マニュアル キャンセル

RoboHelp(2020 release)アップデート 6 の新機能

注意:

RoboHelp(2020 release)アップデート 6 は、FrameMaker(2020 release)アップデート 3 とのみ互換性があります。

RoboHelp(2020 release)アップデート 6 をシームレスに利用するためには、FrameMaker(2020 release)アップデート 3 にアップグレードする必要があります。ただし、FrameMaker(2020 release)アップデート 3 より前のバージョンをお使いの方は、RoboHelp(2020 release)アップデート 6 へのアップグレードは行わないでください。

Adobe RoboHelp(2020 release)アップデート 6 には、新しいナレッジベース出力プリセットとして使用可能な Adobe Experience Manager(AEM)、Word 出力にヘッダーとフッターを個別に追加可能なオプション、ハイパーリンクをクロスリファレンスに変換する新しいスクリプト、フレームレス出力に静的なヘッダーとフッターを設定するオプション、用語集ホットスポットツール、検索機能の強化、CSS リストエディターの機能強化、およびバグ修正が含まれています。

詳細については、各セクションをご覧ください。

この資料で扱われている内容は、以下のとおりです。

アップデートのインストール

インターネットに接続されていることを確認します。

RoboHelp 2020 release のアップデート 6 をインストールするには、ヘルプ/アップデートを確認をクリックします。

その後、画面の指示に従います。

詳しくは、コミュニティの投稿を参照してください。

新機能および変更された機能

Adobe Experience Manager への公開

Adobe RoboHelp の公開機能が強化され、ナレッジベースを Adobe Experience Manager(AEM)に直接公開できるようになりました。Adobe Experience Manager(AEM)は、Web サイト、モバイルアプリ、およびフォームを構築するための包括的なコンテンツ管理ソリューションです。このソリューションを使用すると、マーケティング用のコンテンツやアセットを簡単に管理することができます。

Adobe Experience Manager のコンテンツ管理機能を使用して RoboHelp のコンテンツを公開することで、コンテンツの利用者は、公開されたコンテンツを大いに活用できるようになります。

公開プロファイルとプリセットのセットアップ、およびプリセットの設定に関する詳細は、「Adobe Experience Manager への公開」を参照してください。

ナレッジベースプリセットとして AEM を選択
ナレッジベースプリセットとして AEM を選択

静的なヘッダーとフッター

この機能を使用すると、コンテンツがスクロールしてもヘッダーとフッターを出力に固定させることができます。この場合、ヘッダーまたはフッターが常に画面に表示されます。今回、スキンエディターの「ホームページ」セクションと「トピックページ」セクションに 2 つのトグルスイッチを追加しました。

ヘッダーとフッターを追加
ヘッダーとフッターを追加

ハイパーリンクをクロスリファレンスに変換するスクリプト

RoboHelp の今回のリリースでは、プロジェクト内のハイパーリンクをクロスリファレンスに変換するスクリプトを追加しました。

このスクリプト(CrossRefConverter)は、スクリプトパネルで使用できます。このスクリプトを実行すると、トピックに含まれる利用可能なすべてのハイパーリンクが解析され、クロスリファレンスに変換されるハイパーリンクが表示されます。

変換スクリプト
変換スクリプト

Word 出力プリセットのヘッダーとフッター

今回のアップデートでは、Word ドキュメントでヘッダーとフッターを個別に追加可能なマスターページを追加するオプションが導入されました。PDF 出力と同様に、Word 出力で偶数ページと奇数ページを指定できます。

今回の変更によって、マスターページから取得した CSS ファイルを Word 出力に適用できるようになりました。

ヘッダーとフッターを個別に追加
ヘッダーとフッターを個別に追加

用語集ホットスポット

用語集ホットスポットツールでは、トピック内の用語が検索され、それらの用語がトピック内のリンクに変換されます。出力を生成またはプレビューしながら、拡張ホットスポットに変換するすべての用語をマークできます。

また、トピック内の用語を通常のテキストに変換することもできます。

詳しくは、「用語集ホットスポットツール」を参照してください。

用語集ホットスポットツール
用語集ホットスポットツール

リストエディターの機能強化

今回のリリースでは、リストエディターが簡素化され、高度な編集を有効にするチェックボックスが追加されました。 デフォルトでは、ほとんどのユーザーに適するように、このチェックボックスは無効になっています。 番号の幅を変更したり、番号とテキストの間のマージンを変更したり、番号パターンの書式を設定したり、番号に画像を使用したりする場合は、このオプションを有効にしてください。

検索機能の強化

特殊文字を検索するには、出力プリセットの検索設定に特殊文字を追加する必要がありました。 今回のアップデートでは、数字や$、#、@、&、%などの一般的な特殊文字を追加する必要はなく、デフォルトで検索可能になりました。 なお、その他の文字については、検索設定に追加する必要があります。 また、「;」、「/」、「-」、「*」の 4 文字は検索対象にできません。

Word 画像の出力と入力の改善

画像の寸法は、画質、画像サイズ、大きな画像を読み込む際の待ち時間などの点において、プロジェクトの出力に大きく影響します。

Word 出力で画像のサイズを変更すると、特に寸法が変更された場合に好ましい結果が得られていませんでした。画像の表示サイズを変更する設定を適用すると、画像がページの端からはみ出します。

このリリースで、画像の読み込みと書き出しの両方が強化され、サイズ変更された画像が指定された寸法に合わせて縮小されるようになりました。

トピックの画像

ピクセル値の大きい寸法の RoboHelp プロジェクト内の画像は、最終的な Word 出力では切り落とされます。これは、画像のサイズがページの幅よりも大きいためです。この問題は Update 6 で解決され、フレームに合わせて画像のサイズが変更するようになりました。

表の画像

表に追加されたピクセル値の大きい寸法の RoboHelp プロジェクト内の画像は、最終的な Word 出力では切り落とされます。

これは、表の幅がページの幅よりも大きいためです。この問題は Update 6 で解決され、表の寸法内でフレームに合わせて画像のサイズが変更するようになりました。

画像のサイズ変更の問題は、Word 出力で修正されました。以下のシナリオでは、大きな画像に縮小して合わせるが適用されます。

  • 固定されたアスペクト比の画像。
  • 固定されたアスペクト比ではない画像。
  • 表内の画像。
  • ヘッダーとフッターセクションに追加された画像。
  • テンプレート内にマッピングされた画像スタイル。

画像の高さや幅にかかわらず、見えるサイズの写真がフレームに合うようになりました。

このリリースで修正されたバグ

このリリースで修正されたバグの一覧を確認するには、解決済みの問題を参照してください。

ご質問または共有するアイデアがある場合

Adobe RoboHelp コミュニティに参加して、ご質問やアイデアをお送りください。皆様からのご意見をお待ちしております。

ヘルプをすばやく簡単に入手

新規ユーザーの場合