機能の概要 | Illustrator |(2023 年 5 月リリース)

Illustrator デスクトップ版 2023 年 5 月リリース(バージョン 27.6.1)の新機能と機能強化について説明します。

画像とアウトライン化されたテキストで使用されたフォントを識別

フォントの再編集 (Beta) を使用すると、ラスター画像やアウトライン化されたテキストで使用されているフォントを、推測に任せることなく識別できます。次回どこかでフォントを見つけたら、写真を撮って Illustrator に取り込んで、フォントの再編集 (Beta) でフォントを識別してください。 フォントを識別したら、それをテキストに適用し、瞬時にデザインで試すことができます。

改善されたワークフローで画像トレースを使用

画像トレースの操作性が向上しました:

  • デザインを刷新した画像トレースパネルをご利用いただけます。
  • 画像トレースでは、アートタイプが自動検出され、対応するトレースプリセットが適用されます。
  • 切り抜き方式を選択すると、「カラーを透過
    」を使用して、トレース結果から選択したカラーを削除できます。
  • 切り抜き方式を選択すると、「単純化」を使用して、トレース結果のアンカーポイントの数を減らすことができます。

レイヤーとオブジェクトを簡単に検索およびフィルター

レイヤーパネルでレイヤーまたはオブジェクトの名前を入力するか、レイヤーとオブジェクトのフィルターを使用して、特定のレイヤーやオブジェクトをすばやく見つけることができます。

アートワークを WebP 画像形式で書き出し、Web サイトやアプリで使用

アートワークを WebP 画像として書き出すことができるようになりました。WebP 画像は、JPEG や PNG と比べてファイルサイズが小さいながらも高画質を維持できるため、Web サイトやモバイルアプリに適しています。また、WebP 画像では、画質とファイルサイズのトレードオフとして、劣化のない非可逆圧縮を柔軟に選択できます。

書き出された PDF 内のハイパーリンクを保持

Illustrator から書き出された PDF ファイルには、属性パネルで設定したテキストと画像のハイパーリンクが保持されるようになりました。

最後に使用した PDF プリセットをデフォルトとして保持

Illustrator では、PDF ファイルの保存時に最後に使用されたプリセットが記憶され、それがデフォルトのプリセットとして保持されます。

スクリーン用の JPEG 書き出し時にカラーモデルを設定

スクリーン用の JPEG を書き出すためだけにドキュメントのカラーモデルを変更する必要はありません。スクリーン用に JPEG を書き出す際に、ドキュメントのカラーモデルに関係なく、カラーモデルとして RGBCMYK、またはグレースケールを設定できます。Illustrator では、Illustrator を再起動するまで、書き出しに使用した最後のカラーモデルを記憶します。

精度を維持するために HSB および CMYK カラーの正確な値を見つける

カラーパネルとスウォッチパネルで、HSB および CMYK カラーの 16 進コードを入力できます。これにより、アートワーク全体でカラーの一貫性と精度を維持できるようになります。

ご質問またはアイデアの共有

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ご質問がある場合や、共有するアイデアをお持ちの場合は、Adobe Illustrator コミュニティにご参加ください。 ご意見をお待ちしております。

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