選択ツール で、プロパティを変更するフレームを選択します。または、文字ツール でフレームグリッドをクリックして、テキスト挿入点を置くかテキストを選択します。
フレームグリッドのプロパティの変更
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オブジェクト/フレームグリッド設定を選択して、フレームグリッドのオプションを指定します(詳しくは、フレームグリッドのプロパティを参照してください)。
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「OK」をクリックします。
設定の変更を適用してダイアログボックスを閉じる前に、「プレビュー」を選択して、変更をドキュメント上で確認してください。
フレームグリッドのプロパティ
フォントや文字サイズ、文字の間隔、行数や文字数など、フレームグリッドの設定を変更するには、フレームグリッド設定ダイアログボックスを使用します。
テキストフレーム設定ダイアログボックスとフレームグリッド設定ダイアログボックスの段組の数は連動しています。テキストフレーム設定ダイアログボックスの段組数の設定は、フレームグリッドの設定にも反映されます。また、「先頭ベースラインオフセット」および「テキストの回り込みを無視」を設定するには、テキストフレーム設定ダイアログボックスを使用する必要があります。
フォント
フォントファミリーとフォントスタイルを選択します。レイアウトグリッドに基づくフレームグリッドでは、ここで設定したフォントが適用されます。フレームグリッド内では、基本としてここで設定したフォントが適用されます。
サイズ
フォントのサイズを指定します。この値がグリッドのサイズになります。
文字垂直比率と文字水平比率
アジア言語の全角文字に対するグリッドの比率をパーセント値で指定します。
字間
フレームグリッド内の文字枠の間隔を指定します。この値は、グリッドの升目の間隔として使用されます。
行間
グリッドの間隔を指定します。この値は、1 行目のグリッドの升目の下(または左)から、次行のグリッドのマス目の一番上(または右)までの距離として使用されます。ここでマイナスの値を設定すると、段落パネルメニューの「ジャスティフィケーション」の「自動行送り」の値が自動的に 80 %(デフォルトは 100 %)に設定されます。これは、グリッド揃えでは、テキスト属性の行送りの量によって設定されている間隔の上の行間が大きくなるだけであるためです。テキストに設定されている行送りの値を変更すると、グリッド揃えによりテキスト行が広がって最も近いグリッドラインに一致するときの動作が変わります。
行揃え
テキストの行揃えを指定するオプションを選択します。例えば、縦組みフレームグリッドで「上揃え」を選択すると、各行の先頭がフレームグリッドの上辺に揃えられます(詳しくは、テキストの整列または均等配置を参照してください)。
グリッド揃え
オプションを選択して、テキストを仮想ボディ、平均字面、欧文ベースラインのどこに揃えるかを指定します(詳しくは、ベースライングリッドに対する段落の揃えを参照してください)。
文字揃え
行内の最も大きい文字に小さい文字を揃える方法を指定するオプションを選択します。
文字数
フレームグリッドの寸法と文字数を表示する場所を指定するオプションを選択します(詳しくは、フレームグリッドの文字数情報の表示または非表示を参照してください)。
表示
フレームの表示方法を指定するオプションを選択します。「文字枠」は、グリッドと行で構成されるフレームグリッドを表示します。「N / Z 表示」は、紺色の斜線でフレームグリッドの方向を表示しますが、斜線はテキストを挿入すると消えます。「揃え表示」は、行だけのフレームグリッドを表示します。「揃え」は、フレームの行揃えを表示します。「文字枠と N / Z」は 2 種類を併せた表示となります。
A. グリッド表示 B. N / Z 表示 C. テキストが挿入された揃え表示 D. 「文字枠と N / Z」表示
文字
行の文字数を指定します。
行数
段の行数を指定します。
段数
フレームグリッドの段数を指定します。
段間
段組の間隔を指定します。
フレームグリッドが何も選択されていない状態でフレームグリッド設定ダイアログボックスの設定を変更すると、その設定がフレームグリッドのデフォルトになります。
グリッド設定を使用して、文字間隔を調整することもできます
テキストフレームとフレームグリッドの変換
プレーンテキストフレームをフレームグリッドに変換したり、フレームグリッドをプレーンテキストフレームに変換することができます。
プレーンテキストフレームがフレームグリッドに変換されると、ストーリー内の文字スタイルまたは段落スタイルが適用されていないテキストには、フレームグリッドのドキュメントデフォルトが適用されます。
プレーンテキストフレームには、直接グリッドフォーマットを適用することはできません。プレーンテキストフレームをフレームグリッドに変換した後、段落スタイルが適用されていないテキストを使用するフレームグリッドに定義済みのグリッドフォーマットを適用することでグリッドフォーマットの属性を適用することができます。
また、テキストフレームをフレームグリッドに変換すると、フレームの上または下、左または右に余白が作成される場合があります。この余白は、グリッドフォーマットで設定されているフォントサイズや行送り値で、テキストフレームの幅と高さが割り切れない場合に表示されるものです。フレームグリッドのハンドルを選択ツールでドラッグして調整すると、この余白はなくなります。テキストフレームをフレームグリッドへ変換した際には、変換によってできた余白分を調整してから、テキストの編集を行ってください。
プレーンテキストフレームからフレームグリッドへの変換
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テキストフレームを選択し、次のいずれかの操作を行います。
オブジェクト/フレームの種類/フレームグリッドを選択します。
書式/ストーリーを選択して、ストーリーパネルを表示します。「フレームの種類」で、「フレームグリッド」を選択します。
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ストーリーのテキストをグリッドの属性で再フォーマットする場合は、フレームグリッドを選択した状態で、編集/グリッドフォーマットの適用を選択します。
フレームグリッドからのグリッドの削除
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フレームグリッドを選択し、次のいずれかの操作を行います。
オブジェクト/フレームの種類/テキストフレームを選択します。
書式/ストーリーを選択して、ストーリーパネルを表示します。「フレームの種類」で、「テキストフレーム」を選択します。
フレームグリッドの文字数情報の表示または非表示
フレームグリッドの文字数は、デフォルトでフレームグリッドの一番下に表示されます。ここには、文字数、行数、グリッドの総数、実際の文字数が表示されます。
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表示/グリッドとガイド/文字数を表示または表示/グリッドとガイド/文字数を隠すを選択します。
文字数の表示のサイズおよび位置を指定するには、テキストフレームを選択し、オブジェクト/フレームグリッド設定を選択します。「表示オプション」で、文字数、表示、サイズを指定し、「OK」をクリックします。