、ユーザーがビデオを使用してインタラクティブにやりとりすることはできません。デモモードでは、Captivate によりテキストキャプションがラベルを使用して追加されます。このモードが適しているのは、ソフトウェアの概念を簡単に示す場合(閲覧者が実際に手順に従って実行することを想定していない場合)です。
評価:このモードを使用するのは、デモで示す手順に対する学習者の理解度をテストする場合 です 。このモードではユーザーのスコアおよび試行回数を設定できます。このモードを選択すると、マウスをクリックするたびに Captivate によってクリックボックスやテキスト入力ボックスが追加されます。
評価モードにはデフォルトで(レッスンをインタラクティブにする)クリックボックスや(誤った場所をクリックまたは誤った手順を実行したユーザーをサポートする)失敗時のキャプションが含まれます。このモードはデモと組み合わせて使用するのに最適です。
トレーニング:このモードは学習者のシミュレーションに関連しています。学習者はシミュレーションに表示された手順を試行してから、次のスライドに移動します。スライドをトレーニングモードで記録すると、マウスのクリックに基づいて Captivate によって各スライドにクリックボックスやテキスト入力ボックスが追加されます。また、失敗時のキャプションやヒントのキャプションも生成されます。
カスタム:このモードを使用するのは、他のモードで使用可能な機能を組み合わせる必要がある場合です。デフォルトではこのモードで Captivate によってオブジェクトが追加されることはありません。
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「記録」をクリックします。
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手動記録を選択した場合、処理の実行中にスクリーンショットをキャプチャするには、PrintScreen キー(Windows)または Command + F6 キー(Mac OS)を押します。
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記録を完了したら、End キー(Windows)または Command + Enter キー(Mac OS)を押します。
記録を開始または停止するショートカットキーを設定します(編集/環境設定/キー(グローバル))。
注意:または、Windows では、タスクアイコンまたはシステムトレイアイコンをクリックして、記録を停止します。Mac OS では、ドックアイコンまたはステータスバーアイコンをクリックします。
記録したスライドが、新規の Adobe Captivate プロジェクトに挿入されます。
Adobe Captivate プロジェクトは、記録した後からでもサイズを変更することができます。サイズ変更は、プロジェクト全体を再記録せずに行うことができます。例えば、プロジェクトを幅 640 ピクセル、高さ 480 ピクセルで記録した後で、サイズを少し小さくしたり大きくしたりする必要が出てきた場合などに使用できます。
詳しくは、プロジェクトのサイズ変更を参照してください。
右、左、上、下へのスワイプなどのジェスチャーは、自動レスポンシブシミュレーションでは無効になります。
記録後にスライドの長さを編集する
Captivate でデモを記録する場合、ビデオデモはデフォルトでドラッグ&ドロップやマウスホイールの操作により作成されます。
ビデオをビデオデモとして記録した場合、そのスライドのタイムラインには赤い線として表示されます。ビデオデモの長さは延長できますが、短縮することはできません。
詳しくは、Captivate のマウスアクションを参照してください。
既存のプロジェクトへの追加スライドの記録
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追加スライドを記録するプロジェクトを開きます。
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スライド/ソフトウェアシミュレーションまたはビデオデモをクリックします。
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追加スライドを記録ダイアログボックスで、記録するスライドを挿入する位置の直前にあるスライドをクリックし、「OK」をクリックします。
記録ウィンドウが表示されます。
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記録オプションを設定して、「記録」をクリックします。
注意:「記録」オプションで「ビデオデモ」を選択して、ビデオを追加スライドとして記録することができます。
新しく記録されたスライドが、プロジェクト内で選択したスライドの後に挿入されます。
別の Adobe Captivate プロジェクトまたは PowerPoint プレゼンテーションから読み込んだスライドを追加することもできます。
レスポンシブシミュレーションの作成
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レスポンシブプロジェクトを作成します(ファイル/新規プロジェクト/レスポンシブプロジェクトまたは Ctrl + H を押す)。
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ツールバーで修正/プロジェクトのサイズを変更をクリックします。
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プロジェクトのサイズを変更ダイアログで、幅を 2048 pixel、高さを 1080 pixel に変更します。
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ソフトウェアシミュレーションスライドを追加して記録を開始します。
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記録を終了すると、シミュレーションスライドに青色の長方形が表示されます。
長方形のフォーカス領域はデバイスでサポートされる最小領域を表します。残りの画面を表示するには、デバイスのスライド全体にパンしてください。
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別のデバイスのスライドの表示領域をプレビューするには、「プレビュー」 ドロップダウン リストでデバイスを選択します。
例えば、iPhone 7 Plus の表示領域は次のようになります。白く表示されている領域がデバイス上で表示されます。白く表示されている領域以外を表示するには、スライドにパンにします。
スライドをマークし、記録後にアクセスします。
シミュレーションの記録中に、最初に予定していなかったオプションをクリックする場合があります。 このアクションにより、記録したプロジェクトに不要なスライドが作成される場合があります。 特に多くのスライドがある場合は、プロジェクト全体を記録してからこのような不要な画面キャプチャを後で指定するのは大変な場合があります。
記録したプロジェクト内の削除、またはアクセスするスライドを指定するには、記録中に Ctrl + Shift + Z キーを押します。 例えば、画面のオプションをクリックして、記録中にそれが間違ったアクションだったと気が付いた場合は、Ctrl + Shift + Z キーを押します。
アクションに対応するスライドは、取り消しマーカーを付けられ、プロジェクトでは非表示になります。
取り消しマーカーは、基本的にスライドでは透明なテキストキャプションです。 スライドを保持する場合は、キャプションを選択して Delete キーを押します。 また、スライドを右クリックし、「スライドを表示」をクリックしてスライドを表示させます。
注意:環境設定(編集/環境設定/記録/キー(グローバル))で、取り消しマーカーのキーボードショートカットを変更できます。
スライドを編集するには、フィルムストリップのスライドを右クリックして、「スライドを表示」をクリックします。 マーカーを削除するには、マーカーをクリックして Delete キーを押します。
記録のヒント
次のヒントと要領を活用すると、Adobe Captivate プロジェクトを迅速かつ簡単に作成すると同時にプロフェッショナルで高品質な結果を得ることができます。
自動記録をできる限り使用する
手動で生成されたスクリーンショットがいくつか必要となるプロジェクトの場合も、自動記録の使用を検討します。自動記録オプションを設定した場合でも、随時 PrintScreen キー(Windows)または Command + F6 キー(Mac OS)を押すことで、追加のスクリーンショットをキャプチャできます。多数のポップアップ、フレーム、およびスペシャルエフェクトを含んだ Web サイトを記録する場合、この方法は有効です。Adobe Captivate では、スクリーンショットが自動的にキャプチャされるたびに、カメラのシャッター音が鳴ります。シャッター音が鳴らない場所でスクリーンショットを生成するには、PrintScreen キーを押して、スクリーンショットを手動でキャプチャします。
例えば、Microsoft Internet Explorer を記録する場合は、マウスをロールオーバーしたときにしか表示されない動的な HTML メニューまたは Flash メニューがあります。マウスのロールオーバー時に行われた変更は、自動的にキャプチャされるわけではありません。変更を手動でキャプチャするには、PrintScreen キーを押します。
ゆっくり記録する(特に Internet Explorer で Web サイトを記録する場合)
記録中は、通常よりゆっくりアクションを実行します。Internet Explorer で Web サイト上のアクションをキャプチャする場合は、特にゆっくりと操作することが重要です。手動で記録している場合は、スクリーンショットをキャプチャする前に、各 Web ページが読み込まれたことを確認します。
カメラのシャッター音が鳴るまで待つ
自動記録中は、シャッター音が鳴るまで待ってから、別のアクションを実行します。
手動で記録している場合は、指定したキーまたはキーの組み合わせを押すたびに、Adobe Captivate によってスクリーンショットがキャプチャされます。デフォルトのキャプチャキーは PrintScreen キーです。スクリーンショットをキャプチャするたびに PrintScreen キーを押すと、カメラのシャッター音が聞こえます。
サンプルプロジェクトのダウンロード
Captivate で魅力的な学習コンテンツを作成する方法の詳細については、次のプロジェクトをダウンロードします。