使用可能な InDesign CC のアップデート
詳しくは、新機能の概要を参照してください。
使用可能な InDesign CC のアップデート
詳しくは、新機能の概要を参照してください。
InDesign の新機能
Creative Cloud の有償メンバーは、Web およびデスクトップの Typekit フォントライブラリにアクセスできます。通常、Creative Cloud デスクトップアプリケーションを使用してコンピューター上の Typekit フォントを同期しますが、InDesign 内から Typekit フォントを参照したり、同期したりできるようになりました。
Typekit デスクトップフォントは InDesign と完全に連携します。このシームレスな統合により、InDesign で以下を簡単に行えるようになりました。
InDesign パッケージファイルを作成する際、Typekit フォントはパッケージすることができません。ただし、PDF または EPUB などの電子ドキュメントで印刷して使用することができます。
詳しくは、 Typekit フォントの使用(記事)Typekit デスクトップフォントとフォントメニューの機能強化(ビデオ)(英語)をご覧ください。
InDesign CC での機能強化
InDesign のこのリリースでは、ハイパーリンクの作成、編集、管理における主な弱点が補強されています。
InDesign でのハイパーリンクの作成が非常に簡単になりました。右クリックだけでハイパーリンクを作成できます。ハイパーリンクでハイパーリンク文字スタイル(青色で下線付き)を適用できるようになりました。また、InDesign では、テキスト以外のオブジェクトに、ボタン情報に似た情報(オブジェクトのフレームを囲む点線など)を作成できるようになりました。
ハイパーリンクを作成するには:
選択したテキストまたはオブジェクトを右クリックし、ハイパーリンク/新規ハイパーリンクを選択します。新規ハイパーリンクダイアログボックスが表示されます。
適切なハイパーリンク先 URL を指定します。
初期設定では、ハイパーリンクスタイルが選択したテキストまたはオブジェクトに適用されます。テキストの場合、別のスタイルをスタイルドロップダウンから簡単に選択できます。テキスト以外のオブジェクトの場合、デザイン時の視覚的な識別子がリンクに適用されます(レイヤーの色を継承した色でオブジェクトを囲む点線など)。
ハイパーリンクを編集ダイアログを使用して初期設定を「共有の移動先」にすることは、非常に煩雑な作業でした。編集機能を右クリックで使用できるようになり、ダイアログで自動的に編集中のハイパーリンクの形式をポイントできるようになりました。
既存のハイパーリンクを編集するには、選択したテキストまたはオブジェクトを右クリックし、ハイパーリンク/ハイパーリンクを編集を選択します。ハイパーリンクを編集ダイアログボックスが、既に選択したリンクの種類とともに表示されます。
パネルでのハイパーリンクの管理を簡素化するため、ハイパーリンクパネルが改良されました。
詳しくは、ハイパーリンクの簡易化(ビデオ)(英語)をご覧ください、
InDesign CC での機能強化
InDesign の EPUB 機能に多数の重要な改良や拡張機能が追加されました。(すべての変更の一覧を表示するには、InDesign_EPUB_Changes_CC_9.0_to_9.2.pdf を参照してください。)
表示するページでポップアップする脚注の作成
iBooks Reader のポップアップ脚注に新しいコントロールが追加されました(EPUB3 の脚注の配置オプションの「ポップアップ表示」)EPUB 書き出しオプションダイアログの「脚注の配置」オプションで、配置オプションを一覧表示するドロップダウンが表示されるようになりました。
この新しいオプションは、脚注参照と脚注コンテンツラッパーのマークアップを変更し、iBooks Reader でのポップアップ脚注を有効にします。リーダーが脚注参照を処理するときにのみ、脚注テキストが表示されます。
書き出されるテキストのカラー、テーブル、先頭文字スタイルのより正確な表現
InDesign で、段落スタイルの文字カラーなどのカラー属性を CSS プロパティに適切にマップできるようになりました。段落スタイルの適用時には、グラデーションカラーもサポートされます。
スタイルに関連付けられたクラスなど、適用されたセルスタイルのマークアップも生成されるようになりました。また、適用されたセルスタイルやセル属性オーバーライドに加え、局部的なセルスタイルも生成され、適切に書き出されます。
重要な問題を解決することにより、先頭文字スタイルやドロップキャップのサポートも改善されています。
ネイティブの InDesign オブジェクト、画像、グループの CSS 処理の向上
オブジェクトに適用する変形(グラフィックを含むオブジェクトの回転など)が CSS に適切にマップされるようになりました。グラフィック、オーディオ、ビデオオブジェクトコンテンツ、およびグループに生成された CSS に、変形を正確にマップできます。
グラフィックに適用された変形と、CSS にマップした例
div._idGenPageitem-2 {
-webkit-transform:translate(0.000px,0.000px) rotate(330.000deg) skew(0.000deg) scale(1.000,1.000);
-webkit-transform-origin:50% 50%;
display:inline-block;
height:173px;
width:230px;
}
箇条書きおよび自動番号処理の向上
GID/フォント付きカスタム箇条書きは、標準の箇条書き文字に置き換えられています。カスタム箇条書きではフォントの埋め込みもサポートされます。EPUB3 書き出しでは、追加の CSS list-style-type 値がサポートされます。
CSS プロパティ内でのリストタイプとテキストの配置に追加されたサポート
InDesign で CJK および ME の CSS プロパティのサポートが追加されました(list-style-type、-epub-text-align-last、および段落でのグラデーション)。
日本語
InDesign では、モノルビと自動縦中横設定がサポートされるようになりました。ルビや、縦中横および自動縦中横設定を含む日本語用縦組みコンポジションのサポート向上により、日本市場に向けた適切な EPUB を作成できます。
中東言語
dir タグ属性で、段落と文字の方向がサポートされるようになりました。これにより、右から左に記述する言語の操作性が向上し、アラビア市場に対応した EPUB を作成することができます。
「オブジェクト書き出し」オプションをコンテキストメニューで使用できるようになりました。
詳しくは、EPUB の機能強化(ビデオ)(英語)をご覧ください。
InDesign CC での機能強化
ドキュメントステータスバーで、現在アクティブなプリフライトプロファイルの名前が表示されるようになりました。そこで名前を変更できます。
フォント適用中の保護を有効にする設定を欧文フォントにも適用できます。
以前のバージョンの InDesign では、他のドキュメントへの複数の相互参照を含むドキュメントでのテキスト入力で遅延が発生することがありました。これは特に相互参照が複数のドキュメントをポイントし、これらのドキュメントが開いていない場合に発生していました。
この問題は解決されました。参照先のドキュメントがすべて閉じていても、ドキュメントでのテキストの入力は遅延しません。
テキストの選択またはハイライトの動作が、InDesign CS6 のときの方法に戻されました。システム(OS)のハイライトカラーがテキストのハイライトに使用されることはなくなります。この変更はレイアウトテキストの選択およびハイライトのみに行われます。ストーリーエディターの動作は CC と同じです。