Adobe セキュリティ速報

Adobe InDesign に関するセキュリティアップデート公開 | APSB22-30

情報 ID

公開日

優先度

APSB22-30

2022 年 6 月 14 日

3

要約

Adobe InDesign に関するセキュリティアップデートが公開されました。  このアップデートは、複数のクリティカルな脆弱性と 1 つの重要な脆弱性に対処します。この脆弱性が悪用されると、任意のコード実行やメモリリークにつながる恐れがあります。  

対象のバージョン

製品名

対象のバージョン

プラットフォーム

Adobe InDesign

17.2.1 以前のバージョン

Windows および macOS 

Adobe InDesign

16.4.1 以前のバージョン

Windows および macOS 

解決策

アドビは、これらアップデートを次の優先度評価に分類しており、ユーザーに Creative Cloud デスクトップアプリケーションアップデーターを使用するか、または InDesign ヘルプメニューにアクセスして「アップデート」をクリックして、ソフトウェアのインストールを更新することを推奨します。詳細については、こちらヘルプページを参照してください。

製品名

アップデートバージョン

プラットフォーム

優先度評価

Adobe InDesign

17.3

Windows および macOS

3

Adobe InDesign

16.4.2

Windows および macOS

3

マネージド環境の場合、IT 管理者は Cloud Packager を使用して展開パッケージを作成できます。 詳細については、こちらのヘルプページを参照してください。

脆弱性に関する詳細

脆弱性のカテゴリー

脆弱性の影響

深刻度

CVSS 基本スコア 

CVE 番号

ヒープベースのバッファオーバーフロー(CWE-122

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2022-30658

領域外メモリーへの書き出し(CWE-787

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2022-30659

ヒープベースのバッファオーバーフロー(CWE-122

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2022-30661

領域外メモリーへの書き出し(CWE-787

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2022-30662

領域外メモリーへの書き出し(CWE-787

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2022-30663

領域外メモリーへの書き出し(CWE-787

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2022-30665

領域外メモリーへの書き出し(CWE-787)

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2022-30660

ヒープベースのバッファオーバーフロー(CWE-122

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2022-34245

ヒープベースのバッファオーバーフロー(CWE-122

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2022-34246

領域外メモリーへの書き出し(CWE-787

任意のコード実行

クリティカル

7.8

CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2022-34247

領域外メモリー参照(CWE-125

メモリリーク

重要

5.5

CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:N/A:N

CVE-2022-34248

謝辞

この問題を報告し、ユーザーの保護にご協力いただいた以下の研究者の皆様に対し、アドビより厚く御礼を申し上げます。

  • Trend Micro の Zero Day Initiative の Mat Powell 氏(CVE-2022-30658、CVE-2022-30659、CVE-2022-30661、CVE-2022-30662、CVE-2022-30663、CVE-2022-30665、CVE-2022-30660、CVE-2022-34245、CVE-2022-34246、CVE-2022-34247、CVE-2022-34248)

更新履歴:

  • 2022 年 7 月 13 日:情報 APSB22-30 を更新しました。今回の更新では、CVE-2022-34245、CVE-2022-34246、CVE-2022-34247、CVE-2022-34248 が追加されました。





詳しくは、https://helpx.adobe.com/jp/security.htmlを参照するか、PSIRT@adobe.com 宛てに電子メールでお問い合わせください

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