InDesign ドキュメントに関連付けられていない InCopy ドキュメントを単独ドキュメントと呼びます。単独ドキュメントのテキスト領域、ページサイズ、方向を設定および変更できます。ただし、後で InDesign ドキュメントにストーリーをリンクする場合は、InCopy で使用されている設定が InDesign での設定で上書きされます。
「プリセットを保存」をクリックして、後で使用できるようにドキュメントの設定を保存することもできます。これにより、新規ドキュメントを作成するときに、設定を変更しなくても、ファイル/ドキュメントプリセットメニューからプリセットを選択して「OK」をクリックするだけで済みます。編集作業をグループで作業している場合には、保存したプリセットをグループの他のメンバーと共有することができます(詳しくは、カスタムドキュメントプリセットの定義を参照してください)。
この設定は、書式/組み方向/横組みまたは縦組みを選択することで、いつでも変更できます。
InCopy で作成または InDesign から書き出した InCopy コンテンツファイル(.icml)を開くことができます。InCopy で開いた場合、これらの InCopy コンテンツファイルには、InDesign レイアウトでのページ構成は表示されません。InCopy の以前のバージョンでドキュメントを開いたり、InCopy テンプレートファイル(.icmt)を開いたりすることもできます。
また、Microsoft® Word ファイルおよびテキストファイルを InCopy で直接開き、テキスト形式(.TXT)またはリッチテキスト形式(.RTF)で保存することもできます。
また、ファイル/最近使用したファイルを開くを選択して、最近保存したドキュメントの 1 つを選択することもできます。表示される最近使用したドキュメントの数を指定するには、編集/環境設定/ファイル管理(Windows)または InCopy/環境設定/ファイル管理(Macintosh)を選択し、「最近使用したアイテムの表示数」で数を指定します。
カスタムのドキュメント設定を作成して、作業グループの他のメンバーと共有することで、時間を節約し、類似するドキュメントを作成するときに一貫性を保つことができます。
新規プリセットを作成するには、「新規」をクリックして、プリセットの名前を指定します。
既存のプリセットに基づいてプリセットを作成するには、リストからプリセットを選択して「編集」をクリックします。
別の設定を使用するには、「読み込み」をクリックしてドキュメント設定ファイル(.icst)を開き、「編集」をクリックします。
ドキュメントプリセットを別のファイルに保存し、他のユーザーに配布することができます。ドキュメントプリセットファイルの保存と読み込みを行うには、ドキュメントプリセットダイアログボックスの「保存」と「読み込み」ボタンを使用します。
単独の InCopy ストーリーを InDesign ドキュメントにリンクすると、InCopy でのレイアウトとデザインの設定が InDesign の書式設定で上書きされます。
InDesign では、InCopy ファイルと InDesign レイアウトとのリンクを様々な方法で作成できますが、通常は InCopy ファイル(.icml)を InDesign のレイアウトに配置します。
Adobe Bridge は、Adobe Creative Suite コンポーネントに含まれるクロスプラットフォームのアプリケーションで、プリント、Web、ビデオおよびオーディオコンテンツを作成するために必要なアセットを検索、整理および参照することができます。Adobe Bridge は Creative Suite のコンポーネント(Adobe Acrobat を除く)から起動することができ、Bridge を使用してアドビのアセットとアドビ以外のアセットの両方にアクセスすることができます。
Adobe Bridge から、以下のことができます。
画像、ビデオおよびオーディオファイルを管理します。 個々のアプリケーションを開かずに、Adobe Bridge でファイルのプレビュー、検索、ソート、その他の処理が行えます。 ファイルのメタデータを編集して、ファイルをドキュメント、プロジェクトまたは組版に配置することもできます。
Adobe Bridge で、InDesign または InCopy のドキュメント内のリンクをサムネール表示できます。これらのドキュメントを実際に開く必要はありません。
バッチコマンドなどの自動処理を実行します。
カラーマネジメントされた Creative Suite コンポーネント間でカラー設定を同期します。
リアルタイムの Web 会議を開始して、デスクトップを共有したり、ドキュメントをレビューしたりします。
Adobe Bridge を使用すると、印刷、Web、モバイルデバイス用に作成するコンテンツのアセットを効果的に編成、参照、検索できます。
スクリプトは、様々な作業を実行するのに最適なツールです。一般的な作業を自動化する簡単なスクリプトもあれば、まったく新しい機能となる複雑なスクリプトもあります。独自のスクリプトを作成したり、他のユーザーが作成したスクリプトを実行したりできます。スクリプトパネル(ウィンドウ/ユーティリティ/スクリプト)を使用して、InCopy でスクリプトを実行します。
スクリプト作成について詳しくは、アドビシステムズ社の Web サイトに掲載されたスクリプティングガイドを参照してください。
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