ビデオ | Prelude でクリップ、サブクリップ、およびシーケンスを整理する

ビデオ | Prelude でクリップ、サブクリップ、およびシーケンスを整理する
Prelude でクリップを整理する方法について学びます。
Jeff Sengstack

ファイルベースのビデオカメラで録画および録音されたビデオとオーディオは、デジタルファイルに保存されています。インジェストは録画および録音されたメディアからデータを転送する(または、別の形式へのトランスコーディング)プロセスです。

Adobe Prelude にムービークリップをインジェストする前に、プロジェクトを作成します。Prelude では、作成するプロジェクトごとにプロジェクト(.plproj)ファイルが作成されます。

プロジェクトファイルには、インジェストするソースファイルへの参照のみが格納されます。このため、プロジェクトファイルのサイズは非常に小さいままです。

インジェストのためにサポートされるファイル形式

ビデオ、オーディオのみ(AIFF、MP3 および WAV)、および静止画ファイル(Adobe Illustrator、Adobe Photoshop、Bitmap、GIF、JPEG、PNG、TIFF およびアイコンファイル)を Prelude にインジェストできます。

注意:

静的メタデータだけが Prelude の静止画像に関連付けられます。ラフカットに含めるために、150 フレームのデフォルトのデュレーションが静止画像に割り当てられます。このデフォルトのデュレーションは環境設定(環境設定/一般)で調整できます。Prelude の静止画像には、マーカーは関連付けられていません。

Panasonic P2 形式

Prelude では、DV、DVCPRO、DVCPRO 50、DVCPRO HD または AVC-I 形式のビデオで、MXF の一種である Panasonic の Op-Atom 形式をサポートしています。

P2 ファイル構造のルートフォルダーは、CONTENTS フォルダーです。各本質的要素(ビデオやオーディオの要素)は、個別の MXF ラッパーファイルに含まれています。ビデオ MXF ファイルは VIDEO サブフォルダー、オーディオ MXF ファイルは AUDIO サブフォルダーに含まれています。CLIP サブフォルダーに入っている XML ファイルには、本質的ファイルとそれに関連するメタデータ間の関連性が含まれています。

お使いのコンピューターで P2 カードを読み取るためには、適切なドライバーをインストールする必要があります。このドライバーは、Panasonic の Web サイトからダウンロードできます。また、Panasonic は、P2 カードに保存されているメディアを参照および再生することが可能な P2 ビューアアプリケーションも提供しています。

注意:

P2 ファイルで特定の機能を使用するには、最初にファイルのプロパティを読み取り専用から読み取りおよび書き込みに変更します。例えば、タイムコードダイアログボックスを使用してクリップのタイムコードメタデータを変更するには、最初にファイルのプロパティを読み取りおよび書き込みに変更します。オペレーティングシステムのファイルエクスプローラーを使用して、ファイルのプロパティを変更します。

XDCAM 形式と AVCHD 形式

XDCAM HD ビデオカメラで撮影したビデオファイルは、MXF 形式で CLIP フォルダーに保存されます。XDCAM EX ビデオカメラは、MP4 ファイルを BPAV という名前のフォルダーに書き込みます。

XMPilot は Sony 製の一部の XDCAM HD カメラ用のオプションのアドオンです。Prelude は XMPilot の 計画メタデータを静的メタデータに変換します。Essence マーカーがコメントマーカーに変換されます。作成中に収集され、XMPilot システムに追加されたメタデータがポストプロダクション中ずっと維持されるようになりました。

AVCHD ファイルを使用するときは、フォルダー構成を維持するようにしてください。RAW MTS ファイルは Prelude にログインできません。

HEVC 形式 Prelude CC は HEVC ファイル形式をサポートします。

HEVC(High Efficiency Video Coding)は、H.265 形式を使用してビデオファイルを圧縮するビデオコーデックです。

プロジェクトの作成/既存プロジェクトを開く

スタートアップスクリーンのオプションを使用すると、プロジェクトを作成したり、既存のプロジェクトを開いたりできます。

プロジェクトが既に Prelude で開かれている場合、次のオプションから選択します。

  • プロジェクトを作成するには、ファイル新規プロジェクトを選択します。または、Ctrl + Alt + N キー(Windows)、Cmd + Opt + N キー(Mac OS)を押します。プロジェクトファイルの名前および位置を指定します。
  • 既存プロジェクトを開くには、ファイルプロジェクトを開くを選択します。または、Ctrl + Shift + O キー(Windows)、Cmd + Shift + O キー(Mac OS)を押します。プロジェクトファイルの位置に移動して開きます。

ムービークリップのインジェスト

ムービークリップの全体をインジェストすることも、クリップの選択部分をインジェストすることも(部分インジェスト)できます。また、複数のエンコーディングオプションを使用して、選択したムービークリップをトランスコードすることもできます。

  1. ファイルインジェストを選択します。または、Ctrl + I キー(Windows)、Cmd + I キー(Mac OS)を押します。

    注意:

    ファイルを指定されたビンにインジェストするには、「インジェスト」をクリックする前に、プロジェクトパネルでビンを選択します。

  2. メディアが格納されているフォルダーに移動し、フォルダーをクリックします。フォルダーの内容が中央のパネルに表示されます。

    注意:

    ヒント:以前に内容をインジェストしたフォルダーにアクセスするには、パネル上部にあるメニューを使用します。

  3. 要件に応じて、次の操作を行います。

    • 内容をサムネールとして表示するには、アイコン表示 ボタンをクリックします。
    • 内容をリストとして表示するには、リスト表示 ボタンをクリックします。
    • ムービークリップの内容をすばやくプレビューするには、サムネール上でカーソルをドラッグします。サムネールをクリックして再生ヘッドを使用すると、ムービーをスクラブすることもできます。または、JKL キーを使用して、選択したサムネールの再生を制御します。
    • パネル内のムービークリップのサムネールサイズを変更するには、ズーム スライドバーを使用します。
    • 特定のファイルの種類のファイルを表示するには、ファイルの種類メニューからオプションを選択します。複数のオプションを選択するには、手順を繰り返します。デフォルトでは、Prelude でサポートされるすべてのファイルの種類が表示されます。
    • 特定のソースからのファイルを表示するには、表示形式メニューからオプションを選択します。デバイスからインジェストする場合は、コンピューターに接続されていることを確認してください。
    • インジェストするクリップを選択するには、対応するチェックボックスをクリックします。「すべてチェック」をクリックしてインジェストするすべてのクリップを選択します。
  4. クリップの特定部分をインジェストするには(部分インジェスト)、そのサムネールをクリックします。JKL キーボードショートカットを使用するか、再生ヘッドをドラッグしてクリップ間を移動します。目的の位置で I キーおよび O キーを押してインポイントとアウトポイントを設定します。

    この機能を使用する場合は、「トランスコード」オプションが有効であることを確認してください。トランスコーディングは部分インジェストに必須です。

  5. インジェストするファイルの位置を指定するには、「クリップを保存先に転送」を選択し、次の操作を行います。

    1. 転送されたファイル用のフォルダーを変更するには、プライマリ保存先メニューで「場所を参照」を選択し、保存先フォルダーを選択します。
    2. (オプション)選択したフォルダー内に転送したファイル用のサブフォルダーを作成するには、「サブフォルダーを追加」をクリックします。サブフォルダーの名前を指定します。サブフォルダーを作成すると、同じ名前のファイルを誤って上書きすることを回避できます。
  6. メディアファイルをトランスコーディングせずに転送するには、「トランスコード」オプションを選択解除したままにします。

    コピーしたファイルがオリジナルのファイルと同じかどうか確認するには、「確認」を選択します。このオプションは、「トランスコード」オプションが無効である場合に、プライマリ保存先に対してのみ使用できます。

    MD5 の比較:MD5 のチェックを行い、ソースファイルがインジェストしたファイルと同じかどうか確認します。
    ファイルサイズの比較
    :インジェストしたファイルのファイルサイズがオリジナルのムービークリップと同じであるかどうかを確認します。
    ビット単位での比較:CRC チェックを行い、ソースファイルのチェックサムが、インジェストしたファイルと同じかどうかを確認します。ファイルが異なる場合、チェックサムが一致しないため、テストが失敗します。

    MD5
    インジェストしたファイルの MD5 の確認

  7. インジェストするファイルのトランスコーディング設定を指定するには、「トランスコード」を選択します。サブメニューを使用して、ファイルのトランスコーディングプリセットを指定します。さらにプリセットを指定するには、Adobe Media Encoder でプリセットを追加します。プリセットが Prelude に反映されます。

    ご使用のコンピューターに Adobe Premiere Pro がインストールされている場合、いくつかの選択したクリップを 1 つのムービークリップに結合するには「クリップの組み合わせ」を選択します。ムービークリップの名前を指定します。インジェスト後、新しく組み合わされたクリップはプロジェクトパネルに表示されます。

  8. 選択したファイルを複数の形式でトランスコーディングする場合や、複数の位置にファイルを転送する場合には、「保存先を追加」をクリックします。手順を繰り返します。

    注意:

    インジェスト完了時には、プライマリ保存先に転送されたファイルだけが Prelude プロジェクトパネルに表示されます。

  9. 「インジェスト」をクリックします。

ファイルは、Adobe Media Encoder を使用してトランスコードされます。トランスコード処理が完了すると、トランスコードされたファイルが保存先フォルダーに表示されます。

トランスコードを一時停止またはキャンセルするには、プログレスバーで対応するボタンを使用します。

インジェスト中にファイル名を変更する

ファイル名を変更する前に、Prelude によって提供される様々なパラメーターに基づいてプリセットを作成できます。その後、プリセットを使用して、インジェスト中に選択したファイルの名前を変更します。

ディスク上のファイル名を変更することは、「クリップを保存先に転送」が有効になっていて、QuickTime などの単純なファイルを想定しています。

(P2 のような)複雑なフォルダー構造の一部となっているファイルの名前は変更されません。このような場合、新しい名前がメタデータに保存され(ダブリンコアタイトル)、クリップ名として表示されるため、新しい名前が Prelude プロジェクトに表示されます。

  1. インジェストダイアログのファイル名変更パネルで、「ファイル名を変更」を選択します。

  2. 次のいずれかの操作をします。

    • プライマリ保存先にコピーされたムービークリップおよびその他の保存先のコピーに新しい名前変更プリセットを適用するには、「すべての保存先に適用」を選択します。
    • プライマリ保存先にインジェストされたクリップだけに新しい名前変更プリセットを適用するには、「プライマリの保存先のみに適用」を選択します。
  3. ファイルの名前変更のためのプリセットを作成するには、次のようにします。

    1. 名前変更プリセットのリストの横にある下向き矢印アイコンをクリックし、「新規プリセット」を選択します。
    2. 「+」をクリックして、カスタム名前変更プリセットに要素を追加します。以下のいずれかを選択します。
      • 自動増分では、ファイル名に関連付けられている番号を増分します。名前を 1、01、001、0001 とインクリメントするよう選択できます。
      • カスタムテキストで、必要に応じてテキストを入力します。例えば、プロジェクト名や 2 つの要素間の識別子に対応するテキストを入力できます。
      • 日付では、ファイルに関連付けられたタイムスタンプを使用して、ファイルに名前を付けます。
      • ファイル名では、元のファイル名(拡張子なし)を新しい名前の要素として使用します。
    3. 保存」をクリックして、プリセットを保存します。プリセットの名前を入力します。名前にはスペースを含めないでください。
    4. その他の要素を追加するには、「+」ボタンをもう一度クリックします。
  4. 変更を保存せずにファイル名変更パネルに戻るには、「x」をクリックします。プリセットを削除するには、「ゴミ箱」アイコンをクリックします。

ファイルの名前変更プリセットを編集する

  1. メニューからプリセットを選択します。
  2. メニューの横にある下向き矢印をクリックし、「編集」を選択します。
  3. 必要に応じて値を編集し、「保存」をクリックします。
  4. 別の名前でプリセットを保存するには、「別名で保存」を選択します。プリセットの新しい名前を入力します。

注意:

他のユーザーがプリセットを修正できないように、ファイルメタデータプリセットをシステム全体の位置に保存できます。共有の場所は C:\Users\Public\Documents\Adobe\Prelude\3.0\Presets\Metadata(Windows)および /Users/Shared/Adobe/Prelude/3.0/Presets/Metadata(Mac OS)です。

ファイルの名前変更プリセットを共有する

一貫性のある命名規則は、共同作業によるワークフローで役立つ場合があります。指定した場所にプリセットを作成すると、複数のユーザーで共有できます。プリセットを共有するユーザーは、プリセットファイルを Prelude に読み込むことができます。読み込むと、Prelude はプリセットをコンピューター上の適切な場所にコピーします。 

プリセットを読み込むには、プリセットメニューの横にある下向き矢印をクリックし、「プリセットの読み込み」を選択します。読み込むプリセットを選択し、「開く」をクリックします。

すべてのプリセットがコンピューター上の特定の場所に保存されます。コンピューター上のプリセットを検索するには、プリセットメニューの横になる下向き矢印をクリックし、「Explorer で表示」または「Finder で表示」を選択します。

インジェストするファイルにメタデータを追加する

メタデータを Prelude にインジェストする前に、ムービークリップに追加できます。メタデータは、メタデータパネルに反映されます。

インジェスト中のファイルの名前変更と同様に、 XMP メタデータとしてインジェストされる各クリップに適用されるカスタムフォーム(またはスキーマ)を作成します。メタデータプリセットは共有したり読み込んだりできます。メタデータの共有は、チームがアセットやコンテンツを整理する際に使用できるメタデータの一貫したセットを確立するのに役立ちます。

  1. インジェストダイアログのファイルメタデータパネルで、「ファイルメタデータを追加」を選択します。

  2. 次のいずれかの操作をします。

    • プライマリ保存先にコピーされたムービークリップおよびその他の保存先に保存されたコピーに新しいプリセットを適用するには、「すべての保存先に適用」を選択します。
    • プライマリ保存先にインジェストされたクリップだけに新しいプリセットを適用するには、「プライマリの保存先のみに適用」を選択します。
  3. プリセットを作成するには、次のようにします。

    1. メタデータプリセットのリストの横にある下向き矢印アイコンをクリックし、「新規プリセット」を選択します。
    2. 「+」をクリックし、メタデータフィールドを追加します。
    3. メタデータフィールドの名前を入力します。名前にはスペースを含めないでください。
    4. 必須フィールドについては、アスタリスク(*)の横にあるチェックボックスをクリックします。
    5. オプションで、メタデータの値を入力にプリセットの値を入力します。
    6. 保存」をクリックして、プリセットを保存します。
    7. その他のフィールドを追加するには、「+」ボタンをもう一度クリックします。

    注意:

    メタデータ名とメタデータ値をまとめてメタデータペアまたはキーと値のペアと呼びます。名前にデフォルト値を使用するように選択することも、インジェスト中に動的に値を追加するように選択することもできます。 

  4. プリセットを編集するには、次の操作を行います。

    1. メニューからプリセットを選択します。
    2. メニューの横にある下向き矢印をクリックし、「編集」を選択します。
    3. 必要に応じて値を編集し、「保存」をクリックします。
    4. 別の名前でプリセットを保存するには、「別名で保存」を選択します。プリセットの新しい名前を入力します。
  5. プリセットを読み込むには、プリセットメニューの横にある下向き矢印をクリックし、「プリセットの読み込み」を選択します。読み込むプリセットを選択し、「開く」をクリックします。

    すべてのプリセットがコンピューター上の特定の場所に保存されます。コンピューター上のプリセットを検索するには、プリセットメニューの横になる下向き矢印をクリックし、「Explorer で表示」または「Finder で表示」を選択します。

    注意:

    共同作業時に、他の編集者とプリセットを共有できます。

  6. 変更を保存せずにメタデータパネルに戻るには、「x」をクリックします。プリセットを削除するには、「ゴミ箱」アイコンをクリックします。

注意:

他のユーザーがプリセットを修正できないように、ファイルメタデータプリセットをシステム全体の位置に保存できます。共有の場所は C:\Users\Public\Documents\Adobe\Prelude\3.0\Presets\Metadata(Windows)および /Users/Shared/Adobe/Prelude/3.0/Presets/Metadata(Mac OS)です。

別の場所に移動されたファイルへの再リンク

プロジェクトファイルには、インジェストされたファイルの場所への参照が含まれます。これらのファイルをコンピューター上の別の場所に移動すると、プロジェクトでは使用できなくなります。移動されたファイルをプロジェクトで引き続き使用するには、Prelude のオプションを使用してそれらのファイルを再リンクします。

プロジェクトを最後に開いた後にファイルを移動した場合、そのファイルが含まれているプロジェクトを開くと、それらのファイルのリストが表示されます。「はい」をクリックし、現在の場所を指定してファイルを再リンクしてください。ファイルの再リンクを選択しない場合は、後で手動でファイルを再リンクすることもできます。

  1. プロジェクトパネルでオフラインアイコン が付いているファイルを右クリックし、「再リンク」を選択します。同じ場所にある複数のファイルを選択する場合は、Ctrl/Cmd キーを押しながらクリックするか、Shift キーを押しながらクリックします。
  2. ファイルが含まれているフォルダーに移動して、ファイルを選択します。Prelude はこの場所を使用して選択範囲の他のすべてのファイルを再リンクします。
  3. 開く」をクリックします。

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